丸野一樹は今要注目の競艇選手!嫁などプライベートについても解説

丸野一樹は今要注目の競艇選手

現在競艇界では平成生まれの選手も着実に実力をつけてきており、「次世代のエース」として期待されている選手も何人かいます。

丸野一樹選手は平成生まれの競艇選手のなかでも特に目覚ましい活躍を見せており、注目しておくべき選手です。
本記事では丸野一樹選手のこれまでの経歴などについて紹介していきます。


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丸野選手のプロフィール

丸野一樹引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

丸野一樹選手の簡単なプロフィールは以下のようになっています。

名前 丸野一樹
登録番号 4686
生年月日 1991年8月5日
所属支部 滋賀
身長 166センチ
体重 54キロ
級別 A1

丸野選手は滋賀支部に所属しており、級別は最高ランクのA1級です。

2017年には近畿地区代表としてトップルーキーに選出されるなど、ファンからというだけではなく競艇界からもこれからの更なる活躍が期待されている若手選手のひとりであり、トップレーサーが出場するような大舞台でも臆することなく活躍できるメンタルと技術を兼ね備えています。

競艇選手になるきっかけは?

競艇選手になるきっかけは?

丸野選手は小学生の頃から野球に明け暮れる日々を送っていて、高校生の時にも当然のように野球部に所属、特筆するような活躍は見せていないものの、プロ野球選手になることを夢見ていました。

ところが10代の半ばごろから身長が伸びなくなってしまい、今の身長のまま変わらなければプロ野球選手になるという夢は諦めるしかなく、これからの道を模索することとなります。

そんな時、競艇好きのお父さんに連れられ訪れた「びわこ競艇場」で実際に競艇のレースを観て競艇選手というものに強く惹かれ、たまたま場内に貼ってあった「ボートレーサー募集中」というチラシを見つけました。

そこに記載されていた「身長や体重の制限」を見てここなら活躍できると確信し、競艇選手を目指すことにしたのです。

ところが野球選手を目指していたために体重が規定より重かった丸野選手は2か月で17キロもの減量をし、体重はクリアするものの筋肉まで落ちてしまったせいで1回目の受験は不合格となります。

しかし2度目は体重を維持しつつ筋肉をつけることに励んだ結果見事に合格し、競艇選手への道を歩んでいくこととなりました。

デビュー戦でいきなり初勝利!

デビュー戦でいきなり初勝利!

無事にやまと養成学校を卒業した丸野選手は2011年11月6日、地元「びわこ競艇場」でデビュー戦を迎えます。
デビューしたばかりの選手は研修やリーグ戦などは経験していますが、本番のレースの経験は全くと言ってよいほどありません。

そんな新人選手が多くの選手が殺到するインコースから進入すると、接触など大事故に繋がる可能性があるため、新人選手はたとえ1号艇でのスタートであっても大外6コースから進入しなければならないという暗黙のルールがあります。

さらに丸野選手のデビュー戦は「A級選手が1号艇での出走」というシード番組であったため、状況から言っても丸野選手の勝利はほぼ絶望的ともいえる状況でした。

ところが丸野選手は6コース進入からトップスタートを切ると豪快なまくりを決め、なんとA級選手がシードとなっているデビュー戦にも関わらず初勝利を上げてしまいます。

地元びわこ競艇場で、期待の新人選手が鮮烈なデビュー戦を見せたこのレースは大いに盛り上がったことでしょう。
地元であり、デビューのきっかけを作ってくれた場所での嬉しい初水神祭となりました。

2016年は丸野選手にとって飛躍の1年となる

2016年は丸野選手にとって飛躍の1年となる

年を重ねるごとに着実に1着を獲る回数は増えていき、2015年には前期後期ともに10回以上1着に入着しており、初優勝は時間の問題だろうと言われていました。

そして2016年、それまでは優出わずか1回のみだった丸野選手がこの年は4月終了時点で3度の優出を決め、かつてないほどの絶好調ぶりでした。

そして翌5月、三国競艇場で開催された一般戦に丸野選手は出場、モーターの性能がそれほど良くないうえに、前検タイムも揮わないといった不利な状況でありました。

しかしエンジンの整備によるモーター性能向上と、巧みな操縦技術によって、予選をオール2連対という圧倒的な強さで突破、準優勝戦も危なげなくイン逃げを決め、1号艇で優勝戦を戦うこととなります。

優勝戦には笠原亮、三嶌誠司、重成一人といったSGレース出走経験がある一流選手も出走していましたが、丸野選手は1号艇という圧倒的に有利な状況を生かし、コンマ06秒の完璧なスタートを決めると準優先同様にあっさりとイン逃げを決め1着でゴール。

