人気実力ともに急上昇中の平本真之選手を要チェック!
現在人気実力とも競艇界ナンバーワンの選手といえば、佐賀支部所属の峰竜太選手ですが、同年代で峰選手に負けず劣らず人気実力ともにトップクラスなのが今回紹介する平本真之選手です。
本記事では平本選手のこれまでの経歴やプライベートについて詳しく解説していきます。
平本真之選手のプロフィール
平本真之選手の簡単なプロフィールは以下のようになっています。
名前 | 平本真之 |
登録番号 | 4337 |
生年月日 | 1984年5月5日 |
所属支部 | 愛知 |
身長 | 160センチ |
体重 | 54キロ |
級別 | A1 |
平本選手は愛知支部に所属しており、同支部では現在間違いなくエース級の活躍をしている選手のひとりです。
現在ではSGレースがあると必ずといって良いほど平本選手の名前を見かけます。
SGレースは出場する条件を満たすだけでもとても大変なので、愛知支部のみならず、現役競艇選手すべてのなかでも平本選手はトップクラスの成績を常に維持し続けている選手だといえます。
またルックスも十分イケメンといえる部類であり、レースでの強さだけではなく、見た目の人気も高く、男女問わずファンから高い人気を獲得している選手です。
ボートレーサーを目指す前はプロ野球選手を目指していた
平本選手は小中高とずっと野球部に所属していて、学生当時の将来の夢はプロ野球選手でした。
しかしプロフィールを見てもわかるように、平本選手はどちらかといえば男性のなかではそれほど身長も高くありません。
高校生になるとこの小柄な体が野球選手にとって大きなネックになるということに気付き、プロ野球選手になるのは難しいのではないかと考えるようになります。
その頃から競艇のことは知っていたのですが、いろいろと調べてみると競艇は体が小さな人でも活躍できるスポーツであることを知り、自分の能力が最大限に生かせる場所は競艇ではないかと思うようになった平本選手は本格的に競艇選手になることを決意、高校卒業後にやまと養成学校の試験を受けることになりました。
入学には苦労するも入学後早くも才能を開花させる
しかしやまと養成学校は常に倍率10倍を軽く超える難関校であり、平本選手がこれまで野球の訓練を積んで培ってきた運動神経をもってしてもなかなか合格することは出来ませんでした。
しかし3度目の受験でついに合格の切符を手にし、競艇選手になるための道を歩むことになります。
入学までは苦労しましたが、入学してからはその才能をすぐに開花させ、最終的にリーグ戦勝率7.30、準優出優出ともに5回、そのうち1回優勝という素晴らしい記録を残し卒業記念競走でも優出、卒業記念競走の優勝決定戦では惜しくも3着となるものの、全体で見てもトップクラスの成績で卒業することになりました。
デビュー後驚異的なスピードでA1級へ
【水神祭まとめ】
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平本選手は2005年5月20日、地元愛知県にある蒲郡競艇場でデビューします。
そしてなんと翌21日には早くも初勝利、初水神祭を体験することになりました。
新人の選手はたとえ1号艇からのスタートであったとしても、接触による事故などを防止するために一番外側である6コースからの進入となります。
競艇は内側であればあるほど有利であるというのは常識中の常識で、それを踏まえるとレース慣れもしていない新人選手は極めて不利な状況でレースに挑むわけですから、その不利な状況を抱えながらデビュー2日目で初勝利するというのはとんでもなく凄いことです。
そしてデビューしてからたった2年半で最高クラスであるA1級に昇りつめます。
これだけ早くA1級に昇格した選手は近年ではあまり見かけることはありません。
平本選手がほかの選手とは一線を画す競艇センスを持っているからこそ出来る芸当です。
2009年G1初出走、2010年SG戦初出走
A1級に昇格した2008年はそれ以外にも2月26日の「マーメイドグランプリ」でG1レース初出走、4月27日「とこなめスプリングカップ」で初優勝に輝くなど、平本選手にとっては大きな節目の1年となっています。
そして2010年8月24日に地元蒲郡競艇場で開催された「モーターボート記念競走」に出走、これがSGレース初出場となりました。
