競艇初心者おすすめの賭け方!ルールと勝つ為の秘訣を解説
競艇にチャレンジしようと冠挙げている人は、舟券を当ててお金儲けをしたいと考えている人が大半なのではないでしょうか。
しかし競艇には独自のルールやセオリーがあり、それらを理解しなければなかなか勝つことができません。
本記事では、競艇について基本的なルールを解説すると同時にオススメの賭け方を紹介します。
ギャンブル初心者は競艇からチャレンジしよう
競艇は1着から最高3着までの着順を予想して投票券を購入します。
予想した着順と実際にレースをおこなった際の着順が同じであれば、配当に応じた払戻金を受け取ることが出来るギャンブルです。
こういった形式のギャンブルで最も有名なのは「競馬」です。
競馬は昭和の終わり頃までは男性ばかりが競馬場に集まっていました。
しかし、近年では女性の競馬ファンも多く存在しています。
その理由は、オグリキャップをはじめとしたスターホースが現れただけではなく、競馬場のイメージが大きく変わったことにあります。
現在では、競馬場にまで足を運ぶ女性の競馬ファンが増えました。
また、毎週レースの中継をする番組がテレビやインターネットで放送されたり、G1レースの時にはコマーシャルが放送されるなど、老若男女誰もが知る機会が増えました。
競馬と比較すると、競艇はレースを中継するテレビ番組は民放にはありません。
たしかに「競艇女子」という女性ファンは存在するものの、競馬と比べればまだまだおじさんがする賭け事といったイメージが強いです。
しかし、これからギャンブルをやってみようという初心者にこそ競艇にチャレンジしていただきたいです。
その最大の理由が「競艇は競馬よりも当たりを予想しやすい」という点です。
競馬は、出走数の多いレースでは最大18頭が出走するため、初心者が当てるのは至難のわざといえます。
いっぽう、競艇の場合は最大でも6艇でレースが行われます。
つまり、競馬では一番当たる確率の高い単勝が18分の1の確率なのに対して、競艇は6分の1になるため、当たりやすいのです。
競艇は、1着だけを予想するならば6分の1となり、最高18頭立ての競馬と比べると当たる確率は単純に3倍です。
これが2着までを当てるのであれば競馬との差は更に大きくなるでしょう。
とにかくギャンブルで当たったときの楽しさを味わいたいというのであれば、競艇は最も適しているギャンブルのひとつといえます。
競艇の基礎知識
いかに当てやすい競艇といえども、より当てる確率を高めるためには競艇についての基礎知識をしっかり学んでおくことが大切です。
各号艇は色分けされている
まず、競艇の場合はコースの最も内側が「1号艇」になることが決められていて、そこから外側に行くにつれて2号艇、3号艇と数字が増えていきます。
またヘルメットや服の色も決められていて、1号艇は白色、2号艇は黒色、3号艇は赤色、4号艇は青色、5号艇は黄色、6号艇は緑色となっています。
レースの際は外側に居た艇が内側に入ることも多々あるので、あらかじめ何号艇が何色かを把握しておくと、レースを見ているときに混乱せずに済むでしょう。
フライングスタート方式
競艇では「フライングスタート方式」という方式でレースがスタートします。
競馬の場合は馬をゲートに収め、ゲートが開いた瞬間にスタートとなりますが、競艇の場合はスタートする前に既に艇は動いています。
そして艇が一定のラインを通過した瞬間にスタートをすることとなるフライングスタートには、独自のルールが定められています。
競艇場には「大時計」という黒色とオレンジ色の時計がスタート付近に設置されているのですが、選手は大時計の針がスタート時刻を指してから「1秒以内」にスタートラインを通過しなければいけません。
スタート事故
競艇ではスタート時の反則が定められていて、これを「スタート事故」と呼んでいます。
早く行き過ぎればスタート時刻を指す前にスタートラインを通過してしまう状態が「フライング」で、遅すぎると「出遅れ」という反則になります。
スタート事故を起こしてしまうと失格になるだけではなく一定期間出走禁止になるなど厳しい処分を受けることとなるため、競艇はスタートする前から既に駆け引きが始まっているといえます。
当然スタートが上手い選手は勝率も高くなるので、初心者はスタートが上手い選手を見つける事を念頭に置きつつレースを見守ると良いでしょう。
事故のときの舟券は?
