【永久保存版】戸田競艇場で勝つための予想マニュアル!特徴と傾向を徹底分析
競艇場は全国に24ヶ所あります。
どの競艇場でも一周300メートルのコースを3周して着順を争うというルールに変わりはありません。
しかし、それぞれの競艇場には独自の特徴があり、時にレース展開に大きく影響します。
自分が舟券を買おうとしている競艇場の特徴を把握することで、的中率をアップさせることができるでしょう。
本記事では、戸田競艇場についてレース場としての特徴を解説すると同時に、各コースの勝率や得意とする選手も併せて紹介します。
戸田競艇・ボートレースのレース場としての特徴は?
戸田競艇場は埼玉県戸田市にある競艇場で、もともとは1940年に開催されるはずだった東京オリンピックでの競技のひとつです。
オリンピック時に「ボート」用に整備されたものを競艇場として改装し、誕生しました。
埼玉県という場所柄、東京からも近いという事もあって来場者も多く、年間の売り上げランキングでは上位に食い込むほど人気の競艇場です。
人気の秘密は立地だけではなく、フードコートやゲームセンター、親子連れで遊べるテーマパークといった施設が充実していることもひとつの要因ですが、なんといっても戸田競艇場のレース場としての特徴が、コアな競艇ファンを惹きつける大きな要因となっています。
戸田競艇場は予想しづらく荒れやすい
競艇には、「1号艇が圧倒的に有利」という予想の際にかならず考慮しなければいけないセオリーというものがありますが、戸田競艇場ではそのセオリーがあまり通用しません。
戸田競艇場の1コースの1着率は2019年では38.9パーセントとなっています。
これは全国に24ある競艇場のうち文句なしの最下位となっていて、とても予想をしづらい競艇場といえるのですが、言い方を変えれば「荒れやすい」競艇場になります。
したがってほかの競艇場ではなかなか出ないような高配当がわりと頻繁に出るので、舟券を当てることが出来ればとても「おいしい」競艇場なのです。
1コースの1着率が低い理由
1コースの1着率が低い理由は、戸田競艇場のコースの造りが大きな要因となっています。
戸田競艇場の水面の幅は107メートルしかなく、日本一狭い水面幅です。
さらに1マークターンはスタンド側に大きく降られているので、1コースや2コースといった、インコースの船は回りづらくなっています。
そのため外側に膨らんだインコースの内側を3コースより外側の船が差して、そのままゴールするというレースが、ほかの競艇場と比べるととても多いです。
さらに第2ターンマーク付近にスタート時の引き波が残りやすいため、1周目の2ターンマーク目で逆転するというシーンも多く、1コースの艇が抜かれやすい競艇場といえます。
ただし、A1選手が1コースに進入した場合、勝率は70パーセントにまで跳ね上がります。
このため技術力のある選手が1コースを奪取すると、ほかのコースから逆転することは難しい競艇場であるともいえます。
戸田競艇場の水質は「淡水」
戸田競艇場の水質は「淡水」となっています。
海水を使用した水面ではないので、時間によって水面が上下することはありません。
淡水の競艇場の特徴としては、一般的に水質が硬くて乗りにくいという印象を持つ選手が多いです。
浮力が働かないことから、選手の体重は大きく影響します。
ほかの選手と比較して5キロ以上重い選手は予想から外したほうがよいでしょう。
淡水の競艇場は、モーターの性能差も海水より出やすいです。
周回展示や展示タイムなどを確認し、選手の実績だけではなくモーター性能をしっかり確認するのが的中率をアップさせるためのコツです。
戸田競艇場の過去レースの特徴と傾向
競艇では、基本的に1コースの1着率が高くなるものの、全国の競艇場を比較すると、競艇場によって1コースの1着率がとても高い競艇場があれば、逆に平均を下回る競艇場もあります。
過去データはその競艇場の特徴や傾向などを調べるのにとても有効なので、その競艇場にはじめてチャレンジするときは、競艇場の各コースの1着率と、全国平均とを比較してみてください。
本項目では各コースの1着率などを全国平均と比較して、競艇場の過去レースの特徴と傾向を確認していきます。
各艇の勝率
戸田競艇場の各コースの1着率と全国平均を表にすると以下のようになります。
コース | 戸田競艇場(%) | 全国(%) |
1 | 38.9 | 55.0 |
2 | 19.2 | 14.8 |
3 | 19.2 | 12.4 |
4 | 14.4 | 11.0 |
5 | 7.0 | 5.8 |
6 | 2.8 | 1.9 |
両方を比較すると、戸田競艇場の各コースの1着率は全国平均と大きく異なることがわかります。
特に目立つのが1コースの艇の1着率で、全国平均と比較すると15パーセント以上も低いです。
そのいっぽうで、2コース以降の1着率は全国平均と比較するとかなり高くなっています。
したがって予想の際には1,2コースだけではなく、3コースから5コースの艇の選手にも要注目です。
天候や気候などによる影響
戸田競艇場は風の影響はあまりないので、天候によって予想を変えたりする必要はあまりないでしょう。
しかし、季節による影響は多少あり、特に夏場は4コースの1着率が18パーセント以上と、ほかの季節と比べて段違いに高くなります。
穴狙いで舟券を買うのであれば、夏の戸田競艇場は狙い目です。
地元レーサーは勝ちやすい?
