羽野直也選手は未来の競艇界を担うスター候補!年収・同期・結婚・弟についても
羽野直也選手と言えばとかくそのルックスばかりが注目されがちな選手だったのですが、近年の活躍は目覚ましいものがあり、間違いなくこれから先の競艇界をけん引していく選手の1人であることは間違いありません。
本記事ではこれからのレースに注目すべき選手の1人である羽野直也選手について詳しく解説していきます。
2023年オーシャンカップ優勝!
(引用元:ボートレース若松 公式サイト)
羽野選手は2023年、SGレースを制覇するという快挙を成し遂げました。
2023年7月23日、児島競艇場で開催された「SGオーシャンカップ」に羽野選手が出走、予選を1着から3着1回ずつというそれなりの成績でまとめて通過、準優勝戦は5コースからの進入でしたが何とか抜け出して優勝戦に進出。
とはいえ、優勝戦は5号艇でのスタートな上にインには馬場貴也、茅原悠紀、磯部眞、桐生順平とSG常連レーサーばかりであり、羽野選手に正直勝ち目はほとんどないだろうというのが大方のファンの予想でした。
しかしこの状況のおかげで逆に羽野選手は冷静なレース運びをできたのかもしれません。
レーススタート直後、多くの人が本命視していた馬場選手と茅原選手がもつれるという大波乱の展開になります。
羽野選手はこの隙を見逃さずにまくり差しを決めて抜け出して独走状態となりそのままゴール、見事平成生まれとしては先ほど紹介した磯部誠選手に次いで2人目のSGレース優勝となりました。
ちなみに本命選手が共倒れでまったく舟券に絡まなかったという事もあり、3連単5-3-4は160,260円という大荒れの結果となっています。
この優勝によって羽野選手は獲得賞金を一気に加算、賞金ランキングでも上位にランクイン、年末のグランプリ進出も見えてきました。
羽野直也選手のプロフィール
(引用元:BOATRACEオフィシャルウェブサイト)
羽野直也選手は福岡県出身、福岡支部所属の競艇選手です。
1995年3月29日生まれなので、2023年8月時点では28歳ということになります。
羽野選手には弟が居るのですが、弟の羽野諒選手も同じく競艇選手として活躍しています。
地元のトップレーサーを見て競艇選手になることを決意!
(引用元:YOUTUBE)
高校生の頃は野球部に所属し、汗を流していました。
そんな羽野選手が競艇について興味を持ち始めたのは高校2年生のころです。
通学途中でボートレーサー募集のポスターを見かけ、競艇選手という職業について知りたいと思うようになります。
更に羽野選手が当時通っていた高校の卒業生に第一線で活躍している競艇選手が居るという話を聞いたため、実際に自分の目で競艇のレースを観たいと思った羽野選手は福岡競艇場に赴いてレースを観戦、すっかり競艇の虜になります。
そのころ漠然と消防士になりたいと思っていたそうですが、競艇のレースを観戦して俄然競艇選手になりたいという気持ちが強くなって親を説得、すると元々羽野選手の地元である元飯塚市はオートレース場があるほか、福岡県内には競艇場と競馬場もあるなど、公営競技が身近にある環境だったことが幸いしたのか特に反対もされませんでした。
こうして羽野選手は高校卒業後に徹底的に減量をして競艇学校の試験を受験、見事一発合格で競艇選手としての道を歩み始めたのです。
ちなみにこの元同郷の卒業生でトップレーサーというのは何を隠そうあの瓜生正義選手であり、このことはデビュー後に判明することとなります。
デビュー戦から新人らしからぬ活躍!
競艇学校時代の成績はリーグ勝率6.48と、学生時代からすでにその才能を見せていました。
そして2014年5月16日、若松競艇場にてデビュー戦を迎えます。
新人選手は必ず6コースから進入しなければならないという鉄の掟が競艇にはあり、羽野選手もそれに倣って6コースから進入しました。
デビューしたての新人戦選手が圧倒的に不利だといわれている6コースから進入すれば何もできないまま終わるのが普通です。
ところが羽野選手はデビュー戦でいきなり3着に入るという大活躍を見せます。
更に翌日のレースでは2着に入り、デビュー節で2着1回3着1回と、このころから将来の飛躍を予感させる走りを見せていました。
しかし初勝利までは長かった
しかしその後、2着や3着に入ることはあっても、1着には慣れないという日々が続きます。
普通ならばなかなか勝てない状況に焦りを感じるものですが、羽野選手は当時特に焦りを感じていなかったそうです。
前述の通り新人時代は6コースから必ず進入しなければならないという決まりがある一方でどれだけ成績が悪かったとしてもその期間は引退勧告の対象になることはありません。
羽野選手はこの時期、無理に1着を狙おうとするのではなく、6コース進入という不利な状況でも上位に食い込むだけの走りができるように、己の技術を磨くことに専念していたのです。
そしてデビューから1年後の2015年4月、地元である若松競艇場でその努力は報われることになります。
予選から安定した走りを見せ、5日目の一般戦で6コースからインコースを一気に差して先頭でゴール、念願の初勝利を飾りました。
初勝利後は勝ちを量産し翌年初優勝を達成!
