競艇のミッドナイトレースとは?通常のレースとの違いについて解説

ミッドナイトレース

競艇は1年間でなんと6万レースも実施されています。
1日で計算しても160レース以上実施している事になるわけですが、これだけの数のレースを開催出来るのは、競艇が幅広い時間帯でレースを実施しているからです。

本記事では「ミッドナイトレース」について通常のレースとの違いや予想をする際の注意点を解説します。

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競艇はレーススタート時間が異なる4つのレース形態がある

競艇はレーススタート時間が異なる4つのレース形態がある

競艇のレースは大きく4つの時間帯で実施しています。
この4つの時間帯を合わせると、文字通り朝から晩まで競艇という競技が行われている事が分かります。

デイレース

最もノーマルなレースが「デイレース」で、競艇が誕生した際は実施されていたレースが全てデイレースでした。

デイレースの開始時間は特に決まってはいませんが、だいたい第1レースが10時前後に行われ、最終12レースは16時半頃に実施されるのが一般的です。
第12レース終了後、17時頃には閉門となります。

モーニングレース

モーニングレースはデイレースよりも早い時間帯に第1レースがスタートするレースです。
モーニングレースもスタート時間の取り決めは特にありませんが、第1レースは8時半から9時前くらいにスタートし、第12レースは午後2時半ころに行われるので、だいたいデイレースよりも時間が2時間前倒しになっていると考えれば良いでしょう。

モーニングレースはナイターレースが好評だった事を受けて設立されており、2023年時点では芦屋・徳山・唐津・鳴門の4競艇場が通年開催しています。

モーニングレースは新規ユーザーをより多く獲得するため、「1号艇にA級選手を配置して残りのコースは B級選手を配置」というように予想がしやすい番組構成となっているレースが多いのが大きな特徴です。

参考 競艇のモーニングレースは儲かる?特徴や予想方法を徹底解説!

ナイターレース

デイレース以外の時間帯で最初に設定されたのが「ナイターレース」で、ナイターレースはバブルが弾けて一気に売り上げが低迷した1997年に桐生競艇場で初めて実施されました。

ナイターレースが設立された経緯はモーニングレースと同じくデイレース以外の時間帯でもレースを実施して売り上げを少しでも回復させるためです。

当時はインターネット投票がなく、現地で舟券を購入するか電話投票しか手段はありませんでした。
したがって仕事終わりでもレースに参加できるナイターレースは非常に好評で、運営側の想定を大きく超える売り上げを記録、ナイターレースは競艇の売り上げ増加に大きく貢献している事は間違いありません。

ナイターレースを実施しているのは、桐生・蒲郡・住之江・丸亀・下関・若松・大村の7競艇場で、住之江競艇場の年末年始を除いて全競艇場が前日ナイター開催となっています。
ナイターレースは第1レースが午後2時ごろから始まり、最終レースは午後8時半ごろスタートとなる場合がほとんどです。

参考 競艇のナイターレースの特徴と予想のコツを伝授!

ミッドナイトレース

ナイターよりもさらに遅い時間、17時頃から第1レースがはじまるのがミッドナイトレースで、競艇では2021年10月に初めて実施されました。

これまでミッドナイトレースは競輪とオートレースの専売特許だったわけですが、そこに競艇が参入したというのは競輪界やオートレース界にとっては衝撃的だったことでしょう。

モーニングレース・デイレース・ナイターレースは観客を入れて開催していますが、ミッドナイトレースは時間帯等を考慮して全レースが無観客開催です。

2023年度のミッドナイトレース開催日について

2023年度のミッドナイトレース開催日について

2023年度のミッドナイトレース開催日程を一覧にまとめました。
ミッドナイトレースが開催される競艇場は大村・下関・若松の3競艇場です。

大村競艇場 2023年4月24日~30日
2023年8月14日~20日
2023年9月25日~10月1日
2024年1月1日~7日
下関競艇場 2023年5月9日~15日
2023年10月13日~18日
2023年11月26日~12月1日
2024年1月29日~2月4日
若松競艇場 2023年6月7日~13日
2023年7月11日~16日
2023年12月3日~9日
2024年3月1日~7日

ミッドナイトレースは2021年の初開催より年々開催日が着実に増えてきています。
これからも開催日数は順調に増えていくことでしょう。

本当はもっと早くミッドナイトレースを実施したかった?

