【永久保存版】桐生競艇場で勝つための予想マニュアル!特徴と傾向を徹底分析
競艇場は全国に24ヶ所あります。
どの競艇場でも1周300メートルのコースを3周して着順を争うというルールに変わりはありません。
しかし、それぞれの競艇場には独自の特徴があり、時にレース展開に大きく影響します。
自分が舟券を買おうとしている競艇場の特徴を把握することで、的中率をアップさせることができるでしょう。
本記事では桐生競艇場について、レース場としての特徴を解説すると同時に、各コースの勝率や得意とする選手も併せて紹介します。
桐生競艇場のレース場としての特徴は?
桐生競艇場は群馬県みどり市にある、日本最北端の競艇場です。
桐生競艇場の水質は「淡水」
阿佐美沼の水を利用して作られた競艇場となっているため、桐生競艇場のレース場の水質は「淡水」です。
淡水は海水と比較すると浮力が働かないので、選手の体重差がレース結果に大きく影響しやすいです。
体重の重い選手はスピードが出にくく勝つことが難しいので、桐生競艇場をはじめとして水質が淡水の競艇場は、体重がほかの選手の平均と比較して5キロ以上重い選手は舟券から外しておいたほうがいいでしょう。
1コースの逃げが決まりやすくなる
桐生競艇場は、1997年に初めてナイターレースを開催し、2011年からすべての競走をナイターレースで開催しています。
ナイターレースは、第1レースが15時ごろから始まり、第12レースが終了するのが20時半ごろとなります。
そのため、前半6レースあたりは日が出ていますが、後半のレースでは日が沈んでいることが多いです。
日が短い冬場は、そのぶん日が沈んでいるレースの数が多くなります。
日が沈んで気温が下がると、モーターの出足が良くなるので、1コースの逃げが決まりやすくなります。
つまり、通年ナイターレースが開催されている桐生競艇場は、1コースの1着を狙うと的中率アップにしやすいです。
内陸部にある桐生競艇場は、ほかの競艇場以上に昼間と夜の温度差が大きいので、この傾向はより強くなります。
桐生競艇の過去レースの特徴と傾向
競艇場ごとに各コースの勝率が異なります。
1コースの1着率が高い競艇場は鉄板レースが多いいっぽう、高いオッズは出にくいです。
逆に1コースの1着率が低い競艇場は、舟券を当てにくいいっぽうで、荒れることが多いといえるでしょう。
本項目では、桐生競艇場の各コースの勝率を解説していきます。
全国平均と比較して、桐生競艇場の過去レースの特徴と傾向を確認していきましょう。
各艇の勝率
桐生競艇場のコース別の1着率を全国の競艇場の平均と比較すると、以下の表のようになります。
コース | 桐生競艇場(%) | 全国(%) |
1 | 52.1% | 55.0% |
2 | 14.1% | 14.8% |
3 | 12.9% | 12.4% |
4 | 11.8% | 11.0% |
5 | 7.8% | 5.8% |
6 | 2.0% | 1.9% |
表から見ていくと分かるとおり、桐生競艇場は1コースの1着率が高いです。
比率でいえば全12レースのうち、6レースから7レースは1コースの1着になるという事になります。
また、1号艇が1コースを取得する確率は95%になっているので、1号艇はそのまま1コースを進と考えて間違いないでしょう。
1コースの選手がA1級で、モーターに不安もないときは1号艇を1着にして予想すると的中率アップにつながります。
とはいえ、1号艇の1着率が高いのはほかの競艇場にも見られる特徴ですし、2着以降の1着率も全国平均とそれほど変わりないので、基本的に予想はセオリー通りで問題ありません。
コース別の決まり手は、下記となります。
・2コース「差し」
・3コース「まくり・まくり差し」
・4コース「まくり」
・5コース・6コース「まくり差し」
決まり手自体は全国の競艇場とそれほど変わりません。
しかし、2コースの差しの率は全国平均が65.7%なのが、桐生競艇場は59.9%と低いです。
その反面、まくりが全国平均よりも高くなっているので、桐生競艇場では「まくり」が得意な選手に注目しましょう。
天候や気候などによる影響
桐生競艇場では、春と冬に「赤城おろし」とよばれる強い追い風が吹きます。
この追い風は風速によって影響が変化し、風速1メートルから2メートル程度であれば1コースが勝ちやすくなりますが、風速3メートル以上になると第1ターンマークで1コースのターンが膨らみやすくなるため、2コースの差しや3コースのまくり差しが決まりやすくなります。
春と冬は、直前情報で風向きや風の強さをしっかりとチェックしてから買い目を予想しましよう。
内陸部に建築されているのも桐生競艇場の大きな特徴で、昼と夜の温度差がとても大きく、この温度差はレースにも大きな影響を与えます。
モーターは気温が変わるとその性能が大きく変化します。
選手はモーターを自由に整備できるのですが、気温差が大きい分モーターの調整はとても難しいです。
昼間を重視して、整備すれば昼間では好成績を期待できるいっぽう、夜は思うようなレースが出来ませんし、夜を重視して整備するとその逆で昼間でのレース調子が悪かったりするので、モーターは昼間と夜の両方を想定しながら整備をしなければいけません。
そのため、桐生競艇場では「2回走り」の選手に注意が必要です。
1走目に好成績だったからといって夜の2走目も活躍してくれるだろうと、安易に舟券を買うと、痛い目をみることになるかもしれません。
地元レーサーは勝ちやすい?
