競艇は死亡事故と隣り合わせの危険な競技!事故の原因を解説

競艇は事故と隣り合わせの危険な競技!過去には死亡事故も発生

近年は人気俳優を起用したコマーシャルを積極的に放送していることもあって、4台公営競技のなかでも競艇はもっとも注目度が高くなっているといっても過言ではありません。
そして実は競艇選手の年収が実は高いこともあって、舟券を購入するだけではなく自らボートレーサーになりたいと考えている若者もなかにはいます。

しかし、競艇というのは常に命の危険を伴う競技で、悲しいことに数年に1回の割合で実際に死亡事故も発生しています。

本記事では競艇という公営競技の危険性について解説していきます。
競艇を楽しむのであればこういう側面も知っておくことも大切です。


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競艇は危険が常に伴う危険な競技

競艇は危険が常に伴う危険な競技

競艇の危険性を挙げていくとキリがありませんが、本項目では特に危険とされる原因について解説していきます。
競艇がほかの公営競技より危険とされるのは、これらの危険とされる要因が複数常に発生する可能性をはらんだままレースが進行していくからだといってよいでしょう。

最高時速80キロ、体感速度は120キロに

競艇で使用されるボートは、もっともスピードが出るといわれている直線部分で時速70キロから80キロになるといわれています。
レース中、選手は前傾姿勢で出来るだけ風の抵抗を受けないような体制で搭乗しているため、体感速度は時速120キロにもなります。

常にこれだけのスピードで接触寸前の距離感で選手たちは戦っているわけですから、ちょっとした接触でも選手にとっては命取りになってしまうことがあります。
競艇は水面で争う競技なので、そもそも安定性という面では競馬や競輪、オートレースよりも大幅に劣ります。

ところが、一般の人からすれば水面を走行しているので、たとえ転覆して叩きつけられても地面よりは被害が少ないと考えるかもしれません。
しかしそれは大きな間違いで、時速80キロで衝突した場合、水面の変化が衝突のスピードに追い付かないので、コンクリートに同じ速度で激突したのと同じくらいの衝撃を受けるといわれています。

極めて速い速度で衝突した場合、地面だろうが水面だろうが関係なく強烈な衝撃を受けることになるというわけです。

危険は速度だけではない

競艇の危険性は、レース中のボートの速度だけではありません。
競艇で転覆や衝突以上に危険とされているのが、後続艇との激突とボートに取り付けられているプロペラです。

競艇のボートは、全長およそ3メートルで70キロほどの重さがあります。
こんなものがトップスピードで衝突したら人間はひとたまりもありません。

さらにプロペラは毎秒100回転というすさまじい速度で回転しています。
もしも万が一プロペラに人間が接触してしまったらと考えるだけでゾッとしますが、実はそんなプロペラに接触してしまうという事故は実際に発生しています。

風や波の影響をとても強く受ける競技

競艇は水面という不安定な場所を走行するため、風やそれによる波の影響をものすごく受ける競技です。
競艇場は全国に24カ所あるのですが、立地は競艇場ごとに違っており、コースの水質も淡水の競艇場もあれば海水の競艇場もあります。

海水の競艇場だと潮の満ち引きで時間ごとに水面が変わりますし、そのほかの競艇場も立地によっては常に強い風の影響を受け、波が立っていて普通に走行するだけでも苦労するような状態でレースを行わなければいけない場面も出てきます。

競艇は自然の影響も強く受ける競技なのです。

ターンの進化によって危険度が上昇

ターンの進化によって危険度が上昇

現代の競艇は、1周目第1ターンマークでほぼ勝敗が決すると言われています。
競艇ではコースを回る際に「ターン」する必要がありますが、このターンが大きく進化したことにより競艇のレース展開そのものが大きく変化しました。

しかしターンが進化していくと同時に、競艇競技そのものの危険度も増してきていることは事実です。

全速ターン

これまでの競艇の常識を大きく覆すことになったといえるテクニックが、競艇界のレジェンドのひとりである、今村豊選手が発案した「全速ターン」です。

それまでの競泳ではターン時にスピードを落とすことが主流でした。
しかし、今村選手はその常識にとらわれず、ターン時にもほぼスピードを落とすことなくコーナーを回れる全速ターンを編み出しました。

他の選手がスピードを落とす中で、今村選手一人だけがトップスピードでターンを回るわけですから、勝率がアップするのは当たり前です。
それ以降全速ターンは瞬く間に選手の間に広がっていき、今では競艇学校でも教えるほどの必須テクニックとなっています。

しかし、全速力でターンに突っ込むわけですから、逆にいえば急なアクシデントには対応できないということになり危険性は増しているといえるでしょう。

モンキーターン

モンキーターンは全速ターンをさらに進化させたターンで、座席に腰を下ろさずちょうど競馬のジョッキーのような腰を浮かせたままの前傾姿勢で一気にターンを旋回するテクニックです。

はじめにモンキーターンを披露したのは飯田加一選手でしたが、当時はあまりに危険すぎてほかに真似をする選手はほとんど居ませんでした。
ところが、現在は勝利するためには必修すべきテクニックのひとつとなっており、全速ターン同様にほとんどの選手がモンキーターンを身につけ、さらに独自の進化をさせて新たなターンを生み出す選手も出てきています。

