競輪の生涯獲得賞金ランキングのTOP10を紹介!1位は異次元の金額!
競輪の生涯獲得賞金ランキングTOP10の選手は、全員12憶円を超えています。
つまり、競輪はトップ選手は、一生で12憶円以上稼げる仕事です。
競輪選手は、日々レースに出場し、得られる賞金や手当が収入になります。
そして、大きいレースになれば成るほど、賞金額が多くなり最高1億円の賞金が獲得できるレースもあります。
本記事では、2020年12月31日時点における、「競輪選手の生涯獲得賞金ランキング1位~20位までの選手」と「優勝賞金が大きいレースベスト5」がわかるので、ご覧になってください。
競輪の生涯獲得賞金ランキングのベスト10!
競輪選手が生涯で稼ぐ賞金は、トップクラスの選手で12億円以上になります。
1年間でみると、1憶~2憶数千万という大金をトップクラスの競輪選手は稼ぎます。
生涯獲得賞金のランキングトップ10に入っている選手の中には、きっとあなたの知っているレジェンド選手も入っていることでしょう。
どんなレジェンド選手がいるのか、予想してから生涯獲得賞金ランキングをチェックしてみてくださいね。
ランキングは10位から順に発表していきます!
それではいってみましょう!
競輪の生涯獲得賞金ランキング10位:武田 豊樹
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gMtTAsd1ABM)
名前 | 武田 豊樹(タケダ トヨキ) |
獲得賞金累計 | 15憶5千万以上 |
出身 | 茨城県 |
生年月日 | 1974.01.09 |
年齢 | 48歳 |
期別 | 88期 |
グレードレース優勝 | GP(1回)、G1(7回)、G2(8回)、G3(28回) |
競輪の生涯獲得賞金10位は、15億5千万以上(2020年12月31日時点)、トップ選手だけが所属するS級1班で走り続ける元スピードスケートの選手でもある武田豊樹選手。
優勝賞金1億円の競輪グランプリを1回、G1は7回優勝、G2は8回優勝、G3は28回優勝しています。
スピードスケートの金メダリスト清水宏保選手が絶対に勝てなかった選手として有名で、スピードスケート界から消えた天才としてテレビで紹介されたことがあります。
競輪の生涯獲得賞金ランキング9位:井上 茂徳
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9fPBeQgUkt4)
名前 | 井上 茂徳(イノウエ シゲノリ) |
獲得賞金累計 | 15憶6,643万4,532円 |
出身 | 佐賀県 |
生年月日 | 1958.03.20 |
年齢 | 63歳 |
期別 | 41期 |
グレードレース優勝 | GP(3回)、G1(9回)、G2(2回)、G3(110回) |
競輪の生涯獲得賞金9位は、15憶6,643万4,532円(1999年03月31日引退)、競輪史上初めてグランドスラムを達成したレジェンド選手が井上茂徳選手。
G1レースでは、中野浩一選手と連携することが多く最高峰の競輪グランプリは3回、G1は9回優勝、G2は2回、G3は110回優勝しています。
先行時代よりも、追い込み選手になってから成績を上げた選手で、競合いが強く全国最上級のマーク選手として活躍しました。
「鬼脚」と呼ばれるほどの追い込みを持った選手でした。
競輪の生涯獲得賞金ランキング8位:伏見 俊昭
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9RftnQhakuw)
名前 | 伏見 俊昭(フシミ トシアキ) |
獲得賞金累計 | 16憶3千万以上 |
出身 | 福島県 |
生年月日 | 1976.02.04 |
年齢 | 46歳 |
期別 | 75期 |
グレードレース優勝 | GP(2回)、G1(5回)、G2(3回)、G3(24回) |
競輪の生涯獲得賞金8位は、16億3千万円以上(2020年12月31日時点)、トップ選手だけが所属するS級1班で走り続ける伏見俊昭選手。
伏見俊昭選手は、優勝賞金1億円の競輪グランプリを2回、G1は5回優勝、G2は3回優勝、G3は24回優勝しています。
また、アテネオリンピックの競輪競技の銀メダリストです。
賞金王に2回輝き、2020年1月24日には34人目となる通算500勝を達成しています。
競輪の生涯獲得賞金ランキング7位:吉岡 稔真
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JqztCRMRGqs)
名前 | 吉岡 稔真(ヨシオカ トシマサ) |
獲得賞金累計 | 16憶8,866万4,299円 |
出身 | 福岡県 |
生年月日 | 1970.06.15 |
年齢 | 51歳 |
期別 | 65期 |
グレードレース優勝 | GP(2回)、G1(11回)、G2(3回)、G3(75回) |
