競輪選手は稼げないって本当?選手たちの収入事情を徹底調査!

競輪選手は稼げないって本当?選手たちの収入事情を徹底調査!

公営競技の中で最も有名なのは「競馬」でしょう。
競馬で話題に挙がるもののひとつにレースの「賞金」があります。

特に「ジャパンカップ」「有馬記念」の賞金は4億円と破格の金額になっており、その他のG1レースも賞金1億円以上のレースがとても多いです。
一方競輪は競馬と比べると地味な印象を持っている人が多く、騎手と比べると稼げないという印象を持っている人が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では競輪選手が稼げるかどうかについて深堀りしていきます。
各レースの賞金などもグレードごとに紹介するので、この記事を読めば競輪選手の収入事情をすべて把握することができるでしょう。

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一般社会人の平均年収は?

一般社会人の平均年収は?

2023年現在、日本の一般社会人の平均年収は437万円と言われています。
ただしこの金額は正社員として勤務している人の平均年収です。

現在日本では勤務している人の約37パーセントが非正規雇用であり、非正規雇用の人たちの平均年収は200万円にも達していません。
大体310万円程度が年収の中央値といったところではないでしょうか。

競輪選手の給料は?

競輪選手の給料は?

私たち一般社会人の多くは会社と雇用契約を結び、勤務に応じて「給料」を受け取っています。
正社員であればどれだけ勤務態度が悪くても、会社に勤めている以上、「給料」を支払わなければなりません。

さらに有給休暇の範囲内であれば出勤していなくても給料を支払う義務があります。
それは「時給制」となっている非正規雇用の人たちであっても同様です。

一方競輪選手の給料はどれくらいなのかというと、一般社会人の「給料」に該当する収入でいえば、なんと「0」円です。

競輪選手には有給休暇がないので、レースに出走していなければお金はもらえないですし、ただレースに出ただけでお金がもらえるというわけでもありません。
レースに出走したうえで、何らかの結果を出して初めて収入を得ることができます。

競輪選手は何で収入を得ている?

競輪選手は何で収入を得ている?

では競輪選手は具体的にどうやって収入を得ているのでしょうか。
競輪選手が収入を得る手段は大きく5つに分かれています。
それぞれの収入手段について詳しく見ていくことにしましょう。

レースの賞金

競輪選手の収入のメインとなるのはやはり「レースの賞金」です。
新人戦であっても1着になれば「59,000円」の賞金を受け取ることができます。

恐らく一般社会人では時給や日給で59,000円を稼ぐことは非常に困難でしょう。
新人選手でこの金額ですから、最上級のS級ともなれば、たった1レース1着になっただけで会社員の初任給を上回るほどの収入を得ることができます。

ちなみに競輪選手の収入はなんと「現金支給」です。
後ほど詳しく紹介しますが、G1レースの優勝賞金になると数千万円という途方もない金額なのですが、それでも多くの選手が窓口でそのまま賞金を現金で受け取り、カバンに詰めて帰るのだそうです。

出走の各種手当など

とはいえ、レースで上位に入れるのはほんの一部であり、競輪では最下位まで賞金が出ているとはいえ、最下位の賞金だけではさすがに生活することすらままならないため、賞金以外にもレースを出走するだけで支給される「各種手当」があります。

どの選手も出走すれば必ず受け取れる手当として「前検手当」と「参加手当」があり、この両者を合計すればレースに出るだけでだいたい3万円程度の収入を得ることができます。

そのほか、「モーニング」「ナイター」「ミッドナイト」の各レースに出走した選手には別に手当が支給されるほか、雨天のレースに出走した際にも別で手当が支給されます。
これら手当はなかなか勝つことができないA級3班選手にとって貴重な収入源となっているのです。

出走できない選手への手当

競輪では時にレース中に落車してしまい、以降レースを続行できなくなってしまう場合があります。
落車で棄権せざるを得なくなった場合は「落車棄権手当」という手当が支給されます。
支給される金額は一律そのレースにおける9着賞金の80パーセントです。

