競艇は荒れるレースが稼げる？！万舟券のデータを読み解く方法徹底検証！
公営ギャンブル最大の醍醐味は「オッズの高い着順を当てること」ではないでしょうか。
競艇においては「万舟券」を当てることは舟券を買っているすべての競艇ファンが夢見ていることであり、実際に当てたときの興奮は、ほかのものではなかなか味わえるものではないでしょう。
万舟券を当てるためには「荒れるレース」を見つけて舟券を予想していく必要があります。
今回は、どういったレースが荒れやすいのかについて解説していきます。
高配当のオッズが出そうなレースを見つけるときの参考にしてみてください。
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荒れるレースとは？万舟券は高確率！
競馬や競艇などを普段からやっている人にとっては「荒れる」という単語に共通認識を持っていますが、そうでない人は「荒れるレース」といってもどういった意味なのかあまり分かっていないことが多いです。
公営競技における「荒れる」の定義について解説していきましょう。
「荒れる」とは分かりやすくいうと、「誰も予想していないようなレース展開になること」を指します。
競艇でいえば、誰も予想しなかったような枠の艇が3着以内に入ってそのままゴールすれば、そのレースは「荒れたレース」ということになります。
1着から3着までの艇の中で人気薄の艇の割合が多ければ多いほどオッズがどんどん高くなっていき、万舟券が出る可能性も高くなっていきます。
過去一番荒れたレースの配当金は682,760円！
過去最高の配当金額は2011年5月22日に、徳山競艇場で開催されたレースで出た配当で、その額はなんと「682,760円」にもなります。
このときの着順は、「4-5-2」でした。
このときのレースでは、着順そのものが荒れただけではなく、2艇がフライングして残り1艇は転覆、最終的にゴールしたのは舟券に絡んだ3艇のみという異例続きのレースだったため、このような高配当になりました。
「荒れる」レースの予想はつく？つかない？
徳山競艇場のレースは異例中の異例のレースですが、万舟券が出るようなレースはそこまで珍しいものではなく、年に1回は必ず発生しています。
大きく儲けたいのであれば、荒れるレースの舟券を集中して買いたいところですが、セオリー通りの展開にならないような荒れるレースをあらかじめ予想することはできるのでしょうか？
結論からいえば、荒れるレースというのはある程度予想することができます。
以下の項目では、荒れるレースの予想の仕方について解説させていただきます。
直前情報である程度は判別可能
比較的簡単に荒れるかどうか予想する方法としては、「1コースの艇や選手のチェック」があります。
競艇では1号艇がそのまま1コースを堅守するケースが多いです。
そのため1号艇がそのまま1着でゴールする確率は平均で50パーセント以上と、とても高くなっています。
もし選手のコンディションが悪かったり、積んでいるモーターの勝率があまり良くないなど、1号艇の選手に何かしらの不安要素を感じるのであれば、そのレースは「荒れる」可能性が高いです。
しかし、万舟券を狙うのであれば、1号艇の不安要素だけではなかなか難しいでしょう。
とはいえ直前に出される出走表には、各選手のデータやモーターの勝率など予想をする際に必要な情報がたくさん記載されています。
それらをしっかりとチェックして、予想をし続ければ実際にレースが始まる前に大きく荒れそうなレースというのはだいたい判別できるようになります。
予想できないものもある
いっぽうで、予想していない展開となったため、本来ならば鉄板レースとなりそうなものが大きく荒れることもあります。
たとえば、1号艇の選手がA1選手であり、モーターの勝率も高いものを積んでいたとしましょう。
普通にレースが展開されるのであれば、1号艇の1着はほぼ間違いありません。
ところが、レース途中でこの選手がコーナーで転覆し、レースが続行不可能になってしまいました。
1号艇にA1選手が乗っている場合は、ほとんどの人が1着を1号艇に予想して舟券を買うでしょう。
しかし、転覆した時点でその舟券は全部ハズレとなります。
残った舟券で配当金を分配することになるので、オッズは一気に跳ね上がるでしょう。
このように、レース中にハプニングが発生するような展開はなかなか事前に予測できないものです。
荒れるレースの共通点とは？見逃せないポイント５
レースが荒れる要素というのは、いろいろとありますが、特にこの条件であれば、大きくレースが荒れる可能性が高い、というポイントがいくつかあります。
本項目では特にレースが大きく荒れることが予想できるポイントを5つ紹介します。
