ボートレースメモリアルとは?出場条件や過去の歴代優勝者などを解説

ボートレースメモリアルとは

競艇は毎日どこかしらの競艇場でレースが開催されていますが、すべてのレースに全選手が出走できるというわけではありません。
レースには「グレード」というものがあり、下から順に「一般戦」「G3」「G2」「G1」「SG」に分けられています。
一般戦は出場停止処分となっている選手以外の全選手に出場資格が与えられていますが、G3以上のレースにはそれぞれ「出走条件」があり、その条件をクリアしている選手でなければ出走できません。

出走条件はレースのグレードが上がっていくごとに厳しくなっていき、最高グレードの「SG」では他のSGレースに出場経験がある選手など、とても厳しい条件となっています。
本記事ではそんなSGレースのなかのひとつ、「ボートレースメモリアル」について概要や出場条件などを解説します。


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ボートレースメモリアルとは?

ボートレースメモリアルとは?

「ボートレースメモリアル」は、冒頭で紹介した競艇のレースのなかでももっとも格式が高い「SGレース」のひとつで、近年はだいたい8月最終週または9月初週に開催されています。
SGレースは年間9レースしか開催されませんが、最高峰のレースということもあって、レース当日の盛り上がりは通常レースの比ではありません。
また優勝賞金も一般戦と比べると桁違いに多いので、ひとつでも優勝すれば賞金王争いに十分加わることができます。

GRANDE5のひとつ

「ボートレースメモリアル」は、SGレースというだけではなく、「GRANDE5」というSGレースの中でも特に格式高い5つのレースのうちのひとつとなっています。
ちなみに「GRANDE5」に選ばれた残りのレースは、「ボートレースクラシック」「ボートレースオールスター」「ボートレースダービー」「ボートレースグランプリ」です。
この5つのレースをすべて優勝した選手には3億円相当のインゴットが贈呈されることになっていますが、創設が2014年と比較的新しいということもあってか、2022年現在達成した選手は一人も居ません。

優勝賞金は?

「ボートレースメモリアル」の優勝賞金は3,900万円で、この金額は最も優勝賞金が高い「グランプリ」の1億円に次いで高額の優勝賞金となっています。
そのためボートレースメモリアルに出場した選手たちは、何としてもこのタイトルを獲りたいと必死に戦うため、いつも白熱したレースが展開されます。

誕生までの経緯

誕生までの経緯

1954年4月に開かれた「全国モーターボート競走施行者協議会」の総会で、競艇の発祥を記念して「競艇記念日」を定め、その記念行事を執り行う事が提案されました。
そして翌年の「全国モーターボート競走施行者協議会」において、4月6日を「競艇記念日」として定め、その記念行事として定められたのが「ボートレース記念競走」です。
第1回目は大村競艇場で、8月20日・8月23日に開催されました。

以降開催地は持ち回りになっていて、毎年前年とは異なる競艇場でレースが開催されます。
しかしながら近年のボートレースメモリアルはナイター開催となっていることから、開催地はナイター開催が可能となっている競艇場が選ばれています。

出場条件について

出場条件について

ボートレースメモリアルはSGレースということもあって、出場条件がとても厳しいものとなっています。
したがって、出場条件を満たしているだけでも一流の競艇選手といえることは間違いないでしょう。
ボートレースメモリアルには、「優先出場」と「推薦出場」というふたつの出場条件があります。
それぞれどのような条件になっているのか、詳しく見ていきましょう。

優先出場

「優先出場」というのは、文字通りボートレースメモリアルに優先的に出場できる条件ということになっていて、自力でボートレースメモリアルに出場できるような実力を持っている選手がここに該当します。
特にボートレースメモリアルの予選レースの舟券を購入する際には、基本的に「優先出場」となっている選手たちを軸にして予想をしたり買い目を決めたりするとよいでしょう。

優先出場となっている条件は、「前年度ボートレースメモリアルで優勝した選手」「前年度賞金王決定戦の優勝決定戦に出場した6名」「本年度のボートレースオーシャンカップの優勝者」となっており、合計8名の選手が「優先出場」によってボートレースメモリアルに出走します。

推薦出場

もうひとつの出場条件である「推薦出場」というのは、先に紹介した「優先出場」に条件は満たしてはいないものの、ボートレースメモリアルでも十分活躍をしてくれるだろうと各団体が推薦をした選手がここに該当しています。
まず、開催地の競艇場を除く残りの23競艇場から各2名ずつが推薦出場選手として選ばれるので、計46名が競艇場からの優先出場として出走します。
ただし、このうち1名は「優先出場選手」を含めなければなりません。

そして、開催地からも希望の選手を出走させることができますが、後期A1級でなおかつ160回以上出走している選手でなければ選ぶことができません。
このように、ボートレースメモリアルはレースで好成績を上げている選手だけではなく、条件付きではありますが、各競艇場から好きな選手を出場させることができるのが大きな特徴です。
もちろんそれなりに実績を上げている選手でなければ選ばれることはないでしょうが、現在伸び盛りの若手ルーキーや、地元では圧倒的な人気を獲得している選手など、ほかのSGレースとは少し違った顔ぶれになることもあるので、予想外の展開となるケースも多々あります。

推薦によって出場選手を決めるSGレースにはファン投票によって出場選手が決まる「ボートレースオールスター」がありますが、ファンが好きな選手と競艇場が活躍を期待している選手とは異なるので、ボートレースオールスターとはまた違った雰囲気のレースとなることが多いです。

