競艇の出目買いは試してみる価値あり!出やすい出目を解説!
競艇では基本的に1着から最高3着までを自分で予想して舟券を購入します。
しかし、自分で全部を予想するとときにはなかなか当たらないという事にもなりかねません。
そういった人はいちど、「出目買い」という買い方をしてみるのもスランプから脱出する1つの方法です。
当記事では出目買いについての定義や、出やすい出目について解説していきます。
出目買いとは?
競艇は出走するボートのうち、どのボートが上位に来るかを予想しながら舟券を買うのが最大の醍醐味です。
自分の予想通りにレースが進み、舟券が当たったときの快感はほかでは味わうことができません。
着順を予想するギャンブルには競馬もありますが、競艇は競馬と比べると出走するボートが6艇と少なく、予想をしやすいのが特徴です。
しかし、レースである以上、常に自分の思い通りのレース展開になるとは限らないため、ときにはいくら予想してもいっこうに舟券が当たらないということもあります。
それならば、いっそのこと「出目買い」をしてしまおうという人も一定数存在するのも事実です。
レースの展開というのはレースごとに違っているというイメージですが、実は同じような展開になるというケースも多く、出目買いは舟券の買いかたとして有効な手段のひとつといえます。
3連単で一番多く来る出目とは?
3連単の舟券を購入するときは、1着から3着までの艇を着順どおりに選ばなければいけません。
そのため予想を立てることが難しいレースが多いこともあり、3連複の舟券を買うときは自分で予想を立てても、3連単の場合は出目買いをするという人も多いでしょう。
3連単の舟券を出目買いするときにまず押さえておきたい出目は、「1-2-3」と、1号艇から3号艇までが順番どおりに1着から3着を独占する出目です。
なぜかというと、競艇はレースの特性上、内側を走行するボートが圧倒的に有利になります。
そのため1号艇から3号艇までのインに位置するボートが必然的に上位入りやすい傾向にあるのです。
とはいえ、競艇の3連単全120通りのうち、1-2-3の着順が来る確率はわずか5パーセントです。
初心者でも使える出目買いとは
出目買いは予想せずに当たりやすい舟券を購入するということもあって、初心者の人にうってつけの方法ともいえます。
ここでは初心者の人がより的中させやすいように、コースごとに購入しておいたほうがよい出目について解説していきます。
1号艇に強い選手がいる場合
まずは1号艇に強い選手がいる場合です。
ここでいう強い選手とは「A1選手」だと思ってもらって間違いありません。
A1選手が1コースにいる場合は、そのまま1号艇が1着になる可能性が極めて高いです。
ですから出目買いをするのであれば、「1-2・3・4-2・3・4」「1-2・3-4」というように、1号艇を軸にして舟券を買えばまず的中するでしょう。
2号艇に強い選手がいる場合
次に2号艇に強い選手がいる場合は、2号艇の選手が1号艇の選手を指してそのまま1着になる可能性が高いです。
そのため出目買いするならば、「2-1-3・4・5」「2-3・4-1」というように、2号艇から流して出目買いをしていきましょう。
3号艇に強い選手がいる場合
3号艇に強い選手がいる場合は、内側の2艇をまくって上位に絡んでくるという事を想定し、3号艇を軸に出目買いをしていきますが、3号艇に追随して4号艇も上位に絡んでくる可能性もあります。
そのため「2-1-4」といった出目をベースにしつつ、「3-4-5・6」「3-4-1」といった出目を購入しておくとよいでしょう。
4号艇に強い選手がいる場合
4号艇に強い選手がいるときは外側から追い抜いたり、内側から差し込んで上位に食い込んだり、というようにさまざまな展開が考えられます。
出目買いをする場合は、「4-1-2・5・6」というように、4号艇のみが上位に絡み、あとは1号艇2号艇が順当に入るパターン。
もしくは、4号艇に追随して5、6号艇が上位に絡んでくるパターンを想定しておくとよいでしょう。
ほかには、「4-5・6-1・2・5・6」といった出目も狙い目です。
5号艇に強い選手がいる場合
5号艇に強い選手がいる場合も基本的な考えは4号艇の時とおなじようなパターンですが、4号艇と比較すると1号艇や2号艇が2着または3着に残る傾向が強いため、「5-1-2」「5-2-1・5・6」といった出目を買うのがよいでしょう。
6号艇に強い選手がいる場合
最後に6号艇に強い選手がいるパターンですが、6号艇の場合はさすがに6号艇が1着にくるというレース展開にはなりにくいので、「123-全-6」や「1-全-6」というように、すべての番号を絡めた買い方をする必要があるでしょう。
万舟券が出る可能性が高いため、たくさん舟券を買っても十分回収できることが多いです。
