PIST6は競輪とはまったく異なる自転車競技!口コミや評判を調査!

PIST6は競輪とはまったく異なる自転車競技!口コミや評判を調査!

一般的に知られている競輪というのは屋外の競輪場で7名または9名の選手がLINEという隊列を組んで順位を競うというものです。

しかし実は現在行われている競輪はそれだけではなく、千葉県では「PIST6」という全く異なるルールで実施される車券を購入する自転車競技が実施されています。

本記事ではPIST6について全く知らない人でも理解できるよう、基本情報からルール、車券の買い方などを詳しく解説するので、気になった人は一度チェックしてみてください。

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PIST6とは?

PIST6とは?(引用元:PIST6)

PIST6とは現在日本で実施されている自転車競技のひとつです。
開催されているのは千葉県にある千葉JPFドームであり、2021年10月2日に初レースが実施されました。
したがって発足されてからまだ1年半ほどしか経っていません。

レースはドームで実施されるため天候を気にする必要がない

開催されている競技場の名称から見てもわかる通り、PIST6は全天候型の会場で開催されているため、競輪のように天候を気にすることなくレースがほぼ必ず実施されます。
また、競輪では予想の際に重要となる風に関しても、PIST6は室内で実施されるためまったく影響がありません。

1度のレースに6名が出走して1周250mのコースを走る

PIST6はレース自体も競輪とは大きく異なります。
まず1度に出走する選手の人数は6名であり、コースは1周250mです。

これはPIST6が国際競技としての競輪に準ずるルールに則って行われているためで、競輪においても「250競走」という位置づけになっています。

通常の競輪とは使用する機材(自転車)、競走形態、ルールなどが大きく異なるため、PIST6のレースに出るためには「250競走」の出場資格を得るための講習を受けなければなりません。

室内で実施される競技という事もあって、レース前の演出では証明や映像などが効果的に使われており、通常の競輪と同じようなイメージで観戦に行くと、そのあまりのイメージの違いに仰天することでしょう。

また、通常の競輪ではラインを汲むことが半ば当たり前になっていますがPISTにおいてラインを組むことはほとんどなく、完全に個人戦となります。

PIST6は競輪と大きく異なるルールで実施される!

PIST6は競輪と大きく異なるルールで実施される!

さきほどPIST6は1度のレースに6名が出走し、1周250mのコースで争われる自転車競技であると解説し、更に通常競輪では組むことが当たり前になっているラインという概念がないことについても解説しました。

これだけでもPIST6は通常の競輪とは大きく異なることが分かったのではないでしょうか。
しかしPIST6と競輪の違いはそれだけではありません。
ここからは両者の違いについて更に細かく解説していきます。

年間を4つのシーズンに分けて争われる

競輪とPIST6が大きく異なる点のひとつめは年間スケジュールです。
競輪に関しては明確な年間スケジュールというものは存在しませんが、あえて言うなら競輪では1月から6月の「前期」と7月から12月の「後期」に分かれていてそれぞれの成績によって選手のランクを示す「級班」が変化することがあります。

一方PIST6では「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」と4つのシーズンに分かれており、それぞれのシーズンでファイナリスト6名を決定、さらに勝ちきれなかった選手のうち12名が「ワイルドカード枠」として選出、合計36名によって年間チャンピオンを決定します。

勝ち負けはポイントによって決まる!

PIST6の勝敗はポイントによって決まります。
まず全選手が200mのタイムトライアルを実施、このタイムトライアルの結果によってまずポイントが加算され、このポイントが高い選手ほど若い番号、つまりより内側のコースを走ることとなります。

そしてレースにおいても着順ごとにポイントが加算され、獲得した合計点でファイナル進出者が決定します。

競輪よりもルールが厳しく違反した場合は罰金が発生

競輪も公平性を守るため、レース出走中はスマホが一切使えないなどかなり厳しいルールになっていますが、PIST6も競輪と同様に厳しいルールの元レースが実施されていて、罰則に対しては競輪とは異なる罰則が設けられています。

競輪ではルールに違反した場合、減点や一定期間出走停止などといったペナルティを課せられます。
いっぽうPIST6では減点や出走停止といったペナルティがない代わりに反則ごとに罰金を支払わなければなりません。

失格 落車させたり自転車を故障させるなど重大な妨害行為をした場合 30,000円
重大走行注意 重大な違反 10,000円
走行注意 軽微な違反 5,000円

金額的には競輪選手の年収を考慮すればそこまで大きくないものの、やはり罰金を支払うというのは選手にとっては自分が違反行為をしてしまったことを身をもって実感する行動であり、抑制効果は十分あると言えるのではないでしょうか。