戸田競艇場はコースが狭く、イン逃げが決まりにくいなど、コースそのものにクセがある競艇場です。
よって経験の少ない若手や遠征組はコースのクセを掴むまでに時間がかかり、思うように実力を発揮できない競艇場といえるでしょう。また、普段から戸田競艇場を主戦場としている地元レーサーが有利になる競艇場のひとつといえます。
予想の際には、ボートレーサーが地元の選手かどうかを考慮することも大切です。
競艇の予想で大切なチルトってなに?
モーターにはプロペラが取り付けられているので、ボートに対するプロペラの角度ともいえます。
モーターとプロペラはモーターボートが走行するために必要不可欠なので、チルトはボートに大きく影響することは言うまでもありません。
各選手は、モーターやプロペラを定められた範囲内であれば自由に整備できるので、チルトも選手好みで自由に変更することができます。
舟券を購入するときは、各艇のチルトをしっかり確認するようにしましょう。
チルトの角度についてですが、たとえば「チルト0.0度」は、プロペラがボートに対して直角に取り付けられた状態でこの角度だとボートの先と水面とはほぼ平行になります。
チルトは「-0.5」から「0.0」「0.5」…というように0.5度ずつ角度が変わっていき、最大チルトは3.0度なので、全部でチルトは8段階あります。
チルトを下げると初速が出やすく、ターンも回りやすい
チルトを下げるとどうなるかというと、艇の先が下を向くので、水面との設置面積が大きくなります。
設置面積が大きいという事は艇全体が安定するので、初速が出やすくターンも回りやすくなります。
そのいっぽうで接している面積が多いため、直線時にスピードが出にくいというデメリットもあります。
チルトを上げるとスピードが出しやすい
逆にチルトを上げると艇の先が上を向くので、水面との設置面積は少なくなります。
したがって直線時に水の抵抗を受けにくく、スピードが出しやすいというメリットがあるいっぽう、初速が出にくくなり、ターンも回りにくいというデメリットが生じます。
どちらの場合もメリットの反面何らかのデメリットがありますが、現在の競艇ではチルトをもっとも下げた状態である、「-0.5度」が主流だとされています。
伸び足を多少犠牲にしても、スタートダッシュやターンの回りやすさを重視したほうがレース全体を有利に運ぶことができるからです。
出走表を見ても、ほとんどの選手が-0.5度にしていることからもそれが分かります。
しかしレースの状況によっては「0.0度」「0.5度」といった角度に設定している選手もいます。
こういった選手は「まくり」を狙っている可能性が高く、狙いどおりに進むとレースが荒れる可能性が高いので、要注意です。
戸田競艇場のチルトの角度は?
