競艇は体重がレースに大きく影響する!体重管理の苦労についても紹介!

競艇は体重がレースに大きく影響する!体重管理の苦労についても紹介!

競馬では「体重」や「斤量」など、重さというものがレースの結果に非常に大きく影響します。
例えば競馬では「ハンデ戦」といって、各競走馬が背負う斤量を過去の成績ごとに設定して馬同士の実力を均一にするようなレースが組まれることがあります。

また、競走馬自身の体重が前走よりも10キロ以上増減している場合は「調整ミス」「体調が悪い」というように判断したほうが良いといわれています。

では競艇の場合、選手の体重はレースにどのように影響するのでしょうか。
本記事では選手の体重について詳しく解説していきます。

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基本的に体重が軽いほうが競艇は有利

基本的に体重が軽いほうが競艇は有利

いきなり結論から述べることになりますが、基本的に競艇においては体重が軽いほうが有利といわれており、各選手も出来るだけ後述する「最低体重」に近づくように体重管理をしています。

競艇は水上に浮かんでいるボートに乗ってレースに臨みますが、体重が軽いとボートの浮力が大きく働くためボートが加速しやすいです。

逆に体重が重いとボートが深く沈みこんでしまうため、ボートが加速しづらい分、体重が軽い選手と比べると不利になってしまいます。
したがって、ボートの加速そのものは女性選手が乗ったボートのほうが有利となります。

ただ、男女混合戦、特にSGレースでは競艇という競技がスタートして女性選手が勝利したのは、2022年「ボートレースクラシック」を制覇した遠藤エミ選手一人であり、体重の有利不利を考えれば不思議な結果となっています。

極めてハイレベルな勝負の場合は、やはり体重の差よりも選手自身の操縦技術であったり、勝負所を見極めるセンスなどが勝敗に大きく影響するのでしょう。

上限はないが「最低体重」が設定されている

上限はないが「最低体重」が設定されている

競艇にはボクサーのように制限体重のようなものはないので、体重の上限は設けられていません。
したがって、極論を言えば100キロを超えた体重であってもレースに出走すること自体は可能です。

しかし、他の選手と比べて明らかに体重が重いとやはりボートが沈んでしまって速度が出ません。
まずレースでは勝てないでしょう。

上限体重はありませんが、逆に「最低体重」に関しては明確な設定があります。
最低体重は男性選手と女性選手それぞれに設けられていて、男性選手の最低体重は51㎏、女性選手は最低体重47㎏です。

競艇は体重が軽いほうが有利なので、最低体重を設けないと選手はどんどん体重を軽くしていってしまうでしょう。

その争いがエスカレートすれば選手たちの体調に大きな悪影響を及ぼします。
最低体重は選手たちの健康面を考慮した規定であるといえるでしょう。

最低体重より軽いと重りをつけて出走することになる

最低体重より軽いと重りをつけて出走することになる(引用元:ボートレース平和島 ピースターブログ)

最低体重よりも軽かったとしてもレースに出走することは可能です。
しかしその場合、最低体重に足りない分の重りをつけた衣装を着用してレースに出走します。

その際は場内アナウンスや出走表などで重りを付けたことが公開されるので、私たちもどの選手がそれくらいの重りをつけたのかをすぐに判別することが可能です。

実はG1レースやSGレースになると最低体重を下回って不足分の重りをつけ、出走する選手が多いです。
もちろんベストは最低体重ギリギリでの出走なのですが、最低体重ギリギリにする体重管理というのは非常に難しく、失敗するとプラス体重での出走となってしまいます。

それならば規定体重よりも軽い体重で出走し、不足分の重りをつけて最低体重ベストの状態で出走するほうが体重面では有利に働くでしょう。

体重が重い場合でもメリットはある

体重が重い場合でもメリットはある

体重が重いとボートが沈んでしまってスピードが出ないため、一見すると体重が重いことはメリットがまったくないように思えてしまいますが、体重が重いことによるメリットがないわけではありません。

ボートが水面に深く沈むということはスピードは出なくなりますが、逆に言えばボートが安定して転覆などの危険が少ないということになります。

更に競艇でもっとも重要になるターンの際には体重移動が上手く回れるかどうかを大きく左右しますが、体重が重いほうが体重移動の効果が出るためターンマークに沿ったターンをしやすいです。

更に競艇ではボート同士がときに激しくぶつかり合うようなこともあり、この時も体重が重いほうが相手をはじき飛ばしやすく、自分が有利な形に持っていくことができます。
以上のように体重が重いほうが有利に働くケースも多々あるのです。

海水又は強風の場合は体重が重い選手をチェック

海水又は強風の場合は体重が重い選手をチェック

一般的に体重が重いほうが有利といわれているのは「海水を使った競艇場でのレース」です。
海水は淡水や汽水に比べて「浮力」が高いので、体重が軽いと逆にボートが浮きすぎて水面との設置面積が少なすぎてモーターの回転力を推進力に変えることができません。

逆に体重が重いとボートが適度に沈むのでモーターの回転力が効果的に推進力となり、ボートは勢いよく加速します。
平和島競艇場をはじめ、海水を使用している競艇場は全国に10か所あるので覚えておくと良いでしょう。

逆に残り14か所の競艇場は淡水又は汽水であるため、基本的には体重が軽い選手のほうが有利となります。
そして競艇場の水質に関係なく、強風が吹いているときのレースも体重が重いほうが有利であるといわれています。

強風が吹くと水面が波立ったり「うねり」が発生したりするのでとにかくボートが安定しません。
体重が軽い選手のボートだとターンを回った際に強風にあおられたときは転覆してしまう恐れがあります。

一方体重が重いとボートが沈むので、多少強い風が吹いてもボートが安定するため、波やうねりを気にせず走ることができるため、荒れた天候のレースでは体重が重い選手のほうが勝ちやすいです。

競艇選手の体重管理はとっても大変!