賞金は3着までの選手にしか支払われない

出走した選手に支払われる賞金に関しても競輪とPIST6では大きく異なります。
競輪では最下位であっても出走した選手に対して賞金が支払われますが、PIST6では決勝レースを除いて上位3名までにしか賞金は支払われません。

4位から6位の選手はレースに出ても賞金がないというのは可哀想すぎるという意見が出るかもしれませんが、PIST6では4位から6位までの選手に対し、着順に応じて出走手当が支払われることとなっています。

優勝賞金も競輪とPIST6では大きく異なります。
競輪ではG1レースになると優勝賞金が軽く1,000万円を超えるものもありますが、PIST6の優勝賞金の最高額は1,341,000円です。

この差だけを見るとPIST6は競輪を比べると余り賞金を稼げないように思えますが、PIST6では選手は1日2レース出走可能であり、それだけでも単純計算で競輪の倍稼ぐことができる計算になります。

また、PIST6では競輪では実施されないS級とA級の混合レースが実施されていて、A級選手がこの混合レースに出走して優勝すれば競輪のA級レースよりもずっと多くの賞金を獲得可能です(A級選手が出走できるレースの優勝賞金は40万円ほど)。

海外選手も出場可能

競輪では基本的に国際基準とはなっていないため、海外の選手は出走していませんが、PIST6では海外のトップ選手も出場します。

PIST6開催直後はコロナ禍真っ只中ということもあり、なかなか斡旋できませんでしたが、2023年5月よりコロナは5類相当となってほぼコロナ禍前の生活に戻りました。

海外選手がどんどん斡旋され、世界レベルのレースが日夜繰り広げられるようになればPIST6は今まで以上に注目されるのではないでしょうか。

競輪と違い「単勝」がある

2023年時点、競輪には単勝がありません。
以前は単勝も販売されていたのですが、採算が取れないという理由で廃止になり現在に至ります。

しかしPIST6には競輪と違って単勝車券が売られていて、競輪の経験が全くない人からすると参加しやすい体制が整えられています。

会場で直接車券を購入することはできない!

会場で直接車券を購入することはできない!

競輪場では車券を購入できる券売機や窓口などが設置されていて、現地で車券を購入することも可能ですが、PIST6ではそういった窓口は一切用意されていません。

PIST6の車券を購入する際は必ずネットで車券を購入しなければならず、さらに購入できるのは2023年8月時点ではTIPSTAR(ティップスター)のみとなっています。
したがってpit6の車券を購入するのであれば、TIPSTAR(ティップスター)への加入は必須です。

PIST6の口コミや評判を調査

PIST6の口コミや評判を調査

これまで解説したようにPIST6は競輪とは大きく異なるルールやスケジュールで実施されるため、競輪とは別物の自転車競技という認識でレース観戦やレース予想をしたほうが良いでしょう。

2021年10月にスタートしておよそ1年半が経過しましたが、PIST6の世間での評判はどのようになっているのでしょうか。
ここからはネット上で確認できたPIST6に対しての反応をいくつか紹介していきます。

「やばい」という意見もあるがその真相は…

PIST6の評判を色々と調べてみると、いくつか「やばい」という感想が見受けられました。
やばいという単語を見ると、どうしてもPIST6はあまり評判が良くないのかという感想が先行してしまいますが、本当のところはどうなのか、色々と調べてみることにしました。

実際に会場に行った人からの評判は上々

PIST6を実際に見に行った人からの評判はかなり上々です。
屋内で開催されるということもあって、演出や映像、ライティングへの拘りなどが随所に見られ、さながら総合格闘技を見ているような感覚に襲われそうになります。

競輪は演出的には地味な印象が否めませんが、PIST6は全くそのような事はなく、演出面だけで言えば公営競技でもトップクラスなのではないでしょうか。

入場料が高すぎる!

