競輪のスジ・スジ違いとは?車券予想時のポイントを解説!
「競輪のスジ、スジ違いってなに?」
「レース予想において重要なの?」
そのような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
競輪の予想に置いて重要なポイントは、「スジで決まるか、スジ違いで決まるかの見極めができること」です。
今回の記事では、そんな「競輪のスジ」について解説していきます!
・スジで決まりやすいレースの特徴
・スジ違いが起きやすいレースの特徴
スジとは?
スジとは、選手同士で組む連携である「ライン」のことです。
参考
競輪のラインとは?種類や戦略を分かりやすく解説!
同じライン選手で1-2着、あるいは2-3着でゴールを決めることを「モロスジ」「ドスジ」ともいいます。
「筋書き」や「あらすじ」など、物事の成り行きを表す言葉が由来の1つされています。
スジで決まりやすいレース
出走選手のラインナップを見たときに「これはスジで決まるかも!」と言える予想する際のヒントをご紹介します。
先行一車は狙い目
競輪予想の格言「先行一車は黙って買え」と言われるほど、人気の番組です。
ほとんどのレースは脚質「逃げ」の選手が複数いるのですが、「逃げ」選手が1人しかおらず他の選手の脚質が「追い込み」であれば、レース終盤まで捲られることはありません。
先行一車の選手も、通常のレースのように、後続ラインの捲られないよう無理に速く走る必要もないので体力を最後まで温存できます。
逆に後続は先頭を走る先行一車の後ろに着こうと、激しい番手争いで体力を消耗してくれます。
勢いのある選手が先頭を務めるときは「二段駆け」が決まりやすい
二段駆けとは、先頭ラインの2番手選手と3番手の選手で1−2着になること。
別名「二段引き」とも呼ばれます。
先頭ラインの一番前を走る自力選手は、力尽きて離脱し、2番手選手が引き継ぐ(番手捲り)形で最後にスパートをかけてラインでゴールする展開を指します。
特に先頭ラインの自力選手が勢いのある若手選手や、決まり手に「逃げ」「捲り」が多い選手の場合は起こりやすいです。
333mバンクは「逃げ」が決まりやすい
一周あたりの距離が短い333mバンクは直線が短いため、加速しにくい傾向にあります。そのため、後続のラインが追い上げきれず先頭を走るラインで上位入着が決まりすいです。
先行ラインはかなり有利と言えます。
特に先行ラインの先頭(自力)選手が走力に定評があり、勢いのある若手選手や得点の高い選手の場合は決まりやすいです。
スジ違いになりやすいレース
高配当金を狙う方は、スジ違いを意識した予想をすると良いでしょう。
スジ違いになりやすいレースにも、いくつか条件があります。
皆さんが予想する際に活かせるヒントをご紹介します。
3分戦は有力ラインが2つのとき
3−3−3の3分線で有力ラインが2つある場合は、有力ライン通しで混戦になります。
また、もう1つのラインが混戦の隙間を狙って差す場合もあるので激しいライン線となりスジ違いが発生しやすいです。
ライン内の選手の実力差が大きいとき
先行選手の走力が圧倒的に強い場合、番手はついて行けず、千切れてしまう場合があります。
結果的に単独になった先行選手が別ラインの選手とゴールしてスジ違いが発生します。
先行選手と番手選手との得点や決まり手数があまりにも差がある場合は注意しましょう。
「500mバンクは追い込み」が決まりやすい
333mバンクと違い、直線が長い500mバンクは「追い込みが有利」と言われています。
その理由は、体力温存できて、加速までの助走距離も長いので差しやすいためです。
ラインの先頭を務める選手は、体力消耗が激しく不利になりやすいため終盤で千切れてスジ違いが起きやすいと言われています。
スジ違いのパターン例
スジ違いが起きた際のゴールパターンをご紹介します。
先行-先行
ラインの先頭を務める先行選手同士がゴールするパターンです。
若く勢いのある先行選手の激しい争いを繰り広げるレース展開となります。
先行-番手
先行ラインの先頭選手と後方ラインの番手選手の順でゴールしたパターンです。
ラインの先頭選手が強く、番手選手がついて行けなかった場合に起こりやすいです。
番手-先行
先行選手がスタミナ切れで千切れてしまい、番手選手と別ラインの先頭選手の順番でゴールしたパターンです。
500mバンクや、早いタイミングから動きがあるレースに起こりやすいです。
まとめ
スジ通りになりやすいレースと スジ違いになりやすいレースの見極めが予想の的中率を上げるためには非常に重要となります。
・有力ラインが1つのとき
・先頭ラインの先行選手が勢いのある好成績の選手のとき
・ライン内の選手との実力差があるとき
・500mの長いバンクのとき
A級はS級に比べると、スジで決まりやすいと言われています。
初心者の方は、A級のレースから予想してみると良いかもしれません。