競輪選手になるにはどうすればよいかを徹底解説

競輪選手になるにはどうすればよいかを徹底解説

競輪のレースを日々見ている人の中には、「競輪選手にはどうやってなるのだろう」と漠然と思っている人がいるかもしれません。

更にG1レースなどの高額な優勝賞金を見て「自分も競輪選手になって大金持ちになりたい」などと考える人もいるでしょう。
そこで本記事では競輪選手になるにはどうすればよいかを詳しく解説していきます。

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競輪選手の人数

競輪選手の人数

日本国内で2022年現在競輪選手として登録されている人数は約2,370人ほどとなっています。
この人数はプロスポーツ選手の数としてはトップクラスです。

しかし競輪選手の歴史から見ていくと、選手の人数はピーク時の半分ほどとなってしまっているのが現状で、実はピーク時は5,000人近く居たと言われています。

しかし売り上げ低迷による競輪場の閉鎖、団塊世代の大量引退、更には選手の募集人数を抑制した事による結果、2019年までは減少の一途を辿っていましたが、それ以降は毎年少しずつではありますが増加してきています。
このまま増加するかどうかは不透明ですが、大きく減少していくような事は当分なさそうです。

競輪選手は「国家資格」!

競輪選手は「国家資格」!

競輪選手になるためには、「競輪選手資格検定」という試験を受験して合格しなければなりません。
この競輪選手資格検定は国家試験となっているので、実は競輪選手というのは国が認めた立派な国家資格のひとつに数えられているのです。

競輪選手には「競輪学校」に通うことが必須

競輪選手には「競輪学校」に通うことが必須

競輪資格検定は国家資格という事もあって非常に難易度が高く、独学で学んで飛び込みで受けて合格できるような試験ではありません。というよりも競輪選手は飛び込みで受験してなる事ができないのです。

競輪選手になるためには、「日本競輪養成所」別名「競輪学校」に入学して所定の授業を受けなければなりません。

しかし競輪学校入学を希望する人全員が入学できる訳ではありません。
競輪学校の競争率はその年ごとに異なりますが、男性は約5倍から6倍、女性は2倍ないし3倍と言われているので、それなりの対策をしなければ合格は難しいです。

とはいえ、他の公営競技と比較すると競艇学校の競争率は約20倍、オートレーサーの養成学校はなんと40倍なので、それと比べれば競輪学校への入学はそこまで高いハードルではないとも言えます。

競輪学校の入学試験を受けるための条件

競輪学校の入学試験を受けるための条件

競輪学校への入学は誰でもできるというわけではなく、入学試験を受けるための条件が定められています。

競輪学校を受験するためには、以下ふたつの条件をクリアする必要があります。

競輪学校受験の為の条件
・入学する日に17歳以上である事
・高校卒業の資格を持っている事

今の日本では17歳で高校卒業資格を獲得する事はできないので、実質18歳以上からという事になるでしょう。
それ以上に注目すべきは上限が設けられていないという点です。

同じく公営競技である競艇選手の場合、30歳未満という年齢制限が設けられているのですが、競輪選手はたとえ30歳を超えていても試験に合格しさえすれば競輪学校に入学でき、競輪選手の試験にも合格すれば競輪選手としてデビューする事が可能なのです。

これまでで男女合わせて最年長でデビューしたのは2012年の高松美代子選手で、デビューした時の年齢はなんと50歳で、プロスポーツ選手としてこの年齢でデビューしているという例は非常に少ないのではないでしょうか。

競輪選手に向いている人とは?

競輪選手に向いている人とは?

競輪選手は先に紹介したふたつの条件さえ満たせば誰でもなれます。
しかしながらどんなものにでも向き不向きというのはあるので、競輪選手に向いている人もいれば向いていない人もいます。
どのような人が競輪選手に適しているのでしょうか。

基礎体力が高い

改めて言うまでもありませんが、競輪選手は己の身体を使って戦う競技です。
公営競技の中では最も選手自身の運動能力が勝敗に大きく影響するので、基礎体力が高い人というのは競輪学校に入学する際にも有利となるでしょう。

競輪選手に最も要求されるのは人並外れた脚力で、誰よりも速く、そして長く自転車のペダルを漕ぎ続ける事が勝利への1番の近道です。

競輪選手の太ももは日々のトレーニングの賜物なので、競輪学校に入学するつもりであれば事前にしっかりと足腰を鍛えるトレーニングをする必要があるでしょう。
時にはぶつかり合いながら順位を争うこともあるので、体幹もしっかりと鍛える必要があります。

参考 競輪選手の太もも・足の太さは強さに繋がる?徹底調査!