競輪のレースが実施される競輪場は全国に43ヵ所ありますが、ほとんどの競輪場が入場無料となっていて、入場料が必要な所でも自由席ならば数百円クラスと非常にリーズナブルです。一方でPIST6は入場料が2,000円であり、競輪とは比べものにならないほど高額です。

この入場料に関してはPIST6を実際に観戦して絶賛している人たちも流石に「入場料が高過ぎる」と、不満を露わにしたコメントを出しています。
PIST6を一度実際に観てみたいと思っている人たちも、この高い入場料を見て躊躇している人も多いのではないでしょうか。

しかし最近は「無料開放の日」を設けるようになりました。
この日は無料でPIST6を観戦できるので、PIST6の入場料だけがネックに感じている人は無料開放の日をチェックしてみてください。

車券は「当たりやすい」

車券に関しては、「大きな配当はあまり期待できないが、とにかく当てやすい」という意見が多いです。

PIST6が予想しやすい理由
・PIST6は6車で争われる
・ドームで実施されるため雨風を無視して予想できる
・ラインが無いので個人同士の戦いになる

以上3つがPIST6が通常の競輪よりも予想しやすいと言われる主な理由になっています。
実はPUST6は、競輪初心者が車券を購入するのにオススメの競技なのです。

気になる売り上げは…

気になる売り上げは

売り上げに関しては正直なところかなり苦戦しているといった状況です。
開催初日は約3億5,000万円を売り上げており、新規事業としては好調な滑り出しでしたが、その後一気に売り上げが低迷、結局初年度半年間の売り上げは目標の55億円を大きく下回る14億8,000万円という結果でした。

2022年度は更に売り上げが落ちているそうで、正式な結果を見つけることはできませんでしたが、経営はかなり苦しいと見ておいたほうが良いかもしれません。

PIST6を継続するために必要なこととは?

PIST6を継続するために必要なこととは?

PIST6の売り上げは初年度よりも大きく落ち込んでいる事は間違いなく、何らかの対策を講じなければいずれ開催を継続できなくなってしまうかもしれません。
PIST6が継続するためには何が必要なのでしょうか。

PIST6の認知度を高める

真っ先に取り組まなければならないのは恐らく知名度の上昇でしょう。
そもそもPIST6は競技としての認知度が低すぎるのが売り上げ低迷最大の原因です。
まずはPIST6をより多くの人に知ってもらうことが重要だといえます。

コロナ禍も終了してイベントを自由に開催できるようになったので、認知度を広めるための催しを様々な場所でおこない、PIST6という競技の魅力をどんどん世の中に発信していく必要があるでしょう。

入場料の見直し

次に入場料についても抜本的な見直しが必要だと思われます。
競輪場の入場料と比べるとPIST6の入場料2,000円はあまりにも高すぎます。

無料開放の日を設けるだけではなく、入場料自体を下げなければお客さんはなかなか実際に会場に足を運んで観にいこうとは思わないでしょう。

いくらまで下げればよいかはなんとも言えませんが、1,000円を切るくらいまでの大幅値下げをすると、かなり大きなインパクトとなり、競輪ファンも「一度レースを観に行ってみようかな」と考えるような気はします。

運営方針の見直し

他にもいろいろと問題点はありますが、やはり運営の方針そのものを転換させることそのものがPIST6を存続させるための最大の対策です。
PIST6は公営競技、つまりギャンブルではなくスポーツとして運営していこうという狙いが根底にはあります。
競輪と比べるとかなり高くなっている入場料も恐らくそういった狙いによるものでしょう。

しかし、自転車競技が盛んな国ならばいざ知らず、残念ながら日本では自転車競技というのはかなりマイナーなスポーツです。
競輪ですら実際にレースを何かしらの媒体で見たことがあるという人はそれほど多くありません。

PIST6は更に知名度が低いわけですから、一般の人が「PIST6を観よう」という気になるはずがありません。
PIST6を成功させるためには、やはり普段から自転車競技に慣れ親しんでいる競輪ファンを取り込むことが必須です。

競輪ファンの年齢層は他の公営競技と比較するとかなり高いのが現状で、現に競輪場に足を運んでいる人たちを見ると、ほとんどが男性高齢者で占められています。

PIST6の入場者数を増やしたいのならば、こういった高齢者も気軽に利用でいるような施設にしなければなりませんが、現状は入場料は高い、車券はネット、しかもTIPSTAR(ティップスター)でしか買えないなど完全に逆行しているのが現状です。

車券を販売している以上、PIST6は公営競技、ギャンブルであるというのを受け入れてギャンブルを楽しむ人たちが積極的に参加するような運営方針に転換させなければ利用者や売り上げの増加は恐らく見込めないでしょう。

PIST6の注目選手を一挙紹介!

PIST6の注目選手を一挙紹介!