事故を起こしてしまった選手の舟券を購入してしまうとその舟券はどうなるのか心配する人も居るかもしれませんが、事故を起こした選手の舟券は全て返金されるので心配ありません。
それよりも失格の選手が出て出走する艇が減ってしまうと全体的なオッズも低くなることがあります。
失格選手の舟券を払い戻すという事は当然競艇場側の利益も大幅に下がることになるため、失格した選手には重い処分が下されるのです。
3周でゴール
また競艇では1周600メートルのコースを3周した時点でゴールとなります。
競馬の場合はレースごとに距離が異なりますが、競艇ではレースごとに距離が変わることはなく、全てのレースが同じ距離を走ります。
ほかにもいろいろと覚えておくと役に立つ知識はありますが、初心者はひとまずこれらの知識を頭に入れておけば良いでしょう。
初心者はまず1号艇の単勝買いをしよう
ある程度の基礎知識を身につけたらいよいよ舟券を購入することになるわけですが、競艇には様々な賭け方があります。
初心者は1号艇の単勝を買おう
競艇の舟券は「単勝」「2連単」「2連複」「3連単」「3連複」の5種類です。
これだけ沢山あると、どの賭け方で買えばよいのか分からなくなる人も居るかもしれません。
競艇をやってみようと考えている人のきっかけは人それぞれかもしれませんが、大多数の人は「舟券を当てて一儲けしたい」と考えているのではないでしょうか。
とにかく舟券を当てたいのであれば、間違いなく1着だけを当てる「単勝」が当てやすいです。
そしてこれは競艇だけに当てはまるのですが、単勝の舟券を購入するときはとりあえず「1号艇の単勝」を購入するようにしましょう。
どうして1号艇の単勝を購入することをおすすめするのかというと、レースの性質上、1号艇はほかの艇と比べると圧倒的に有利にレースを進めることができるからです。
その証拠に全国の競艇場の1号艇が1着になる確率は平均50パーセントを超えています。
つまり何も考えずに1号艇の単勝を購入するだけで2分の1は当たることになります。
1号艇が有利な理由
どうして1号艇が有利なのかを具体的に解説しましょう。
厳密にいうと、1号艇が勝ちやすいというわけではなく、1コースに居る艇が勝ちやすいのです。
競艇では横1列でスタートをし、ゴールラインも横一列です。
そのため単純にスタートからゴールまでの距離は1コースが最も短くなります。
逆に6コースは外側を大きく回ることとなるため、大きく不利になると言えるでしょう。
そのため選手たちはより内側のコースに入ろうと駆け引きをするわけですが、1コースに居る選手はそこを死守すればよいだけなので、その場から動くことはほぼありません。
したがって1号艇の選手は有利な1コースをずっと走行できることになります。
単勝買いだけで勝ち続けるのは難しい
本当に競艇をはじめたばかりの人は、最初に先ほど解説した「1号艇の単勝買い」にチャレンジしてみて舟券の買い方をマスターしつつ、当てたときの喜びを味わうと良いでしょう。
その理由は、競艇は当たる楽しさを知らなければ楽しめないからです。
しかし、1号艇の単勝買いで勝ち続けるというのは難しいのが実情です。
理由としては「払戻金が低い」ということが挙げられます。
単勝の払戻金は平均で150円となっています。
これはあくまでも全ての単勝の払戻金なので、1号艇の単勝に限定すれば払戻金はもっと低くなるでしょう。
しかし、先ほども書いたように1号艇が1着になる確率は50パーセントです。
確かに2分の1で当てることができますが、残り2分の1は外れる可能性があるという事になります。
配当金が少ないと、たとえそれまで3回連続で当てていたとしても、たった1回外すだけでそれまでの利益が全部なくなってしまうことになってしまいます。
いかに50パーセントといえどもずっと勝ち続けるのは難しいでしょう。
そのため本当に競艇で利益を出したいのであれば、ある程度慣れてきたら単勝買いを卒業し、複数の艇の着順を予想していかなければいけません。
初心者が勝てなくなってしまう要因
複数の艇を予想し始めると、途端に初心者はレースに勝てなくなってしまいます。
その理由は、複数の艇で予想するということは、当たる確率や考えなければならないデータ量などが増えてしまい、予想がしにくくなってしまうからです。
複数の着順を予想して舟券を買う場合は1点買いではなく、複数の舟券を購入することが基本となります。