桐生競艇場は昼間と夜の温度差が大きい性質上、モーターの調整が難しいこともあって、桐生競艇場を主戦場とする「群馬支部」の選手が比較的有利です。
特に節の初日は、遠征組が桐生競艇場の水面に慣れていないため、地元選手が出ているレースでは枠番に関係なく注目しておいたほうがよいでしょう。
競艇の予想で大切なチルトって何?
モーターにはプロペラが取り付けられているので、ボートに対するプロペラの角度ともいえます。
モーターとプロペラはモーターボートが走行するために必要不可欠なので、チルトはボートニ大きく影響することは言うまでもありません。
各選手は、モーターやプロペラを定められた範囲内であれば自由に整備できるので、チルトも選手好みで自由に変更することができます。
舟券を購入するときは、各艇のチルトをしっかり確認するようにしましょう。
チルトの角度についてですが、たとえば「チルト0.0度」は、プロペラがボートに対して直角に取り付けられた状態でこの角度だとボートの先と水面とはほぼ平行になります。
チルトは「-0.5」から「0.0」「0.5」…というように0.5度ずつ角度が変わっていき、最大チルトは3.0度なので、全部でチルトは8段階あります。
チルトを下げると初速が出やすく、ターンも回りやすい
チルトを下げるとどうなるかというと、艇の先が下を向くので、水面との設置面積が大きくなります。
設置面積が大きいという事は艇全体が安定するので、初速が出やすくターンも回りやすくなります。
そのいっぽうで接している面積が多いため、直線時にスピードが出にくいというデメリットもあります。
チルトを上げるとスピードが出しやすい
逆にチルトを上げると艇の先が上を向くので、水面との設置面積は少なくなります。
したがって、直線時に水の抵抗を受けにくく、スピードが出しやすいというメリットがあるいっぽう、初速が出にくくなり、ターンも回りにくいというデメリットが生じます。
どちらの場合もメリットの反面何らかのデメリットがありますが、現在の競艇ではチルトをもっとも下げた状態である、「-0.5度」が主流だとされています。
伸び足を多少犠牲にしても、スタートダッシュやターンの回りやすさを重視したほうがレース全体を有利に運ぶことができるからです。
出走表を見ても、ほとんどの選手が-0.5度にしていることからもそれが分かります。
しかし、レースの状況によっては「0.0度」「0.5度」といった角度に設定している選手もいます。
こういった選手は「まくり」を狙っている可能性が高く、狙い通りに進むとレースが荒れる可能性が高いので、要注意です。
桐生競艇のチルトの角度は?