PIST6で現在活躍している選手を5名紹介します。
基本的にPIST6の出場選手は競輪選手でもあるので、PIST6で活躍している選手は競輪でもS級以上のランクとなっている場合がほとんどです。

堀江省吾

堀江省吾(引用元:KEIRIN.JP)

堀江選手は長野県出身で学生時代は吹奏楽、バドミントンと競輪とはまったく無縁の競技を経験、自転車競技は大学に入ってから本格的に取り組んだのですが、そこから自転車の才能が一気に開花します。

初勝利まではデビューから2か月を要しましたが、そこから約2か月で初優勝を達成、デビューから2年後の2023年にS級2班へと昇格しました。
2023年時点でPIST6での優勝回数は6回と最も多くなっていて、年間チャンピオンに最も近い選手であるといえるでしょう。

河端朋之

河端朋之(引用元:KEIRIN.JP)

河端選手は2022年年間ファイナルレースの覇者であり、2023年も安定した成績を残している選手です。
2012年の全日本選手権3冠達成をはじめ、スプリントレースで数々の優秀な成績を残しました。
2022年はPIST6で活躍する傍ら、青森競輪場では初めてグレードレース優勝も達成しています。

木村皆斗

木村皆斗(引用元:KEIRIN.JP)

木村選手は茨城県出身の選手で、自転車競技には高校生のころから取り組んでいます。
2021年5月21日にデビューし、同年7月3日に初勝利を挙げ、8月2日に初優勝を達成しました。

11月3日にはA級2班へと特別昇級、さらに2023年にはS級2班へと昇級しています。
PIST6では2023年もトップクラスの成績を維持しており、年間王者も十分狙える位置に居る選手です。

雨谷一樹

雨谷一樹(引用元:KEIRIN.JP)

雨宮選手は栃木県出身の選手で、先ほどの木村選手と同様、自転車競技は高校の頃より本格的に取り組んでいます。
2009年7月29日にデビュー初勝利、その2日後の7月31日には早くも初優勝を達成しました。

その後着実に実績を積み重ねていき、2010年代よりずっとS級で活躍し続けている競輪界でもトップクラスの実力者ですが、PIST6においてもこれまで優勝3回、2着2回、3着3回という優れた成績を残しています。
ちなみにPIST6の第1回覇者は雨宮選手です。

伊藤信

伊藤信(引用元:KEIRIN.JP)

伊藤選手は大阪府出身の選手で、自転車競技に本格的に取り組み始めたのは大学に入ってからです。
大学卒業後は自転車学校に入学、卒業しましたが卒業時の成績はそこまで優れたものではありませんでした。

2007年7月12日に奈良競輪場でデビューし、初勝利もこの日に達成しています。
初優勝は翌年の4月18日で、その後2010年にはS級に昇格しました。

また、競輪選手としてだけではなく、自転車競技選手としても活躍しているのですが、2014年には全速の治療用に処方された貼り薬の中から禁止薬物が検出され、3か月間の資格停止処分となってしまいました。

PIST6では優勝5回、2着3着各1回と優秀な成績を残しており、常にトップ争いをしている選手の一人です。

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まとめ

PIST6は2021年10月より運営を開始した自転車競技です。
レースは千葉県の千葉JPFドームで開催されており、室内ならではの映像やライティングを駆使しての演出にとても力を入れており、私たちがイメージしている競輪とは全く異なる競技となっています。

演出だけではなく、レースそのものも競輪とは大きく違っていて、具体的には以下のような違いが見られます。

PIST6と競輪の違い
・1周の長さは250mで1度のレースで最大6名の選手が争う
・ラインという概念がない
・1年を4シーズンに分けており、各シーズンのファイナリストと敗者復活戦に勝利した選手たちで年間チャンピオンを決定する
・ファイナリストの選出は勝ち抜けではなくポイントによっておこなわれる
・反則を犯した場合、減点や出走停止といったペナルティがない代わりに罰金を支払わなければならない
・海外選手も出場可能

車券の予想をするうえではドームでレースを実施しているという部分が非常に大きく、通常の競輪予想をするうえで必ず考慮しなければならない雨や風の影響を考えずに予想することが可能です。

また、6名でレースが実施されるということもあり、車券の買い目点数も通常の競輪よりは少なく、ラインの概念がないのでレースは完全な個人戦となります。
これらの理由から、PIST6は競輪初心者にとって当てやすい車券といえるでしょう。

運営を開始してから2023年8月時点で約1年半が経過しましたが、運営はかなり苦しいというのが現状です。
開催当日はかなりの売り上げを記録しましたが、その後売り上げは低下する一方で、このままでは運営そのものの継続すら危ぶまれるような状況です。

経営改善のためにすべき対策
・PIST6の認知度をアップさせる
・入場料の大幅低下
・運営方針の抜本的な見直し

これらの対策を早急に行わなければ経営状態を改善させることは難しいでしょう。