さらに平本選手はこのレースでSGレース初出場しただけではなく、同日の8レース目でSG戦初勝利、さらに8月29日には初優出を決めるなど、地元競艇場でSGレースは初出場とは思えないような活躍をし、多くのファンを喜ばせました。
さらに2012年2月12日、芦屋競艇場で開催された「全日本王座決定戦」の優勝決定戦にて2コースから差しを決めて1着でゴール、G1レース初優勝に輝きました。
2014年に念願のSG初優勝、2016年に2勝目を挙げる
SGレースは2011年のグランドチャンピオン競走でも優勝決定戦まで進むものの、スタートで出遅れ6着に沈むという悔しい結果となっていました。
その後もSGレースに出走する機会は与えられますが、思うような活躍ができないまま2014年を迎えます。
2014年は年末のグランプリシリーズ戦の出走資格を得るとそのチャンスを見事に生かし、デビュー9年目にしてついに念願のSGレース初優勝に輝きました。
翌2015年には「G1開設61周年記念競走・トコタンキング決定戦」に出走、このレースで見事優勝し、地元周年を獲得します。
さらに2016年にはSGレース「笹川賞」(現在のボートレースオールスター)に委員会推薦枠として出走して出場、2度目のSGレース制覇となりました。
平本選手のレーススタイルについて
デビュー翌日での勝利、そしてわずか2年半でのA級ランク到達と、これまでの経歴を見るだけでも平本選手は卓越した競艇技術を持つ選手だといえるでしょう。
ここでは平本選手の強さの秘密をさまざまなデータなどから分析してみることにしましょう。
平均スタートタイムはかなり早め
平本選手の強さの秘密は何と言っても圧倒的に早い平均スタートタイムにあるといってよいでしょう。
平均スタートタイムはなんと0.13で、SGレース常連選手の平均スタートタイムがだいたい0.15といわれているため、それよりもコンマ02秒早いです。
たったコンマ02秒と思ってしまうかもしれませんが、このコンマ02秒が時にレースの勝敗を決定づけるような差になってしまうことが多々あるのが競艇という世界です。
スタートタイミングが早いということはそれだけ誰よりも先に第1ターンマークに到達できるということなので、この時点で大きなアドバンテージを得ていることになります。
プロペラ整備に重点を置く
また、平本選手はどちらかといえばプロペラの整備に重点を置いている選手です。
モーターはある意味くじ運によってある程度性能に差が出てきてしまいますが、プロペラは基本的に性能に差は無いので、しっかりと整備さえできればモーターの性能が多少劣っていてもそれなりに走る艇になる、という考え方なのかもしれません。
レース前にはモーターやプロペラの調子について選手がコメントを出すことが多いです。
もし平本選手がプロペラのコメントで自信がありそうなコメントを残していたら、相当良い整備ができたのだろうと認識しておいて間違いないでしょう。
好きなコースは2コース
平本選手の勝率を見ていくと、一番高いのはやはり1コースで、1コースの着率は約65パーセント、3連対率は87パーセントという高いアベレージです。
しかし本人へのインタビューによると、もっとも好きなのは2コースだそうで、その理由は「1コースとの駆け引きや、外側の艇をどのようにして止めるのかを考えるのが楽しい」と語っていました。
実際に2コースの成績もかなりのもので、1着率は30パーセント近く、3連対率は70パーセントを超えています。
逆にもっとも苦手なのは4コースだと公言していて、「4コースは1コースと2コースの艇が失敗してくれないと差せる気がしない」と語っています。
平本選手はどちらかといえば「差し」を得意としている選手なので、レース展開を予想し、平本選手の差しが決まりそうだなと予想できれば積極的に舟券に絡めておいてよいでしょう。
どのコースからでも上位に食い込む実力を持っている
2コースが得意で4コースが苦手と公言している平本選手ですが、これはあくまでも「ほかのコースと比べれば」の話です。
平本選手はSGレースの常連選手となっているので、チャンスがあればどのコースからでも1着を狙える可能性を十分秘めています。
よっぽど不利だといえる状況であれば話は別ですが、そうでないのであれば、平本選手が出走しているレースでは平本選手を舟券から外すかどうかは慎重に考えておいたほうが良さそうです。
