競艇で使われるボートの仕組みについて解説!性能差はあるの?

競艇で使われるボートの仕組みについて解説!性能差はあるの?

競艇を長年嗜んでいる人は競艇選手に関してはかなり深い知識を持っていることでしょう。
しかし実際に選手たちが操縦するボートそのものに関しては知らないことがおおいのではないでしょうか。
本記事では実際にレースで使用されているボートについて詳しく解説します。


的中率&回収率の高い予想サイト

「競艇ワークアウト」は的中率&回収率ともにトップクラスの「本物」の競艇予想サイトです。
10月14日に120kcalプランで「住之江3R→住之江4R」のコロガシ成功で投資額20,000円→902,000円の払い戻し!

LINE登録で毎日無料予想が見れるし、無料でもしっかり稼げます!
今なら無料で1万円分のポイントが貰えるので登録して損はありません!

競艇ワークアウトで無料予想をもらう

全競艇場でまったく同じ規格で製造されたボートを使用している

全競艇場でまったく同じ規格で製造されたボートを使用している

F1レースや競馬では車や競走馬の性能差がレースの結果に大きく影響します。
しかし競艇はそういった競技とはまったく別物です。

レースに使用されるボートはすべて「ヤマト発動機株式会社」が製造しています。
ボートは何度か改良が施されていて、現在競艇場で使用されているボートは「YM-730型ボート」(江戸川のみYM-740型)です。

船底はフラットになっていて、中央にフィンがついている「ハイドロプレーン」というタイプが採用されています。

かつては船底がVの字になっている「ランナバウトタイプ」というものが採用されていましたが、現在は廃止されています。
しかし年月が経てばまた違うタイプのボートが採用されるかもしれません。

使用するボートの変更はレース結果に影響を与える可能性があるので、ボートが変わったというアナウンスを見つけたときはどのようなボートを採用しているのかについて調べておくとよいでしょう。

実際に乗るボートは抽選で決まる

実際に乗るボートは抽選で決まる

実際に乗るボートがどのように決められているのかというと、実は「抽選」で決められています。
競艇選手は実際にレースに出走するよりも早く「前検」を受けるために出走する競艇場を訪れますが、その前検の時に自分が搭乗するボートの抽選をおこないます。

ボートに関してはボートごとの個体差はほとんど無いので、どのボートであってもそれほどレース結果には影響しません。

ボート本体のスペック

ボート本体のスペック

ボート本体のスペックに関しては製造元の「ヤマト発動機株式会社」のホームページにとても詳しく記載されています。

ボートの大きさは全長2895ミリ、全幅は1316ミリで、重量は68キロ以上70キロ未満です。
重量はだいたい成人男性よりも少し重いくらいだと思ってもらえればイメージが沸くのではないでしょうか。

ボート本体の価格について

ボート本体の価格について

競艇用のボートはブレーキが無く、バックギアが付いていないなどといった理由で一般の人が操縦できるような構造ではないことから、中古市場にはほぼ出回っていません。

したがってボートそのものの正確な値段については判明しませんでしたが、色々と調べてみた結果、新品の競艇用ボートの値段はだいたい60万円くらいとなっているようです。

平均速度と最高速度は?

平均速度と最高速度は?

はじめて競艇場を訪れた多くの人は、ボートに搭載している大迫力のエンジン音と、なによりボートそのもののスピードに驚かされるのではないでしょうか。

レースを現地で観戦して更に競艇の魅力に取りつかれた人はとても多いですし、現在プロとして活躍している競艇選手の中にも実際にレースを観て競艇選手になろうと決心したと語っている人が大勢います。

競艇のボートは搭載しているモーターによって前に進むわけですが、その速度がどれくらいなのかというと、平均速度は約60キロ、直線でフルスロットルとなった場合の最高速度は時速80キロにもなるといわれています。

水上というかなりの抵抗を感じる環境で高速道路を走行する普通乗用車と同じ速度が出ているわけですから、実際に目にすれば大迫力となるのもうなずけます。

モーターの基本的にはまったく同じ仕様で製造したものを使用

モーターの基本的にはまったく同じ仕様で製造したものを使用

ボートの推進力となるモーターは、ボート以上に平等なものとなっていなければなりません。
競艇で使用されるモーターも、ボートと同様に「ヤマト発動機株式会社」ですべて製造されています。

ちなみにモーターに取り付けるプロペラも「ヤマト発動機株式会社」製であり、競艇で使用されるありとあらゆる部品や設備はそのほとんどをヤマト発動株式会社が一手に担っています。

ちなみにモーターのスペックですが、現在は「300型」という型式のものを採用していて、基本的な構造は「水冷2サイクルガソリン機関の縦型直列2気筒エンジン」です。

最高出力は1分間に6,600回転という凄まじいパワーとなっており、これだけのパワーがあるからこそあれだけ大きなボートが最高時速80キロで走行可能となっているのです。

ただしモーターにはかなりの個体差がある

ただしモーターにはかなりの個体差がある

先ほどの項目で、モーターはボート以上に性能が平等なものとなっていなければならないと書きましたが、実際にはそうなってはいません。

実はモーターにはかなりの個体差があるのが現状で、実力が拮抗している選手同士の争いになると、どのモーターを使用するかによって勝敗が決定づけられるといっても過言ではないほどの影響があります。