また、各レースに斡旋されている選手は出走人数ちょうどになっているわけではなく、必ず「予備選手」として万が一の事態に備えて代わりに出走する選手が待機しています。

当然レースが滞りなく行われれば予備選手は出走できませんが、予備選手に対しては「予備選手手当」が支給されます。
さすがにレースに出走した時の賞金ほどの収入は得られませんが、貴重な収入源のひとつであることには変わりありません。

先導誘導員手当

レース中、コースを周回しているのは競輪選手だけではありません。
レース序盤から終盤にかけては「先頭誘導員」という係員が先頭を走っています。

実はこの先頭誘導員、現役選手が担当していることもあり、先頭誘導員としての役割を終えると「先頭誘導員手当」が支給されます。

先頭誘導員になるためには資格を取得する必要がありますが、レースで思うような成績を挙げることができないA級3班選手の中にはこの資格を取得し、先頭誘導員手当をメインの収入源のひとつにしているケースもあるようです。

イベントなどの出演料

競輪選手は競輪に関するイベントに出演することもあり、そういったイベントに出演した際には当然出演料を得ることができます。
しかしイベントなどに出演できるのはトップ選手をはじめごく一握りだけであり、出演料を収入源のひとつに数えることができる選手はほぼ居ないでしょう。

また、自身のYouTubeチャンネルを開設している選手などは広告料や会員になったメンバーからの会費が収入源のひとつとなりますが、現在競輪選手がそこまでのメンバーを獲得しているケースはほぼありません。

レースの賞金について

レースの賞金について

競輪はレースによって賞金が異なります。
本項目ではグレードごとの賞金を決勝戦に限定し、1着から順に紹介していきます。
なお、F1、F2レースはモーニング、デイ、ミッドナイトで賞金が若干異なりますが、ここではデイレースに限定しています。

F2

F2レースはレースの種類が多すぎるため、レースごとに優勝賞金のみ一覧にしました。

レース 優勝賞金
A級1・2班 5レース 3日制(7車立) 465,000
A級3班 5レース 3日制(7車立) 191,000
男子新人戦 5レース 3日制(7車立) 122,000
ガールズ新人戦 2レース 3日制 122,000
ガールズケイリン 2レース 3日制 441,000

新人戦はガールズケイリン、男性競輪ともに優勝賞金は同じとなっていますが、A級1班、2班のほうがガールズ競輪選手よりも若干優勝賞金が多いです。

ただし男性競輪においてもっとも低いクラスである「A級3班」の優勝賞金はガールズケイリンの優勝賞金と比較すると非常に少なくなっています。
ガールズケイリンは2023年時点ではクラス分けがないので、なかなか勝てない選手でも稼ぎやすい環境にあると言えるでしょう。

ちなみに予選の賞金はそこまで大きな差はなく、決勝戦の賞金の金額が大きく異なっています。
ガールズケイリンの一部グレードレース、もF1。F1の枠になっているので、ガールズケイリンのグレードレースの優勝賞金も表にまとめました。

レース 優勝賞金
レインボーカップ A級ファイナル 1,367,000
レインボーカップ チャレンジファイナル 367,000
アルテミス賞レース 600,000
ガールズ フレッシュクイーン 414,000
ガールズケイリン 3レース 4日制 530,000
ガールズケイリンコレクション 2,700,000
ガールズドリームレース 2,700,000
ガールズケイリンフェスティバル 3,000,000

「レインボーカップ」はA級1,2班又は3班の成績優秀者が「特別昇格」を賭けて争うレースで、A級ファイナル優勝者はS級2班へ、チャレンジファイナルはA級2班へと特別昇格します。

「アルテミス賞レース」はガールズケイリンコレクション出場を賭けたファン投票6位から14位の選手が出場するレース、「ガールズフレッシュクイーン」はデビューから2年未満で優秀な成績を残している選手7名によるレースです。