選出除外となってしまう条件

ボートレースメモリアルは、「優先出場」または「推薦出場」でのみ出場することができますが、たとえ「優先出場」の条件を満たしていても、「選出除外」に該当してしまっている選手はボートレースメモリアルに出場することができません。
選出除外となるのはこれから説明する4つの条件です。

まず、前年の「ボートレースメモリアル」からその年のボートレースメモリアルの一つ前のSGレースである「オーシャンカップ」のSGレースでの優勝決定戦で選手責任によるスタート事故を起こしてしまった選手は選出除外となります。
ふたつ目は開催年の「ボートレースクラシック」から「オーシャンカップ」のSGレースでの準優勝戦で上記と同じく選手責任によるスタート事故を起こしてしまった選手は選出除外です。

3つ目は怪我や病気などによって自ら出場を辞退した選手は選出除外となり、推薦出場として選ぶことができません。
最後の4つ目は、開催前年の6月から、ボートレースメモリアルの前検日までに褒賞懲戒処分によって出場停止処分を受けている選手です。

レースに出られないほどの怪我や病気になってしまった場合は当然出場できませんが、SGレースの勝敗を決めるような重要な場面でスタート事故を起こしてしまったり、重大な反則行為を犯してしまった場合はどれだけ好成績だったとしても出場除外になってしまいます。

過去10年間の歴代優勝者

過去10年間の歴代優勝者

2021年までのボートレースメモリアル過去10年間の開催地、優勝選手、優勝選手の枠番、決まり手を票にまとめました。

開催年 開催場 選手名 枠番 決まり手
2012年 桐生 瓜生正義 1 逃げ
2013年 丸亀 毒島誠 1 逃げ
2014年 若松 白井英治 2 まくり
2015年 蒲郡 篠崎元志 2 抜き
2016年 桐生 菊地浩平 2 抜き
2017年 若松 寺田 1 逃げ
2018年 丸亀 毒島誠 1 逃げ
2019年 大村 毒島誠 1 逃げ
2020年 下関 寺田祥 1 逃げ
2021年 蒲郡 原田幸哉 1 逃げ

注目すべきは過去10年間のうち、3回毒島選手が優勝している点です。
実は毒島選手はSGレースを7回制覇している現代の競艇界を代表するトップレーサーの一人なのですが、7回の優勝のうち、6回がナイターレースとなっていて、「ナイターキング」の異名を持っています。

3回のうち2回が丸亀競艇場になっているので、ボートレースメモリアルがナイターレースであり、なおかつ丸亀競艇場での開催だった時に毒島選手が出場している場合は要チェックしておきましょう。

年代をさらにさかのぼっていくと、4号艇などアウトコースからスタートしたにも関わらず、まくりなどを決めて優勝するような年もあったのですが、近年はモーターの出力が低いものに変更されたことなど、以前よりもさらにインコースの艇が有利になったということもありますし、なにより前つけをする選手が大幅に減ったということもって、ここ10年はすべて1号艇または2号艇の選手が優勝しています。

ボートレースメモリアルにまつわるエピソード

まとめ

ボートレースメモリアルは第1回大会から数えてもうすぐ70年にもなる歴史あるレースであり、過去にはさまざまな出来事が起こっています。
ここでは近年のレースで特に印象的なエピソードをいくつか紹介します。

2001年多摩川競艇場で開催された第47回大会に出場した市川哲也選手は予選。準優勝戦を6戦6勝という圧倒的な強さで通過、優勝決定戦は3号艇でのスタートとなります。
そして優勝決定戦、5コースからの進入となった市川選手は見事なツケマイを決めて1位を奪取、そのまま逃げ切って見事予選から優勝決定戦まですべて1着となり、SGレースでは史上5人目となる「完全優勝」を成し遂げました。

2011年の第57回大会と、2012年の第58回大会は瓜生正義選手が連覇を達成しており、これは第9回、第10回大会を倉田栄一選手が連覇して以来実に48年ぶりの快挙です。
しかしそれからわずか6年後には毒島誠選手が2018、2019年のボートレースメモリアルを連覇しています。

2020年の第66回大会は、新型コロナウィルス感染拡大に配慮するため、開催地である下関競艇場がある山口県に在住している人のみが入場可能で、なおかつ一日につき最大2,000人までという厳しい制限が設けられたため、入場者は事前抽選によって決められました。

2022年は11年ぶりに日中開催を予定

2022年は11年ぶりに日中開催を予定

ボートレースメモリアルは、2002年にSGレースでは史上初となる「ナイターレース」での開催となっており、以降2011年の福岡競艇場での開催を除けばずっとナイター開催だったのですが、2022年の開催地は浜名湖競艇場となり、11年ぶりにデイレースでの開催が予定されています。


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まとめ

「ボートレースメモリアル」は成績名称を「モーターボート記念競走」といい、競艇のレースのなかでももっとも格式が高いSGレースのひとつとなっています。
更にSGレースのなかでも特に歴史あるレースである「GRANDE5」のひとつにもなっており、優勝賞金は3,900万円と、1億円の「グランプリ」に次いで多く、競艇選手にとってな是が非でも獲りたいタイトルの一つといえるでしょう。

1955年の「全国モーターボート競走施行者協議会」で4月6日を「競艇記念日」として定め、その競艇記念日を記念する行事として定められたレースがこの「ボートレースメモリアル」です。
格式高いSGレースということもあって、出場条件はとても厳しく、前年度優勝者やひとつ前のSGレースである「オーシャンカップの優勝者」「グランプリの優勝戦進出者」「各競艇場からの推薦選手」のみ出場できるレースです。

2002年にSGレースで初めてのナイター競技が開催されて以降、ほぼすべてがナイター開催だったのですが、2022年は11年ぶりにデイレース開催が予定されています。