競艇場の特徴を知れば舟券の的中率は確実にアップする!
競艇の着順を予想するために必要不可欠なのが競艇場ごとの特徴を把握しておくことです。
競艇はどの競艇場でも「1周600メートルのコースを3周する」というルールに変わりはありませんが、競艇場はすべて同じように見えて、実は細かいところを見るとさまざまな違いがあります。
その違いは、レースの展開や着順にも大きく影響します。
今回は、各競艇場の特徴について詳しく解説していきます。
競艇場の特徴を知ることで、的中率を上げることができますので、是非参考にしてみてください!
全国に競艇場はいくつあるの?
競艇場は全国に24ヶ所あります。
競艇場の数を見ても分かるとおり、47都道府県すべてに競艇場があるわけではありません。
全国でもっとも北にあるのは群馬県にある「桐生競艇場」です。
群馬県よりも北に競艇場がないということは、東北地方や北海道には競艇場がひとつもないということになります。
どうして東北地方と北海道に競艇場がないのかというと、競艇は水上を走る競技ですが、東北地方や北海道のような冬の寒さが厳しい地方だと、河川や湖が凍結してしまうのが原因です。
当然競艇場のレース場も冬場は凍ってしまい、レースそのものが開催できなくなります。
そのため、これらの地方は競艇のレースを実施するにはふさわしくないという理由でこのような配置となっているのです。
しかし、全国各地にある「ボートピア」という場外発売場や、「テレボート」というネット投票を利用することで、これらの地域に住んでいてもすべてのレースの舟券を購入できます。
それぞれの競艇場の差について
全国24か所ある競艇場のそれぞれの差について大きく分けると、「インの強さ」「静水面か難水面か」「予想がしやすいかどうか」「払戻金の金額」の4つに分けることができます。
インの強さは、それぞれの競艇場1号
インの強さは、それぞれの競艇場1号艇が1着になる確率がどれくらいかで判別することができます。
競艇はその競技の性質上、ただでさえ1号艇が1着になる確率が高いのですが、インコースが強い競艇場というのはさらにその傾向が顕著にあらわれるということになります。
したがってインの強い競艇場の舟券を購入する場合は、基本的に1号艇を1着に固定し、2着と3着がどの艇になるかを予想していくと当てやすいです。
1着の予想をしなくてもよいということもあって、競艇初心者はまずインが強い競艇場のレースからチャレンジするのがおすすめです。
静水面か難水面か
静水面か難水面かは、水質や水面の満ち引きがあるか、波の高さや風の強さ、水面の広さなどによって決まってきます。
細かい特徴は各競艇場ごとに異なりますが、静水面はレースが荒れにくく、軟水面はレースが荒れやすいため、初心者には静水面のレースがおすすめです。
ただし、静水面は荒れにくいため払戻金が安く、難水面は荒れやすいため払戻金が高額になりやすいので、穴狙いの場合は軟水面のほうがよいということを覚えておくとよいでしょう。
「予想のしやすさ」は、「インの強さ」と「静水面か難水面か」でだいたい判断できます。
インが強くて静水面な競艇場ほど予想はしやすいといえますが、その分払戻金は少ないことが多いです。
予想しやすい競艇場は、とにかく当てたいというときに利用するのがよいでしょう。
・その分払戻金は少ないことが多い
払戻金の金額
「払戻金の金額」は予想のしやすさと逆になる傾向が強く、基本的にはインが弱く難水面の競艇場ほど平均の払戻金は高くなりやすいです。
しかし、その分予想も難しいので、初心者はこの特徴を持っている競艇場のレースの舟券はあまり買わないほうがよいでしょう。
特徴ごとのランキング
それぞれの競艇場の特徴を解説すると長くなるので、「予想のしやすさ」「払戻金の高さ」「売上の多さ」の3つで競艇場をランク付けしてみました。
予想のしやすさ
予想のしやすさでランク付けすると、「大村競艇場」「徳山競艇場」「芦屋競艇場」がベスト3にランクインします。
この3つの競艇場は特に1コースの艇が1着になる確率が高いので、1号艇を軸にするだけで自然と的中率はアップするでしょう。
そのいっぽうで当てやすいため、払戻金は全体的に低くなります。
「競艇をはじめたばかりの初心者」や「鉄板のレースでとにかく舟券を的中させたい」と考えている人たちは、ここにランクインしている競艇場で実施されているレースの舟券を買うとよいでしょう。
払戻金が高い競艇場
払戻金が高い競艇場になると、「戸田競艇場」「江戸川競艇場」「平和島競艇場」の3つがランクインします。
これらの競艇場はいずれも1号艇が1着になる可能性が40パーセント台と、さきほどの予想がしやすい3つの競艇場と比べると2割近くも低くなっています。
裏を返せば4号艇より外側の艇も上位に絡んでくる可能性が十分あることになり、結果的に払戻金が全体的に高くなりやすい傾向です。
ただし、その分予想もしづらいので「予想を的中させる自信がある上級者」または「穴狙いで一獲千金を狙いたい」という人におすすめの競艇場となっています。
売り上げが大きい競艇場
最後に売り上げが大きい競艇場は、「住之江競艇場」「丸亀競艇場」「若松競艇場」の3つです。
この3つの競艇場は、ナイターレースをしています。
ナイターレースをしているということは、その分営業時間も長くなり、レースの回数も多いので売り上げが多くなるのは妥当だといえるでしょう。
ナイターレースがあるからといって舟券の予想に大きく影響はしませんが、この3つの競艇場は仕事で遅くなっても舟券を買いやすい競艇場になっています。
つまり、仕事帰りのサラリーマンが平日に楽しむことができる競艇場といえるのです。
それぞれのコースで勝率が高い競艇場とは?
