【永久保存版】蒲郡競艇場で勝つための予想マニュアル！特徴と傾向を徹底分析

競艇場は全国に24ヶ所あります。
どの競艇場でも一周300メートルのコースを３周して着順を争うというルールに変わりはありません。

しかし、それぞれの競艇場には独自の特徴があり、時にレース展開に大きく影響します。
自分が舟券を買おうとしている競艇場の特徴を把握することで、的中率をアップさせることができるでしょう。

本記事では蒲郡競艇場について、レース場としての特徴を解説すると同時に、各コースの勝率や得意とする選手も併せて紹介します。

蒲郡競艇のレース場としての特徴は？

蒲郡競艇場は、愛知県蒲郡市にある競艇場で、全国の競艇場のうち、2番目に新しく開催された競艇場となっています。
2006年にはすべてのレースがナイターレースとなり、それ以降は売り上げが右肩上がりで上昇しています。

蒲郡競艇場の水質は「汽水」

レース場そのものの特徴としてまずチェックしておかなければいけないのが、全国でもっとも広い水面となっていることです。
水質は淡水と海水が混ざり合う「汽水」とはなっていますが、海水濃度がそれほど高くないので潮の満ち引きによる影響がほとんどありません。

その結果、蒲郡競艇場は日本屈指の静水面となっており、コースが広いという事もあって、インコースを積極的に狙っていく選手が多いことから、スピードレースになりやすいです。
運の要素が絡んでくることがほとんどないため、選手の実力差がはっきりと出る競艇場ともいえます。

蒲郡競艇の過去レースの特徴と傾向

競艇では基本的に1コースの1着率が高くなるものの、全国の競艇場を比較すると、競艇場によって1コースの1着率がとても高い競艇場があれば、逆に平均を下回る競艇場もあります。

過去データはその競艇場の特徴や傾向などを調べるのにとても有効なので、その競艇場にはじめてチャレンジするときは、競艇場の各コースの1着率と、全国平均とを比較してみてください。
本項目では各コースの1着率などを全国平均と比較して、競艇場の過去レースの特徴と傾向を確認していきます。

各艇の勝率

蒲郡競艇場の各コースの1着率と全国平均を表にすると以下のようになります。

コース	蒲郡競艇場(％)	全国(％)
1	58.1%	55.0%
2	12.9%	14.8%
3	11.4%	12.4%
4	10.8%	11.0%
5	5.8%	5.8%
6	1.2%	1.9%

蒲郡競艇場の各コースの１着率と全国平均を比較すると、まず1コースの1着率が全国平均よりも3パーセント高いことが分かります。
ほぼ6割の確率で1コースの艇が1着になるので、1コースがA1選手でなおかつ、モーターの調子がほかのモーターと比べて特別悪いものでない場合は、1コースの艇を1着予想し、のこりの艇の着順を予想すると的中させやすいでしょう。

1コースの1着率が高い分、ほかの艇の1着率は軒並み全国平均よりも低くなっています。
各コースの1着率の結果から見ても、蒲郡競艇場は手堅いレースとなるケースが多いことがわかります。

そして、蒲郡競艇場は全レースがナイター開催となっているのですが、夜になると水温が下がり、モーターの調子が全体的に上がります。

その結果、日が暮れてからレースでは1コースの1着率が昼間以上に高くなるので、よほど不安要素がない限りは、1コースの艇を1着にして予想を立てるようにするのが無難です。

天候や気候などによる影響

蒲郡競艇場はスタンドや掲示板、防風林など風を遮るものが豊富にあり、競艇場自体も湾の内側にあるので風による影響はほとんどありません。

2014年に新たにスタンドが、2015年に立体駐車場が完成したことから、風の影響は更に少なくなりました。
とはいえ、向かい風か追い風かでインコースの有利不利が多少変動するので、気になる人はチェックしておくとよいでしょう。

