競艇で負けない買い方を解説!
競艇は最大6艇で順位を争う公営競技です。
ほかの公営競技と比較すると、競馬が最大18頭、オートレースは最大8車、競輪は最大9車です。
つまり競艇は1回のレースにおける出走数がもっとも少ない公営競技となっています。
これだけ出走数が少ないと、絶対に負けない買い方というのが存在しそうな気がしてきますが、果たして負けない買い方というのは実在するのでしょうか。
本記事では、競艇の負けない買い方について検証していきます。
確実に負けない買い方というのは競艇には存在しない
もし実際に負けない買い方というものが存在すればどうなるでしょう。
インターネットが広く一般的になっている現在では、どれだけそれを解明した人が隠そうとしても、どこかから漏れだして一気に広まっていくでしょう。
すると、競艇で負けるという人は最終的に0人になります。
しかし現状はそうなってはいないことから、競艇で負けない買い方というのは存在しないといえるのではないでしょうか。
競艇は人間同士で争いますし、レース場も天候によって条件が変わるなど、不確定要素がたくさんあるため、確実に負けないように買うことはできないのです。
これは競艇だけではなくほかの公営競技や各種ギャンブル、そしてすべての投資にいえることでもあります。
負けを減らせる買い方はある
確実に負けない買い方というのは競艇には存在しませんが、負けを減らせる、つまりリスクを減らすための買い方はいくつかあります。
競艇で勝てている人は全体の1割ほどといわれていますが、その1割の人は意識的にか無意識的にかは分かりませんが、この負けを減らす買い方を見つけて実践している人たちです。
競艇では大きく勝とうと一発勝負するよりも、負けを減らすための買い方を実践し続けてコツコツ当てていくのが利益を出すための近道です。
負けている人にありがちな買い方を知ろう
競艇で勝てている人は、全競艇人口のうち、たった1割にも満たないといわれています。
逆にいえば、9割の人が知らず知らずのうちに実践してしまっている買い方をしないようにすれば、負けるリスクは大幅に減らせるというわけです。
本項目では競艇で負けている人にありがちな買い方をいくつか紹介します。
インコースの艇から幅広く買ってしまう
競艇はインコースが絶対有利である、というのは紛れもない事実です。
実際にコース別のデータを見ると、どの競艇場でも1号艇が少なくとも4割台後半、勝率の高い競艇場だと7割に近い勝率で1着になっています。
したがってインコースから舟券を買うこと自体は間違っていません。
ところが、あれもこれもと買い目点数が多くなるような買い方はあまり良い買い方とは言えません。
インコースが強いというのは競艇をやっている人なら誰でも知っているので人気が集中します。
したがって3連単を的中させても10倍にも満たないことが多いです。
そんな舟券ばかりを10点も20点も買ってしまうと、利益が出ても数パーセント、場合によってはせっかく的中させても舟券代のほうが高くついてしまった、ということにもなりかねません。
このような買い方をしていては、いつまでたっても勝つことはできないでしょう。
展開を予想しすぎて買い目が多くなる
競艇の経験を積んでいくと、舟券を買う前にレースの展開を予想するようになります。
これ自体は間違いではありませんし、3連単を的中させるためにはレースの展開を予想することは必要不可欠です。
ところが展開を予想していくといろいろなパターンを想定し、ついつい買い目が多くなってしまいがちです。
せっかく予想しても20点30点と舟券を買っていては、的中させたとしてもほとんど利益はでないでしょう。
買い目が多くなるとトリガミになって当てても負ける
買い目を多くし過ぎる人は、目の前のレースのことしか頭にない人です。
競艇で負けないために大切なのは、「当てること」ではなく、「回収率を高める」ことです。
競艇の的中率というのはそれほど高くありません。
基本的には1日12レース全部賭けて、3レースでも的中させれば上出来といわれています。
買い目を増やすのは悪いことではありませんが、きちんと計算して買い目を増やしてもプラス収益になっているか確認しましょう。
負けた時に負けを取り戻そうと大金を突っ込む
負ける人にありがちな買い方のなかでも一番やってはいけないのが、「負けを取り戻そうと大きいお金を突っ込む」ことです。
ギャンブルでも投資でもそうですが、勝つためにはいかに冷静になれるかが重要といわれています。
しかし、負けを取り返すために大金を突っ込む時点ですでに冷静さは失われています。
こういった人の賭け方というのは、「一発逆転を狙った万舟券」か「とにかく的中させるためにトリガミになることも無視してインの買い目を買いまくる」のどちらかになります。
この買い方ではたとえマグレで的中させてもまた同じことの繰り返しになるでしょう。
競艇で負けないための買い方とは?