競艇場はその立地や、水面などによってそれぞれ独自の特徴を持っています。
そのため競艇場によって勝率の高いコースというのがそれぞれ異なっています。
それぞれのコースでの勝率が高い競艇場を知っておくと、予想を立てるときの参考になるでしょう。
インコースが1着になりやすい競艇場
インコースは全体的に見ても1着になる確率がダントツに高いですが、そのなかでも「大村競艇場」「徳山競艇場」「芦屋競艇場」の3つの競艇場は、1号艇が1着になる確率が60パーセント以上と、平均に比べて飛びぬけて高くなっています。
初心者はまずこの3つの競艇場で予想をすると的中させやすいです。
インコースといわれる、1,2コース以外の勝率がほかの競艇場より高いところも紹介しておきましょう。
3、4コースが1着になる確率が高い競艇場
3、4コースの勝率が高い競艇場として有名なのが「戸田競艇場」です。
戸田競艇場は水面が全競艇場のなかで最も狭く、その影響で1コースの選手はスタートから斜めに走ることになります。
その結果、センターコースからの「まくり」が発生しやすいため、4号艇の勝率がほかの競艇場と比較すると高くなるのです。
6コースが1着になる確率が高い競艇場
「江戸川競艇場」は6コースの選手の勝率がすべての競艇場のなかでもっとも高いです。
江戸川競艇場は、全国一の難水面といわれており、A級選手でもターンに失敗することがあります。
そのためほかの競艇場ではほとんどチャンスのない6号艇でも、隙を突いて上位に絡む可能性が高くなるのです。
6号艇が1着になると万舟券になる可能性がとても高いので、大穴を狙いたい人は江戸川競艇場のレースをチェックしましょう。
競艇場の水質がレースに与える影響とは
競艇場の水質はその競艇場がどこに作られているかで決まり、「淡水」「海水」「汽水」の3種類に分けられます。
淡水
川や湖に造られた競艇場の水質は「淡水」になり、水面の変化があまりないことから固いレース展開になりやすいです。
海水
海に作られると「海水」になります。
海水には潮の満ち引きがあり、競艇場の水面もこの影響を強く受けます。また浮力が働くという特徴もあって、全体的にレースが荒れやすいです。
汽水
「汽水」は河口付近の競艇場の水質となり、淡水と海水が混ざることから「うねり」が発生しやすいという特徴があります。
また、河口付近は風が強かったり風向きも変わりやすいため、難水面になりやすく海水とは別の意味でレースは荒れやすいです。
レース場ごとの波の高さや風の強さも知っておこう
水質が「海水」または「汽水」の競艇場では、潮の満ち引きによって水面が上下します。
潮が引いた状態だと水面が安定するので、ターンが上手いアウトコースの選手が十分着順に絡む可能性があります。
しかし、逆に潮が満ちていると水面が不安定なのでインコースの選手がそのまま上位をキープすることが多いです。
また、潮の満ち引きの差が大きい競艇場ほど走り慣れている地元の選手が有利になりやすいなど、潮の満ち引きはレース展開に大きく影響します。
それから汽水や海水のレース場は、波の高さもチェックしておかなければいけません。
波の高さが5センチを超えるとレースに影響し始めるといわれており、波が高い競艇場も潮の満ち引きと同様、普段からその競艇場に出場する機会が多い地元選手が有利になりやすいといえます。
また、競艇場では風の強さも大きく影響します。
追い風のときはインコースの選手が有利になり、向かい風のときはアウトコースの選手が有利になりやすいです。
風はすべての競艇場で吹いているので、どのような風が吹いているかは直前情報でかならずチェックしましょう。
レースが始まる時間とモーターの交換時期もチェック
競艇ではレースの始まる時間帯によって「デイレース」「モーニングレース」「ナイターレース」の3つに分類されています。
このうち、舟券を購入するときに注意しなければいけないのが「ナイターレース」です。
ナイターレースの場合、コース内はライトで照らされてはいるものの、夜ということもあって「選手が昼のレースとの感覚の違い」に戸惑ったり、「気温や水温が昼間よりも下がる」ことによって昼間とは異なるレース展開になったりすることもあります。
したがって地元での勝率が高い選手を優先したり、勝率の高いモーターを積んでいる選手に注目するなど、違った視点からレース展開を予測していく必要があるでしょう。
レースで使われるモーターは年1回交換され、交換時期は競艇場によって異なります。
交換直後のモーター勝率はあまりあてになりませんが、3か月以降のモーター勝率は予想をする際にかなり参考になるので、モーターの交換時期もチェックしておきましょう。
競艇場のライブ中継やリプレイを見てみよう
各競艇場の公式サイトでは、これまで実施されたレースや現在行われているレースの動画を視聴できます。
視聴方法はとても簡単で、各競艇場のホームページへアクセスし、見たいレースを選ぶだけです。
過去の名レースを楽しむもよし、現在開催されているレースで気になっているものを見るもよしとレース動画を楽しむ方法は人それぞれです。
しかし、どうせ見るのであれば、お金を賭けなくてもいいので事前に着順を予想してから見るようにすると、自己予想の訓練になります。
まとめ
競艇のレースが開催される競艇場は全国に24か所ありますが、冬場になると水面が凍るという影響を考慮してか、東北地方と北海道には競艇場が存在しません。
各競艇場は水質や風の強さ、コースの広さなどそれぞれに特徴があり、その特徴はそのまま舟券の予想のしやすさに大きく影響します。
初心者は水面が安定しているインの選手が強い競艇場の舟券を買うと的中させやすいです。
逆に大穴を狙いたい上級者は水面が不安性でアウトコースの選手の勝率が高い競艇場のレースが狙い目です。
参考にしてチャレンジしてみましょう。