モーターも抽選で決められる

選手が搭乗するボートと同様に、モーターも抽選によってどれを使うのかが決められます。
モーターの性能差はそのままボートそのものの能力差となります。

よって、モーターの抽選は選手にとってその節のレースの成績を決定づけるものであり、全ての選手が少しでも良いモーターを引き当てられるよう祈りながら抽選に参加していることでしょう。
コンマ数秒の争いが繰り広げられる競艇の世界では運も立派な実力に入るのです。

選手がある程度自由に調整可能

同じ製造元で、同じ設計図で製造されているはずのモーターにどうして選手が祈りをささげてしまうほどの性能差が生まれるのでしょうか。

実はレース中、決められた器具を使用しているのであれば、モーターは選手が自由に調整することができるのですが、これがモーターの性能差を生んでいる最大の要因です。

選手は養成学校時代に基本的な調整方法を学びますが、プロになってからは自分で研究したり先輩選手に教えてもらったりしながらそれぞれ独自の調整方法を確立していきます。

元々の素質なども影響してか、調整が得意な選手とそこまで得意ではない選手が存在しており、どの選手にどのように調整してもらったかによってモーターの性能は大きく変化するのです。

超抜モーターについて

各競艇場では決められた数のモーターを保管しています。
時にほかのモーターとは比べ物にならないほど勝率やモーター連対率が高いモーターが出てくることがあり、こういったモーターを選手や競艇ファンは「超抜モーター」と呼んでいます。

超抜モーターを普段なかなか勝利していない選手が保有すると、思わぬ好走を見せてオッズが高くなることが多く、超抜モーターの行く末に関しては常に目を光らせておきたいところです。

モーターの性能は出走表や展示航走でチェック

モーターの性能に関しては私たちも「出走表」を見ることである程度は知ることが可能となっていて、「モーター勝率」や「モーター連対率」が高ければ高いほど強いモーターです。

そしてレース前におこなわれる「展示航走」は実際にモーターの性能をチェックできる数少ないチャンスで、例えばほかの艇よりも早く最高速度に到達しているモーターや、綺麗にターンが回れている艇が積んでいるモーターは高性能であると判断してよいでしょう。

プロペラはモーターとセット

プロペラはモーターとセット

モーターに取り付けるプロペラはモーターとセットになっていて、抽選が終わった後、モーターと一緒に選手に配布されます。

プロペラもモーターやボートと同じくヤマト発動機株式会社製のものを使用しており、現在使用されているのは「S1一枚型プロペラ」という型式です。

大きさは直径187mm、ピッチ215mmとなっており、重量は373プラスマイナス1グラムの範囲となるよう設計されています。

プロペラはモーターの回転力をボートの推進力に変えるパーツであり、ボートの部品の中でも極めて重要なもののひとつです。

少し前は各選手が自前のプロペラを使っていた

少し前は各選手が自前のプロペラを使っていた

現在は廃止されていますが、少し前までは「持ちペラ制度」というものが採用されていました。

この制度は、プロペラは選手自身が自由に製造、調整したものを実際のレースで使用しても良いという制度であり、この制度が適用されている時代は今では考えられないような巨大なプロペラを使用していたり、アウトコースからまくりを決めやすいような調整を施しているものがあったりするなど、選手それぞれの個性が存分に発揮されたプロペラが使用されていました。

しかしその一方で組織的にプロペラを製造するグループが現れ、資金力があるところは高性能なプロペラを量産できることから、新人選手などがなかなか上に上がれないという事態が発生しました。

こういった事態を解消するために、2012年4月をもって持ちペラ制度は廃止され、現在のように競艇場が所有しているものを調整して使用する制度になっています。

プロペラも選手が調整可能

プロペラも選手が調整可能

プロペラもモーターと同様に、レース中は選手自身の手で規定に定められている範囲内であれば自由に調整することができます。

さきほどモーターとプロペラはセットであると紹介しました。
モーターとプロペラがセットということは、性能が良いモーターのプロペラは整備力が高い選手が調整した良いプロペラであると思っておいて間違いありません。


的中率&回収率の高い予想サイト

「競艇ワークアウト」は的中率&回収率ともにトップクラスの「本物」の競艇予想サイトです。
10月14日に120kcalプランで「住之江3R→住之江4R」のコロガシ成功で投資額20,000円→902,000円の払い戻し!

LINE登録で毎日無料予想が見れるし、無料でもしっかり稼げます!
今なら無料で1万円分のポイントが貰えるので登録して損はありません!

競艇ワークアウトで無料予想をもらう

まとめ

競艇に使用されるボートだけではなく、競艇に使用されるありとあらゆるものはすべて「ヤマト発動機株式会社」が製造しています。

色々な企業に依頼するのではなく、ひとつの企業にすべてお任せすることによって個体差が極めて少なく公平にレースを開催できるように配慮されているというわけです。

ボートやボートに取り付けるモーター、そしてプロペラはすべてレース前に抽選をすることによってどの選手がどのボートやモーターを使用するかを決めています。

ボート本体そのものはそれほど差が無いのでどのボートが当たってもレースへの影響はほとんどありませんが、モーターとプロペラに関してはレース中に選手が自由に調整出来るということもあって、実際は性能差がかなりあり、モーターの抽選をするときはどの選手も少しでも良いモーターが当たってほしいと祈りながら抽選に挑んでいます。

モーターの性能については私たちも出走表の「モーター勝率」や「モーター連対率」をチェックすることである程度知ることができ、実力が拮抗している選手同士のレースの場合は「超抜モーター」と呼ばれる極めて高性能のモーターを所有している選手がかなり有利です。