競艇の舟券に投資して生活ができるのかを徹底検証!

競艇の舟券に投資して生活ができるのかを徹底検証!

競艇の舟券を購入している人の中で、好きでもないのに買っているという人はほぼ皆無なのではないでしょうか。
ほとんどの人は普段何かしら仕事をしながら舟券を買っていますが、本心では「競艇の舟券だけで生活したい」と思っている事でしょう。

本記事では競艇の舟券だけで生活すること、つまり競艇の舟券に投資して生活が可能なのかについて解説します。


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結論から言えば大変難しいが可能性はある

結論から言えば大変難しいが可能性はある

競艇は購入した舟券が的中すればお金がもらえます。
したがって、理論上は競艇の舟券を購入して勝ち続けることができれば利益が出るため、競艇の舟券のみで資産を運用することは可能です。
しかし、実際にはプラス収益にするだけでも至難の業だということは、舟券を普段購入している人ほぼ全員が身をもって実感しているのではないでしょうか。

プラス収益にするだけでもとても難しいわけですから、競艇の舟券に投資をしてその収益だけで生活をするということは、結論から言えば大変難しいという事は否定できません。

競艇のプロと呼ばれる人物が実在する

競艇のプロと呼ばれる人物が実在する

普段からギャンブルに触れている人たちであれば、「パチプロ」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
パチプロとは文字通りパチンコのプロの事で、基本的にはパチンコでの収益のみで生計を経てている人たちの事を指します。
パチンコの場合、釘の位置を替えて玉を入れにくくしたり、入りやすくしたりすることは可能ですが、玉が入ってしまえばあとは機械的な確率によって当たるか外れるかが決まります。

つまり、パチンコには「ある程度法則性がある」という事です。
パチプロはいち早くこの法則性を掴み、それに則った打ち方をすることで損失を最小限にし、利益を得ることができています。
しかし、そんなパチプロでも毎回勝てているというわけではなく、勝ったり負けたりを繰り返してトータルでプラス収益となっています。

いっぽう競艇の世界でも舟券のみで生計を立てている、いわゆる「競艇のプロ」という人たちがパチプロと比べると圧倒的に少ないですが存在しています。
競艇で生計を立てている人がいるということが、誰でも競艇を投資の手段として生活していける可能性があるという何よりの証拠です。

予想サイトを活用すれば生活ができる可能性がある

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自分だけの力で競艇を投資手段として活用するのはなかなか難しいです。
しかし、現在では競艇の予想を専門とするサイトが沢山あります。
資金に充分な余裕があれば、競艇予想のプロたちが行っている「競艇予想サイト」の予想にすべてを任せてみるのも方法のひとつです。

優良サイトであれば、レースを連続で的中させる「コロガシ」で数十万円、ときには100万円単位の的中を定期的に出しています。
もし投資した予想サイトの予想が的中すれば、気持ちにも資金面でもかなり余裕が出てくるでしょう。

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競艇での投資が難しい具体的な理由

同じギャンブルの世界でもパチプロと呼ばれる人たちと比べると、競艇のプロと呼ばれる人たちがほとんど存在しないのはどうしてなのでしょうか。
本項目では競艇で投資をしていくことがとても難しいとされる、具体的な理由について考えていきましょう。

不確定要素があまりにも多すぎる

競艇による投資が難しいとされている最大の理由は、パチンコやスロットと比べて不確定要素があまりにも多すぎるという点です。
投資というのは、法則性があればあるほど先の予想が立てやすくなるため、確実に利益が出せることを予測できますし、損失も最小限に食い止めることができます。

例えば、数ある投資の中でも最も知名度が高い株式投資の場合、株価は株を保有している株式会社の経営状況や、国全体の経済状況などを注視しておけば、ある程度値動きは予測できるでしょう。
しかし、競艇の場合は実際にレースが始まらないとどうなるか分からない部分が多すぎるため、投資には向かないとされているのです。

当日の天候や波の状態

競艇は屋外でおこなわれる競技です。
更に水上を走るという事もあって、競馬や競輪といったほかの公営競技以上に当日の天候によってレースの条件が大きく変化します。
競馬や競輪であれば、風の影響として考えられるのは、向かい風の時に抵抗となり、追い風の時にはスピードアップに繋がることくらいですが、競艇の場合は風の強さによる抵抗だけではなく、波に与える影響も考えなければいけません。