人間観察ができる

いかに鍛えた競輪選手といえどもスタートからゴールまでずっと全速力で走れるわけではありません。
レース終盤手前くらいまではある程度力を温存しながら走り、どこかのタイミングで一気に加速します。

勝つためには自分が仕掛けるタイミングを見極める事が重要ではありますが、それ以上に自分以外の選手が今どのような状態でいつ勝負に出るかを見極める事がとても大切です。

そういう意味では人間観察がしっかりとできる人は冷静にレースで戦う事ができ、良い結果を得やすいと言えるでしょう。

仲間意識が強い

競輪は個人戦なのですが、ほとんどのレースにおいて「ライン」という隊列を組みます。
いかに強力なラインを組む事ができるかで勝率がかなり変わってくるため、同じラインにいる選手との連携や意思疎通は必須です。

そういった意味では、競輪は他の公営競技以上に自分と近しい選手とのコミュニケーションが大切となってくるので、仲間意識が強く積極的に他の選手と話をしたり一緒に練習をするような人のほうが優位にレースを進めやすいでしょう。

勝つための努力を継続できる

競輪選手として勝ち続けるためには当たり前ですが努力を怠ってはいけません。
自分の肉体がそのまま勝率に直結するわけですから、競輪選手はレースがない日は積極的にトレーニングに励んでいます。

毎日トレーニングをしていて自分は頑張ってると思っているようではダメで、競輪選手はそれが当たり前です。
ライバルよりも上に行くためにはそれ以上の努力をし続ける必要があるでしょう。

スポーツ選手としては当たり前の適性になるのかもしれませんが、勝つための努力を継続できる人でなければ良い成績を維持する事は不可能です。

競輪学校での生活

競輪学校での生活

競輪学校への試験に見事合格すれば憧れの競輪選手へとかなり近づく事になります。
競輪学校では競輪選手になるための研修や訓練に励む事となりますが、競輪学校での生活はどのような雰囲気となっているのでしょうか。

軍隊クラスの厳しい規律のなかで生活する

競輪学校での研修期間は5月から3月末までの約10ヶ月間となっています。
ちなみに研修時に使用する自転車に関しては学校側から支給されたりしないので、自転車は自前で用意する必要があります。

厳しい試験に合格して晴れて入所することとなる競輪学校ですが、入所してからは更に厳しい条件のもと研修に励まなければなりません。
その厳しさはアメリカ海軍になるための訓練に匹敵すると言われているほどです。

禁止事項も非常に多い

スケジュールが分単位で決められているだけではなく、競輪学校内は禁止されている事も非常に多いです。
まず、どれだけ競輪学校に近い場所に自宅があっても自宅から通う事はできず、入学から卒業までずっと寮生活を送ることになります。

そして外出できるのは隔週日曜日の8時半から17時半の間だけです。
もちろん寮内では制服着用が義務付けられていますし、構内は携帯やスマートフォンなどを使って外部に連絡する事もできません。
その他、以下の事柄が禁止事項となっています。

その他の禁止事項
・飲酒
・喫煙
・暴力・窃盗
・無断外出や外泊
・賭博
・教師に対する反抗
・異性への接触や規制エリアへの出入り虚偽の申告
・入れ墨・入れ歯
・その他規律を乱す行為

これらの違反行為を犯した場合は厳重注意を受ける事になるのはもちろんの事、複数回繰り返したり、明らかに故意にやったと思われる重大な違反行為が認められた場合は強制的に退所が言い渡される事もあります。

厳しい規律は人間としても成長させるため

何故ここまで厳しい規律や規則のなかで研修や練習が行われるのかというと、すべては競輪選手を目指している生徒のためです。
まず競輪選手になるためには難しい国家試験に合格しなければならないのですが、学べる期間はたった10ヶ月です。

だらだらと過ごしていては10ヶ月などあっという間に過ぎてしまい、全く勉強できないまま試験の日を迎えてしまうでしょう。
そのような事が起きないように分刻みの厳しいスケジュールで研修や練習が行われるのです。

そして何より卒業後は学校生活の何倍も厳しいプロ競輪選手としての人生が待っています。
勝利を積み重ねて上のクラスに上がるためには人並み外れた努力が必須となります。

競輪学校の日々で根を上げているような精神ではとても努力を継続できないでしょう。
そしてレースは気を抜くと自分の命を失う事もあるほど危険な状況で行われます。
厳しい規律の中で学生生活を過ごさせるのは、競輪選手として活躍し続けるための精神力を養うためでもあるのです。

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まとめ

競輪選手になるためには国家試験である「競輪選手資格検定」を受験して合格しなければなりません。
飛び込みで受けて合格できるような簡単な難易度ではないため、競輪選手資格検定に合格するためには競輪学校に入学して研修や練習に励む必要があります。

競輪学校は17歳以上で高卒の資格を有していれば誰でも入学する資格がありますが、入学試験の平均倍率は5倍から6倍とそれなりに高いです。

努力して合格し、競輪学校に入学しても今度は軍隊クラスの厳しい紀律の中で研修や練習に励まなければなりません。

競輪学校での日々を過ごす事で競輪選手に必要な体力や技術を身につけるのはもちろんの事、どんな事があっても努力を継続し続けられるような精神面も鍛える事ができます。