競輪の流しとは?計算方法や買い方を徹底解説!

「流し」とは車券の買い方のひとつ!どんな買い方かを詳しく解説!

競輪の車券にはいくつかの買い方がありますが、メジャーな買い方のひとつに「流し」と呼ばれているものがあります。

本記事では競輪初心者の人にも分かりやすく「流し」とはどのような買い方なのか、どういった時に流しを使えば良いのかを解説します。

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「流し」とは?

「流し」とは?

流しとは
固定した車番以外の全ての買い目を購入するという買い方です。

固定するのは1着のみか1着と2着を固定する事が多く、固定した車番が1着ないし1着と2着に入りさえすれば必ず的中となります。

因みに固定した車番の事を「軸」と言いますが、競輪をはじめ公営競技で的中するかどうかはこの軸の選定が正しいかどうかで大きく確率が変わります。
流しも軸も競輪だけではなく全ての公営競技に共通する用語なので覚えておいて損はありません。

色々な「流し」について

色々な「流し」について

流しは基本的に軸以外は全流しが基本ですが、別に必ず全ての車番を購入しなければならないというわけではありません。

例えば9車立てで4番と5番の選手が明らかにほかの選手よりも劣っており、どう考えても車券圏内にならないというレースならば4番と5番を外した買い目をすべて購入しても立派な「流し」です。

1着1番、2着2番で3番と4番を外して購入すると実際の買い目は「1-2-5」「1-2-6」「1-2-7」「1-2-8」「1-2-9」となります。

また軸にする番号も1つに絞らなければならないという決まりもありません。
例えば1着に1番と2番を固定して総流しといった買い方もありです。
実際の買い目は省略しますが2着も1番と2番で固定したりするなど色々とアレンジしてみてください。

「流し」の買い目点数の計算方法

「流し」の買い目点数の計算方法

流しが何点になるかの計算方法ですが、「3連系」と「それ以外」で計算方法が異なります。
ではまず「3連系以外」の計算方法について解説します。

2連系とワイドの流しの場合、計算方法は「流した車番の数」と同じです。
例えば9車立てで2車単の総長しは「1-23456789」で、合計8点買いとなります。
一方3連系の計算方法は少々複雑です。

正直流しはどれを軸にするか、どれだけ流すかによって買い目点数は全然変わってくるので、計算だけで算出することができません。
流しの買い目を算出するには全ての買い目を書き出して「成立しない買い目」を消去していくしかありません。

例えば1番を軸にした流しの場合、「1-1-2」「1-2-1」といった買い目は絶対に成立しません。
こういった買い目を省いていけば流しの買い目を算出することができます。

ネット購入ならば自分で計算する必要はなし

ネット購入ならば自分で計算する必要はなし

2連系ならばまだ計算できますが、3連系の流しの買い目はとてもじゃないけど計算できない、というのが多くの人の意見ではないでしょうか。

しかし、結論から言えば現在は買い目を計算する必要はほとんどありません。
現在公営競技の投票券を購入する手段としては「ネット投票」がすっかりメジャーとなりました。

ネット投票をする場合、買い目をチェックすれば購入時に瞬時に買い目点数を提示してくれるので、それを見るだけで自分の車券代がいくらになるのかを知ることができます。

「流し」以外の代表的な買い方

「流し」以外の代表的な買い方

競輪の車券の買い方は「流し」だけではありません。
流し以外によく使われる買い方として、「フォーメーション」と「ボックス買い」があります。

流しを含めた3つの買い方はそれぞれ1長1短あり、この買い方だけをしていれば間違いないといった買い方はありません。
3つの特徴をすべて覚えておいて、それぞれのレースでどの買い方をすれば良いかを判断するようにしましょう。

フォーメーション

フォーメーションは、それぞれの着順の車番を決め、その決めた車番がすべて当たるように購入する買い方です。
流しの買い目をさらに厳選する買い方と理解してもらうと分かりやすいのではないでしょうか。

フォーメーションのメリットは買い目を極限まで少なくすることが出来るという点です。
必要な車番だけを選んで不要な車番はすべて省くわけですから、3つの買い方のなかでは最も車券代が少なく済みます。

一方で極限まで買い目を少なくするため「購入している以外の結果になってしまった」という状況に最もなりやすいのがフォーメーションでもあります。
フォーメーションはかなり的確な予想ができるレースで用いるのがおすすめです。