そして、レース本番の風や波の状態はレース本番になるまで誰にも分かりません。
展示航走ではあまり風が強くなくても、レース本番で5メートル以上の強風が吹けばレース展開は大きく変わってくるでしょう。

選手自身の体調や精神面

競艇のボートを操縦するのは競艇選手ですが、選手自身の体調や精神状態によって同じレースでも結果が大きく変わってきます。
風邪気味だったり、プライベートで心配事があると、やはり本来のレース運びをすることはプロといえどもなかなか難しいです。

そういった選手の体調や精神面といった部分は、舟券を購入する私たちが予測できる部分では無いという事は言うまでもありません。

モーターの調子

競艇のボートを前に進めるのはエンジン部分に積まれているモーターです。
競艇で使用されるモーターは「ヤマト発動機」という会社で全て同じ条件で製造されていますが、モーターの性能はまったく同じというわけではなく、それぞれ性能が異なります。
微妙な差ではありますが、コンマ1秒を争う競艇の世界では勝敗を決するほど大きな違いです。

そして、モーターはレース前に自由に選手が整備することが認められており、同じモーターでも最初のレースと次のレースとでは性能が大きく異なる時があります。
モーターの状態もレース本番にならなければ分からないので、不確定要素のひとつといえるでしょう。

参考 競艇ではエンジン(モーター)がレースの行方を左右する!馬力や排気量などのスペックを紹介

レース中のアクシデントや事故

競艇は「水上の格闘技」と呼ばれるほど激しい争いが水上という不安定な場所で繰り広げられます。
選手たちは日々練習などで鍛え上げていますが、それでも故意ではない接触によって転覆したりすることがありますし、モーターがオーバーヒートなどを起こして停止してしまう、といった事故が発生することもあります。

アクシデントや事故の場合、舟券は返還される場合もあるので一概に損失になるというわけではありませんが、利益を確保できるという確信があるレースでアクシデントが発生し、舟券が返還されるという事になると、実質大きな損失といえるでしょう。

還元率が75パーセントと低い

競艇の舟券が的中した際の配当金は舟券の売り上げから支払われますが、舟券の売り上げのすべてが配当金に割り当てられるわけではありません。
舟券の売り上げのうち、25パーセントは競艇場の運営資金や選手たちへの賞金や給料を支払うために使われます。

そして、残りの75パーセントが配当金として割り当てられ、舟券を購入した人たちで取り合うといった形になります。
元々の配当金が75パーセントがないということは、相当頑張らなければ利益を出せないというわけです。

一定額以上利益が出ると税金が発生する

一定額以上利益が出ると税金が発生する

投資をするうえで考えなければいけないのは「税金」のことです。
競艇はギャンブルですが、年間50万円以上配当金を受け取った場合は税金が発生します。
さらに競艇で資産運用をすることが難しい大きな理由として、舟券代を経費として計上できないという点が上げられます。

通常収入を得る際に支払ったお金は「経費」として計上することが可能です。
例えば、自宅で副業をし収入を得た場合は、家賃や光熱費の一部分を経費として計上することができ、その分税金を節約できます。
ところが競艇の場合、経費として計上できるのは配当金を受け取った買い目の舟券代です。

例えば1点2,000円で2万円分の舟券を購入し、的中して1万円を配当金として受け取ったとします。
このうち、経費にできるのは舟券全体の2万円ではなく、配当金を受け取った買い目の舟券代2,000円のみです。

従って場合によっては使った舟券代の方が収入を得た50万円を上回っていたとしても、税金が発生するといったケースも十分あり得ます。
申告しなければ気づかれないのではと考える人もいるかもしれませんが、現在主流である「テレボート」による舟券購入ではネット上でお金の動きがすべて把握されているので、黙っていても必ずバレます。

競艇を投資にしたいならばそれ相応の覚悟が必要

競艇を投資にしたいならばそれ相応の覚悟が必要

競艇を投資手段として活用するのは大変難しいことではありますが、やはり好きな事を仕事に出来るというのは何者にも勝る大きな魅力があります。
しかし、とても困難な道のりであることには変わりないので、競艇を投資手段とするのであれば、最低限以下に解説することを覚悟しておいたほうが良いでしょう。