ミッドナイトレース(引用元:ミッドナイトボートレース)

競艇のミッドナイトレースは2021年10月20日から25日まで計6日間の日程で初めて開催されましたが、当初の目標である40億円を大きく上回る約58億円の売上げを記録しています。

実は運営側はもっと早くからミッドナイトレースを実施したかったのですが、競艇は「モーター競技」であるという点が開催時の大きなネックとなっていました。
モーター音は当然大きいので遠くまで響きます。

既にオートレースがミッドナイトレースを実施しているのでは?と思う人もいるかもしれませんが、ミッドナイトオートレースが開催されている飯塚・山陽の2つのレース場は山の中にあるので、レース場の周りに住んでいる人はほとんど居ないからこそ実施できたのです。

しかし競艇場は比較的住民が住んでいる場所の近くに建てられているため、近隣住民の許可は必須事項でした。

さまざまな働きかけによって大村・下関・若松競艇場の3場でミッドナイトレースの実施が可能となり2021年に開催された、というのが競艇のミッドナイトレースにおける経緯です。

「開催時間が増えてハマる人が増えてしまうのでは」という懸念もありましたが、実際には慌ててナイターレースの舟券を購入する必要が無くなったので、遅い時間にしか競艇を楽しめない人も冷静な判断ができるようになっており、むしろ無茶な賭け方をする人は減るのではないかという見方をする人もいます。

ミッドナイトレースの予想は基本的にナイターと同じで構わない

ミッドナイトレースの予想は基本的にナイターと同じで構わない

ミッドナイトレースの舟券を購入してみたいとは思っているものの、他のレースとは予想方法が全然違うのでは?と不安に感じる人もいるかもしれませんが、ナイターレースの舟券を購入した経験がある人ならば、ミッドナイトレースも基本的にナイターレースの予想方法がそのまま流用できます。

1号艇が昼間よりもさらに有利になる

まず、日が暮れて水温が下がるとモーターの性能がアップします。
モーターの性能がアップするということはスタートをする際の加速力が高まり、トップスピードに到達するまでの時間が短縮されるということになります。

競艇ではインコースの艇はどうしてもスタートラインから近くなってしまうため、アウトコースの艇よりも速度が落ちてしまうのですが、日が暮れてモーターの出力が挙がると短い距離でもトップスピードの到達しやすくなるため、先行して最初のターンに到達する確率が高まります。

つまり、ミッドナイトレースではデイレースよりも昼間よりも有利になりやすいということが言えます。

ベテラン選手は実力を発揮しにくい

ミッドナイトレースではナイターレースとは異なり、夏場であっても第1レースから日が暮れている環境でレースが実施されます。
秋以降は第1レースから完全に日が暮れた状態の中でのレースとなるでしょう。

ナイターが実施される競艇場は当然照明をつけてはいるものの、広いコース全てを完全に明るくするほどの力はなく、デイレースと比べると確実に周りが見えない状況でのレースとなり、視界は悪くなります。

視力というのは年を追うごとに落ちていきます。
肉体は鍛えることで衰えをある程度防ぐことはできますが、視力の衰えを防ぐことはなかなかできるものではありません。

競艇は選手人生が長い競技なので50歳になっても60歳になっても活躍している人が多いですが、彼らベテラン選手は日が暮れてからのレースになるとどうしても不利になります。

もし自分が舟券を買おうとしているレースで成績がほぼ同程度の若手選手とベテラン選手が出走している場合は、ベテラン選手の評価を割り引いて予想をしたほうがよいでしょう。

前走ナイターレースだった選手に注目

レースの出走表では各選手の過去レースの結果などが掲載されていますが、前走レースがナイターレースだった選手はミッドナイトレースでも活躍してくれる可能性が高いです。

前走デイレースで本走ナイターレースまたはミッドナイトレースだった場合は環境が大きく変わるため、特に初日や二日目などはその変化にまだ対応できていない可能性があります。

一方前走もナイターレースやミッドナイトレースだった選手はしっかりと日が暮れているときのレースに対しての対応が出来ているので、環境に慣れるという準備段階を踏むことなくすぐに対応することができます。
前走ナイターレースだった選手はミッドナイトレースであっても要注目です。

ナイターレースメインの競艇場が地元の選手は有利

全24競艇場のうち、桐生・蒲郡・住之江・丸亀・下関・若松・大村の7競艇場は通年ナイター実施となっています。
これら競艇場をホームとしている選手は日常的にナイターレースを戦っているため、ミッドナイトレースにおいてもかなり有利になります。

ミッドナイトレースは2023年時点で大村・若松・下関の3競艇場で実施しているのでこの3競艇場をホームとしている選手がミッドナイトレースに出走している場合は大活躍してくれる可能性があります。