ボックス買い

ボックス買いは「選んだ買い目がすべて当たる買い方」です。
例えば「3連単で1番から3番までをボックス買い」した場合、実際の買い目は「1-2-3」「1-3-2」「2-1-3」「2-3-1」「3-1-2」「3-2-1」の6点になります。

ボックス買いのメリットは選んだ車番が車券圏内に来れば当たるので、「買い漏れがなくなる」という点です。
しかしその一方で「車券代がかさんでしまう」というのがデメリットとなります。

ボックス買いは「必ず荒れるレースで買い目を絞り込むことができない」といったレースで使うのが一番ですが、中途半端な車券代では大きな損失を被るだけなので十分な軍資金を用意して大勝負をするといった場合に選択する買い方でしょう。

平均配当が低い車券での流しはおすすめしない

平均配当が低い車券での流しはおすすめしない

ここからは流しで買うのはどういったレースの時がおすすめなのかを解説していきましょう。
まず、流しで購入することをおすすめしないケースとして「平均配当が低い車券」があります。

2車複や2連枠、ワイドといった車券がこれに該当するでしょう。
流しはボックス買いではないにしろ車券代がそれなりに必要となる買い方です。

2車複、2連枠、ワイドといった車券は平均配当があまり高くないので流しで購入すると車券代のほうが配当金よりも高くなってしまう「トリガミ」という状況になりやすいため、この3種の車券に関しては極限まで買い目を絞り込む「フォーメーション」で購入するのがよいでしょう。

流しで買うなら3連単が1番おすすめ

流しで買うなら3連単が1番おすすめ

平均配当が低い車券では流しはおすすめしないと説明しました。
ということは逆に「平均配当が高い車券」であれば流しで購入するのは有効ということになります。
つまり、流しで車券を購入するのであれば「3連単」が一番おすすめです。

3連単で流す時のおすすめの買い方は?

3連単で流す時のおすすめの買い方は?

流しで3連単を購入するときのおすすめの買い方は「1着又は1着と2着を軸にして3着を流す」という買い方です。
固定できる軸が見つかればその分購入する点数を減らすことができるので、投資資金を少なくすることができます。

1着2着の選手を固定できそうなレースを選ぼう

1着2着の選手を固定できそうなレースを選ぼう

流しで車券を購入するしないに関わらず、競輪で車券を的中させるためには買い目を絞り込む前の段階「レース選定」が非常に重要になります。

これは高校や大学受験になぞらえてみると分かりやすいのではないでしょうか。
自分の学力よりもはるかに上の学校を選ぶと、その試験の門田は当然ながら難しいため、合格するには必死に勉強しなければならないでしょう。

しかし自分の身の丈に合った学校を選べば自分の現在の学力で試験を受けることができるので合格する確率もアップします。

競輪のレースもこれと同様で、強い選手とそうでない選手がはっきりしているレースとはっきりしていないレースでは力関係がはっきりしているレースのほうが当てやすいのは改めて説明するまでもないでしょう。

流しは固定する選手が見つかれば非常に有効な買い方ですから、流しで3連単を購入するのであれば、力関係がはっきりしている、「1着と2着の選手を固定できそうなレース」を探すのが的中への最短距離です。

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まとめ

流しとは競輪及び公営競技の投票券の買い方で、ある着順の選手の番号を固定し、残りを全通りまたは省いた車番以外の番号を全部購入する買い方です。

固定する車番は1着または1着と2着である場合が多く、2着や3着を全通り購入するというのが流しのオーソドックスな買い方となっています。

流しは固定した車番がその通りに入着すればほぼ的中できるというメリットがある一方、
全通り購入するため車券代がそれなりに多くなるというデメリットがあります。

車券の買い方には流し以外に各着順の車番を選択する「フォーメーション」と選んだ車番が絶対に当たるように購入する「ボックス買い」とがありますが、これらの買い方にもメリットとデメリットがあります。

全ての買い方の特徴をしっかりと把握して、自分が購入しようとするレースの特徴と照らし合わせてどの買い方がベストかを選択するようにしましょう。
流しで車券を購入するのであれば、軸にする選手がしっかりと選定できるレースが適しています。