地元レーサーは勝ちやすい？

蒲郡競艇場は、比較的安定していて乗りやすい性質であることから、遠征している選手であっても、本来の実力を出しやすい競艇場といえるでしょう。

もちろん普段から走り慣れている地元選手は多少有利ですが、地元でない選手であっても、全国成績がよい選手であれば、舟券に絡める価値は十分あります。

競艇の予想で大切なチルトってなに？

モーターとプロペラはモーターボートが走行するために必要不可欠なので、チルトはボートに大きく影響することは言うまでもありません。

各選手は、モーターやプロペラを定められた範囲内であれば自由に整備できるので、チルトも選手好みで自由に変更することができます。
舟券を購入するときは、各艇のチルトをしっかり確認するようにしましょう。

チルトの角度についてですが、たとえば「チルト0.0度」は、プロペラがボートに対して直角に取り付けられた状態でこの角度だとボートの先と水面とはほぼ平行になります。

チルトは「－0.5」から「0.0」「0.5」…というように0.5度ずつ角度が変わっていき、最大チルトは3.0度なので、全部でチルトは8段階あります。

チルトを下げると初速が出やすく、ターンも回りやすい

チルトを下げるとどうなるかというと、艇の先が下を向くので、水面との設置面積が大きくなります。
設置面積が大きいという事は艇全体が安定するので、初速が出やすくターンも回りやすくなります。

そのいっぽうで接している面積が多いため、直線時にスピードが出にくいというデメリットもあります。

チルトを上げるとスピードが出しやすい

逆にチルトを上げると艇の先が上を向くので、水面との設置面積は少なくなります。
したがって直線時に水の抵抗を受けにくく、スピードが出しやすいというメリットがあるいっぽう、初速が出にくくなり、ターンも回りにくいというデメリットが生じます。

どちらの場合もメリットの反面何らかのデメリットがありますが、現在の競艇ではチルトをもっとも下げた状態である、「－0.5度」が主流だとされています。
伸び足を多少犠牲にしても、スタートダッシュやターンの回りやすさを重視したほうがレース全体を有利に運ぶことができるからです。
出走表を見ても、ほとんどの選手が－0.5度にしていることからもそれが分かります。

しかしレースの状況によっては「0.0度」「0.5度」といった角度に設定している選手もいます。
こういった選手は「まくり」を狙っている可能性が高く、狙いどおりに進むとレースが荒れる可能性が高いので要注意です。

蒲郡競艇場のチルトの角度は？

蒲郡競艇場のチルト角度は2.5度を除くすべての角度が使用可となっています。
コース自体が広いですし、天候や風などの影響が少ないため、比較的水面が安定していることから、自由に調整できるようになっていると考えられます。

蒲郡競艇場のモーターとボートの入れ替え時期

蒲郡競艇場では5月にモーターの交換をおこないます。
モーターの性能はレース結果を大きく左右するので、よいモーターを引けるかどうかで選手の勝率は多少変わってくるといえるでしょう。

とはいえ、モーターを交換してすぐのモーターの2連対率はあまりアテになりません。
少ないレース数だと、モーターの性能ではなく選手の実力による勝率の差が出やすいからです。

5月から8月は展示競走やその節の成績などをしっかりとチェックし、モーターの良し悪しを判断しましょう。
モーターの性能差が如実にあらわれるのはモーターの交換が終わってから3ヶ月から4ヶ月後といわれています。
したがって蒲郡競艇場の場合は、9月以降まで待つ必要があるということになります。

蒲郡競艇場で勝率の高いボートレーサー5選

競艇の舟券で的中率をアップさせるためには、出場する選手の特徴を知っておくこともとても重要です。
競艇選手には1人1人独自の特徴があり、得意な競艇場があります。

ネット上には選手ごとの戦績をデータ化しているサイトがあり、競艇場ごとの勝率もチェックすることができます。
競艇場ごとの勝率をチェックすることで、その選手がどの競艇場を得意にしているか確認できるでしょう。
蒲郡競艇場で勝率の高いレーサー5人とその特徴について紹介します。

