競輪は儲かるか?儲けるための買い方とおすすめのレース選びを徹底解説!
競輪の車券を購入している人たちはほぼ全員が競輪のレースを観る事自体が好きであると同時に、レースを観戦しながら「的中させて儲けたい」と考えています。
本記事では競輪で儲かるための買い方について解説していくので参考にしてみてください。
競輪で儲かるのは大きく2パターン
最初に結論から言うと、競輪で儲かる買い方というのは大きく2つのパターンがあります。
この2パターンはどちらが正しいという事はなく、多くの人がレースの展開によって使い分けたり、両方を狙う買い方をする事もあります。
本命を中心に着実に当てる
最初は「当てる事」を重視した買い方です。
出走している選手たちの中で競走得点が高い選手を買い目の軸にし、その選手がチームに含まれているラインで買い目を組み立てていくことになります。
競走得点が一番高い選手は人気を集めやすいですし、競輪はライン争いで勝った選手たちで決着する事が多いのでオッズ自体はあまり期待できませんが、その分当たる確率は高いです。
少しずつでもコツコツ儲けたいと考えている人に最適な買い方と言えるでしょう。
穴狙いで大金を狙う
もうひとつは「一獲千金」を狙う買い方です。
こちらは先程とは逆であえて当たりやすい事を放棄し、オッズが高配当な買い目を狙っていく事になります。
したがってラインを組んでいる選手たちをまとめて買うという事はほとんどせず、別ラインの選手も含めた買い目になる事が多いです。
競輪の知識があまりないなら着実に当てる事を目指す方が良い
いくら当たりにくいからといっても何も考えず闇雲に車券を買いまくるだけではお金がなくなるだけです。
一獲千金狙いであっても、少しでも当たる確率が高いレースで勝負した方が良い事は言うまでもありません。
しかしながら難しいレースを予想しなければならないわけですから、豊富な知識と経験が必要になるでしょう。
競輪の知識があまりないのであれば、大きな配当は狙わずに低いオッズであっても着実に当てる事を意識した方が良いです。
本命狙いのレースであっても安定して的中させる事は簡単な事ではありません。
まずは回収率100パーセント、つまり差し引き0円になる事を目標にしてみましょう。
収支0円なんて簡単だと思うかもしれませんが、競輪には限らず公営競技を嗜んでいる人の9割以上はトータルで負けているのです。
着実に儲けるためには?
まず的中率を重要視してコツコツ儲けていくことを目指すには具体的にどのようなレースを選んでどのように車券を購入すれば良いのかを解説していきます。
選ぶ券種は?
コツコツ稼ぐことを目指すわけですから、券種も的中率が高いものを選択するとよいでしょう。
「2連複」「ワイド」「2枠複」が特に当たりやすい車券なのでこの3つを中心にしながら、予想に自信があるレースであれば「2枠単」「2車単」「3連複」といった少し的中率が低いものの平均配当に期待できる券種に変更するのも良いでしょう。
買い目は少なめに
コツコツ的中させることを目標とした券種は当てやすい代わりに平均配当が低いというデメリットがあります。
各券種の平均配当を明記すると、2車複は10倍〜20倍、ワイドは3倍〜6倍、2枠複が7倍〜18倍です。
しかしこの平均配当は高配当となったレースも含まれているので、実際によく出る配当とは大きくかけ離れてしまっている場合もあります。
そこで各券種の実際の配当がどれくらいになるのか、1月14日に和歌山競輪場で開催された全レースの結果を見て検証することにしました。
ワイド(円) | 2車複(円) | 2枠複(円) | |
1レース | 1,2007801,070 | 3,790 | 3,920 |
2レース | 480750380 | 3,080 | 580 |
3レース | 5503601,540 | 2,400 | 740 |
4レース | 220260240 | 660 | 470 |
5レース | 4501,8901,220 | 1,260 | 1,150 |
6レース | 3202,1601,130 | 570 | 370 |
7レース | 5101,5701,580 | 680 | 560 |
8レース | 2,1903,5601,970 | 8,020 | 2,490 |
9レース | 1606601,030 | 200 | 200 |
10レース | 1703901,450 | 390 | 370 |
11レース | 210260670 | 520 | 450 |
12レース | 140220280 | 190 | 180 |
平均配当 | 780 | 1,810 | 950 |