進入に関しては基本的に枠なり進入であり、無理に前つけをしてインコースを狙うような動きをすることはほとんどありません。
前付けをする選手がいると、最初の並びとはまったく変わってしまうため、競艇選手に詳しくない初心者にとっては予想がとても難しくなってしまうのですが、平本選手に関してはそのような心配する必要はないといってよいでしょう。
平本選手は2010年に結婚している
平本選手は2010年に同じく競艇選手である「栃原さやか(現・平本紗也夏)」さんと結婚しています。
栃原選手も名前を変えて2015年までは現役選手として活躍されていたのですが、今は引退し、縁の下で平本選手を支えています。
元競艇選手ということもあり、平本選手の辛さや苦しさをとてもよく理解出来るでしょうから、平本選手にとっては誰よりも心強い味方であることは間違いありません。
引退後も奥さんは平本選手のトークショーなどには出演することがあり、楽しい会話で場の雰囲気を和ませてくれます。
現在3人の子供のお父さん
そして平本選手は現在3人のお子さんのお父さんでもあります。
「親バカになってしまうものですね」と語るほどお子さんの事を溺愛していて、平本選手は競艇界きってのイクメンとしても有名です。
強制選手は斡旋などで遠方にしょっちゅう行かなければならず、なかなかプライベートの時間を確保できないものですが、そのわずかな時間を目いっぱい使って子育てしているのですから、本当にお子さんの事が可愛くて仕方ないのでしょう。
平本選手はインスタグラムを開設していて、そこではお子さんとの写真など楽しそうな写真がたくさん公開されています。
気になる人は一度見てみてはどうでしょうか。
峰竜太選手とはプライベートでも遊ぶほど仲良し
ダービーキングが来た‼️#平本真之 pic.twitter.com/rOcfCPlycp
— 峰竜太 (@ryuta4320) November 7, 2021
そんな平本選手最大のライバルはもちろん現役最強レーサーの峰竜太選手ですが、実は平本選手と峰選手は良きライバルである一方、大の仲良しでもあります。
峰選手はサーフィンを趣味としているのですが、平本選手も同じくサーフィンが趣味であり、休みの時間になるとよくふたりで波乗りに出かけているそうです。
その模様は平本選手のインスタグラムにもたびたびアップされています。
また、SNS上でやりとりをすることもあり、運が良いと仲良しの二人ならではの面白いやり取りをリアルタイムで目撃することができます。
2021年SGレース3勝目を挙げる!
2021年、平本選手は「第68回全日本選手権競走(ボートレースダービー)」に出場するとそのまま優勝、SGレース3回目の制覇に輝きます。
その後も好調を維持し続けた平本選手はこの年の賞金王決定戦にも出場する機会を与えられ、見事に優勝決定戦まで駒を勧めます。
ところが優勝決定戦で大親友であり同じく優勝決定戦に出走していた峰竜太選手が第1ターンマークに衝突し転覆、平本選手もその転覆を避けることができずに巻き込まれる結果となってしまいました。
このレースでは平本選手と峰選手を含めて合計4選手が転覆失格となる大波乱となり、完走したのは優勝した瓜生正義選手と2着の白井英治選手のみでした。
平本選手はじめ転覆した選手に大きな怪我はなかったものの、親友である峰選手の心中を考えると、平本選手にとってはなんとも辛いグランプリ決定戦となってしまいました。
まとめ
平本真之選手は愛知支部所属で、同支部のエース選手のひとりです。
養成学校に入るまでは苦労したものの、入学後はその才能を早くから開花させ、デビュ―して翌日に早くも初勝利を飾り、デビューしてわずか2年半で最上級クラスであるA1級に到達します。
更に初出場のSGレースにて初勝利、初優出をきめるという活躍もしました。
現在までにSGレースは3回優勝しており、2021年のグランプリ決定戦にも出場するなど、すっかり賞金ランキングやSGレースの常連となっています。
プライベートでは2010年に結婚、3人のお子さんのお父さんであり、競艇界きってのイクメンと呼ばれるほど子育てには積極的に参加しています。
また峰竜太選手とはサーフィンに行くほど仲が良く、SNS上でもコメントでやり取りする姿を見ることができます。
これからますます活躍が期待される平本選手の動向はしっかりチェックしておきましょう。