競艇で当たりやすい番号はある?競艇場別に的中しやすい番号を紹介!
競艇は最大6艇のボートで争われる競技です。
したがって、1着から3着を順番通り当てる3連単の場合、全部で120通りとなります。
とはいえ、すべての買い目がまんべんなく出るわけではありません。
競艇はその性質上、出やすい番号というのが存在します。
出やすい番号ということは言い換えれば「当たりやすい番号」になるので、買い目に迷ったときはこの当たりやすい番号の舟券を購入するというのもひとつの手ではあります。
本記事では、競艇のレースで当たりやすい番号を各競艇場毎に紹介します。
競艇は枠による有利不利がはっきりしている競技
競艇のレースは、1号艇から6号艇までが決められた位置からスタートし、ゴールにどの艇が一番早く到着するかを争う競技です。
競馬では走る競走馬、競輪では自転車を漕ぐ選手それぞれの能力差が明確に異なることもあって、最後のゴール前直線で最終的な着順争いが繰り広げられることになりますが、競艇の場合は多少性能差は違えど積んでいるモーターの能力はほぼ同じです。
したがって、競艇のレースの場合、最初のターンで一番最初に回り終えた艇がそのまま1着でゴールインする場合が圧倒的に多くなります。
さらに競艇はほかの公営競技とは異なり、枠による有利不利がはっきりしている競技です。
3着以内に入りやすい番号が存在する
枠による有利不利が存在しているということは、3着以内に入りやすい番号が存在しているということになり、この番号を知っておけば舟券の予想をしやすくなります。
具体的には一番最短距離で最初のコーナーを回ることができる1号艇が、ほかの艇よりも圧倒的に有利です。
1号艇は最初のターンマークに最も近い位置からスタートできるので、ターンマークに到着するまでに余分な距離を走らずに済みますし、1号艇が通る道というのはそのまま最初のターンマークに行くまでの最善のコースということになります。
ほかのコースの艇がこの不利を挽回するには1号艇よりもインに回ってターンを回るか、1号艇よりもスピードを出して外側から大きく回って抜き去るしかありませんが、それは1号艇に乗っている選手も十分承知しているので、そうはさせないような走りをします。
そのため、1号艇の圧倒的有利が覆されることはそう多くはありません。
また、たとえほかの艇に抜かれたとしても2着または3着に入る可能性は非常に高いです。
1番当たりやすい番号は「1-2-3」
以上のようなことから、もっとも1着になりやすいのは1号艇ということが分かりました。
最初のターンマークに近ければ近いほど上位に入りやすいというのは1号艇以外であっても例外ではありません。
したがって、競艇の3連単全120通りのなかでもっとも当たりやすい番号は内側の3艇、すなわち「1-2-3」となります。
これは全競艇場共通となっているので、本当に買い目に迷ったときは「1-2-3」を買うというのも選択肢のひとつに含めておくとよいでしょう。
競艇場毎に当たりやすい番号ベスト3をチェック
もっとも当たりやすい番号が「1-2-3」だということは分かりましたが、それ以外ではどうなっているのでしょうか。
各競艇場別に1位から3位の買い目をまとめたのが以下の表になります。
ちなみに以下の順位は記事執筆時点のデータをもとにしているので、2位以下の買い目はその年ごとに変化します。
競艇場名 | 1位の買い目 | 2位の買い目 | 3位の買い目 |
桐生 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
戸田 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
江戸川 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
平和島 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
多摩川 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
浜名湖 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
蒲郡 | 1-2-3 | 1-3-4 | 1-2-4 |
常滑 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
津 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
三国 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-4 |
びわこ | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-4 |
住之江 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
尼崎 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-4 |
鳴門 | 1-2-3 | 1-3-4 | 1-2-4 |
丸亀 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-4-2 |
