競艇で的中率を上げるためにやるべきこと
競艇を楽しんでいる人たちはほぼ全員が競艇で儲けたい、あわよくば競艇の稼ぎだけで生活をしたいと考えているのではないでしょうか。
競艇の稼ぎだけで生活をするためには並々ならぬ努力が必要ですが、最終的な収益をプラスにすることは、決して不可能なことではありません。
競艇での収益をプラスにするためには、的中率を上げていくことが一番の近道です。
本記事では、競艇で的中率を上げるためにはどのような事を心掛けて舟券を買えばよいのかについて解説していきます。
競艇は1コースが圧倒的に有利
競艇の公営競技にはない独自の特徴のひとつに、「競艇では1コースが圧倒的に有利である」点が挙げられます。
モーターの若干の性能差はあるものの、競艇の場合、コースを走行する艇の優劣差はほとんどありません。
したがって、いち早くほかの艇よりも先行するかが勝敗を大きく左右します。
そのため、最初のターンに最短距離で到達できる1コースの艇は、ほかのコースと比べて非常に大きなアドバンテージを持っています。
的中率を上げたければ1号艇の選手に注目
スタート時点で1コースを走行することができる1号艇がそのまま1コースを走行する確率は95パーセントを超えています。
したがって、舟券を購入する際はまず1号艇の選手やモーターの性能に注目しましょう。
本項目では、1号艇の選手をチェックする際に特に注目しておいてほしい項目について解説していきます。
1号艇選手の級別(クラス)をチェック
レースに出走する選手について記載されている出走表にはさまざまな情報を入手することができますが、まずは1号艇選手の級別(クラス)に注目しましょう。
競艇選手は成績によって「B2級」「B1級」「A2級」「A1級」と、全部で4つのクラスに分けられています。
1号艇の選手はできるだけこのクラスが高い選手のほうが信頼性が高いです。
特に1号艇の選手がA1級選手の場合、よほどのことがない限りそのまま1コースの優位性を維持して1着でゴールしてくれるでしょう。
1着の艇が定まれば、あとは2着ないし2着、3着の艇を選べば良いので、予想も立てやすく、結果的に的中率アップに繋がります。
直近のレースの成績
1号艇の信頼度をより確実なものとするため、直近のレースの成績も必ず確認しましょう。
実は出走表に記載されている級別(クラス)は、半年前の成績を考慮して決められたものとなっています。
クラスが高い選手が実力者であることは間違いないのですが、選手はロボットではないので、常に同じような調子を維持できるわけではありません。
体調や精神状態などによって、たとえA1級選手であっても普段通りの実力を発揮できないときもあります。
直近の成績は、その選手の現在の調子を示すバロメーターとなるということもあり、クラスと直近のレースの成績を照らし合わせる必要があるというわけです。
対抗になりそうな選手を絞れるか
単勝の舟券を購入するのであれば、1着の選手だけに注目すればよいですが、2連単や3連単など、多くの競艇ファンが購入する舟券を購入する場合は、1着になる艇だけではなく、2着や3着になりそうな選手の絞り込みも、的中率をアップさせるためには重要です。
2着や3着になりそうな選手は、できれば2号艇と3号艇であることが望ましいです。
2号艇と3号艇が実力選手であった場合、単純に予想の精度がアップするだけではありません。
2号艇と3号艇は、1号艇にとっては、4号艇より外側の艇がインコースに進入してくる事を阻止してくれる「壁」となってくれる存在です。
2号艇と3号艇が実力選手であれば、強力な壁を形成し、1号艇の優位性はより盤石なものとなるでしょう。
ところが2号艇と3号艇の選手の実力に不安がある場合は、4号艇より外側の艇が「捲り」を決めたり、「捲り差し」を決めてくる可能性が出てきます。
こうなると、対抗する選手を絞り込むことができず、的中しづらくなります。
中率を重要視するのであれば、1号艇から3号艇の選手が安定した実力を持っているレースに絞って舟券を購入しましょう。
1点買いはしない
これまでのチェックポイントによって、上位に入りそうな3艇を絞り込めたとします。
しかし、ここで1-2-3だけの1点買いで勝負するのは得策ではありません。
競艇の3連単は、全部で120通りあります。
確かに1号艇から3号艇までが実力選手であった場合、1-2-3は大本命であることは間違いないですが、この1点だけの舟券だけしか購入しないのであれば、確率的には120分の1のままです。
更にレースは風向きや風速など、さまざまな不確定要素によって展開が変わることがあります。
3連単は着順もその通りでなければ的中となりません。
せっかく1号艇から3号艇が3着以内に入ると予想できているのに、結果が2-1-3だったり、2-3-1だった場合は不的中です。
このような事にならないよう、1着から3着になりそうな艇を絞り込めたら、なるべくその3艇がどの着順でも的中となるような舟券の買い方をしましょう。
当てやすいレースに絞る
出走表をこまめにチェックすることで的中率を上げる事ができますが、より的中率をアップさせるのであれば、出走表をチェックするレースそのものを厳選するのもひとつの方法です。
本項目では、実施されているレースのうち、比較的当てやすいとされているレースの特徴について解説していきます。
各レースの優勝戦
競艇のレースは、基本的に「節」(シーズン)単位で行われます。
ひとつの節では、数日間の予選を行い、予選での点数上位者6名が準決勝、優勝戦に進みます。
そして、節の最終レースである優勝戦は、比較的当てやすいレースとなっています。
優勝戦は予選を勝ち抜いた実力選手のみで行われているので、1号艇に配置された選手の有利が覆される事はあまりありません。
更に2号艇と3号艇の選手も同じく実力選手ということもあり、壁も強力です。
これらの理由から、予選と比べると荒れる展開にはなりにくいため、比較的予想は立てやすいと言われています。
朝の企画レース
競艇場のなかには、「モーニングレース」というレースを開催しているところもあります。
モーニングレースは第1レースの開始時刻が9時半ごろと、通常の開始時刻よりも早くなっています。
モーニングレースは集客アップのために開催しているため、通常とは異なる番組構成をしており、基本的に1コースにA1級選手を配置するなど、競艇初心者にも予想をしやすいです。
もちろん誰でも舟券を買う事が出来るので、的中率を重視したいのであれば、モーニングレースはとてもおすすめです。
参考
競艇のモーニングレースは儲かる?特徴や予想方法を徹底解説!
