競艇の軸はこうして決める!チェックすべきポイントを徹底解説
競艇は1着から最高3着までに入る艇を予想するギャンブルです。
予想をする際には「軸」を決めることがとても重要で、複数の着順を当てる際には軸を真っ先に決めてから残りの着順を予想することになるケースがほとんどでしょう。
ここでは競艇での軸の決め方について、解説していきます。
ギャンブルにおける「軸」とは?
「軸」という事はを辞書で引いてみると、「回転する物の中心となる丸い棒」、「巻くものの中心となる丸い棒」、「活動、物事の中心となるもの、かなめ」といった意味と記載されています。
ギャンブルにおける「軸」も似たような意味となっていて、予想をする際の基準となる部分と考えればよいでしょう。
そのため「軸」というのはギャンブルでもとても重要なものとなっていて、軸が合っていれば自分が予想した番号が当たる可能性は飛躍的に高まりますし、逆に軸が外れてしまっていると、どれだけ沢山の予想を立ててお金を投資しても全て外れてしまう、という結果になってしまいます。
競艇の舟券を買う際の着順を予想する際に、最も時間を費やすのが「軸の選定」といっても過言ではありません。
「鉄板レース」が見つかれば軸を作りやすい
初心者が全てのレースの「軸」を見つけることはとても難しいです。
そのため出来れば「鉄板レース」といわれているレースに狙いを定め、軸を決めていく練習をしていくとよいでしょう。
鉄板レースとはどういった物かというと、具体的には「予想を立てやすい」「当てやすい」レースということになります。
しかし、具体的にどういったレースが鉄板レースとなるのかについては、人によって考えが異なってきます。
競艇を楽しんでいる人それぞれ得意なレースと不得意なレースがあり、自分の予想が的中しやすい展開のレースであれば、それがその人にとっての鉄板レースになります。
1号艇が1着を確実に獲るレースだと軸が自動的に決まるので予想を立てやすい、という人も居るでしょうし、1着から3着に入りそうな艇がほぼ決まっているから3連複は確実に当てることが出来るレースが鉄板レースだと回答する人もいるでしょう。
それでもどういったレースが鉄板レースか判断できないという人は、とりあえず「1号艇が確実に3着以内に入る、出来れば1着になる可能性が高いレース」に的を絞って予想を立てていくとよいでしょう。
1号艇が1着になりやすいレースを見つけるためには、1号艇が1着になる確率が高いレース場で予想を立てます。
各競艇場にはそれぞれ特性があり、1号艇が1着を獲る確率がそれぞれ異なります。
「大村競艇場」「徳山競艇場」「芦屋競艇場」、この3つの競艇場は1号艇の1着率が60パーセント以上となっていて、この3つの競艇場では何も考えずに1号艇を軸にすれば舟券が当たる確率が飛躍的に高まります。
ただし、着順を予想しやすい分払戻金は全体的に低いので、本格的に稼ぐつもりであれば、ほかの競艇場のレースも予想していくことになるでしょう。
軸が定まらない時は出走表を確認
競艇のレースを予想するときは専門新聞やネットの予想をチェックしたり、人によっては競艇場内にいる予想屋さんからの意見を参考にする、という人も居るでしょう。
しかしそれらの予想を見る前にまず、「出走表」に目を通しておいてほしいです。
特に初心者の人は出走表を隅々までチェックして、どういったことが書かれているかを理解するようにしましょう。
初心者の人が出走表を見ても何が書いてあるか分からないかもしれませんが、実は出走表には重要なデータが凝縮されていて、レースの予想を立てるために必要な情報だけであれば、この「出走表」をチェックするだけでも十分です。
専門新聞やネットの予想というのは、どちらかといえばより確実な予想をするための情報収集や、自分の立てた予想が正確かどうかの確認のために利用すると考えておけばよいでしょう。
もしなかなか軸が定まらないというときは、まず出走表を隅々までチェックすることからはじめるようにしてください。
選手の階級と戦績をチェック
出走表には様々な情報が記載されていますが、真っ先にチェックするのは「選手の階級」です。
選手の階級をチェックしよう
もっと分かりやすいくいえば「どの枠にA1選手またはA2選手がいるか」をチェックしましょう。
レースに出場している選手には、それぞれ階級が定められています。
この階級はレースの勝率によって定められていて、最上級がA1、最下級がB2です。
ごく一部例外もありますが、基本的には「B級の選手はA級の選手に勝てない」といわれているほど実力差が大きいため、A1やA2選手がそのレースに出場しているのであれば、そこを軸に定めて残りの艇を予想すればよいでしょう。
もしA1選手かA2選手が1号艇に乗っているのであれば、そのレースは鉄板中の鉄板レースといっても過言ではありません。
とはいえ、枠順に関しては競艇場の番組委員がよりファンが楽しめるように考えて決めているので、実力選手が1号艇に乗っているような展開が分かりやすいレースというのはそう多くはないというのが現状です。
戦績をチェックしよう
次にチェックしておいてほしいのが「戦績」です。