各券種の平均配当はワイドが780円、2車複が1,810円、2枠複は950円という結果となりました。
ワイドだけが唯一平均配当を超える結果となりましたが、そのほかの車券は平均配当よりも少しだけですが低い配当となっています。
これらの結果から、コツコツ当てていくことを目指す買い方をする際に買い目をあまりにも増やしすぎると車券代が配当金を上回る「トリガミ」という現象が発生しやすいということがわかります。
買い目をどれくらいにするかは購入するレースや自分の軍資金などによってその都度変わってきますが、トリガミを極力防ぎたいのであれば平均配当の半分くらいにしておくと良いでしょう。
おすすめのレース
コツコツ稼ぐことを目的とする場合、どのようなレースの車券を購入するんが良いのでしょうか。
まず競輪には「7車立て」と「9車立て」があります。
的中率を考慮するのであれば、9名で争われるレースよりも9名で争われるレースのほうが買い目が少なく当てやすいので、「7車立て」がおすすめなのですが、2枠複だけは9車立てでなければ購入できません。
したがって、まずは7車立てで2車複とワイドの車券を購入して回収率100パーセントを目指し、ある程度慣れてきたら9車立てで2枠複にチャレンジするとよいでしょう。
そのうえでさらに具体的なレース選定ですが、競輪では予想がしやすいレースというものがあり、あまり競輪の経験が無い人でも分かりやすいです。
競輪の出走表を見ると、「ライン予想」というものが出されています。
ライン予想はそのレースでどのようなラインが組まれるかを図で提示したもので、このライン予想は予想と書かれていますが、100パーセント実際のレースでもライン予想通りのラインが組まれます。
そしてラインの数を見て「二つ」だった場合はコツコツ稼ぐのにおすすめのレースとなります。
ラインが二つのレースは「2分戦」と呼ばれていてラインの優劣がつけやすいうえにライン争いで勝ったラインの選手たちがそのまま車券圏内に入るため、予想がしやすく当てやすいです。
もうひとつ、初心者でも当てやすいのが「逃げ選手が1名だけのレース」です。
逃げ選手が1名のレースは「先行一車」と呼ばれていて、こういったレースでは先行選手を軸にして買えば間違いないとまで言われています。
もうひとつ、「ガールズケイリン」もコツコツ稼ぐのにはおすすめのレースのひとつです。
ガールズケイリンは女性選手限定のレースですが、女性選手は男性と比べると人数が少ないので覚えやすいという点と、ガールズ競輪ではラインが禁止されているので完全に個人戦となります。
選手が少ないので力関係が把握しやすく、さらに個人戦なので力の差が如実に出やすいのがガールズケイリンであり、ラインが存在する普通のレースと比べると各段に予想がしやすいです。
一獲千金で大きく儲けるためには?
続いてもうひとつのパターンである「一獲千金」で稼ぐためにはどの券種でどのような買い方をすれば良いかを検証していきますが、高配当オッズの車券を当てるというものは非常に難しいので、ここで紹介した手段を使ったとしてもそう簡単に当たるものではないという事は認識しておいてください。
券種は3連単一択
コツコツ稼ぐための券種はいくつかの選択肢がありますが、一回のレースで大きく当てる事を目指すのであれば3連単一択です。
三連単の平均配当は7車立てでも約13,000円、9車立てだと約31,000円であり、平均配当だけ見れば万車券が当たり前となっており、他の券種とは比べものにならないほど高くなっています。
ワイドなどの券種でも説明した通り、この平均配当には荒れたレースで高額配当になったものも含まれているので、厳密にはここまでの金額にはなりませんが、そもそも大きく当てるのであれば「荒れるレース」を積極的に狙うわけですから、間違いなく平均配当よりも高額の配当金が期待できるでしょう。
車券代は惜しまない方が良い
一回で大きく当てるつもりであれば、それなりのリスクを背負わなければなりません。
「ローリスクハイリターン」というものは競輪にはなく、ハイリターンを見込めるレースで勝負するのであれば車券代は惜しまないほうが良いです。
見当違いの予想をして全く予想外のレース結果になったのであれば論外ですが、読みが当たっているのに車券代をケチって省いた買い目が来てしまうという事になると激しく後悔する事になります。
「来そうだな」と思った買い目は全部買うくらいの気持ちとお金がないと大きく当てる事は難しいでしょう。
リスクは確かに大きいですが、荒れたレースの三連単を的中させる事ができれば車券代が配当金を上回るような事にはまずなりません。
どんなレースが荒れる?
