競艇選手のルーキーランキング最新版!トップルーキーに選出された選手のプロフィールも紹介!
毎年競艇選手の養成学校であるやまと養成学校の卒業生がプロ選手としてデビューしていますが、その中でも将来的に大いに活躍が期待される選手たちが存在します。
本記事では未来のスター選手候補とも呼べる「スター候補選手」について解説していきます。
競艇の「スター候補選手」とは?選出基準や選出選手への特典について
競艇を運営している団体である、「日本モーターボート競走会」では、デビュー直後から活躍が著しい選手を「スター候補選手」として選出しています。
スター候補選手はさらに「トップルーキー」と「フレッシュルーキー」に分かれていて、選定基準としては、フレッシュルーキーは「選手登録5年以内で各レース場が推薦した選手」となっており、「トップルーキー」は「選手登録6年以内でなおかつ現在A1級であること」が選出条件です。
フレッシュルーキーまたはトップルーキーとして選出され、「スター候補選手」となった選手たちにはそれぞれのランクに合わせてグレードレースへの優先出走権が与えられたり、メディアへの対応やマナーを身に着けるため所作や作法の訓練、さらには操縦や整備の特別訓練を受けることができるなど、選手にとっては良い事づくめの特典が与えられます。
特にグレードレースへ優先的に斡旋してもらえるというのは、賞金を上積みすることが最優先となっている選手にとっては何よりも嬉しい待遇といえるでしょう。
そのため養成学校を卒業し、晴れてプロとなった新人選手達はまずフレッシュルーキー、そしてトップルーキーに選ばれることを目標に日夜レースに出走しています。
2022年トップルーキー10名を紹介!
2022年にトップルーキーとして選出されたのは以下の9名です。
彼らは新人選手のなかでも特に活躍が著しく、既にG1レースやSGレースに出走している選手も存在しています。
宮之原輝紀
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
宮之原選手は東京支部所属で、養成学校時代の最終勝率は驚異の8.12と、当時からその才能を発揮していました。
デビュー後もデビューして僅か2か月で初勝利するなどその実力はプロの世界においても十分通用するものであり、2019年には早くも最上位クラスであるA1級に到達しました。
佐々木完太
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
佐々木選手は山口支部所属で、養成所時代はリーグ戦1位で卒業しています。
しかしデビュー後は順風満帆とはいかず、同期選手には先に上のクラスに昇給されたり、フレッシュルーキーに選出されなかったりと苦労しましたが、地道な努力を重ねて2021年後期にはA1級へ選出、2022年4月には念願の初優勝を決めました。
栗城匠
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
栗原選手は東京支部に所属し、母親に薦められて競艇選手への道に進むことを決心しました。
デビュー後わずか1か月で初勝利を飾り、デビューから4年後の2020年に初優勝すると、その翌年の2021年には早くも平和島競艇場で開催されたG1レース「トーキョーベイカップ」でG1レース初優勝を決めています。
前田篤哉
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
前田選手は愛知支部に所属しており、常滑市出身ということもあって小さいころから競艇は身近なスポーツでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをしながら養成所の試験を受け続け、3回目のチャレンジでよくやく合格したという苦労人で、デビュー戦は6着と振るわなかったものの、それから僅か1か月足らずで初勝利を決めています。
その後初優出、G1レースでの勝利など着実に実績を重ね、2020年10月5日に念願の初優勝を飾りました。
澤田尚也
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
澤田選手は滋賀支部所属で、師匠である馬場貴也選手からももう少しレースでのメリハリとダイナミックさを身に着ければ間違いなく活躍できる選手になるというお墨付きをもらっています。
自宅が近い丸野選手に誘われて2020年4月から筋トレを始めており、その成果が出るかどうか今後に期待です。
デビューからわずか1か月で初勝利をおさめていて、2021年には同期で初優勝一番乗りを決めています。
黒野元基
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
黒野選手は前田選手と同じく愛知支部所属で、前田選手と共に将来愛知支部をけん引する存在になるであろうと期待されています。
2016年11月にデビュー、翌年8月に初勝利を決めると、2020年2月にはデビュー4年目で念願の初優勝を飾りました。