児島 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-3-4 |
宮島 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
徳山 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-4 |
下関 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
若松 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
芦屋 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-4 |
唐津 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
福岡 | 1-2-3 | 1-2-4 | 1-3-2 |
大村 | 1-2-3 | 1-3-2 | 1-2-4 |
当たりやすい番号の表から分かる事
上の表を見ても分かるように、全競艇場でもっとも1着になる可能性が高いのは「1号艇」となっています。
このデータを見ると、いかに1号艇が競艇において圧倒的に有利かが改めて分かるのではないでしょうか。
そして2位以下はすべて2号艇・3号艇・4号艇になっていて、5号艇と6号艇はベスト3の買い目には全く入っていません。
例えば、住之江競艇場の場合、5番あるいは6番が絡む買い目でもっとも出やすいのは「1-2-6」で順位は9位となっています。
出目買いという買い方について
これだけ出やすい買い目が偏っているのであれば、特に予想せずとも出やすい買い目の上位ばかりを買っておけばよいのでは?と考える人も出てくるのではないでしょうか。
実際に競艇では「出目買い」という買い方をする人も一定数存在します。
出目買いとはレースの予想をまったくせずに、とにかくその競艇場で出やすい買い目ばかりを買うという買い方を指します。
競艇や競輪、オートレースなどではこのような買い方をする人はほぼいません。
コースによって圧倒的に有利不利が存在する競艇ならではの買い方といえるでしょう。
実際に出目買いをすると、どれくらいの確率で当たるのでしょうか。
先ほども例に出した住之江競艇場で上位3つの買い目を出目買いする場合、1位の「1-2-3」の出る確率は8.2パーセント、2位の「1-3-2」が出る確率は5.7パーセント、3位の1-2-4」が出る確率は5.4パーセントとなっています。
競艇の3連単が的中する確率は、約0.8パーセントなので、それと比べれば確かに出目買いは的中する確率がかなり高いとはいえます。
出目買いでプラス収益には出来ない
しかし、残念ながら出目買いを続けていても、競艇でプラス収支にすることは大変難しいです。
競艇の出やすい買い目というのは、オッズがかなり低くなる場合がほとんどです。
競艇の3連単の平均配当はおよそ7,000円といわれていますが、先ほどの住之江競艇場の上位3位の買い目の平均配当は、「1-2-3」が1,150円、2位の「1-3-2」が1,516円、3位の「1-2-4」が1,303円とかなり低いです。
これだけ平均配当と上位3位の平均配当が違っているということは、この上位3位以内以外で決着するレースもそれなりに多いということになります。
そもそも最も当たりやすい「1-2-3」でさえ、全レースにおける割合は10パーセント以下なので、確率的に言えば上位3位の買い目以外で決着するレースのほうが多いです。
出目買いを続けていても、外れる可能性のほうが圧倒的に高いですし、たとえ当たっても大きな配当金は見込めません。
少額の利益を数回得たとしても、1回の負けで利益がすべて無くなってしまうので、出目買いでは結果的にマイナス収支になってしまう事が大半です。
競艇で勝ちたいのであれば、当たりやすい出目を何も考えずに買うのではなく、あらゆるデータを収集して、しっかりとレースの予想をし、来ると思った買い目を購入するようにしましょう。
3連単を的中させるのは確率から言えばかなり大変ですが、しっかりと予想をしてくる選手と来ない選手の振り分けが的確であれば、的中確率は間違いなく0.8パーセントよりは高くなります。
まとめ
競艇というのはレースの性質上、コースごとの有利不利が明確に出るスポーツです。
具体的には最初のターンマークに最短距離で到達できる1号艇が圧倒的に有利で、1号艇が最初のターンを1番最初に回り終えると、そのままゴールする場合がほとんどです。
この内側であるほど有利であるという条件はほかのコースでも変わらないので、競艇でもっとも当たりやすい番号というのは全競艇場共通で、「1-2-3」となります。
そのほかの当たりやすい買い目は競艇場によって異なりますが、すべて1号艇から4号艇までの入着で上位3位を形成しています。
とはいえ、もっとも出やすい「1-2-3」も確率としては10パーセント以内となっているので、実際はそれ以外の買い目が出る可能性のほうが高いです。
競艇では予想も何もせずにただ出やすい買い目だけを買う、「出目買い」という買い方をする人が一定数いますが、出目買いでプラス収支にすることはほぼ不可能と言ってよいでしょう。
競艇で勝ちたいのであれば、データをもとにしっかりと予想して、来そうな選手と来ない選手を振り分けたうえで買い目を決めるようにしてください。