「ガールズケイリン 3レース 4日制」はガールズケイリンのG3レースに該当し、通常のレースよりも賞金が若干多くなっています。

「ガールズケイリンコレクション」「ガールズドリームレース」「ガールズケイリンフェスティバル」はガールズケイリンにおいては特別競走扱いになっているため、やはり通常のレースとは比べ物にならないほど賞金は高額になっています。

F1

F1レースもいくつか種類がありますが、ここでは「S級9車立て」「S級7車立て」「A級1,2班」と3種類のレースに分けて決勝戦の1着から最下位までの賞金をまとめました。

着順 S級10レース 3日制 S級 7レース 4日制(7車立) A級1・2班 5レース 4日制 (7車立)
1着 2,204,000 1,599,000 502,000
2着 1,247,000 940,000 281,000
3着 893,000 626,000 214,000
4着 711,000 416,000 178,000
5着 629,000 380,000 150,000
6着 568,000 344,000 134,000
7着 513,000 315,000 123,000
8着 460,000
9着 434,000

特筆すべきはやはりS級クラスのレースの賞金の高さではないでしょうか。
一般戦7車立てであっても優勝賞金は100万円以上、9車立てでは200万円以上という金額です。

A級1班選手とS級2班選手とでは年収が倍以上違うといわれていますが、この賞金の差を見ればそうなるのも当然だと思い知らされます。
A級1班選手がS級2班に上がる、逆にS級2班選手がA級1班に上がるかどうかは、今後の選手が劇的に変化する非常に重要な局面となっているのです。

G3

競輪のG3レースは各競輪場の開設記念競走が該当します。
競輪場は全43か所あり、それだけで43週レースが実施されることになるほか、それ以外にもいくつかのG3レースがあるので、毎週何かしらのG3レースが実施されているということになります。

⚫︎G3レース賞金

1着 5,000,000
2着 3,137,000
3着 2,089,000
4着 1,388,000
5着 1,266,000
6着 1,145,000
7着 1,036,000
8着 942,000
9着 864,000

グレードレースであるG3レースになると、やはり一般戦とは比べ物にならないほど賞金が上昇していることが分かります。
決勝戦ともなると、最下位の9着ですらA級レースの優勝賞金よりもはるかに高額の賞金を獲得できるわけですから、このレースに優先的に出走可能なS級S班選手の年収が1億円以上になるのも頷けます。

G2

G2レースは「共同通信社杯」「ヤンググランプリ」「サマーナイトフェスティバル」「ウィナーズカップ」の4つです。
補足情報として、各レースの出場条件は以下のようになっています。

G2レースの出場条件
・「共同通信社杯」デビュー9年目までの選手の競走得点上位25名、FI開催決勝の3着内回数上位者
・「ヤンググランプリ」デビュー3年目までの選手の競走得点上位9名(A級在籍選手も出場可)
・「サマーナイトフェスティバル」GI・GII優勝者、FI優勝回数上位
・「ウィナーズカップ」1着回数上位30名、FI開催決勝の3着内回数上位者
着順 共同通信社杯 ヤンググランプリ
1着 26,000,000 4,700,000
2着 13,266,000 2,346,000
3着 7,411,000 1,422,000
4着 4,211,000 948,000
5着 3,119,000 752,000
6着 2,578,000 654,000
7着 2,432,000 569,000
8着 2,294,000 517,000
9着 2,164,000 470,000
着順 サマーナイトフェスティバル ウィナーズカップ
1着 14,000,000 26,000,000
2着 6,900,000 13,266,000
3着 4,320,000 7,411,000
4着 2,707,000 4,211,000
5着 2,049,000 3,119,000
6着 1,898,000 2,578,000
7着 1,758,000 2,432,000
8着 1,619,000 2,294,000
9着 1,493,000 2,164,000