正に「横綱相撲」といった走りで見事初優勝を決めました。

2019・2020年年連続G1レース制覇

2019・2020年年連続G1レース制覇

2017年には近畿地区の「トップルーキー」に選出、競艇界からも期待される選手の一人となり、知名度はさらにアップ、それとともに成績も徐々に上昇、級別もA級を完全に定着させるまでになりました。
そんな丸野選手にとって大きな飛躍の年となったのが2019年です。

8月までに優出2回、優勝1回と好成績を維持し続け、8月にびわこ競艇場で開催されるG1レース「びわこ大賞」に出走します。

予選は1着3回2着2回と申し分ない結果だったのですが、「待機行動違反」を犯してしまったために減点7点が差し引かれ、最終的には予選を8位で通過します。

そして準優勝戦、相手は「桐生順平」「松井繁」「魚谷智之」などSGレースを制したことのある選手に加えて、同じ滋賀支部の先輩レーサーである「守田俊介」選手も出走するなど、周りは強力なライバルばかりでした。

顔ぶれだけ見ると優勝戦のようなメンバーですが、ここでも丸野選手はベテランや先輩選手の圧力をものともしない走りを見せて1着でゴール、優勝決定戦に進出します。

丸野選手にとってG1レース4回目の優出となった優勝決定戦は3コースからの進入となりましたが、会心のまくり差しを決めて1位を奪取、その後は危なげない走りでそのままゴール、地元の競艇場で念願のG1レース初優勝に輝きました。

さらに丸野選手は2020年1月29日に唐津競艇場で開催されたG1レース、「全日本王者決定戦(開設66周年記念)」でも優出を決めます。

決勝戦には井口佳典、白井英治、湯川浩司、桐生順平のSGレース覇者4選手も出走、まるでSGレースの決勝戦と見間違うほどの強力なライバルを相手に丸野選手は4号艇4超すという不利な位置からのスタートをものともしない見事なまくり差しを披露、見事1着でゴールし、2019年に続いて2回目のG1レース制覇を達成しました。

トレーニング好きが高じてパーソナルトレーナーの資格まで取得

丸野選手、実は競艇界随一のトレーニングスキとしても知られていて、丸野選手のTwitterを見てもレースの無い日は常にジムに通ってトレーニングに励んでいるほどです。

トレーニングにハマるきっかけとなったのは養成学校に入る前の減量トレーニングで、「競艇選手もしっかりとトレーニングをしたほうが結果につながる」と現在でも語っています。
その結果はしっかりと成績に表れていますから、丸野選手の考えは正解だといえるでしょう。

養成学校に通う前の減量トレーニングをしていた時期からの付き合いである事務のトレーナーと一緒にトレーニングメニューを考えながらトレーニングを続けているうちに、自分もトレーナーの資格を取得しようという気持ちが強くなります。

丸野選手はレース出走中でも分厚いテキストを持ち込んで勉強するなど、忙しいレースの合間を縫って勉強に励み、2020年、全米スポーツアカデミーが認定する「パーソナルトレーナー」の資格を見事取得しました。

パーソナルトレーナーの資格を取得した丸野選手は長い付き合いのあったトレーナーと共同で「丸野コンディショニングジム」というパーソナルトレーニング形式のジムを立ち上げたほか、「マルトレチャンネル」というYouTubeチャンネルも開設、マルトレチャンネルでは丸野選手自身が身体の部位を整えたり、鍛えたりする方法を実戦形式でアップしています。

一般の人でも短時間でできる運動がたくさんアップされているので、特にデスクワークであまり身体を動かす機会が無い人にはオススメのチャンネルです。

丸野選手にとってたくさんの経験をすることとなった2021年

そして2021年、丸野選手は「覚醒」したかのような異次元の活躍を見せることとなります。
本項目では更なる飛躍の年となり、さらに試練も経験した2021年の活躍を振り返っていきます。

1月には自身3回目のG1レース制覇

丸野選手は2021年1月17日に尼崎競艇場で開催された「開設68周年記念競走」で予選をトップ通過すると、準優勝戦、優勝戦でもイン逃げをしっかりと決め、あっさりとG1で3度目の優勝を決めてしまいます。

1月終了時点ですでに2度の優勝を決めていた丸野選手は3月に若松競艇場で開催された「読売新聞社杯全日本覇者決定戦開設68周年記念競走」でも1コースからの逃げを決めて優勝、この時点で賞金ランキング上位となり、グランプリも出場できるのではと言われるほどでした。