そのほかの出目買いパターンについて
コース別ごとの出目買い以外にも、さまざまな条件に適合した出目買いがあります。
その日のレースの中で、明らかに法則性や決まり事があるレースであれば、結果はおのずと似てくる傾向にあるので、出目買いはかなり有効です。
たとえば、とある企画レースでは1号艇と6号艇に必ずA級選手を振り分けるという、メリハリのある構成となっています。
こういった構成であれば過去の似たようなレースの結果をチェックし、その着順を元に出目買いをすれば的中する可能性は高いといえます。
もうひとつ、その日のレース結果をずっと見ていくと、よく舟券に絡んでくる目とそうでない目があり、それらを元に以降のレースを出目買いするという人もいますが、これはあまり有効な出目買いとはいえません。
出目買いは、コース別の出目と、企画レースの出目を参考に舟券を購入するのがよいでしょう。
出目買いは競艇で儲けるための必勝法とはいえない
出目買いは予想をせずに購入するため、初心者でも舟券を買いやすい手段ではありますが、出目買いをしているだけで儲けるのは難しいです。
競艇のレース展開は、「競艇場」「選手の技量」「モーターの性能」とさまざまな要素が絡んできます。
そういった要素を無視して過去の着順のみを参考にし、舟券を買うというのは的中率が高い買い方とは必ずしもいえません。
3連単の中でも最も的中しやすいといわれている「1-2-3」の着順でさえ、この着順になる可能性は全体のたった5パーセントです。
基本的にはデータを参考にしながら自分で着順を予想し、レース展開が予想できない、つまり穴狙いができそうなレースの場合は、出目買いに頼ることを検討してみてもよいでしょう。
競艇で勝ち続けるためには回収率が重要
競艇で勝ち続けるためには、「回収率」を重視しなければいけません。
的中率が3連単の中で最も高い「1-2-3」は、配当率もほかの着順と比較するとかなり低くなっています。
3連単で「1-2-3の」着順となる確率はわずか5パーセントということもあり、回収率を考慮すると何も考えずに1-2-3の舟券を出目買いし続けるのはあまり得策とはいえないでしょう。
「1-2-3」の着順で回収率100パーセントを狙うのであれば、「鉄板中の鉄板レース」である場合に限ってこの番号を出目買いするようにします。
たとえば、1号艇から3号艇がすべてA級選手であれば、鉄板中の鉄板レースなので、1-2-3の舟券を出目買いする価値はおおいにあります。
出目買いをするならば競艇場ごとの出目をチェック
実は競艇場別で着順を調べてみると、回収率が100パーセントを超える「出目」というのが存在します。
出目買いをするのであれば、各競艇場ごとで回収率100パーセントを超える出目をチェックしておきましょう。
回収率が多い出目というのは、難レースが多い競艇場になればなるほど、100パーセント以上の回収率となる出目が多い傾向にあります。
出目毎の回収率をまとめているサイトがいくつかあり、それによると直近3年間で特に回収率の高い出目と競艇場は以下の表のようになっています。
競艇場 | 出目 | 回収率(%) |
津競艇場 | 4-3-5 | 140% |
津競艇場 | 4-2-5 | 149% |
住之江競艇場 | 5-3-4 | 131% |
鳴門競艇場 | 5-3-4 | 148% |
鳴門競艇場 | 6-5-1 | 213% |
児島競艇場 | 5-3-6 | 150% |
下関競艇場 | 6-5-4 | 130% |
芦屋競艇場 | 5-6-1 | 145% |
大村競艇場 | 6-3-4 | 136% |
もちろん、かならずしもこの出目の回収率がこの数値を維持するという保証はないので、この結果がすべてというわけではありませんが、100パーセントを超える回収率の出目があるということは紛れもない事実です。
儲けるためには出目に頼らず自分で予想しよう
競艇をはじめたばかりの時は選手や競艇場などの知識に乏しく、出目買いについつい頼ってしまう事も多いでしょう。
しかしながら出目買いばかりをしていては、なかなか回収率100パーセントを超えることは難しいです。
競艇で利益を得るためには、やはり選手をはじめレースに影響するさまざまな要素の知識を仕入れて、レース展開を自分で予想しながら買い目を絞っていくことが必須となります。
まとめ
出目買いとはこれまでのレース結果に基づいて、レース展開を予想せずに当たりやすい出目を購入するという方法です。
コース別にも的中させやすい出目というものもあり、知識の乏しい初心者には有効な買い方ではあります。
しかし、本当に競艇で勝ちたいのであれば自主的に知識を身につけてレース展開を予想し、買い目を絞っていかなければ難しいでしょう。