初勝利後は見違えるかのように勝ちを量産し続けます。
1着だけではなく優出も狙えるだけの実力を身につけた羽野選手が優勝するのは時間の問題と言われていましたが、2016年7月、芦屋競艇場で開催された一般戦において予選で1着2回、2着1回、3着1回と素晴らしい走りを見せて準優勝戦に進出、準優勝戦でも強気の走りを見せて4回目の優勝戦進出を決めます。
優勝戦は5コースからの進入となりましたがコンマ14のスタートを決めるとインの4艇が出遅れる展開となりました。
この隙を羽野選手が見逃すはずはなく、一気に加速して豪快なまくりを決め、先頭に立つとそのままゴール、デビューから2年目で嬉しい初優勝を達成したのです。
平成生まれG1優勝1番乗り
初優勝を決めてからの成長は目覚ましく、AI級へも昇格してトップレーサーへの道を順調に歩み始めます。
そして2017年、この年は羽野直也の名を競艇界に轟かせる一年になりました。
2017年10月に大村競艇場で開催されたG1大村開設65周年記念、羽野選手は予選で3勝を挙げ、準優勝戦もインコースから危なげなく立ち回って2号艇で優勝戦に臨みます。
1号艇はトップレーサーの1人である原田幸哉選手でしたが、コンマ06のトップスタートを羽野選手は決めました。
このまま一気にまくるという戦法も取れたのですが、羽野選手はあえて一旦引き、インコースからの差しを狙います。
第2ターンマークで見事差しを決めるとそのまま押し切ってゴール、初のG1タイトル獲得となりました。
羽野選手のG1制覇は平成生まれとしては初であり、同期から一歩抜け出したと同時に同じ平成生まれで羽野選手と切磋琢磨していた選手たちに勇気を与えた事でしょう。
ヤングダービー他G1レースを次々制覇!
G1レースを初制覇してからも羽野選手の勢いは止まりません。
2018年は優勝できなかったものの、2019年は3度の優勝、2020年は2度の優勝と着実に実績を積み上げていきました。
そして2021年、羽野選手に再びビッグチャンスが訪れます。
9月26日、徳山競艇場で開催されたヤングダービーにおいて、高性能のモーターを引き当てたことも幸いしてか、初日からオール3連対のトップ通過で2018年以来の優勝戦に進出しました。
そして優勝戦でもコンマ07という完璧なスタートを決め、後続艇に何もさせないまま先頭でゴール、念願のヤングダービー王者に輝いたのです。
2022年には3月12日に地元若松競艇場の周年記念で優勝を決めました。
この時は競艇を始めるきっかけとなった瓜生正義選手との直接対決を制しています。
更に10月には平和島の周年記念も優勝、1年間でG1レースを2度制するという快挙を達成しました。
そして冒頭に説明した通り、2023年ついに最高峰のレースであるSGレースのタイトルも手にしたのです。
羽野選手の年収は?
羽野選手の年収について調査してみました。
2017年から2019年まではだいたい4,000万円台で推移していましたが、2021年はPG1であるヤングダービーを制したほか、それ以外のレースも全体的に好調だったということもあり、6,000万円台と大幅に年収アップ、更に2022年はG1レースを2度制覇したため1,000万円アップの年収7,000万円という結果でした。
そして2023年、オーシャンカップを制した羽野選手は8月時点で既に2022年の年間収入と同額の7,000万円を獲得、このまま行けば初の1億円達成も夢ではありません。
羽野選手と同期の選手は?