当然モンキーターンの周知に伴って競艇そのものの危険性はさらに高まったといえるでしょう。

毎年のように重大事故は発生している

競艇は養成所も含めると、およそ60年間の歴史の中で31名の選手が事故によって残念ながら亡くなっています。
さらに死亡事故とはいかないまでも、あわや大惨事となってしまうような重大事故は毎年のように発生しているのが現状です。

もちろん運営側も重大事故が起こらないように、危険な運転をする選手や反則などに対してはとても厳しい罰則を与えてはいるのですが、勝利するためにはときにはきわどいレースもしなければいけないということもあって、撲滅はなかなか難しいのが現状です。

競艇で大事故が起こりやすい場面とは

競艇にはさまざまなアクシデントが発生しますが、そのなかでも特に大事故につながる恐れがあるのが「転覆」「激突」「衝突」の3つの事故です。
どういった危険が予想されるのかも併せてそれぞれの事故について詳しく見ていきましょう。

転覆

転覆は主にターンを回るときに発生しやすい事故です。
他の選手のターンによって発生した引き並みなどの影響でバランスを崩して転覆することもありますし、ターン時に突然強い横風などが吹いて高いうねりが発生したときにも転覆事故は発生しやすいです。

転覆事故はそれ単体でも水面に打ち付けられるため危ないですし、それ以上に「激突」の複合事故が起こりやすいことが転覆が危険とされる理由です。

転覆事故動画
下記の動画は実際に発生した転覆事故の動画ですが、転覆後選手が起き上がることができなくなっています。
これを見ただけでも水面のダメージの大きさが分かるのではないでしょうか。

ほかの艇との激突

ほかの艇と激突することがとても危険であるということは改めて文章で説明するまでもありません。

時速80キロ近くで全長約3メートル、70キロ以上の塊がぶつかってきたときの衝撃は計り知れないですし、もしボートではなくて自分の身体に直接激突してしまったらひとたまりもないでしょう。

さらにボートには毎分100回転するプロペラが付いており、このプロペラ単体でも十分殺傷能力がある凶器になりえます。

死亡事故動画
下記の動画は2020年に発生してしまった死亡事故です。
ターン後に転覆した選手にほかのボートが激突してしまっています。

岸壁への激突

岸壁への衝突は滅多に見られませんが、ターン時に操作を誤ったり、突然ボートが急加速して制御ができなかったときなどに発生します。

岸壁に直接身体を打ち付けられれば全身に強い衝撃を受けるのはもちろんのこと、場合によっては激突した勢いで選手がボートから投げ出され、地面に激突するという危険も十分考えられます。

岸壁への激突動画
岸壁への衝突事故はめったに起こるものではないのですが、下記の動画のように消波防壁を超えて激突しまうような事故は実際に発生しているのです。
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過去に発生した死亡事故

競艇ではこれまで数々の痛ましい事故が発生していますが、そのなかからいくつか特にショッキングなものをふたつ紹介します。

競艇をする際には選手たちはこのような事故に遭遇する危険と常に隣り合わせの状態でレースをしているのだということを十分理解し、たとえ舟券が的中しなかったからといって理由のない誹謗中傷はしないようにしたいところです。

直近で発生した痛ましい死亡事故

2020年2月9日、尼崎競艇場で痛ましい事故が発生してしまいました。

「第63回近畿地区選手権競走」というG1競走の第4日目、第9レースに出場していたA1選手である6号艇松本勝也選手が1周目第2ターンマーク付近で転覆し、その後後続の5号艇が不幸にもその上に乗りあげる形となりました。

つまり転覆直後に後続の艇と激突したということになります。
事故発生後ただちにレスキュー艇が出動し、さまざまな蘇生活動を行いましたが、返らぬ人となってしまいました。

松本選手は20年以上A1級に君臨していたベテラン中のベテラン選手なのですが、これだけの実績を積んでいる選手であっても突然のアクシデントによる事故は避けられないのです。

不死鳥・植木通彦

競艇の重大事故として、往年の競艇ファンであれば誰もが知っているのが植木通彦選手の事故です。

植木通彦選手はかつて「艇王」と呼ばれていたほどの超一流選手ですが、もうひとつ「不死鳥」という別名も持っている選手で、不死鳥という別名は文字通り不死鳥のごとく蘇ってレースに復帰したことから名づけられています。

大事故が発生したのは1989年1月13日桐生競艇場でのレースで、植木選手は第1ターンマークで操舵ミスを犯してしまい転覆してしまいました。
それだけならばごくありふれた事故なのですが、不運にも後続の艇のプロペラがなんと顔面を直撃してしまったのです。

不幸中の幸いで命に別状はありませんでしたが、それでも70針以上も縫う大ケガとなりました。
ところが植木選手はそれからわずか半年後、事故を起こした桐生競艇場で復帰戦をおこない、その後も大活躍したのです。

まとめ

競艇は4台公営競技のなかでももっとも危険だといわれていて、60年間の歴史のなかで31件もの粗暴事故が発生しています。
競艇は直線距離で時速80キロにもなりますし、そのようなスピードで水面に激突するとコンクリートにぶつかったのと同等の衝撃を受けることになります。

また風によって波が高くなると艇が転覆する可能性が高くなり、転覆後に後続の艇が激突したりすると大惨事になりかねません。
このようにレース中はさまざまな危険と隣り合わせのなかで競艇選手は日々戦っているのです。