競輪は難しいからつまらない?そう言われている理由と予想のコツを紹介!

競輪は難しいからつまらない?そう言われている理由と予想のコツを紹介!

日本の公営競技といわれて真っ先に思い浮かべるのは「競馬」ではないでしょうか。
そして次に「競艇」を思い浮かべる人も多いでしょう。
このふたつの公営競技は一般的にもテレビコマーシャルなどで名前は普及しており、認知度も高いです。

そして、もうひとつの公営競技である「競輪」に関しては正直競馬や競艇に比べれば知名度は大きく落ちてしまいます(日本の公営競技にはオートレースもありますが、3つに比べると知名度は大きく下がるので今回は割愛します。)

それは競輪に対して多くの人が「難しい」「つまらない」というイメージを持っているからでしょう。
本記事では競輪が競馬や競艇と比べるとあまり人気がない理由と、初心者でも当てることができる予想のコツについて解説していきます。

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競輪の売り上げは伸び悩んでいる

競輪の売り上げは伸び悩んでいる

競輪をはじめ、公営競技の売り上げピークは1990年代前半です。
この時期はいわゆる「バブル絶頂期」であり、多くの人がたくさんのお金を持っていました。

そのため、娯楽である公営競技を多くの人が楽しみ、たくさんのお金を賭けていたのです。
しかしバブル崩壊後、長期的な不景気が訪れるとともに公営競技の売り上げは大きく減少します。

それは競輪においても例外ではなく、ピーク時は2兆円近くあった売り上げが5,000億円近くまで落ち込みました。
ピーク時と比べると4分の1まで落ち込んでしまったと考えると、かなり深刻な状況だったことがうかがえます。

その後、2010年代後半になると売り上げは徐々に回復、2021年の売り上げを見ると、中央競馬が約3兆9,100億円、競艇は約2兆3,900億円となっています。

競馬はピーク時の95パーセント近くまで回復しており、もう少しで史上最高売り上げを記録する可能性も十分あります。
そして競艇はすでにピーク時の売り上げを突破、2021年と2022年と2年連続で史上最高売り上げを記録しました。

一方競輪は2020年7,499億円、2021年には9,646億円と、この2年間は前年比120パーセント超えと、爆発的な伸びを見せてはいるものの、現状はピーク時の半分にも達していません。
そして、この売り上げはコロナ禍における「巣ごもり需要」の恩恵が大きいです。

2023年以降、自由に外出ができるようになった現在は、引き続き競輪を継続してくれるかどうかは不透明ですし、このような爆発的な伸びは期待できないでしょう。
競馬、競艇に比べると、競輪の売り上げは伸び悩んでいると言わざるを得ません。

競輪は競艇・競馬と比べるととっつきにくい

競艇、競馬がなぜピーク時とほぼ同程度、更にはピーク時を超えるほどの売り上げになったのでしょうか。
最大の理由は「イメージの刷新」でしょう。

中央競馬も(近年は地方競馬も)、競艇も、認知度や好感度の高い芸能人を起用したコマーシャルを放送、従来の「おじさんたちの溜まり場」といった印象から、「大衆性」と「ライトなイメージ」を植えつけることに成功しました。

もちろんコマーシャルだけではなく、施設そのものにも大金を投じて大幅に手を加えており、ギャンブルファンだけではなく、カップルや家族連れ、友達同士で訪れても1日中楽しむことができる「アミューズメント施設」として多くの人に親しまれています。

一部の競馬場では「UMAJOカフェ」といって、女性しか立ち入ることができないスペースがあり、そこではお茶とお菓子を楽しみながらレースの予想やレースの観戦ができますし、家族連れには子供が遊べる本格的なキッズスペースを併設している競馬場や競艇場が数多くあります。

一方競輪はどうでしょうか。
いくつかYouTubeに上がっている動画を見ましたが、やはり競馬場や競艇場と比べるとどうしても「古くさい」という印象しか抱かず、この雰囲気だと新規ファンはなかなか足を運びにくいのではないでしょうか。

実際にどの競輪場を見ても人の数はまばらで、空席のほうが多いため、入場者数に関しては以前ほど戻っていないのは間違いないでしょう。

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競輪が難しい・つまらないと言われている理由

競輪が難しい・つまらないと言われている理由

それ以上に競輪の売り上げが伸び悩んでいるのは、競馬や競艇と比べると「とっつきにくい」「つまらない」というイメージが定着してしまっているからではないでしょうか。

競輪が競馬や競艇と比べて難しい・つまらないというイメージが定着してしまっている理由は色々あるかと思いますが、本記事では特に多くの意見が寄せられている4つの理由についてそれぞれ考察していきます。

ラインの概念が分かりづらい

競輪がとっつきにくい・難しいというイメージが定着してしまっている最大の理由はやはり「ライン」という概念が存在することでしょう。
競馬や競艇にはほかの選手や馬と「共闘」するといった戦い方をすることはありません。