競輪の生涯獲得賞金7位は、16億8,866万4,299円(2007年01月12日引退)、最後まで自力にこだわった名選手で、モータースポーツのF1がブームだったこともあり、「F1先行」と呼ばれた吉岡稔真選手。
吉岡稔真選手は、S級連勝記録18連勝という記録を持っており、年間賞金王には3回輝いています。
当時は、吉岡ラインに逃げられたら勝ち目がないので、他のラインは、どうにかして後方にしたいという作戦でいつもレースが行われていました。
競輪の生涯獲得賞金ランキング6位:鈴木 誠
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8E32GZb09nU)
名前 | 鈴木 誠(スズキ マコト) |
獲得賞金累計 | 17憶0,853万1,755円 |
出身 | 千葉県 |
生年月日 | 1965.04.03 |
年齢 | 56歳 |
期別 | 55期 |
グレードレース優勝 | GP(1回)、G1(4回)、G2(2回)、G3(51回) |
競輪の生涯獲得賞金6位は、17億853万1,755円(2018年07月12日引退)、全盛期は逃げ、捲り、追い込みができる自在だった鈴木誠選手。
鈴木誠選手は、最高峰の競輪グランプリは1回、G1は4回優勝、G2は2回、G3は51回優勝しています。
最も印象に残るレースは第7回の全日本選抜です。
吉岡稔真選手を完璧にブロックし、さらに小橋正義選手にもけん制を入れて、トップでゴールしました。
この全日本選抜は、何度見ても震えるレースです。
競輪の生涯獲得賞金ランキング5位:小橋 正義
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Tlzc3DW5pR0)
名前 | 小橋 正義(コバシ マサヨシ) |
獲得賞金累計 | 17憶1,073万3,488円 |
出身 | 新潟県 |
生年月日 | 1967.08.18 |
年齢 | 54歳 |
期別 | 59期 |
グレードレース優勝 | GP(1回)、G1(8回)、G2(3回)、G3(30回) |
競輪の生涯獲得賞金5位は、17億1,073万3,488円(2017年01月17日引退)、「平成の鬼客」こと小橋正義選手。
小橋正義選手は、G1日本選手権を連覇、寛仁親王牌競輪を4回制覇(G1は合計8回優勝)、最高峰の競輪グランプリは1回、G2は3回、G3は30回優勝しています。
2000年に岡山県から新潟県に所属を変えるなど、勝ちにこだわる位置取りの良い名マーカーとして活躍しました。
闘志が伝わってくる走りが特徴の選手です。
競輪の生涯獲得賞金ランキング4位:滝澤 正光
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9ow2hasMHSo)
名前 | 滝澤 正光(タキザワ マサミツ) |
獲得賞金累計 | 17憶3,892万1,789円 |
出身 | 千葉県 |
生年月日 | 1960.03.21 |
年齢 | 61歳 |
期別 | 43期 |
グレードレース優勝 | GP(2回)、G1(12回)、G2(1回)、G3(92回) |
競輪の生涯獲得賞金4位は、17億3,892万1,789円(2008年06月30日引退)、選手時代は「怪物」と呼ばれ現日本競輪学校の所長も務めている滝澤正光選手。
滝澤正光選手は、最高峰の競輪グランプリは2回、G1は12回優勝、G2は1回、G3は92回優勝しています。
G1が日本選手権、高松記念杯、オールスター、寛仁親王牌競輪、競輪祭の5つだった頃にグランドスラムを達成しました。
グランドスラムの達成は、滝澤正光選手5冠、神山雄一郎選手6冠、井上茂徳選手5冠の3名だけです。
競輪の生涯獲得賞金ランキング3位:山田 裕仁
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yQBiL2GKAJw)
名前 | 山田 裕仁(ヤマダ ユウジ) |
獲得賞金累計 | 19憶1,782万5,099円 |
出身 | 岐阜県 |
生年月日 | 1968.06.18 |
年齢 | 53歳 |
期別 | 61期 |
グレードレース優勝 | GP(3回)、G1(6回)、G2(1回)、G3(59回) |
競輪の生涯獲得賞金3位は、19億1,782万5,099円(2014年05月26日引退)、競輪界の帝王こと山田裕二選手。
山田裕二選手は、最高峰の競輪グランプリ連覇(合計で3回)を競輪選手の中で唯一達成している選手です。
G1よりも競輪グランプリ制覇が先になった選手の一人になります。
G1は6回優勝、G2は1回、G3は59回優勝しています。
全盛期の捲りは、同期でライバルの神山雄一郎選手に匹敵する力がありました。
競輪の生涯獲得賞金ランキング2位:村上義弘
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=UghLBe-ExKM)