新人選手しか出場できない「ヤンググランプリ」を除き、G2レースの賞金は1,000万円をはるかに超える優勝賞金であり、このレースを制するかどうかは賞金ランキング上位の選手にとっても非常に重要な要素のひとつといえるでしょう。

G1

G1レースは2023年から一部ガールズケイリンの特別競走も対象となり、全部で9レースとなりました。

G1レース一覧
・日本選手権競輪
・オールスター競輪
・朝日新聞社杯競輪祭
・高松宮記念杯競輪
・寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
・読売新聞社杯全日本選抜競輪
・オールガールズクラシック
・パールカップ
・競輪祭女子王座戦

下3つのレースはガールズケイリンのG1レースです。
出走条件については割愛しますが、G1レースは競輪最高峰のレースということもあって、どのレースも出走条件が非常に厳しく、ガールズケイリンでは成績最上位選手、男性競輪ではS級S班又はS級1班のトップ成績の選手に限定されるでしょう。

例えば「日本選手権競輪」の出場条件はその時点での「成績上位者」と、本当の実力上位者しか出場できないシビアなものとなっています。

着順 日本選手権競輪 オールスター競輪 朝日新聞社杯競輪祭
1着 79,000,000 57,000,000 45,000,000
2着 38,560,000 30,723,000 22,808,000
3着 26,380,000 20,482,00 14,907,000
4着 18,811,000 14,029,000 10,881,000
5着 14,876,000 10,960,000 8,705,000
6着 12,031,000 8,768,000 7,135,000
7着 10,019,000 7,759,000 5,946,000
8着 8,666,000 7,118,000 5,554,000
9着 8,121,000 6,762,000 5,276,000
着順 高松宮記念杯競輪 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 読売新聞社杯全日本選抜競輪
1着 45,000,000 38,000,000 38,000,000
2着 22,808,000 19,690,000 19,690,000
3着 14,907,000 12,703,000 12,703,000
4着 10,881,000 9,139,000 9,139,000
5着 8,705,000 7,430,000 7,430,000
6着 7,135,000 6,192,000 6,192,000
7着 5,946,000 5,160,000 5,160,000
8着 5,554,000 4,734,000 4,734,000
9着 5,276,000 4,466,000 4,466,000
着順 オールガールズクラシック パールカップ 競輪祭女子王座戦
1着 5,000,000 4,000,000 4,000,000
2着 2,300,000 1,750,000 1,750,000
3着 1,370,000 1,040,000 1,040,000
4着 912,000 694,000 694,000
5着 702,000 534,000 534,000
6着 638,000 485,000 485,000
7着 607,000 462,000 462,000

さすがにG1レースだけあって、どのレースもほかのレースとは比べ物にならないほど賞金が高額となっています。
特に「日本選手権競輪」は7着でも1,000万円超えです。

そして、何より男性競輪のG1レースに優勝すると年末の「KEIRINグランプリ」の出場権が与えられると同時に翌年のS級S班が確定するという特典が与えられるのがとても大きいです。

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KEIRINグランプリ・ガールズグランプリ

「KEIRINグランプリ」と「ガールズグランプリ」は「GP」という特別枠に該当します。
その年の総決算となるレースということもあり、年間獲得賞金上位選手や、特別競走優勝者しか出走することができません。

両レースともトーナメントなどはなく、一発勝負となっています。
まずは「ガールズグランプリ」決勝戦の賞金から見ていくことにしましょう。

⚫︎ガールズグランプリ賞金

1着 7,000,000
2着 1,550,000
3着 940,000
4着 637,000
5着 531,000
6着 462,000
7着 440,000

1着賞金は「オールガールズクラシック」を超えていますが、2着以下はオールガールズクラシックのほうが高額となっています。
続いて「KEIRINグランプリ」の賞金を見ていくことにしましょう。

⚫︎KEIRINグランプリ賞金

1着 130,000,000
2着 27,700,000
3着 16,800,000
4着 11,330,000
5着 9,390,000
6着 8,160,000
7着 7,760,000
8着 7,470,000
9着 7,190,000