競艇選手の体重管理はとっても大変!

公営競技の選手はそれぞれより勝率をアップさせるため体重管理が欠かせません。
食事制限やトレーニングなど各々独自の体重管理方法を持っていますが、なかでも競艇選手は公営競技で戦っている選手で最も体重管理が難しいといっても過言ではありません。

何故競艇選手は体重管理をするのが大変なのでしょうか。
その理由は主に以下のようになっています。

上位選手は月の半分近くをレースに費やされる

競艇では毎日多くの競艇場で1日12レース開催されます。
レースの本数が多いということは、それだけ一人の選手がレースに出走する機会も多いということになります。

SGレース常連のトップレーサーになると出走回数は軽く100回を超えていて、日数で換算すると「月の半分ほどはレースに出走している」ような状態です。

そんな状態なので、選手はレースに向けて体調を整えるだけで精一杯であり、一度体重が変化してしまうとなかなか元に戻せるだけの時間もないですし、労力を割くこともできないでしょう。

そのような状態でもトップ選手は常にベスト体重に近い状態で出走しているのですから、それだけでも並々ならぬ努力をしているのだなと思わされます。

ただ体重を減らせばよいというものではない

体重が増えてきてしまった場合、私たちが体重を落とすためにできる究極の方法は「食べない」ことです。

食べなければカロリーは増えずに消費していくだけなので、勝手に体重は落ちていくでしょう。
しかし競艇選手の場合、この手段はあまり有効ではありません。

競艇選手がレースで高いパフォーマンスを出すためには何よりも「筋肉」が必要ですが、絶食してしまうと筋肉が著しく低下してしまい、体重はベストに戻せたとしてもパフォーマンスそのものはベストのものは出せないでしょう。

ただでさえスケジュール的に体重管理が難しいうえに、競艇選手は筋力を維持しながら体重が増えすぎないようにしなければならないという難題を常に課せられているのです。
体重管理は身長が高い選手ほど難しいですが、年齢も体重管理に大きく影響します。

全速ターンを競艇界に広めた「レジェンド選手」今村豊選手は「体重を減らすのが大変になってしまった」という理由で競艇選手を引退しました。
それほど競艇選手の体重管理というのは大変なのです。

トップレーサー白井英治選手の過酷な体重管理を紹介!

白井英治選手(引用元:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト)

競艇選手の体重管理がいかに過酷かを、トップレーサーの一人である白井英治選手を例にしてここでは紹介します。

白井英治選手の身長は173センチと競艇選手のなかでは高身長であるため、その時点で非常に厳しい体重管理を強いられることになります。

ちなみに173センチの一般的な適性体重は66キロであり、男性競艇選手の最低体重とは実に15キロもの差があるというわけです。

上限体重は設けられていないため、50キロ台後半であっても全く問題はないのですが、白井選手はSGレースやG1レースといった重要レースに出走する際は最低体重である51キロで勝負するそうです。

年を重ねるごとにやはり体重が減りづらくなったらしく、現在はなんと毎日食事は1日1食であり、レース前には最低限の栄養補給しかしないとインタビューではコメントしていました。

ボクサーの減量が過酷なことは有名ですが、彼らは計量が終わると十分な食事を摂り、体重を戻しています。
しかし月に半分近くレースに出走する競艇選手にはボクサーのように体重を戻すような余裕はありません。

365日同じような試練を課さなければ常にベストな体重を維持できないという点で、体重管理に関して言えばボクサーに匹敵、もしくはボクサー以上に厳しいといえます。

予想の際に体重は「オマケ」程度に考えておけばOK

予想の際に体重は「オマケ」程度に考えておけばOK

最後は予想の際に体重はどれくらい影響するかについて解説しましょう。
上記のように、体重に関してはトップクラスの選手であれば常に自身に厳しい条件を課してベスト体重に近い状態で常に出走しています。

つまり最低体重ラインぎりぎりを維持するというのは、上位の成績を残すための「最低条件」のひとつとなっているというわけです。

したがって、他の選手と比べて明らかに重い選手は買い目から外すことを検討したほうがよいですが、基本的に買い目に含めるような成績の選手の体重差はほとんど無いので、体重は「オマケ」程度に考えておけばよいでしょう。

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まとめ

競艇は基本的に体重が軽いほうがボートのスピードが出やすいので有利といわれています。
体重の上限は設定されていませんが、選手の健康を考慮して男性は51㎏、女性は47㎏の最低体重が設定されており、この体重を下回る選手は不足分の重りをつけたベストを着て出走することになります。

ただし、海水を使った競艇場や強風が吹いて水面が荒れた状態のレースではボートを安定させることができる体重が重い選手のほうが有利です。

トップクラスの選手になると月の半分近くはレースに出走しているため、競艇選手の体重管理は非常に難しく、引退した選手のなかには厳しい体重管理に絶えられなくなったという理由の選手も多数存在します。

しかしながら、この厳しい体重管理をクリアして最低体重ギリギリの体重で出走しなければG1やSGレースといった重要レースで勝つことはできないのです。