競輪の脚質の種類と決まり手について分かりやすく解説!
「脚質ってなんだろう?」
「競輪の出走表に書かれている『直近4ヶ月成績』に書かれている『逃・捲・差・マ』ってなんだろう」
「解説の人が言っている『決まり手』ってなんだろう?」
競輪に興味を持ち始めた方であれば聞き慣れない言葉なのではないでしょうか。
・決まり手の種類
・脚質と決まり手の解説と見方
脚質とは
脚質とは選手の特性、得意とするレース戦法のことです。
脚質のタイプには下記のように選手によって脚質は様々です。
・長い距離を走ってもスピードを落とさず、レースをリードしたまま勝利を勝ち取るスタミナに定評があるタイプ
ラインとは
複数の選手と連携を組んでレースを走ること。
1レースの中で複数の選手同士がグループを組み、レースを有利に進めるための戦略です。
詳しくは下記の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
参考
競輪のラインとは?種類や戦略を分かりやすく解説!
脚質は大きく分けると4種類ある
競輪選手の脚質には4種類あります。
各脚質の特徴からラインの位置や役割などレースを予想する際の見方も解説します。
「逃げ」の選手
「逃げ」の選手は、ラインの先頭を任され、レースの展開を作る役割を担います。
解説、実況では『先行選手』と呼ばれます。
勝つためには序盤での位置取りと飛び出すタイミングが鍵となります。
逃げに定評のある選手
(参照 : keirin.jp)
新田 祐大選手(福島 90期)
(参照 : keirin.jp)
脇本 雄太選手(福井 94期)
(参照 : keirin.jp)
奥井 迪選手(福井 94期)
「捲り」の選手
「捲り」の選手とは、ラスト1周になり前方を走る別のラインを外から追い抜き先頭を奪うレース運びを得意とする選手です。
タイミングを逃すとバンク内の外側に弾かれてしまい上位争いに絡めなくなるリスクも・・・
「捲り」に定評のある選手例
(参照 : keirin.jp)
郡司 浩平選手(神奈川 99期)
(参照 : keirin.jp)
松浦 悠二選手(広島 98期)
(参照 : keirin.jp)
児玉 碧衣選手(福岡 108期)
「追込」の選手
「追込」の選手は、ラインの先行をしている選手の後ろについて、後方から仕掛けてくる選手を抑える役割も担っている。
「追込」に定評のある選手例
(参照 : keirin.jp)
佐藤 慎太郎(福島 78期)
(参照 : keirin.jp)
村上 博幸選手(京都 86期)
(参照 : keirin.jp)
石井 寛子選手(東京 104期)
「両方」の選手
「両方」の選手は、「逃げ」も「追込」も両方こなせる万能タイプ。
「両方」に定評のある選手例
(参照 : keirin.jp)
清水 裕友(山口 105期)
(参照 : keirin.jp)
近藤 隆司(千葉 90期)
(参照 : keirin.jp)
高木 真備選手(東京 106期)
決まり手には4種類ある
脚質は『逃』、『両』の選手に多いです。
脚質は『逃』、『両』の選手に多いです。
脚質は『追』『両』の選手に多いです。
脚質は『逃』、『両』の選手に多いです。
レースを予想する上で決まり手は重要
出走表に記載されている決まり手からレース展開を予想することができます。
「最後尾のラインにつく先頭選手は『逃げ』と『捲り』に強く、レース終盤に先頭まで踊り出そうだ。」
「同じラインの2番手選手は『差し』の数字が多いから後方選手をブロックしてラインで1、2着独占できそう」
のようにレース結果のイメージができるでしょう。
競輪場によって決まり手の傾向がある
実は競輪場によってバンクの特性があります。
・カントとR(曲率半径のこと)の角度の違い
バンクの長さは全部で4種類ある
333mバンク
ファンの間では「サンサンバンク」と呼ばれています。
「松戸」「前橋」「伊東温泉」「小田原」「防府」「富山」「奈良」の7ヶ所。
(※前橋のみ335m)
第4コーナー後のホームストレッチの距離も短いため「差し」が決まりにくい特徴があります。
400mバンク
「定番、スタンダード」と言われる400mは、国内で一番多く30以上の競輪場に採用されています。
500mバンク
最長の長さを誇るバンクです。
国内では数も少なく宇都宮・大宮・高知・熊本の4箇所のみ。
逆に距離が長いからこそタイミングを見計らって仕掛ける「差し」「捲り」が勝ちやすいバンクと言えます!
250mバンク
国内には日本競輪選手養成所のJKA250と伊豆ベロドロームとの2箇所のみ。
自転車競技(トラック)の規格として用いられており、伊豆ベロドロームは東京オリンピックの会場としても使用される予定です。
まとめ
今回の記事では「脚質」と「決まり手」について解説しました!
・選手のラインの位置取りを予想する際に決まり手が重要
・競輪場によって脚質、決まり手の向き/不向きがある
初めは3〜5名ほどの選手に注目して出場レースの予想をすると情報整理も覚えやすくなります。
興味が湧いたら、ぜひ競輪場にも足を運んでみてください。
競輪がもっと面白くなりますよ!