では、大きく当てるためにはどのようなレースを狙えば良いのかを考えてみる事にしましょう。
基本的には「コツコツ稼ぐレース」と逆のレースを狙っていく事になります。
コツコツ稼ぐには7車立てが適していましたが、3連単の平均配当を見ても分かるように大きく当てるのであれば9車立てレースを選択しましょう。
次にライン予想と出走表を見て、「二分戦」「先行一車」ならば堅く決まる可能性が高いのでこれらのレースも除外します。
逆に荒れる可能性が高いのが、スジ違い決着になる可能性が高い三分戦や展開が読みづらい細切れ戦で、こういったレースを狙っていく事になります。
各選手の競走得点に大きな差がなければ更に高配当になりやすいでしょう。
また、G1レースやグランプリといったグレードが高いレースも実は大きく勝つレース候補の一つです。
選手同士の実力が拮抗していますし、人気下位の選手であってもトップクラスの実力差なので大荒れする可能性が高かったりします。
鉄板レースに大金投入という手も
大きく儲けるための方法は大荒れレースを狙う以外にもうひとつ、鉄板レースを使った方法もあります。
鉄板レースで「この買い目は間違いなく当たる」と確信を持てるのであれば、その買い目に数万円分買います。
その買い目のオッズがたとえ数倍であっても、元の金額が大きければ配当金もそれに比例して大きくなります。
ただし、この買い方をする場合は基本的に「1点買い」になります。
万が一買い目に入れていた選手の誰かが転倒などしてしまうとダメージは非常に大きいので、荒れるレースで大金を狙うよりも実はリスクが高いという事だけは覚えておいてください。
利益を確保したらその日は勝ち逃げすべし
コツコツ稼ぐための買い方と一気に大金を得るための買い方について詳しく解説してきましたが、両方の手段に共通する注意点をふたつ紹介します。
ひとつ目は的中したらそのお金を使って更に増やそうとは思ってはいけません。
的中して配当金を得るとついつい「今日は調子が良いからもっと勝てるのでは?」と思ってしまいがちです。
金銭的に余裕があるというのも大きな気持ちになってしまう原因のひとつですが、的中して配当金を得たら、その日のレースはもう買わないようにしましょう。
「勝ち逃げ」をしても誰にも怒られる事はありません。
配当金を得て潤沢になった資金を更に増やす事を目指して、次に狙うレースをじっくりと吟味していきましょう。
負けても予定外のレースで取り戻そうとしない
そしてもうひとつ、負けてしまっても予定以外のレースの車券を買ってはいけません。
負けてしまった時とつい冷静さを失い、「今日中に取り返してやる」という気持ちになってぶっつけ本番で車券を買う人が非常に多いですが、そのような買い方をしているレースの予想がまともに出来ている訳がありません。
したがって高い確率で不的中となり、余計に損失が大きくなってしまいます。
負けてしまった時もいさぎよく諦めて、何故外れてしまったのかを冷静に振り返り、次のレースに活かしましょう。
まとめ
競輪で儲かる買い方は、鉄板レースで買い目を絞ってコツコツ稼ぐか、荒れるレースを手広く買って一獲千金を狙うかのふた通りあります。
どちらも一長一短なので、自分が車券を購入するレースの特徴を踏まえて最適な買い方を選ぶと良いでしょう。
レースによっては両者を組み合わせるのも有効です。
どちらの買い方をするにしても、勝っても負けてもあらかじめ狙っているレース以外の車券は買わないようにしてください。
その場の勢いで購入したレースは高い確率で外れてしまいます。