桐生競艇場ではチルト角度を-0.5から1.0までと指定されており、これは全24競艇場の中でもかなり制限が厳しいです。
桐生競艇場は昼と夜の温度差が激しく、水質が変化しやすいことと、赤城おろしという強い風が吹くこともチルトが厳しく設定されている要因といえるでしょう。
桐生競艇のモーターとボートの入れ替え時期
桐生競艇場では12月にモーターの交換をおこないます。
モーターの性能はレース結果を大きく左右するので、良いモーターを引けるかどうかで選手の勝率は多少変わってくるといえるでしょう。
とはいえ、モーターを交換してすぐのモーターの2連単はあまりアテになりません。
少ないレース数だと、モーターの性能ではなく選手の実力による勝率の差が出やすいからです。
12月から3月は展示競走やその節の成績などをしっかりとチェックし、モーターの良し悪しを判断しましょう。
モーターの性能差が如実にあらわれるのはモーターの交換が終わってから3ヶ月から4ヶ月後といわれています。
したがって桐生競艇場の場合は、4月以降まで待つ必要があるということになります。
桐生競艇で勝率の高いボートレーサー5選
競艇には約1,600名のレーサーが在籍していて、それぞれの選手には特徴があります。
全員の特徴を把握することは大変ですが、勝率が高い選手は何人か覚えておくと、予想もしやすくなるでしょう。
本項目では桐生競艇場で勝率の高いレーサー5人を紹介します。
ここで紹介するレーサーは当競艇場だけではなく、ほかの競艇場でも高い勝率を出している選手が多いので、覚えておいて損はありません。
山崎智也選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
山崎選手は「イケメンボートレーサー」の先駆けともいえる選手であり、「競艇界の貴公子」という異名を持っていますが、ルックスだけではなく賞金王になんども輝くなど、実力も折り紙付きです。
桐生競艇場は地元ということもあって、8.2点台という驚異の勝率なので、出走しているレースでは必ずチェックしておきましょう。
コース取りは基本的に枠なり進入ではあるものの、調子が良いときは積極的に内側に進入してくる勝負強さももっています。
端正なルックスから、女性人気の高い選手ですが、人柄もとてもよく、同じ群馬支部である毒島誠選手をはじめ、多くの後輩選手からも慕われています。
江口晁生選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
江口選手も同じく群馬支部の選手で、桐生競艇場の勝率はほぼ8点台ととても高いです。
競艇王チャレンジカップやオーシャンズカップといったSG競走に優勝しているなど、実力も確かな選手なので、どの枠に出走していても注目しておいて損はありません。
枠なりの侵入が多い選手ですが、積極的にインコースに侵入してくる特徴があるので、特に2コースを狙っていくことが多いです。
直近のレース映像などを見て、うちよりの走りが巧みにできている場合は調子が良いと判断してよいでしょう。
調子が良いときはSGレースなどでも粘り強い走りを見せ、着順に絡んで中穴を発生させたりすることもあるので、注目しましょう。
松井繁選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
桐生競艇場のみならず、インコースに「松井繁」選手の名前が出ていれば、舟券に絡めておいたほうがよいでしょう。
松井選手は「絶対王者」とも呼ばれている競艇ファンならば知らない人はいない選手で、これまでの生涯獲得賞金が唯一30億円を超えている選手です。
見た目はとてもダンディなルックスですが、実は「食べない日はない」というほどのアイスクリーム好きだったりします。
レースでは、その時に1着を狙うというスタイルではなく、最終的に優勝できるように佳さんしながらレースをするのが大きな特徴です。
操舵技術、エンジン調整の技術ともに超一流の選手なので、あらゆる条件に対応できる選手ではありますが、唯一江戸川競艇場のみ優勝経験がありません。
池田浩二選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
池田選手は愛知支部所属ですが、桐生競艇場において高い勝率を記録している選手です。
現在では競艇の必須テクニックとなっている「モンキーターン」を進化させた「ウイリーモンキー」の発明者であり、現在では絶対王者松井繁選手に次いでSGタイルを2番目に多く獲得している選手です。
基本的に枠なりに侵入するので強引なレース運びはせず、安定性は抜群です。
池田浩二選手が競艇と出会ったのは叔父さんに競艇場に連れて行ってもらったことがきっかけで、その後高校を中退し、競艇学校に通って競艇選手になりました。
スタートダッシュの速さと、「ウイリーモンキー」と呼ばれるハイレベルなターンが池田選手の持ち味です。
峰竜太選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
峰選手は佐賀支部の選手ですが、桐生競艇場での勝率は8点台と相性抜群です。
峰選手は何度も賞金ランキングトップに輝いている選手なので、競艇ファンで知らない人はいないほどの名選手です。
レースでは華麗なターンを得意としており、特にまくり差しの好手として知られていることから、とても高い技術を持っている選手だということがわかります。
地元を代表するボートレーサーは外せない!注目の地元選手
群馬支部で注目すべき選手はだれかと聞かれたら、多くの人が毒島誠選手と回答するのではないでしょうか。
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
毒島選手は近年特に活躍が目覚ましい選手で、群馬支部のみならず全競艇選手の中でも一番の注目株となっています。
ハイスピードな全速ターンが毒島選手の持ち味で、どの枠番からでも3着以内を狙える実力を持っている選手です。
まとめ
桐生競艇場は内陸部に作られていることもあり、昼と夜の温度差がほかの競艇場よりも大きいのが最大の特徴です。
特に昼間と夜間の2度レースに出場する選手については注意が必要となっています。
コース別の着順については全国平均とさほどかわりありませんが、2コース以降では決まり手がまくりとなる確率がほかの競艇場よりも高いので、ターン巧者が有利な展開となりやすいです。
桐生競艇場のアクセス
住所 | 〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887 |
電話番号 | 0277-76-2411 |
アクセス | ・JR岩宿駅から無料バス ・東武新桐生駅から往路無料タクシー |
ホームページ | http://www.kiryu-kyotei.com/ |