7月SGレース出走の機会を得るも怪我で無念の帰郷

2021年序盤から絶好調だった丸野選手は、2021年7月20日から開催予定だった「SGオーシャンカップ」に丸野選手は出場することとなり、初日第12レースにて記念すべきSGレース初出走となる予定でした。

これまでSGレースでは良い結果を残せていなかったものの、2021年の強さを発揮できれば初のSGレース制覇も十分可能だったでしょう。
ところが、そんな丸野選手に思わぬ不幸が押し寄せます。

レース前の試運転中の丸野選手を突如突風が襲い、丸野選手のボートは転覆してしまいます。
ただの転覆ならばまだ良かったのですが、不運にもボートから投げ出された丸野選手の上に転覆したボートが乗っかってしまった影響で左手を負傷してしまいました。

すぐに病院に行った丸野選手、医師の診断の結果は「左第二基節骨・第三第四中手骨骨折」であり、自身のTwitterにもその時のレントゲン写真が掲載されているのですが、完全にひとさ差し指の第2関節部分、さらに中指と薬指の根元の骨が折れている状態でした。

このような状態ではとてもボートを操縦できるわけもなく、丸野選手は1レースも出走できないまま、無念の帰郷となってしまいました。
それでも診断直後のTwitterでは「左手が守ってくれなかったらもっと大きな怪我になっていた。左手には感謝です。」と、前向きなコメントを残しています。

大事なSGレースに出走できなくなったわけですから、本人のショックや悔しさは他人には計り知れないほどでしょう。
それでもすぐにファンに向けて状況を報告してくれたという行動に、丸野選手の人柄が現れています。

怪我からたった1か月で復帰

検査の結果、復帰には早くても3か月はかかるといわれ、順調にいけば10月の「ボートレースダービー」に出場するチャンスはあるかも、とファンは丸野選手の復帰を心待ちにしていました。

ところが丸野選手は8月19日、自身のTwitterで5日後に開催される「ボートレースメモリアル」に出場することを報告したのです。
このときはまだ怪我をしてから1か月しか経過していません。

たとえ驚異的なスピードで回復させたとしても、1か月で完治するはずもなく、実際に丸野選手の手は万全の状態ではなかったことでしょう。

この復帰報告に多くのファンや選手は祝福のコメントを出していますが、その一方で「あまりにも強行出場しすぎでは?」「これで怪我が悪化すると取り返しのつかないことになってしまう」など、復帰を疑問視したり、手の状態を心配する声も一部ありました。

賛否両論ありましたが、ファンや選手全員の思いは「なんとか無事に完走してくれ」というもので統一されていたことでしょう。
復帰初日は4着、6着という結果であり、勝負勘が戻っていないのと手の状態が万全でない事もあって、思うような結果が出せませんでした。

ところが2日目以降は善戦し、1着でなければ予選敗退となる4日目にはイン逃げを決め、ギリギリではありますがなんと準優勝戦へと進みます。
怪我の状態が万全でないなかでの自身初のSGレースで準優勝戦に進むだけでも大健闘でしょう。

準優勝戦は大外6コースからのスタートとなり不利を強いられる戦いだったのですが、ここでなんと幸運の女神が微笑んだのか、1号艇から3号艇、4号艇と5号艇が共にもつれあい、内側に大きなスペースが出来ます。

丸野選手はこのチャンスを見逃さず、進出するとそのまま2番手を死守、怪我を押しての初出場となったSGレースで見事優勝決定戦にまで進出したのです。
決定戦は5着となってしまいましたが、この活躍に競艇ファンからは称賛の声が多数寄せられました。

年末の賞金王決定戦に平成生まれの選手として初出場!

2021年11月終了時点での獲得賞金は7423万円となり、見事平成生まれの選手として初めて丸野選手は年末のグランプリに出場する権利を獲得しました。
そんなグランプリの行く末を占うレースとして注目されたのが、プレミアムG1レースである「BBCトーナメント」です。

このレースは通常の特典加算方式による勝ち上がりではなく、各レースの上位3位以内の選手が次のラウンドに進めるという方式となっています。
つまり4位になった時点で次のレースには出走できません。

丸野選手は予選第1ラウンドを1位で通過しますが、第2、第3ラウンドは最強レーサー峰竜太選手の後を追う形となり、2着、3着に甘んじてしまいました。
そして決勝戦は「アミダマシーン」を使って枠順が決められ、丸野選手は3号艇でのスタートとなります。