しかし、初心者はどの舟券を買えばよいのか絞り込むことが出来ず、気になった舟券を全て購入してしまう事が多いです。
気になる舟券を片っ端から購入すれば確かに当たる確率は高くなりますが、たくさん舟券を買えば、当然その分お金もたくさん必要になります。
当たった着順のオッズが高ければそれでも利益は出ますが、オッズが低かった場合は「トリガミ」といって購入した金額よりも当たった払戻金のほうが少なくなり、結果としてマイナス収支になってしまいます。
競艇で勝つためには毎回勝つことよりも、買い目点数をできるだけ絞ってトータルの回収率をアップさせることを意識する必要があるのです。
買い目点数を絞るためには基本ルール以外の知識も身に着ける必要があります。
初心者が勝つにはレースについての知識を持とう
競艇場の特徴を知る
予想をするために知っておきたい知識のひとつに、競艇場ごとの差があります。
全国には24の競艇場がありますが、どれも同じというわけではなくそれぞれ環境が違っています。
そして、その環境の差はそのまま「1コースの艇が1着になる確率」に如実に現れるのです。
競艇場 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
桐生 | 51.1 % | 68.7 % | 77.9 % |
戸田 | 45.5 % | 62.8 % | 73.2 % |
江戸川 | 45.3 % | 65.9 % | 75.9 % |
平和島 | 45.0 % | 63.9 % | 74.3 % |
多摩川 | 52.7 % | 69.9 % | 79.1 % |
浜名湖 | 52.1 % | 70.7 % | 79.3 % |
蒲郡 | 55.9 % | 72.4 % | 81.9 % |
常滑 | 56.9 % | 73.6 % | 82.0 % |
津 | 58.4 % | 75.3 % | 83.6 % |
三国 | 55.4 % | 73.1 % | 81.6 % |
びわこ | 57.4 % | 74.8 % | 82.6 % |
住之江 | 59.7 % | 76.1 % | 85.0 % |
尼崎 | 59.0 % | 75.0 % | 83.3 % |
鳴門 | 47.3 % | 66.4 % | 76.4 % |
丸亀 | 57.0 % | 75.2 % | 83.4 % |
児島 | 54.2 % | 72.0 % | 80.7 % |
宮島 | 58.5 % | 75.5 % | 83.6 % |
徳山 | 63.5 % | 79.7 % | 87.1 % |
下関 | 60.2 % | 77.3 % | 85.2 % |
若松 | 55.9 % | 73.1 % | 82.1 % |
芦屋 | 60.2 % | 76.5 % | 84.1 % |
福岡 | 56.3 % | 74.5 % | 83.8 % |
唐津 | 55.0 % | 72.9 % | 82.2 % |
大村 | 61.1 % | 78.4 % | 86.1 % |
(引用元:艇国DB)
データによると、1コースの1着率が最も高いのは徳山競艇場で、1コースの艇がそのまま1着にある確率がなんと63.5パーセントになっています。
逆に最も低いのが平和島競艇場で45パーセントと、その差はなんと30パーセント近くになっています。
1号艇はほぼ100パーセントそのまま1コースを走り続けることになりますから、初心者が複数の艇を予想するときはまず大村競艇場で予想するのが良いでしょう。
1号艇は必ず勝つとは言い切れませんが、徳山競艇場であれば高い確率で3着以内に食い込みます。
つまり、3連複や3連単で購入するのであれば残り2艇を選ぶだけでよく、予想が立てやすいといえるでしょう。
モーターの強さ
また、競艇独特のチェックポイントが「モーター」です。
競艇のボートはモーターによって進むので、モーターの差はそのままボートの能力の差になります。
モーターは節のはじめの抽選によって決まるので、モーターの強さも必ず確認しましょう。
モーターの強さは出走表にある「モーター勝率」という項目でチェックすることができますが、それだけではなく前走のレース結果もチェックするとよいです。
もし、前走で転覆しているとモーターに大きな影響を与えている可能性が高く、普段通りの能力を発揮できない可能性があります。
選手の強さを見極めれば勝率アップ!
