【2020年版】競艇獲得賞金ランキングトップ10を紹介
競艇の世界は完全に実力主義です。
経験や年齢などは一切関係なく、レースに勝った選手が栄光や栄誉をすべて手に入れる競技といっても過言ではありません。
競艇選手は現在約1,600名在籍しているといわれていますが、もっとも賞金を獲得している選手はどの選手なのでしょうか。
本記事では2020年度の年間獲得賞金ランキングを紹介します。
競艇選手の収入の大部分はレースの賞金が占めている
競艇選手の収入にはレースに出場するだけで支払われる「日当」も含まれてはいますが、大部分はレースの賞金が占めています。
レースの賞金はグレードが上がるほどに高額になっていき、最高クラスのレースであるG1レースやSGレースの場合、優勝賞金が1,000万円を超えることもあります。
獲得賞金が多ければ多いほど強い選手
競艇のレースはグレード制になっていることは先に少し触れましたが、一般レースの場合は誰でも出走できるのに対して、G3以上のグレードレースの場合はレースごとに出走条件があり、その条件をクリアした選手しか出場できません。
そして、出場条件はグレードが上がれば上がるほど厳しくなっており、最高グレードのSGレースの場合は、「前年度同レースの優勝者」「前年度同レースの優勝決定戦進出者」などは優先的に出場できますが、それ以外の選手は賞金ランキング上位にいなければ出場機会すらありません。
しかし出場条件が厳しいレースほど獲得賞金が高くなっており、もっとも出場条件が厳しい「グランプリレース」の優勝賞金はなんと1億円です。
これらのことから、賞金ランキング上位に常に顔を出している選手は実力もトップクラスだと判断して間違いありません。
2020年獲得賞金ランキングトップ10
では、2020年度の賞金ランキングトップ10にはどのような選手が入っているのかを見ていきましょう。
順位 | 選手名 | 獲得賞金額 |
1位 | 峰竜太 | 2億5,032万7,000円 |
2位 | 寺田祥 | 1億5,593万2,000円 |
3位 | 毒島誠 | 1億5,520万8,000円 |
4位 | 吉川元浩 | 1億3,201万3,932円 |
5位 | 篠崎仁志 | 1億1,326万9,333円 |
6位 | 松井繁 | 1億1,017万7,000円 |
7位 | 平本真之 | 1億987万7,000円 |
8位 | 菊地孝平 | 1億597万6,000円 |
9位 | 新田雄史 | 1億187万5,606円 |
10位 | 深谷知博 | 1億152万8,333円 |
1位 峰竜太
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
2020年度獲得賞金ランキング1位は、「峰竜太」選手でした。
獲得賞金は2億5,032万7,000円と、2位以下を大きく引き離し、文句なしの賞金王です。
獲得賞金ランキングは、年末のグランプリを優勝した選手が1位になることが多いのですが、2020年度の峰選手はグランプリ以前ですでに1位となっており、グランプリの優勝決定戦にも優勝したことでこれだけの獲得賞金になっています。
ちなみに2018年にも2億円越えの獲得賞金で1位に、2019年度にも獲得賞金ランキングで7位と常に上位に名前が入っており、名実ともに今の競艇界ではナンバーワン選手といってよいでしょう。
2位 寺田祥
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
2位は寺田祥選手で、獲得賞金は1億5,593万2,000円でした。
2018年度は21位、2019年度は48位とトップ10にはなかなか手が届かない成績でしたが、2020年度はボートレースメモリアルに優勝、プレミアムG1レースにも優勝するなど大活躍の1年となりました。
3位 毒島誠
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
3位は毒島誠選手で、獲得賞金は1億5,520万8,000円と、2位の寺田選手とはわずか70万円ほどの差で惜しくも3位となりました。
毒島選手は2018年、2019年の獲得賞金ランキングで共に2位となっており、ここ最近の獲得賞金ランキングトップ10の常連のひとりです。
本年度はチャレンジカップで優勝しています。
ちなみに2020年度のチャレンジカップはナイター開催だったのですが、毒島選手は過去7回のSG戦優勝のうち、実に6回がナイターレースです。
4位 吉川元浩
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
第4位は吉川元浩選手で、獲得賞金は1億3,201万3,932円です。
吉川選手も2019年には3位にランクイン、2018年には11位にランクインと、賞金ランキング上位常連選手のひとりです。
2020年度はSGレースのひとつ、ボートレースクラシックで見事優勝しました。
