競輪界の第一人者・脇本雄太選手の妻は？獲得賞金や年収は？

今回は、現在の競輪界の第一人者であり、昨年の東京五輪・自転車トラック種目にも出場したオリンピアン・脇本雄太選手について、ご紹介します。

脇本雄太選手といえば、オリンピック自転車競技で決勝進出を果たせず無念の敗退となりましたが、その後の順位決定戦では雪辱を晴らすかの如く強い走りを見せて1着に入りました。

あの力強い走りこそが脇本雄太選手の真骨頂であり、世界の強豪たちを相手に一歩も引かなかった戦いぶりは、競輪ファンはおろか多くの人々の胸を打ったことでしょう。

今後は自転車競技の一線を退き、世界を目指す後輩たちのサポート役に徹するとのことですが、一方で競輪に本腰を入れて、明日の輪界を引っ張る存在となってくれることでしょう。
そんな脇本雄太選手の姿について、見ていきたいと思います。

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脇本雄太選手のプロフィール

(引用元：https://www.youtube.com/watch?v=d0O1MqJMvo8)

生年月日	1989（平成元）年3月21日（33歳）
出身地	福井県福井市
血液型	A型
身長	180㎝
体重	80kg
出身校	福井県立科学技術高等学校
競輪学校期別	94期
在校順位	11位（19勝）
所属支部	日本競輪選手会福井支部
本拠地	福井競輪場
登録番号	14396
級・班	S級1班
師匠	なし（実質的な師匠は市田佳寿浩元選手［福井76期］）
デビュー戦	2008（平成20）年7月12日福井競輪場（1着）
初勝利	2008（平成20）年7月12日福井競輪場
初優勝	2008（平成20）年9月26日福井競輪場
タイトル	2018（平成30）年オールスター競輪（いわき平）寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（前橋） 2019（令和元）年日本選手権競輪（松戸） 2020（令和2）年高松宮記念杯競輪（和歌山）寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（前橋）
競輪選手になったきっかけ	競輪選手になってオリンピックに出場するため
好きな食べ物	フルーツ全般、グミ
嫌いな食べ物	パクチー
趣味	ゲームをすること

脇本雄太選手は昨年まで、競輪選手の最高ランク「S級S班」に所属していました。
しかし昨年は東京五輪に参加するため、ナショナルチームの活動を優先したことや、五輪出場後の疲労の反動や怪我の影響もあって、昨年後半は休養に入りました。

そのため競走得点が減少し、S級S班から陥落します。
しかし現在も日本最高レベルの実力を誇っており、その地位が揺らぐことは微塵にもありません。

五輪に出るために競輪選手になる

脇本雄太選手は、学生の頃から自転車競技で活躍していました。
福井県立科学技術高等学校在籍時には、2005（平成17）年と2006（平成18）年の国民体育大会1kmタイムトライアルで優勝を飾るなど、華々しい成績を記録します。

高校卒業後は、五輪に出場するという目標を持ったまま、日本競輪学校の入学試験を受けて合格し、晴れて94期生として入学を果たします。

2008（平成20）年に競輪選手としてデビューし、競輪レース出場と並行して、ナショナルチームの活動も行っており、来るべき五輪出場に向けて、精力的に練習を重ねていきました。

脇本雄太選手が五輪を目指すきっかけとなったのは、亡くなった母親との約束だったそうです。
高校生のとき、国体で優勝した脇本雄太選手の姿を見た母親は、次はオリンピックに出場して優勝してほしいと脇本雄太選手にお願いをしたとか。

その母親との約束を果たすべく、脇本雄太選手は五輪出場に向けてトレーニングを積んでいましたが、その姿を見ることなく母親は他界、願いはかなえられませんでした。

また脇本雄太選手自身も、目標としていた2012（平成24）年ロンドン五輪への出場を果たせず、挫折感を味わったことから、五輪出場を諦めかけていました。

しかし、多くのファンからの熱い声援や、練習相手である弟の勇希選手［福井115期］の存在も助けとなり、もう一度五輪に挑戦する決意を固めることに。
そうしてついに2016（平成28）年、リオデジャネイロ五輪に出場を果たしました。

その後は昨年2021（令和3）年の東京五輪にも出場し、自転車競技人生の集大成とも言える走りを披露して、一線を退くことに。

母子家庭で、経済的にも決して裕福でないにもかかわらず、高価な競技用自転車をプレゼントして、脇本雄太選手の自転車競技挑戦を後押しした母親の存在は、非常に大きかったと言えます。
リオ・東京両五輪への出場は、脇本雄太選手から母親に対する大きな親孝行になったでしょうね。

師匠なしで競輪に挑む

「KEIRIN.JP」のプロフィールにもあるように、脇本雄太選手には師匠がいません。
いまだ徒弟制度が存在している競輪界において、師匠が存在しない選手もいるにはいますが、人脈という意味では非常に不利に働くはずです。

脇本雄太選手もそんな不便を味わったかと思いますが、幸い彼には地元の有力者で、引退した市田佳寿浩元選手が指導役として存在し、実質的な師匠として君臨しています。
市田佳寿浩元選手には、脇本雄太選手が学生の頃から指導を仰いでいたようであり、まさに二人三脚でここまで歩んできたといえましょう。

また、オリンピック・ナショナルチームの指導者として君臨したブノワ・ベトゥ氏も、脇本雄太選手の指導役・実質的な師匠として存在し、技術の伝承等を行っているようです。
ブノワ氏からは、身体の作り方として食事管理を教わり、身体を作る方法を伝授されました。

その甲斐あってか、五輪に向けて効率的な練習ができたようであり、脇本雄太選手の持つ強烈な速さにさらに磨きがかかったといえましょう。
このスピード力は、自転車競技だけでなく、競輪レースにおいても生かされています。

脇本雄太選手の戦績について－賞金は？年収は？

脇本雄太選手といえば、競輪界の第一人者であり、常にその最前線で戦っているトップランナーであるといえます。

これまでに5つのタイトルを獲得しているだけでなく、数多くのレースで1着を取ってきた実績の持ち主ですから、戦績はもとより獲得賞金額も相当際立っているはずです。
過去数年間の脇本雄太選手の獲得賞金額を列記しておきます。

脇本雄太選手の過去数年間の獲得賞金額

・2017（平成29）年 39,398,400円（22位）
・2018（平成30）年 148,773,000円（2位）
・2019（令和元）年 123,534,000円（2位）
・2020（令和2）年 121,004,800円（3位）
・2021（令和3）年 32,056,000円（33位）
・2022（令和4）年 14,586,000 円（14位）

※2022年5月6日現在

東京五輪後の昨年10月から今年の2月まで長期欠場していたことから、昨年および今年の数字は目立ったものではありませんが、今後は数字を大きく伸ばすものと考えられます。