競走馬を協力させて走るように調教することは流石に難しいですし、競艇は最初のターンを周回した時点でほぼ勝負が決まるので、そもそも共闘する意味がないからです。

しかし競輪は選手自身が自転車を漕いで争うという性質上、個人戦では選手の能力差がどうしても成績に大きく影響してしまいます(ガールズケイリンはライン形成ができないため個人戦となる)。
そこで各選手は自分が勝つために協力者を募るようになり、いつしか「ライン」と呼ばれる知列を組むようになりました。

ラインの威力は強力で、ラインを組まない選手はほぼ勝てなくなってしまったため、これまでラインを組まなかった選手もラインを組んで別ラインに対応、こうして現在のようなライン同士の争いが繰り広げられるようになったのです。

しかし、ラインが誕生したことによって競輪の予想の際には、まずはライン予想をしてから最終的な買い目予想をするという二段階の予想をしなければならなくなりました。

更にライン予想をする際には選手個々の能力以上に選手同士の駆け引きを考慮する必要があるため予想が複雑となり、どうしても「とっつきにくい」「難しい」というイメージが先行してしまい、初心者は車券を買おうという気持ちになれなくなってしまいます。
ラインに対してのイメージを刷新しなければ、競輪の人気を上昇させることは難しいでしょう。

単勝・複勝がない

競輪、競艇の投票券を初めて購入する人が購入する賭け式といえば「単勝」「複勝」ではないでしょうか。
単勝は1着になる選手を予想、複勝は3着以内に入る選手を予想するという、非常に分かりやすい買い方です。

特に競艇の場合、探勝や複勝ならばたとえ予想がまったくできなくても勘や運などで当てることも不可能ではありません。

一方競輪にはそもそも単勝と複勝が存在せず、最も当てやすい賭け式が「ワイド」「2連複」となっていて、2名の選手を予想しなければ当てることができないというのも「難しい」「とっつきにくい」というイメージを植え付けている大きな要因のひとつといえるでしょう。

実はかつて競輪にも単勝や複勝は存在していたのですが、まったく売れずに販売所の存続そのものが困難となるため、現在は廃止されています。
単勝や複勝がまったく売れていなかったというのは、やはり当時から新規参入者が少なく、何十年と競輪を楽しんでいる往年のファン層に競輪が支えられてきていたからなのでしょう。

しかし、現在はネット販売が主流ですし、競輪場でも自動券売機が設置されているので窓口に人員を割く必要はありません。
新規顧客を増やすためには、初心者でも買いやすい単勝と複勝を復活させるべきではないでしょうか。

落車すると全てが台無し

どれだけほかの選手を圧倒する能力を持っていたとしても、競輪選手としてレースに出る以上は「落車」というアクシデントから逃れることはできません。
レース中に落車してしまうと、そこから復帰して車券圏内に戻ることはほぼ不可能となります。

レース中の落車はすでに試合が成立してしまっているため返還の対象とはならず、その選手に賭けていた場合は負けが確定します。
落車率は平日でも6パーセントとかなり高くなっており、レースによっては複数の選手が落車してしまうことがあります。

レース中のアクシデントなので仕方ありませんが、自分がお金を賭けていた選手が何レースも連続で落車してしまうとどんな人であってもさすがに「つまらない」と思ってしまい、競輪の車券を購入しなくなってしまうことでしょう。

ガールズケイリンの仲間意識

ガールズケイリンは世界的競技である「ケイリン」と同じルールとなっているため、ラインを組むことそのものが禁止されています。
そのため、基本的にはガールズケイリンは完全に個人戦であり、ラインを嫌っている人にとっては競輪の車券を購入するレースとしてとても適しています。

ところが実際はガールズケイリン特有の「仲間意識」というものが存在しており、自分が親しい人があまり勝てずに降格または代謝が近づいているような場合は有利な状況を演出しつつ最終的にわざとスピードを落として親しい人を勝たせたり、上位に入着させたりします。

このような友達感覚にも近い仲間意識を発揮されると、一生懸命車券を購入している人にとっては真面目に予想をするのが馬鹿らしくなってしまうでしょう。
競輪は真剣勝負なので、度を越えた仲間意識はイメージを悪くするだけです。

競輪で当てるためのコツ

競輪で当てるためのコツ

競輪が「楽しい」「面白い」と感じてもらうためにはやはり「車券を当てられる」ようになることが一番の近道です。
競輪のレースは不確定要素がたくさんあるので、正直「絶対に当たる買い方」というものは存在しません。

ですが、「当てるためのコツ」に関しては様々な考えが生み出されています。
本項目では当てるためのコツを4つ紹介するので、車券を購入する際の参考にしてみてください。

ラインについて熟知する

ラインについて、初心者はやはり「とっつきにくい」「難しい」というイメージしか持てないかもしれませんが、現時点で競輪の車券が2名を当てなければ的中とはならない以上、やはりラインについての知識はある程度身に着けておかなければなりません。

ラインについては、「住んでいる場所が近い選手と組む」「ラインの先頭にいる選手の脚質でどのポジションを狙うかが決まる」、ひとまずこの2点だけを覚えておけばよいですが、どの選手と組むかとラインの並びについては「出走表」に記載されている「ライン予想」を観ればおおよそ判明するのでそれを見るだけで十分です。

競輪のレースは「二分戦」「三分戦」「四分戦以上の細切れ戦」の3つのグループに分かれますが、競輪初心者はふたつのラインの優劣を予想するだけで車券内に残りそうな選手を見極めることができる「二分戦」で車券を購入するようにしましょう。

ラインの予想をすることは確かに難しいですが、ライン争いに勝てる選手たちを見つけるということは、選手の取捨選択をすることにも繋がるので、最終的な買い目予想はむしろやりやすくなります。

競輪のラインとは?種類や戦略を分かりやすく解説!競輪のラインとは?種類や戦略を分かりやすく解説!