1号艇の勝率が高い競艇場に絞る
全国に24ヶ所ある競艇場は、それぞれ独自の特徴を持っています。
競艇は1号艇が1着になる確率がとても高いですが、1号邸の1着率は各競艇場によって異なります。
全ての競艇場の1号艇の1着率は、およそ55パーセントとなっていますが、中には平均値を大きく超えている競艇場も存在します。
1号艇の1着率が高い競艇場のレースに限定して舟券を購入するというのは、的中率を高めるために有効な手段のひとつと言えるでしょう。
本記事では、特に1号艇の1着率が高くなっている競艇場を3つ紹介します。
各競艇場の1号艇1着率はその年によって違うので、同じ競艇場でも順位が変わりますが、ここで紹介する3つの競艇場は、3位以内に入る事が多いです。
大村競艇場
1号艇1着率が常にナンバーワンとなるのが、大村競艇場です。
まず、防風ネットがあるため、レース展開に大きな影響を与える風がコース内に吹き込む事がとても少ないです。
したがって水面は常に静かなので、波の影響もほとんど無くレースに集中できます。
次に、第1ターンマーク付近に十分な幅があるため、最内の1コースの艇も全速ターンを決めやすく、アウトから捲ろうとしても競り負ける展開となりやすいです。
それに加えて進入固定や、1号艇にA1級選手を配置し、そのほかはすべてB級選手を配置するといった、インコースが勝ちやすい番組構成を組む事が多いというのも、1号艇1着率の高さに繋がっています。
芦屋競艇場
芦屋競艇場も季節風などがコース内に吹き込む事が少なく、また第1ターンマーク付近の幅が広いため思い切ったターンをしやすい事が1コース有利となっている理由です。
更に大村競艇場と同様に、1号艇に実力選手を配置するなど、勝ちやすい番組構成となっているレースがある事も要因となっています。
下関競艇場
下関競艇場も他の2艇と同様に第1ターンマーク付近のコース幅が広く、1号艇が十分加速してターンを回れるほか、前半レースではA1級選手を1号艇に配置した番組構成のレースを実施しています。
更に下関競艇場ではナイターレースを開催しています。
ナイターレースでは水温が低くなってモーターの出足が良くなるので、昼間のレースよりも1号艇は更に有利となります。
しかし大村、芦屋競艇場と異なり、風の影響は他の競艇場と変わらず大きいので、レース直前の風向きや風速はよく確認しましょう。
的中率だけに注目してはいけない
的中率を高めることはとても大事なのですが、的中率だけを重要視しすぎると、思わぬ見落としをしてしまう事があります。
舟券を購入する時には、的中するかどうかだけではなく、オッズにも注目しましょう。
舟券代が配当金を超えてないか確認
的中率を重要視する買い方は、確かに当たりやすい買い方ではありますが、その一方で本命のみを購入するため、配当は低くなりがちです。
3連単の平均配当はおよそ70倍ですが、これはあくまでも全ての舟券の平均です。
誰もが本命と予想した買い目が予想通り来た時は、5倍を切ることもあります。
そうなると、もし1,000円の舟券を6通り買っていた場合は的中してもマイナスとなってしまいます。
自分が買おうとしている買い目のオッズは必ずチェックし、どの舟券が的中してもプラス収益になるか、事前に計算しておきましょう。
もしマイナス収支になるのであれば、買い目を更に絞り込むか、低いオッズの買い目の投資金額を増やす、といった対応が必要になります。
まとめ
競艇で最終的にプラス収益にする事を目指しているのであれば、的中率を上げていく事がとても大切です。
的中率を高めるためには、様々なデータを収集し、確実に1着になる艇を選択でき、なおかつ対抗となる艇を2艇に絞り込めるレースの舟券を購入するのが最善策です。
しかしすべてのレースをチェックするのは途方もない時間を必要とするので、当てやすい特徴を持つレースを厳選して、チェックしましょう。
当てやすいとされるのは、以下のようなレースとなっています。
- 1号艇がA1級選手のレース
- 更に2号艇3号艇の選手が対抗となる実力を有している
- 各レースの優勝戦
- モーニングレースの前半戦
そして、競艇場によっても1号艇の1着率にはかなりの差があり、1号艇の1着率が著しく高い競艇は、初心者にも舟券を当てやすい競艇場だと言えるでしょう。