ちなみに前年度のボートレースクラシックでも優勝しており、22年ぶりの同レース連覇という偉業を達成しています。
5位 篠崎仁志
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
5位は篠崎仁志選手で、獲得賞金は1億1,326万9,333円でした。
2020年度はボートレースメモリアルに委員会推薦枠で出場し、見事自身初のSG戦初優勝を飾りました。
もちろんトップクラスの選手ではあるものの、2019年、2018年はトップ10には程遠い順位だったことから、やはりこのSG戦優勝がトップ10ランクインの大きな要因であることは間違いありません。
ちなみにお兄さんである篠崎元志選手も同じく競艇選手で、SG戦に2度優勝しているなど仁志選手に負けない実力の持ち主です。
6位 松井繁
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
6位は松井繁選手で、獲得賞金は1億1,017万7,000円でした。
松井選手は「生けるレジェンド」と呼んでも過言ではないほどの輝かしい経歴を持っている選手で、特に2000年代後半や2010年度前半は手が付けられないほどの強さだったことから、「絶対王者」という異名をつけられるほどです。
SG戦に12回も優勝しているという実績からもその凄さが伝わるのではないでしょうか。
年齢も50歳を過ぎているということもあってさすがに全盛期の強さはないものの、まだまだランキング上位に常に顔を出す安定した走りを維持し続けています。
7位 平本真之
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
7位は平本真之選手で、獲得賞金は1億987万7,000円でした。
平本選手は2018年度は31位、2019年度は17位と着実に獲得賞金のランキングを上げてきていて、2020年度は念願のトップ10入りを果たしました。
2020年度はSG戦やG1レースのような大きな賞金を獲得できるレースでは勝利できませんでしたが、それでも7位にランクインするということはたくさんのレースで1着になり続けてきたからこそです。
8位 菊地孝平
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
8位は菊地孝平選手で、獲得賞金は1億597万6,000円です。
菊地選手も2018年8位、2019年12位と、ランキング上位に常に名前が挙がっているトップレーサーで、過去に5回SGレース優勝経験があります。
競艇ではスタートをいかに上手く切るかがとても重要ですが、菊地選手は競艇界を代表するスタート巧者として名前が知られています。
9位 新田雄史
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
9位は新田雄史選手で、獲得賞金は1億187万5,606円です。
新田選手は2018年は15位と好調だったものの、2019年度は獲得賞金が2,000万円以上も落ち込み、最終順位が50位と苦戦していました。
しかし2020年度は大きな大会での優勝はないものの、コンスタントに勝ち星を重ね、見事トップ10入りを果たしています。
10位 深谷知博
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
そして、ランキング10位は深谷知博選手で、獲得賞金は1億152万8,333円です。
深谷選手は2018年46位、2019年77位と、ランキングトップ上位選手であることは間違いありませんが、20位以内にランクインすることはありませんでした。
しかし今年はなんといってもSGレースである「ボートレースダービー」にはじめて決勝戦に出場し、そのまま優勝したことが獲得賞金を大きく伸ばす結果となり、トップ10入りを果たしています。
女性選手の1位は?
競艇選手1,600名のうち、1割は女性選手です。
では女性選手の獲得賞金1位は誰なのでしょうか。
2020年度女性選手の獲得賞金第1位は平高奈菜で、5,491万2,000円でした。
(出典: BOATRACEオフィシャルサイト)
深谷選手は、2020年の年末に開催された「賞金女王決定戦」で優勝したことにより優勝賞金1,500万円を獲得、そのまま賞金女王の座に輝きました。
まとめ
2020年度の獲得賞金ランキングトップ10を紹介しました。
トップ10入りしている選手はすべて年間獲得賞金が1億円を超えており、毎年ランキングトップ10入りするためには少なくとも1億円は稼がないと難しいでしょう。
ランキングの顔ぶれは毎年変わりますが、なかには何年もトップ10に顔を出している選手も数名おり、そういった選手は現在の競艇界においてトップを走っている選手であることは間違いありません。
完全実力主義の競艇の世界で本当に強い選手を知りたいのであれば、賞金ランキングをチェックするのがもっとも手っ取り早く、そして確実です。