戸田競艇場のチルト角度は、-0.5から0.5までの3種類しか選べません。
チルト角度を高くすると艇が安定しないのですが、日本一狭いコースである戸田競艇場で艇が安定しない整備をすると、大きな事故を起こす可能性が高くなります。
競艇での大事故はときに命を失うこともあるので、選手の安全性を考慮してチルト角度を小さく制限しているのです。
その結果、6コースの艇による大外からのまくり差しが決まりにくくなっています。
戸田競艇場のモーターとボートの入れ替え時期
戸田競艇場では7月にモーターの交換をおこないます。
モーターの性能はレース結果を大きく左右するので、よいモーターを引けるかどうかで選手の勝率は多少変わってくるといえるでしょう。
とはいえ、モーターを交換してすぐに2着以内に入ったレースはあまりアテになりません。
少ないレース数ですと、モーターの性能ではなく選手の実力による勝率の差が出やすいからです。
7月から9月は展示競走やその節の成績などをしっかりとチェックし、モーターの良し悪しを判断しましょう。
モーターの性能差が如実にあらわれるのは、モーターの交換が終わってから3ヶ月から4ヶ月後といわれています。
したがって戸田競艇場の場合は、11月以降まで待つ必要があるということになります。
戸田競艇場で勝率の高いボートレーサー5選
競艇の舟券で的中率をアップさせるためには、出場する選手の特徴を知っておくこともとても重要です。
競艇選手には1人1人独自の特徴があり、得意な競艇場があります。
ネット上には選手ごとの戦績をデータ化しているサイトがあり、競艇場ごとの勝率もチェックすることができます。
競艇場ごとの勝率をチェックすることで、その選手がどの競艇場を得意にしているか確認できるでしょう。
戸田競艇場で勝率の高いレーサー5人とその特徴について紹介します。
松井繁選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
松井選手は競艇をやっている人で知らない人はいない選手で、そのあまりの強さに「絶対王者」という異名をつけられています。
まだ現役の選手ですが、これまでに稼いだ賞金の総額は36億円と、全競艇選手の中で唯一30億円以上の獲得賞金となっています。
それだけ勝てているということは、どの競艇場でも安定した高い勝率をあげているということにほかなりません。
特に戸田競艇場においては、「8.4点台」という驚異的な勝率です。
山崎智也選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
山崎選手は「イケメンボートレーサー」の先駆けともいえる選手であり、「競艇界の貴公子」という異名を持っていますが、ルックスだけではなく賞金王に幾度となく輝くなど、実力も折り紙付きです。
戸田競艇場の勝率も高く、出場の際はチェックしておいて間違いありません。
守田俊介選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
守田俊介選手は滋賀支部の選手ですが、戸田競艇場での勝率はレジェンド選手に迫るほど高いです。
天才肌の選手で、スタート力とハンドルさばきには定評があり、SGレースでは何度も顔を出す常連選手です。
出場しているだけではなく、これまでに2度SG戦で優勝しているのですが、2015年に優勝した際には、優勝賞金である3,500万円を全額寄付したことで大きな話題となりました。
白井英治選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
白井英治選手は山口支部所属のA1選手ですが、戸田競艇場での勝率は8点台と、とても高いです。
少年時代から競艇場に連れてこられるなど、白井選手にとっては幼いころから競艇は身近な存在という事もあり、競艇選手は憧れの存在だったようです。
白井選手の師匠は「全速ターン」の立役者である、今村豊選手という事もあり、同じようにスピードに乗ったターンが持ち味で、「関門のホワイトシャーク」という異名が付けられています。
田中信一郎選手
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
松井選手と同じ大阪支部に所属している田中信一郎選手も戸田競艇場での勝率が高い選手です。
田中選手は賞金王決定戦に3度優勝しているという記録を持っており、この記録は歴代最多タイとなっています。
豪快という言葉がピッタリの全速ターンが彼の持ち味で、インコースが膨らみやすい戸田競艇場とは相性ピッタリといえるでしょう。
地元を代表するボートレーサーは外せない!注目の地元選手
埼玉支部での注目株の1人が中田竜太選手です。
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
2017年以降、獲得賞金額が急激に増えてきており、もう少し経験を積めばトップ10を狙える可能性も十分あります。
とくに戸田競艇場での中田選手の強さは神懸かり的ともいわれていて、埼玉支部のエースである桐生順平選手と同等かそれ以上ともいわれています。
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
まとめ
戸田競艇場は日本一狭い競艇場で、第1コースの艇の1着率がとても低いのが特徴です。
したがってほかの競艇場では滅多に出ない万舟券がわりと出る競艇場で、予想はしづらいですが、当たれば一獲千金を狙えます。
セオリー通りの予想は通用しないので、初心者向けの競艇場ではありませんが、予想の経験を積んできた中級者以上からは見返りの大きい競艇場として人気で、競艇場自体の売り上げ高もかなり高いです。
戸田競艇場のアクセス
住所 | 〒335-0024 埼玉県戸田市戸田公園8-22 |
電話番号 | 048-441-7711 |
アクセス | ・戸田公園駅から無料バス5分(徒歩30分) 東武東上線成増駅北口・JR京浜東北線川口駅西口・都営三田線高島平駅から無料バス |
ホームページ | http://www.boatrace-toda.jp/ |