戦績とは簡単にいえば、その選手のこれまでの着順を点数で表しているものとなっています。
先ほど解説した階級は、この戦績によって定められていて、戦績はそのままその選手の強さを数字にあらわしているといっても過言ではありません。
この点数が「7点台」であり、しかもその選手が1号艇に乗っているのであれば軸に定める価値が十分にある選手です。
時間があれば「艇国データバンク」の「コース別戦績」をチェック
もうすぐ自分が舟券を購入するレースが始まってしまう、というのであれば場内で確認できる「出走表」を確認するので精一杯になってしまうかもしれませんが、もしレース前日などある程度時間があるのであれば、出走表と併せて「艇国データバンク」というサイトも併せてチェックしておきましょう。
艇国データバンクにはボートレーサーのこれまでの着率や決まり手、艇番別の戦績など選手に関してのほぼ全ての情報が網羅されているといっても過言ではありません。
しかもこれらの情報を全て無料で見られるので、競艇を本格的に楽しみたいのであればチェックしておいて損はないサイトです。
艇国データバンクを隅々まで見ておくと、それぞれの選手の特徴が浮き彫りになり、よりボートレースを楽しむことが出来ますし、何よりレース毎にどの選手を軸にすればよいのかが分かってきます。
「艇番別戦績」と「コース別戦績」も見ておけば完璧
艇国データバンクにアクセスしたら、まずは自分が予想するレースに出走する選手のデータの中から「コース別戦績」というデータをチェックしましょう。
コース別の戦績は出走表にも記載されているのですが、簡単にいうとその競艇場に限定しての選手の戦績が記載されています。
選手にもそれぞれ得意な競艇場があり、自分が得意な競艇場であれば全国平均よりも高い戦績ですし、逆に苦手であれば全国戦績よりも低い戦績になります。
コース別戦績には1着率だけではなく2連対率や3連対率も記載されているので、全ての数字が全体的に見て高い選手であれば軸に定めても大丈夫でしょう。
もう1つ、艇番別戦績」も確認しておきたいところです。
艇番別戦績では1号艇から6号艇まで各艇番ごとの戦績が記載されています。
レースの性質上どの選手も1号艇の成績が最も高くなるのですが、常に1号艇に乗れるというわけではないので、ほかの艇番の着順も確認し、1号艇以外だとどの艇番が戦績が良いのかを知っておきましょう。
ちなみにこれらの戦績に関してはそこまで過去にさかのぼる必要はありません。
だいたい直近6か月程度のデータを確認しておきましょう。
モーターも勝敗を決める重要な要素
出走表には選手のデータだけではなく、「モーター」の成績も記載されています。
競艇のボートはモーターによって走行するということもあって、モーターは選手の力量と同じくらいレースの着順を決める重要な要素となっています。
いかに実力がある選手であっても、モーターの性能が悪ければその実力を発揮できません。
ちなみに誰がどのモーターう使うかは事前に抽選によって決まるため、完全に運の要素が絡みます。
具体的な数字で表すと、モーターの勝率が選手の時と同様に「7点台」であり、2連率が「50パーセント」を超えているのであれば、たとえ1号艇に乗っている選手の階級がA1選手出なかったとしても十分軸にする価値があります。
A1やA2の選手は当然人気があるので、そういった選手ばかりを選んで舟券を買っても払戻金はあまり高くはありません。
階級の高い選手を軸にすることはもちろん大切ですが、もし調子がよいモーターをB級選手が所有していて、なおかつ1号艇に乗るのであれば、人気選手をあえて1名外し、2着や3着当たりで絡めてみてもよいかもしれません。
もし予想が的中すれば大穴となり、高い払戻金を獲得できます。
勝ちそうな選手と切る選手の見極め方
これまでは軸になりそうな選手を選ぶ方法について解説してきましたが、それと同じくらいに重要なのが「3着に入りそうにない選手」を切っていく作業です。
もし軸がなかなか定まらないという場合は、むしろこちらの予想をメインにしていったほうがよいかもしれません。
3着以内に入らなさそうな選手を切っていけば、自然と買い目点数は少なくなっていき、予想を絞り込むことができます。
まずはアウトコース、艇番でいえば5号艇、6号艇の選手をチェックしましょう。
もし5号艇、6号艇にB級の選手が乗っていて、インコースにA級の選手が居る場合は5号艇と6号艇は切ってしまって構いません。
もし逆に外側に実力選手がいて、内側に B級選手が固まっていると混戦が予想されます。
いくらA級選手といえどもアウトコースから着順に絡むのはそう簡単ではありません。
しかし特に実力が突出している選手がいるのであれば、2着ないし3着に入れてみる価値アリです。
こういったレースは払戻金が高額となるので、多少多めに買っても十分利益が出ます。
まとめ
今回は軸の決め方について解説しました。
専門新聞やネットなどいろいろな情報が出ていますが、軸を決めるだけであれば出走表を見るだけでも十分です。
その補足として「艇国データバンク」も併せて確認しておくとよいでしょう。
もし軸を決めにくければ着順に絡まない艇を切ることを重視しましょう。