やはり何と言っても目を引くのが1着「1億3,000万円」という圧巻の賞金です。
競艇のグランプリも2023年から10パーセント上昇して1億1,000万円とアップしたのですが、KEIRINグランプリは一気に3,000万円もアップし、公営競技の選手自身が受け取る賞金としては国内最高額となりました。

1着がこれだけ高額だと2着以下の賞金もほかのレースとはけた違いの賞金になっていて、9着でもG3レース優勝賞金よりも大幅に多い700万円以上となっています。

一般社会人には無い様々な出費がある

一般社会人には無い様々な出費がある

以上のように、競輪選手がレースに出走することで得られる賞金は私たちが毎月得ている「給料」とは比べ物にならないほど高額であることが分かります。
しかしながら、競輪選手は特殊な職業であるため、出費もまた私たち一般人と比べるとはるかに多いです。

競輪選手はケガと隣り合わせの職業であるため、保険に入ることは必須なのですが、一般社会人と違って「社会保険」に加入はできず、国民保険へ加入せざるを得ず、保険料の出費は多額のものとなります。

当然一般の人よりもケガをする可能性は高く、ケガをすれば多額の出費を伴うことになるでしょう。
そして実は、レースの賞金も「賞金表」の記載通りに受け取れるわけではありません。
競輪選手は「選手会」への加入が義務付けられています。

そして、レースに出走するごとに一律15,000円をこの「選手会」に納めなければなりません。
1レースあたり15,000円というのもかなり理不尽な出費なのですが、更にレースの賞金のうち10パーセントも選手会に収めることが規則で定められています。

10パーセントということは、例えばKEIRINグランプリの2023年の優勝賞金が1億3,000万円なので、このうちの10パーセントということは、何と1,300万円を選手会に収めることになります。

1,300万円といえばG2レースの1着賞金クラスの金額ですから、賞金を受け取る競輪選手にとっては非常に痛い出費であることは間違いありません。

このいわゆる上納金はこれまでは競輪選手が引退した際の退職金や年金の積み立てとう意味合いで回収していたのですが、現在は退職金は大幅カット、年金は停止となっています。

これまでの意味をまったく成していないこともあって不満を持つ選手が多く、一時期は一部選手がクーデターを起こして選手会を脱退、独自の団体を設立するなど競輪界を分断するような大騒動に発展しました。
現在ではこの反対運動は収束しましたが、基本的なルールは変わらないまま継続状態にあります。

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競輪選手は稼げないという問いに対する結論

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ここまで競輪選手の収入事情と出費について解説してきました。
競輪選手は確かに選手会に対して多額の納付義務があるなど、出費も多いですが、それとは比べ物にならないほどの収入を得ています。

競輪選手の平均年収はおよそ1,200万円といわれていますが、これはもちろん全選手の平均であり、実際の平均値ではありません。

それでも最も低いA級3班選手でも500万円を超える収入を得ることができており、競輪選手は私たち一般社会人と比べれば遥かに稼げる職業である、というのが冒頭の「競輪選手は稼げない?」という問いに対しての結論となります。

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まとめ

競輪選手は私たち一般人とは異なり、給料というものが存在しないので、レースに出走しなければ収入はゼロです。
競輪選手の収入の内訳は、以下5つです。

競輪選手の収入の内訳
・レースの賞金
・各種手当
・予備手当などレースに出走できない場合の手当て
・先頭誘導員手当
・その他メディアの出演料など

一番下のメディア出演料を受け取れる選手は全体のごく一部です。
競輪選手の平均年収はおよそ1,200万円ほどといわれていますが、級別で得られる収入には大きな開きがあり、もっとも低いA級3班は約500万円ほどです。

それでも一般社会人の中央値320万円程度と比べればはるかに多いので、競輪選手は稼げないという情報はまったくのデマであると言い切って間違いではないでしょう。