十分な軍資金を準備しておく

まず、競艇で投資をしたいのであれば十分な軍資金を準備しておきましょう。
競艇は的中させなければ収入を得ることはできませんし、収入額も常に不安定です。
ときには数か月間まったく収入を得られないというケースも十分考えられます。

また、チャンスの時は沢山お金を投資すればするほどリターンが大きくなるのはどの投資であっても変わりありません。
収入を得られなくても生活できるだけのお金と、チャンスの時に一気に大金を投資できるだけの軍資金を準備してから競艇の投資にチャレンジしましょう。
ただ、それだけの軍資金を準備できるのであれば、株式投資や投資信託といった他の資産運用をしたほうが現実的であることは言うまでもありません。

空いた時間は常に競艇の勉強や研究に充てる

競艇の舟券で常にプラス収支、しかも生活費を稼ぐことを維持するのであればとにかくデータや情報の収集を人一倍しておく必要があります。
競艇の舟券のみで生活をするというのは、自由な時間が沢山あってとても気楽な毎日を過ごせるようなイメージを持っているかもしれませんが、現実はそれほど甘くありません。

実際は、一般の人が働いている時間とほぼ同じ時間競艇について勉強や研究をするくらいの心つもりでなければ、とても競艇の収入のみで生活することは難しいでしょう。
利益を出せていれば別ですが、もし赤字になっているならば場合によっては寝る間を惜しんで競艇の研究に取り組むことになります。

ほぼ誰とも会わない毎日を過ごすことになる

一般の方が仕事をしている日は常に競艇の勉強や研究に励み、舟券はネットで購入するという日々が続くという事は、必然的に外に出る機会が極端に少なくなります。
外に出なくなるという事は社会との接点が無くなり、孤独な毎日を過ごすこととなるでしょう。

人と接する機会がほぼゼロになると、顔を合わせて話す機会も今までと比べると格段に少なくなります。
更にギャンブルで生活するというのは常に不安が付きまとう事となり、段々と精神が病んでいく可能性が高いです。
そうならないように、何かしら気分転換できる手段をあらかじめ身に着けておいたほうが良いでしょう。

長期ローンはほぼ組めない

世界的に見れば、ギャンブラーという職種は立派な職業となっています。
例えば、アメリカではラスベガスなどでカジノが公営の娯楽として認められているため、そこで大きく勝っているギャンブラーは一般のひとからは時には尊敬する人物となる場合もあります。

しかし、日本ではギャンブラーはそこまで世間的地位は獲得していません。
むしろギャンブルにどっぷりハマっている人は社会的には下の人間として扱われます。
それはたとえパチプロと呼ばれている人であっても変わりありません。

競艇で投資をして生活していくうえで、大きな障害となるのが長期ローンを組むときです。
長期ローンを組む際には必ず審査がおこなわれ、その人の年齢や家族構成、そして収入やどういった会社でどのような仕事をしているのかによって評価され、ローンを許可するかどうかが判断されます。

競艇で投資をしている場合、収入が不安定なうえ、社会的地位も無いということもあって、長期ローンを組むことがとても難しい、というよりほぼ不可能です。
もし新車やマイホームを購入したいというのであれば、一括で購入できるまでお金を貯める必要があります。

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まとめ

まとめ

競艇はその日の天候や選手の状態、モーターの性能、そして事故やアクシデントといった不確定要素がたくさんあります。
さらにトータルで利益が出ていなくても50万円以上の配当金を受け取っていれば税金が発生するため、競艇を投資として活用し、配当金だけで生活するというのは至難の業といえるでしょう。
それでも競艇で投資をして配当金のみで生活しているという人は実際に存在しているので、絶対にできないという事でもありません。

ただし、自分もそうなりたいのであれば、それなりの準備と相当な覚悟が必要です。
まず数か月負けても生活をし、さらには舟券を購入するためには十分な軍資金を準備しておかなければいけないですし、舟券を購入する時間以外は常に競艇の勉強や研究をして的中率を高める事に務めましょう。

また誰とも会わない生活を続けることになるので、人と話すという機会が極端に少なくなります。
資金がある程度あるならば、優良な競艇予想サイトの有料予想を利用するのもひとつの方法です。
的中すれば資金面でも精神面でもかなり余裕が出てきます。