まだG1レースでの優出経験はありませんが、今後黒野選手の名前を優勝戦で見かける機会は増えていくことでしょう。
木谷賢太
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
木谷選手は香川支部に所属しており、2021年2月に同期の栗原選手や宮ノ内選手からは少し遅れを取るものの初優勝を決め、2021年後期にははじめてA1級に昇格しました。
ところが2022年には怪我などの影響もあって思うような成績を残すことができず、2022年後期にはA2級降格が決定的となってしまっています。
しかし本調子であれば若手選手でもトップクラスの実力者であり、A1級にはすぐ復帰することでしょう。
中村日向
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
中村選手は先ほどの木谷選手と同じく香川支部所属の選手です。
現在師匠となっている秋山広一選手の甥っ子と小学校時代同級生であり、一緒にペアボートに乗ったりしているうちに競艇選手を目指すようになり、高校卒業後に一発合格しました。
デビューが2018年ということもあってまだ優勝経験はありませんが、2022年前期にはA1級に昇格していて、転覆などは多いものの豪快なレース運びからアウトコースであっても勝利する実力があります。
實森美祐
(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)
實森美祐選手は女性選手で唯一トップルーキーに選出されており、新人女性選手の中でも特に将来を有望視されています。
所属は広島支部であり、競艇選手を志すようになったのは競艇好きの父親の影響が大きいとインタビューで話されています。
まだA級昇格や優勝の経験などはないものの、近い将来レディースレースの優勝レースで實森美祐選手の名前を見かける機会も出てくることでしょう。
フレッシュルーキーに選出された選手たち
フレッシュルーキーに選出された選手を表にまとめました。
競艇場名 | 選出選手1(支部) | 選出選手2(支部) |
桐生 | 久保原秀人(群馬) | 伊久間陽優(群馬) |
戸田 | 畑田 汰一(埼玉) | 佐藤 航(埼玉) |
江戸川 | 中村かなえ(東京) | 金山 立樹(東京) |
平和島 | 久永 祥平(東京) | 國分将太郎(東京) |
多摩川 | 生田波美音(東京) | 渡邉 健(東京) |
浜名湖 | 石原 翼(静岡) | 森下 愛梨(静岡) |
蒲郡 | 中野 夢斗(愛知) | 一色 凌雅(愛知) |
常滑 | 上田 健太(愛知) | 前田 滉(愛知) |
津 | 山下 夏鈴(三重) | 宇留田翔平(三重) |
三国 | 金田 智博(福井) | 為本 智也(福井) |
琵琶湖 | 中島 秀治(滋賀) | 木下 雄介(滋賀) |
住之江 | 高憧 四季(大阪) | 馬野 耀(大阪) |
尼崎 | 宮田 龍馬(兵庫) | 数原 魁(兵庫) |
鳴門 | 西岡 成美(徳島) | 田村 慶(徳島) |
丸亀 | 田頭 虎親(香川) | 濱野 斗馬(香川) |
児島 | 前原 大道(岡山) | 坂本 雅佳(岡山) |
宮島 | 高橋 竜矢(広島) | 宗行 治哉(広島) |
徳山 | 岡本翔太郎(山口) | 山田 真聖(山口) |
下関 | 品川二千翔(山口) | 柳瀬 幹太(山口) |
若松 | 山口 広樹(福岡) | 山田 丈(福岡) |
芦屋 | 羽野 諒(福岡) | 浦野 海(福岡) |
福岡 | 加倉 侑征(福岡) | 篠原 飛翔(福岡) |
唐津 | 末永 和也(佐賀) | 定松 勇樹(佐賀) |
大村 | 町田 洸希(長崎) | 眞鳥 章太(長崎) |
ルーキー選手は今後の活躍が大いに期待できる選手たちばかり
トップルーキー、フレッシュルーキーに選出された選手は、競艇界から更なる活躍ができるであろうと判断され、選出されています。
今回紹介した新人選手たちはいずれも同期の選手と比べても飛び抜けて好成績を上げている人たちばかりです。
今はまだデビューしてそれほど年月が経過していないということもあって粗削りな部分もありますが、近い将来選出された選手の中で常にSGレースの出走表に名前が挙がるようなスター選手が誕生する可能性は非常に高いので、注目しておいて損はありません。
まとめ
競艇界では毎年デビューしてまだ日が浅い選手たちの中から「スター候補選手」を選出しています。
スター選手候補は特に目覚ましい活躍を見せている「トップルーキー」と、トップルーキーには及ばないものの素晴らしい成績を上げ続けている「フレッシュルーキー」があり、選出された選手には各重賞レースへの優先的な斡旋や、マナーやメディアへの受け答えのレッスンなど、様々な特典があります。
トップルーキー、フレッシュルーキー共に多くの新人選手から選ばれた精鋭たちであり、今後の活躍が大いに期待される人たちばかりです。
数年後にはこのうちの何名かが競艇界をけん引するような存在になるとさらに盛り上がるでしょう。