当てやすいレースを見極める

競輪の車券を当てるためには、とにかく当てやすいレースを見つけることが重要で、レース選びが間違っていなければその時点で半分的中したも同然と言われるほどです。

当てやすさを重要視するならば、ラインについての項目で紹介した「二分戦」は候補のひとつとなるでしょう。
そのほかには、以下5つが特におすすめのレースとなっています。

特におすすめのレース
・7車立て
・A級選手の一般戦
・チャレンジレース
・ガールズケイリン
・モーニングあるいはミッドナイト競輪

7車立ては単純に選択肢が狭まるので当てやすいですし、モーニング、ミッドナイト競輪は基本的に全レースが7車立てで実施されます。

そして、A級一般戦、チャレンジレース、ガールズケイリンは各選手の力の差が大きく、どの選手が勝ちやすいか予想しやすいため、当てやすいレースの一例として紹介しました。

さらにガールズケイリンはラインが禁止のため完全に個人戦であり、なおかつ選手の人数が少ないので強い選手や弱い選手を覚えやすいです。

出走表を隅々までチェック

競輪予想の基本は「出走表」を隅々までチェックすることです。
「出身地」「脚質」「級班」「競走得点」「直近成績」など出走表でチェックしておきたい項目はたくさんあるので、全部の項目をチェックするつもりで目を通しておいたほうがよいでしょう。

出走表をチェックして各選手の特徴、現時点での調子、ほかの選手との能力差などを調べてはじめて正確な予想を出すことができます。

競輪の「出走表」の見方をくわしく解説!競輪の出走表の見方を詳しく解説!重要なデータを覚えて予想精度を高めよう

各ラインの狙いを予想する

出走表をチェックしたら、次に「ライン予想」をチェックしてラインの並びを確認しつつ、各ラインの狙いを予想しましょう。
どのラインが先行するのか、先行争いをしそうなラインは存在するか、控えてまくりを狙いそうなラインはどのラインかなどを考慮すると良いでしょう。

ラインを組まずに単騎で動く選手が居るのであれば、その選手がどう動くかも予想しなければなりません。
周回中に単騎選手が動いてラインの間に割り込み、分断されるようなことがあればそのラインは大きく不利になるでしょう。

思いつきで車券を買わない

思いつきで車券を買わない

勝つための大原則として、「あらかじめ車券を購入するレースは決めておく」ことを徹底してください。
車券が当たったから受け取った払戻金でほかのレースにチャレンジしてみようと思い付きで車券を購入しないようにしましょう。
このような買い方をしても当たる可能性は非常に低いです。

そして、絶対に「当たらなかったから負けを取り戻す」といった気持ちで車券を買ってはいけません。
勝っても負けても事前に予想をしたレースの結果がすべて出たらその日は終了し、次回に備えるようにしましょう。

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まとめ

公営競技の売り上げはバブル期に絶頂期を迎えて以降大幅に減少しましたが、現在は徐々に回復、競馬ではピーク時の売り上げに迫る水準まで回復し、競艇に至っては過去最高の売り上げを記録するまでになりました。

一方競輪はコロナ禍の巣ごもり需要によってかなり回復はしたものの、現時点ではピーク時の半分程度と伸び悩んでいるのが現状です。

その原因の一つが施設の違いで、競馬や競艇がアミューズメント施設としてリニューアルに成功したのに対し、競輪場はまだギャンブルをする場所としての機能しか果たしていないのが現状で、会場には空席が目立っています。

そして何より、競輪には「難しい」「とっつきにくい」といったマイナスのイメージが定着してしまっていることが新規顧客を獲得するうえで最大のネックです。
競輪がとっつきにくい理由として、以下4つが主によく取り上げられます。

競輪がとっつきにくいと言われる理由
・ラインが理解しにくい
・単勝・複勝がない
・落車すると車券が台無しになる
・ガールズケイリンの「友達感覚」のような「過剰な仲間意識」

特に「ラインの概念」「単勝・複勝が買えない」といった問題点を改善しなければこのイメージはなかなか払拭されないでしょう。

競輪はラインの基礎を理解することさえできれば、あとは「当てやすいレースを見つける」「出走表を隅々まで見る」「ラインの狙いをチェックする」といったほかの公営競技にも通づることを遵守することで的中率を高めることは可能です。

とはいえ、やはり抜本的な改革を行わなければ若い競輪ファンを増やすことはなかなかできないのではないでしょうか。