そして決勝戦、丸野選手より内側には瓜生正義選手、濱野谷憲吾選手と、SGレースを複数回勝っている大先輩たちが位置し、この2選手をどう抜くかが勝敗の分かれ目となっていました。
1コースの瓜生選手は当然逃げを選択、それを追う濱野谷選手はインから差そうと動きます。

丸野選手と5コース峰選手は外側から抜きにかかりますが、ここで丸野選手は神業とも言うべきターンを披露、1,2号艇と5号艇の間に出来たわずかな隙間を縫うようにしてターンを決めるとバックストレッチで先頭に立ち、第2ターンで後続を完全に振り切るとそのままゴール、見事自身初のプレミアムG1制覇を達成しました。

この勝利は丸野選手にとって大きな自信となったことでしょう。
丸野選手はその勢いのままグランプリに出走、予選ではまたも峰竜太選手に競り勝つなど大活躍を見せ、グランプリ決定戦を2号艇からのスタートとします。

このまま優勝もあるのでは?と大いに期待された決勝戦でしたが、決勝で峰選手が第1ターンマークに接触してしまい転覆、丸野選手他3選手がそれを避けきれず次々と転覆してしまうという大波乱の結果になり、残念ながら初のグランプリ制覇とはなりませんでした。

しかし、2021年の活躍は2022年以降大いに期待を持てるような走りを見せてくれたことは間違いなく、近いうちにグランプリ制覇も十分可能でしょう。

丸野選手の嫁は元女優の藤井奈々さん

競艇選手はモテるのか、奥さんが美人であることが多いです。
そんな美人揃いの競艇選手の奥さんのなかでも、丸野選手の奥さんは間違いなくトップクラスの美人に数えられるでしょう。

丸野選手は2017年9月、元女優の藤井奈々さんと結婚しています。
実は丸野選手は京都出身なのですが、藤井奈々さんも同じく京都出身ということもあり、藤井さんが丸野選手へインタビューをした際に意気投合、そこから交際へと発展し、10か月の交際期間を経て結婚に至ったとのことです。

藤井奈々さんは2016年に「ミス東スポグランプリ」に選ばれ、女優業と並行してボートレースの取材や各種イベントの出演など、競艇に接する機会が増え、自身も競艇に興味を持ち始めたことも、丸野選手と結婚するきっかけのひとつになっているといえるでしょう。

結婚を機に藤井奈々さんは女優業を引退、その後長女を出産しており、現在は全国を飛び回る丸野選手を陰で支えつつ、育児に奮闘する日々を送っています。

藤井奈々さんは現在もTwitterなどで近況を投稿しており、承認してもらってフォローするという条件付きではありますが、ツイートや写真などを見ることができます。


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まとめ

丸野一樹選手は、滋賀支部に所属しており、現在の級別は最高ランクであるA1級です。
学生時代は野球選手を目指していましたが、身長が伸びなくなってしまったために断念、お父さんと訪れたびわこ競艇場でボートレ-サー募集中というチラシを見つけ、ボートレーサーになることを決心します。

2か月で15キロもの減量に成功し、1度目は不合格となったものの、2回目で見事合格、競艇選手としてデビューするとA級選手が1コースという番組構成のレースで、初出場初勝利を決めるという鮮烈デビューを飾りました。

その後も着実に実績を積み重ねていき、2016年に初優勝、2019年にはG1レースで初優勝を決め、翌年には早くも2回目のG勝利を決めています。

また、日々日課としておこなっているパーソナルトレーニングへの探求心が功を奏し、2020年には全米スポーツアカデミー認定のパーソナルトレーナーの資格を取得、地元京都府にトレーニングジムを開設しているほか自身のYouTubeチャンネルで簡単なトレーニング法などの動画を配信しています。

そして2021年も1月に早々とG1レース優勝を決めると、3月にもG1レース優勝するなど絶好調で、年末のグランプリ進出は確実と思われていました。
ところがオーシャンカップ戦前の試運転で左手の指を3本骨折する大怪我に見舞われ途中帰郷、全治3か月と診断されます。

しかしそれからたった1か月後のボートレースメモリアルに出場、万全の状態ではないにも関わらず優勝決定戦進出という大健闘を見せました。

その後BBCトーナメントも制し、その勢いのまま平成生まれ初のグランプリ出場を獲得、見事優勝決定戦にまで進出しますが、優勝決定戦では転覆失格という歯がゆい結果となってしまいました。

プライベートでは元女優である藤井奈々さんと結婚しており、女の子のお子さんがいます。
今最も勢いがある選手の一人なので、丸野選手が出走するレースは注目しておいて間違いありません。