「負ける人にありがちな買い方」を理解し、その買い方をしないようにすれば負けるリスクはかなり下がるといってよいでしょう。
本項目ではもう一歩踏み込んで、できるだけリスクを少なくする「負けないための買い方」について解説していきます。
舟券を購入する競艇場やレースを厳選する
競艇場は全国に24カ所あり、それぞれ特徴が異なります。
負けるリスクを減らすためには、そのなかでも特にインコースが強いとされている競艇場のレースに絞って舟券を買うことをおすすめします。
インコースの舟券ばかりを買うと、トリガミになるのではと疑問視するかもしれませんが、トリガミになるのは買い目を増やすからで、買い目を増やさなければインコースが強い競艇場は的中させやすいわけですから、しっかりと勝つことができます。
参考 競艇場の特徴を知れば舟券の的中率は確実にアップする!鉄板レースの条件を知ろう
舟券を購入するレースを厳選することだけでもかなり負けにくい買い方となりますが、ここでさらに負けないためには、鉄板レースを見つけることが重要になります。
どの競艇場でも共通する鉄板レースが「朝一番のレース」です。
朝一番のレースは、だいたい企画レースとなっており、このレースでは1号艇にA1選手が、そのほかのコースにB級選手が配置されます。
競艇1号艇が圧倒的に有利ですが、その1号艇に最高ランクのA1選手が、そのほかのコースに下位のB級選手を配置するわけですから、1着はほぼ1号艇で固定されたようなものです。
ただし、この企画レースは2着以降の予想が難しいので、2号艇と3号艇の勝率もチェックしましょう。
2号艇と3号艇の選手が1号艇に準ずるような勝率であれば、1番から3番までで決まる可能性が高くなり、鉄板レースである可能性が高くなります。
そのほか、1号艇から3号艇がA1級選手となっているレースもこの3艇で決着がつく可能性が高いです。
より鉄板レースかどうかを見極めるために、1号艇と2号艇のチェックポイントを確認しておきましょう。
1号艇のチェックポイント
1号艇選手は、まずスタートダッシュが早い選手かどうかが重要です。
1号艇がなぜ有利かというと、勝負が決する1周目の第1ターンマークに一番早くたどり着くことができるからです。
しかし、スタートが他の選手より遅いとそのアドバンテージが生かせません。
平均スタートタイムを0.17秒を基準にして、このタイムより遅ければ1号艇でも購入を見送る判断も必要になります。
あとは「A級選手かどうか」「勝率がトップまたは2番目か」「直近数試合の成績はどうか」がチェックポイントになります。
これらのチェックポイントで合格点を満たしていれば軸にして問題ありません。
2号艇のチェックポイント
2号艇の選手は、それよりもアウトコースの選手にとって壁になれるような存在かどうかが最重要チェックポイントです。
アウトコースの選手がインコースに入り込めるようなターンをしてしまうと、1号艇の有利う要素が一気に崩れ去ってしまいます。
展示航走を見てターンがうまく回れているか確認しておきましょう。
そして勝率も重要で、1号艇に次ぐ勝率になっているか、もしくはもっとも高い勝率になっていれば1号艇と2号艇を中心に買い目を決めていけば的中率はかなり高いです。
レースに関する情報をたくさん集める
鉄板レースかどうかを見極めるためには、レースに関する情報を時間の許す限りたくさん集めるようにしましょう。
レースに関する基本的な情報はボートレースの公式サイトで得ることができますが、それだけでは不十分です。
まずは自分が購入する予定の競艇場のホームページはチェックするようにします。
各競艇場のホームページでは、1周タイムや周りタイムなどといった、予想に役立つ情報が記載されていて、それらで選手の善し悪しをより明確に判断できます。
さらに各選手のデータが集計されているサイトも活用しましょう。
データベースでは、直近のレースの結果や、各競艇場ごとの勝率などを確認できるので、各選手の得意・不得意を確認できます。
予想サイトを活用する
時間がない方は、レース情報をたくさん集めるの難しいのが現状です。
そこでおすすめしたいのが競艇の予想サイトです。
予想サイトは、元記者などのプロの予想師等が運営しています。
毎日的中率の高いレースを厳選しており、予想を提供しています。
予想サイトのほとんどが無料プランと有料プランを用意しています。
情報を集める上でプロの意見はとても重要ですので、複数の予想サイトに登録することをおすすめします。
当サイトでは、信頼できる厳選した予想サイトを紹介していますので、是非参考にしてみてください。
自分が買うレース場の天候が荒れていたら舟券は買わない
レース直前までさまざまなデータを収集して自分なりにレース展開を予想し、買い目もかなり厳選できたのに、レース当日は天候が荒れてしまうときもあります。
競艇は天候、特に風の影響を強く受ける競技なので、風が強い日はそれまでの予想していた展開とは大きく異なる可能性が高いです。
特に選手が自分のモーターの調子をハックしていないレース初日に天候が荒れてしまうと、A1級選手が1号艇に配置されている朝一の企画レースであっても1号艇が3着以内にすら入らないことも十分ありえます。
1号艇の1着率がいつもよりかなり低い、前半3日間は鉄板レースを狙って舟券を購入するのであれば、見送っておいたほうが無難です。
まとめ
競艇はギャンブルであり、ギャンブルや投資には不確定要素が多いです。
負けないためには何かしら絶対に当てはまる法則を見つける必要がありますが、そのような法則は存在しないので、競艇で絶対に負けない買い方というのは存在しないと思っておいたほうがよいでしょう。
しかし極力負けを減らすための買い方はいくつか存在します。
極力負けを減らすためには常に冷静な判断力を維持したうえで、購入資金と配当金の計算をしてトリガミがないようにすることが鉄則です。
そしてインコースに強い選手が集中している鉄板レースを厳選して舟券を買い続けていれば少なくとも大きく負けるようなことはないでしょう。