紹介したポイントに該当するレースを予想しまくれば、いずれ万舟券を当てることができるかもしれません。
「海水と「汽水」の競艇場に注目！
競艇場は全国に24ヶ所ありますが、すべての競艇場にはそ会場独自の特徴というものがあります。
特に競艇場独自の特徴が出やすいのが「水質」です。
競艇は水上で行われる競技で、水の影響を大きく受けます。
競艇場の水質は、「淡水」「海水」「汽水」の3つがあり、淡水は川や湖の水のみ、汽水は海水と淡水が混じった水質、そして海水は海の水だけを使った競技場になっています。
もし荒れるレースを当てるための予想したいのであれば、このうち「海水と「汽水」の競艇場に注目しましょう。
各競艇場はそれぞれデータベース化されており、例えばコース毎の1着率などを簡単に調べることができます。
全24競艇場のうち、特に1コースの1着率が低いのが「江戸川競艇場」「平和島競艇場」「浜名湖競艇場」「鳴門競艇場」「福岡競艇場」なのですが、この5会場はすべて水質が「汽水」または「海水」です。
汽水や海水の競艇場は、潮の満ち引きで水位が上下します。
競艇選手は、スタートラインの景色でスタートタイミングを判断しているのですが、水位が上下するとスタートのタイミングがとりづらくなります。
また海水や汽水は淡水よりも浮力が働き、艇のコントロールが難しいことも荒れやすい要素のひとつです。
風が強い競艇場を探そう！
「風」もレース展開に大きく影響します。
まず風が強く吹くと、モーターの出足が変化しますし、横風が強ければターンの際に内側の艇が外側に流されやすくなります。
すると、その内側をついてアウトコースの上手くターンできた艇に差されたりすることもあり、こうなるとレースは荒れた展開になります。
さらに、風が強い日は波も高くなります。
水上を走る艇が波の影響を強く受けるのは安易に想像できるのではないでしょうか。
波の高さが3メートル以上になると、ベテラン選手でも艇のコントロールが難しくなり、思わぬ展開となる可能性が高いです。
風が強くなりやすい競艇場というのもあるにはありますが、それよりも日々の天候をチェックして風が強い競艇場を探したほうが荒れやすいレース展開になる可能性があるといえるでしょう。
「ルーキー戦」と「女子戦」をチェック！
競艇ではさまざまなレースが開催されていますが、荒れるレースの舟券を買いたければ「ルーキー戦」と「女子戦」はチェックしておきたいところです。
ルーキー戦に出場する選手はいずれもレース経験が浅い選手ばかりなので、考えられないような展開になることがしばしばあります。
予想はとても難しいですが、その分当たったときの見返りが大きいです。
女子戦は、女性選手はスタートが全員あまり得意ではないので、スタート直後の展開が読みづらいのと、ターンも男性選手のように果敢にインを攻める選手は少ない印象です。
すると膨らんだインの間を縫ってアウトコースの艇が上位に上がって来るので、レースが荒れることとなります。
第1ターンマークの幅に注目！
コースの構造も、万舟券に影響してくる要素のひとつです。
特に注目したいのが、第1ターンマークの幅です。
幅が狭いとインコースの艇は外側に流れなければいけません。
逆にアウトコースの艇は最短距離でコーナーを狙えるため、そのまま逆転しやすくなります。
「江戸川競艇場」「戸田競艇場」「平和島競艇場」の各競艇場はいずれも第1ターンマークの幅が狭くなっており、アウトコースの艇がインコースの艇を抜きやすくなっています。
「初日」のレースに注目！
万舟券を狙いたいのであれば、「初日」のレースに注目しましょう。
選手はモーターを自由に整備できるのですが、レースをすればするほどモーターの改善点が見つかって、そのときの会場に適したモーターに整備することができます。
逆にいえばレース初日はまだモーターが完全にその会場向きに整備されていないことや、実践経験そのものも少ないため、荒れやすくなります。
レースは毎日どこかの会場で開催されているため、初日ばかりを狙って賭けつづけることも簡単です。
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まとめ
荒れるレースは転覆など読み切れない要素もありますが、会場のつくりや水質、荒れやすいレースなど、あらかじめ予測できることも多いです。
荒れやすいレースがないか探して、オッズが高くなりそうな舟券ばかりを買いまくるのもよいでしょう。
ただし荒れるレースというのは逆にいえば予想が難しいレースということになるので、的中させるのはとても難しいです。
回収率などを考慮しつつ、大損しないように舟券を買いましょう。