羽野選手は数えて114期目の卒業生になります。
114期として競艇学校を卒業したのは全部で27名で、そのうち羽野選手と同じようにsgレースに出場できるまでの実績を積み上げてきた選手は3名です。
(引用元:BOATRACEオフィシャルウェブサイト)
羽野選手最大のライバルは村松修二選手です。
村松選手は羽野選手に先駆けて同期初勝利一番乗りを果たしたほか、2020年にはG1初優出初優勝という快挙も達成、羽野選手と同じくSGレースを制するのも時間の問題でしょう。
(引用元:BOATRACEオフィシャルウェブサイト)
2つ目は松尾拓選手、競艇学校時代の卒用記念レースにてチャンプになっています。
2020年には4回の優勝を達成したほか、2021年にはG1レースも制しており、特に1コースから出走した時の強さは特筆すべきものがあります。
(引用元:BOATRACEオフィシャルウェブサイト)
3人目に紹介するのは中村桃佳選手です。
2018年にG2レース、レディースオールスターを優勝、同年に同じ香川支部の竹田和也選手と結婚、出産と育児に専念するため休業します。
その後2020年に選手として復帰、休業前と変わらぬ活躍を現在も続けているママさんレーサーの1人です。
イケメンレーサー羽野きゅんのプライベートを調査!
ここ数年で一気にトップレーサーの仲間入りをした羽野きゅんこと羽野直也選手ですが、初めにも触れた通りデビュー当初は実力以上にイケメンレーサーとして多くの女性ファンを虜にしました。
ここからは羽野選手のプライベートについていくつか紹介していきます。
羽野選手の趣味について
羽野選手の好きな食べ物はまぐろの中トロなのだそうです。
数千万円の年収がある羽野選手なら、高級なお寿司屋さんに行って好きなだけ中トロを堪能できるのではないでしょうか。
趣味は釣りやゴルフをするほか、峰竜太選手と一緒にサーフィンを楽しんだりすることもあるそうです。
インドアな趣味は無さそうなので、休日などは積極的に外出して日頃のストレスなどを発散しているのでしょう。
また、ライヴに行くのも好きらしく、本人のTwitterやInstagramでWANIMA、BIGBANGのライヴに参戦した事をツイートしていました。
BIGBANGライブナウ😎
最前列!ありがと〜🤘 pic.twitter.com/orhV7jr8df— 羽野直也 (@5RpHBeCnC06zY2N) November 19, 2016
結婚観はかなり具体的…
まず一番肝心な羽野選手の彼女または結婚の情報に関してですが、2023年8月時点ではそのような発表はされていません。
なので少なくとも独身である事は間違いなさそうです。
羽野選手は女性からの人気も高いということもあり、事あるごとに結婚観について聞かれています。
インタビューの回答によると、初めのうちは堀北真希さん、松岡茉優さんみたいな人がタイプと、見た目のみの回答だったのが、年齢を重ねるごとに清潔感がある人、さらには事務的な作業をテキパキこなせる人に惹かれる…と段々とターゲットを絞り込むような回答に変化していっているところが面白いです。
とはいえ、サポートしてくれるような女性が好みというのは全ての回答において共通しています。
我こそはという女性はファンイベントなどに顔を出してみてはどうでしょうか。
弟は競艇選手のあの人?
(引用元:BOATRACEオフィシャルウェブサイト)
羽野選手には羽野諒という弟が居るのですが、実は同じく競艇選手として活躍し続けています。
羽野諒選手は121期として2017年にデビュー、初勝利までは1年半という月日を要しましたが、その後は着実に勝率も上昇、2023年には初優出も達成しており、更なる成長が期待されている選手の一人です。
羽野選手は弟の諒選手について、「真面目に計画を立ててコツコツ物事を進めていくタイプだけど内に秘めている闘志は凄いものがある」というようにその性格を高く評価しています。
まとめ
羽野直也選手は福岡県出身で福岡支部所属の競艇選手です。
元々は漠然と消防士になろうと思っていたそうですが、ふと見かけたボートレーサー募集のポスターを見て競艇に興味を持つようになります。
更に高校の先輩がトップレーサーだと言う事を聞いた羽野選手はレースを観戦、その迫力に魅了され、競艇選手への道を歩む決意をしました。
デビュー戦で3着という活躍をしたものの、その後初勝利まで1年を要しましたが、この期間羽野選手は6コースからでも上位を狙える走りの研究に専念します。
その結果どのコースからでも攻められるオールラウンダーとなり、平成生まれで初のG1レース制覇を達成、更に2021年にはヤングダービーでも優勝しました。
そして2023年、オーシャンカップにて5コースから会心のまくり差しを決めてSGレースのタイトルをも獲得したのです。
今年は年間獲得賞金1億円突破の可能性は十分ありますし、年末のグランプリ出場、さらには賞金王を狙える順位に居るため、これからのレースは目が離せません。