モーター勝率や連対率をチェック

ミッドナイトレースは水温が下がるためモーターの性能が上昇することは先に触れた通りです。
競艇のモーターは競艇場からレース前に支給されるのですが、どのモーターが支給されるかは前検時の抽選で決まります。

同条件でレースを実施するためモーターは全く同じ設計で製造されているのですが、全てのモーターが100パーセント同じ性能になっているわけではありません。

モーターによって微妙に性能が異なりますし、モーターとプロペラに関しては既定の範囲内で自由に整備することができます。

整備の上手い選手に整備されたモーターは整備前よりも各段に性能が上昇しているので、そのモーターを引き当てた選手は通常よりも好成績を記録するという事は日常茶飯事です。

各モーターの性能は出走表の「モーター勝率」や「モーター連対率」などをチェックすることである程度判断できるため、ミッドナイトレースではデイレースよりもモーターの性能に注目しましょう。

ミッドナイトレースで懸念されている問題

ミッドナイトレースで懸念されている問題

ミッドナイトレースはかなり遅い時間帯にレースが実施されるという事もあり、通常のレースでは全く表沙汰にならないような問題点が生じます。

本項目では特にモーター音と水温について取り上げ、どういった点が問題視されているのかを解説していきます。

騒音

ミッドナイトレースが開催されるまでの経緯についても解説しましたが、やはり競艇はモーター競技であるため、騒音問題というのは切っても切れない問題のひとつです。

運営側としてはこれからミッドナイトレースを実施する競艇場の数をどんどん増やしたいと考えている事は間違いないですが、騒音問題がネックとなるため、なかなかミッドナイトレースを実施する競艇場の数を増やすことはできないでしょう。

寒さ

二つ目の「水温」に関しては、ほかの公営競技では取り上げられることがない、競艇独自の問題点といえます。
日中水辺に行くとアスファルトがある道路よりも体感的に明らかに涼しいです。

水上で実施される競艇ならばより涼しさは増すでしょう。
夏場ならばまだ良いですが、晩秋や冬になると涼しいを通り越して非常に寒くなります。

ナイターレースの終盤でも寒さはかなりのものですから、更に遅い時間帯に実施されるミッドナイトレースの時の寒さは筆舌に屈しがたいものがあるでしょう。

さらに競艇のレースではレース中に転覆するなどして落水する場合もあります。
ただでさえ寒い環境で水の中に落水してしまうと、場合によっては心臓麻痺を起こしてしまったり、身体が動かなくなったりして危険な状況になってしまう可能性もゼロではありません。

運営側はこういった不慮の事態が起こる事の内容に最新の注意を払ってミッドナイトレースを運営してほしいところです。

レースの時間が幅広いのは選手にとって負担になっているのでは?

レースの時間が幅広いのは選手にとって負担になっているのでは?

そして、これはあまり取り上げられていないのですが、ミッドナイトレースが実施されるようになったということは一般社会人から見れば夜勤がスタートしたようなものです。
これまで日勤だったのが夜勤もスタートして交代制になると、体調管理がとても難しくなります。

普通の私たちでさえそうなってしまうのですから、私たちとは比べ物にならないほど体調管理に気を配っている競艇選手にとってナイターレースやモーニングレースに加えて更に遅い時間帯に実施されるミッドナイトレースまで実施された現在の状況というのは相当負担になっているのではないでしょうか。

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まとめ

競艇のミッドナイトレースは2021年10月から実施され、6日間で当初の予定を大きく上回る約58億円の売上げを記録しました。

本当はもっと早くミッドナイトレースを実施したかったのですが、騒音の問題があるためなかなか実施に踏み切れなかったという経緯があります。

この騒音問題は今後もついて回ることは間違いなく、運営側はミッドナイトレースをどんどん横展開していきたいと考えているでしょうが、なかなか難しいというのが実情でしょう。
ミッドナイトレースの予想については基本的にナイターレースと同じ考えで予想して問題ありません。

ミッドナイトレースでの予想ポイント
・デイレースよりもインコースがさらに有利になる
・視界が悪くなるのでベテラン選手の評価は若干下げる
・前走ナイターレースの選手は有利
・桐生・蒲郡・住之江・丸亀・下関・若松・大村の7競艇場を地元としている選手は普段からナイターレースで戦い慣れている
・モーター勝率や連対率をチェック

これらの事を意識して予想するとミッドナイトレースの的中率が着実にアップするでしょう。