選手の強さを見極めることも着順を予想するためにはとても重要です。
選手の強さをどのように見極めれば良いのかをここでは確認していきます。
出走表には先ほど触れた「モーター勝率」のほかにも様々な情報が掲載されていますが、選手の強さを図る上でまず確認しておいてほしいのが「勝率」です。
勝率にはその選手が出走した全てのレースを元に導き出されている「全国勝率」と、その競艇場で実施されているBレースのみで導き出されている「当地勝率」が掲載されています。
どちらを参考にすればよいかは競艇場によって変わってくるのですが、初心者はとりあえず「全国勝率」を比較すると良いでしょう。
全国勝率が高い選手というのはどのような条件でも安定して勝利を収めることができるという証拠なので、単純に強い選手だという事になります。
また選手は勝率ごとにランク付けがなされていて、最も高い選手が「A1」で最も低い選手が「B2」となっています。
実力が余りに離れすぎている選手が同じレースに出走することはほとんどありませんが、ごく一部の例外を除いて「B1選手はA1選手には勝てない」と思っておいたほうが良いでしょう。
したがって1号艇にA1選手がいるレースというのは、強い選手が最も有利なコースに陣取っているという事になり、複数の着順をとても予想しやすいです。
予想できたら舟券を買ってみよう
念のため補足説明として舟券の買い方も解説しておきます。
舟券はレースが実際に開催されている競艇場、競艇場の近くにある場外販売所の自動販売機で購入することができ、購入する手順はとても簡単です。
競艇場や場外馬券場では「マークシート方式」で購入することになるため、該当する欄をペンなどで塗りつぶして自動券売機に持っていけば舟券が発券されます。
また舟券は「テレポート」というサイトを介してインターネットでも購入することができます。
テレポートはパソコンだけではなくスマホでも利用できるので、外出先でも好きな時に舟券を購入することが出来ます。
とはいってもデータ上でお金のやり取りをするだけなので、実際に舟券が発券されるわけではありません。
初心者はインコースの逃げが決まりそうなレースの舟券を買おう
競艇の初心者がとにかく勝ちにこだわるのであれば、「1コースにA1クラスの選手がいるレースを買うべきだ」というのは先程解説しました。
しかし、「インコースの逃げが決まるレース」を選択するというのも、より確実に勝つためには重要となります。
ここでは「逃げ」についてもう少し詳しく解説します。
「逃げ」というのはいくつかある競艇の「決まり手」のひとつで、1コースの選手が最短距離で一周目の1マークを最初にターンする戦術となっています。
ただでさえ有利な1コースの選手が1番最初に1マークをターンできれば、そのレースの勝ちはかなり堅いといえます。
どの戦術を得意とするかは選手によって異なりますが、さらに勝てる確率をアップさせるのであれば、1コースの選手の得意戦術が「逃げ」かどうかも併せてチェックすると良いでしょう。
慣れてきたら3連単にチャレンジ
競艇の経験を積み、ある程度慣れてきたら最終的には3連単にチャレンジしたいところです。
3連単は1着から3着を順番まで完璧に予想しなければいけないため、当てるのが最も難しいです。
しかし、その分払戻金の額もほかの買い方とは比べものにならないほど高いため、競艇で稼ぐ為には避けてはとおれない賭け方といえるでしょう。
3連単で稼ぐ為には、その場その場の判断ではなく、長い目で見て利益を出せそうな買い方をし続ける事がポイントです。
毎回勝ち続けようとは思わなくて良いので、的中率が高そうな舟券はキープしつつ、オッズがおいしい買い目もいくつか絞って購入しておくと、レースを楽しみつつ稼ぐこともできます。
まとめ
競艇の初心者は、ます競艇の基本的な特徴や、どういった流れでレースが行われるかを理解してから舟券を買うと良いでしょう。
最初は単勝で1号艇を購入して買った時の喜びを味わい、徐々に選手のデータを入手していったら段階を踏んで2連単、2連複、3連複と期待値の高い買い方にチャレンジしていくのが大きな失敗をしないための秘訣です。