篠崎元志選手

(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)

篠崎元志選手は福岡支部のA1選手です。
ちなみに弟の仁志選手も同じく競艇選手であり、兄に負けない実力を持っています。

篠崎選手は2度SGレースを制覇しており、どのコースからでも1着を狙える力を持つ選手です。
特にスピードに乗った状態での全速ターンには定評がありスタートも早い事から、蒲郡競艇場との相性はとても良いです。
出場した際はかならずチェックしておいて損はありません。

瓜生正義選手

(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)

瓜生正義選手は福岡支部のトップレーサーです。
主戦場は福岡ですが、平和島競艇場との相性がいいのか、8点台という高い勝率を記録しています。
「正義」という名前から、「正義のヒーロー」という愛称を付けられており、ファンからも愛されている選手です。

今村豊選手

(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)

今村豊選手は競艇をたしなんでいる人ならば知らない人はいないといっても過言ではないほどの輝かしい実績を誇る選手です。
もうすぐ還暦を迎える年齢ではありますが、その実力派衰えることなく、デビューしたからずっとA1選手に在籍し続けています。

「全速ターン」の発案者でもあり、今村選手がいる前と後では競艇のレースそのものが大きく様変わりしたといわれており、まさに後世に語り継がれるレジェンド選手だといえるでしょう。

今垣光太郎選手

(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)

今垣選手は福井支部の選手ですが、ベテランという事もあって蒲郡競艇場での勝率も高いです。
今村選手は父親が競艇選手という競艇選手の家庭に育ち、息子さんも現在養成学校に通っています。

近い将来親子対決を蒲郡競艇場で見られるかもしれません。

赤岩善生選手

(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)

赤岩選手は、愛知支部のA1選手です。
全国的に見てもトップレーサーではありますが、蒲郡競艇場は地元ということもあって勝率は突出しています。

赤岩選手は航空自衛隊出身という異色の経歴の持ち主で、そのときに培った経験はレースにも生かされています。
レーススタイルは積極的にインに入っていくのが特徴で、勝負をかけやすい蒲郡競艇場ではそのレーススタイルがピッタリハマるため、赤岩選手の名前があるときは要注意です。

地元を代表するボートレーサーは外せない！注目の地元選手

地元愛知県を代表する選手といえば、池田浩二選手でしょう。

(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)

池田選手はSG戦を通算9回優勝している凄まじい経歴の持ち主で、特に2011年度は3度SG戦に優勝し、向かうところ敵なしでした。

池田浩二選手といえば、「ウィリーターン」の名手Ｊとして有名です。
艇の前方を浮かせて抵抗を減らしながらターンすることでトップスピードでターンをし、一気に1位に躍り出るというのが常勝パターンとなっています。

まとめ

蒲郡競艇場は水質は汽水ですが、海水の濃度が低いため潮の満ち引きがほとんど起こりません。
さらにコース自体が全国屈指の広さという事もあって、水面そのものはとても安定しています。
選手にとっては乗りやすい競艇場となっており、スピードレースになりやすい競艇場といえるでしょう。

思い切った勝負もかけやすいことから、経験に基づいた勝負勘を持っている選手が有利となる傾向にあります。
各コースの1着率も1コースが全国平均よりも高くなっているので、大穴の結果になることは少なく、鉄板レースとなりやすい競艇場です。

これらの特徴を踏まえると、蒲郡競艇場は初心者でも予想を立てやすい競艇場といえます。
また毎日ナイターレースを開催しているので、ナイターレースに特化した予想サイトは積極的に利用しましょう。

蒲郡競艇場のアクセス

住所	〒443-8503 愛知県蒲郡市竹谷町太田新田1-1
電話番号	0533-67-6606
アクセス	・JR三河塩津駅から300m ・JR蒲郡駅から無料バス ・名鉄競艇場前駅から300m
ホームページ	http://www.gamagori-kyotei.com/