名前 | 村上 義弘(ムラカミ ヨシヒロ) |
獲得賞金累計 | 19憶3千万円以上 |
出身 | 京都府 |
生年月日 | 1974.07.06 |
年齢 | 47歳 |
期別 | 73期 |
グレードレース優勝 | GP(2回)、G1(6回)、G2(5回)、G3(35回) |
競輪の生涯獲得賞金2位は、19億3千万円以上(2020年12月31日時点)、トップ選手だけが所属するS級1班で走り続ける村上義弘選手。
優勝賞金1億円の競輪グランプリを2回、日本選手権を4回制覇(G1は合計6回優勝)という大記録を持っている選手です。
高校時代の練習中に、交通事故によって靭帯を損傷するほどの大けがをしたにも関わらず、不屈の精神で苦難を乗り越えて競輪選手になりました。
全盛期には、『日本一の先行』と呼ばれるまで力を付けた名選手です。
競輪の生涯獲得賞金ランキング1位:神山雄一郎
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GpbzBNIun9Y)
名前 | 神山 雄一郎(カミヤマ ユウイチロウ) |
獲得賞金累計 | 28憶7千万円以上 |
出身 | 栃木県 |
生年月日 | 1968.04.07 |
年齢 | 53歳 |
期別 | 61期 |
グレードレース優勝 | G1(16回)、G2(8回)、G3(99回) |
競輪の生涯獲得賞金1位は、28億7千万円以上(2020年12月31日時点)、53歳でもS級1班の現役で走る神山雄一郎選手。
トップ選手しか出場することのできないG1レースで、歴代最多16回の優勝回数を持つ競輪界のレジェンドです。
1999年には、静岡競輪場で開催された日本選手権を制覇し全部で6つ(日本選手権、高松記念杯、オールスター、寛仁親王牌競輪、競輪祭、全日本選抜)のG1ですべて優勝するグランドスラムを達成してます。
G1の6冠は、神山雄一郎選手だけが成し遂げている超大記録です。
生涯獲得賞金の2位との差は9億円以上となっており、神山雄一郎選手の生涯獲得賞金は、正に異次元の金額と言えます。
競輪の生涯獲得賞金ランキング:1位~20位【一覧】
名前 | 獲得賞金累計 |
神山雄一郎 | 28憶7,313万1,709円 |
村上義弘 | 19憶3,892万1,789円 |
山田裕二 | 19憶1,782万5,099円 |
滝澤正光 | 17憶5,644万0,831円 |
小橋正義 | 17憶1,073万3,488円 |
鈴木誠 | 17憶0,853万1,755円 |
吉岡稔真 | 16憶8,866万4,299円 |
伏見俊昭 | 16憶3,289万9,543円 |
井上茂徳 | 15憶6,643万4,532円 |
武田豊樹 | 15憶5,546万8,058円 |
山口幸ニ | 13憶7,058万5,354円 |
小嶋敬ニ | 13憶7,002万7,176円 |
佐藤慎太郎 | 13憶3,200万0,721円 |
佐々木明彦 | 13憶2,909万0,766円 |
中野浩一 | 13憶2,764万0,677円 |
高木隆弘 | 13憶1,230万6,499円 |
溝口高彰 | 13憶0,177万6,710円 |
平原康多 | 12憶8,669万7,700円 |
岡部芳幸 | 12憶7,561万4,411円 |
後閑信一 | 12憶6,420万4,933円 |
(2020年12月31日時点)
優勝賞金が大きい競輪レース:ベスト5
競輪のレースは、グレードレースと一般開催のレースがあります。
大きいレースほど優勝賞金が多く、一年を通じて開催されるレース番組の中で、年末におこなわれる競輪グランプリが、最も優勝賞金を多くもらえる大会となっています。
下の表が優勝賞金が大きい競輪レースベスト5(2021年度)です。
順位 | 大会名称 | 優勝賞金 |
1 | 競輪グランプリ | 1憶33万 |
2 | 日本選手権 | 6,206万 |
3 | オールスター競輪 | 4,494万 |
4 | 競輪祭 | 3,528万 |
5 | 寛仁親王牌記念 高松宮杯記念競輪 |
2,993万 2,993万 |
第1位:競輪グランプリ 1憶33万円
競輪グランプリは、数あるグレードレースの中で最上位の大会で、競輪界のトップ・オブ・ザ・トップを決めるレースです。
競輪グランプリに出場するためには、一つ目の条件としては開催時S級に所属していること、二つ目の条件としてその年のG1レースで優勝および獲得賞金が上位9名に入る選手となっています。
なお、補欠は1名選出されます。
競輪グランプリに出場のための選考期間は、1月~11月の競輪祭最終日までと決められています。
万が一獲得賞金が同額の場合は、その年の1月~10月までの平均競走得点上位者が選ばれます。
第2位:日本選手権 6,206万円
日本選手権競輪は、優勝賞金が2番目に大きい大会でゴールデンウィークに開催されるレースです。
G1レースの中では、最も優勝賞金が多い大会です。
優勝者には、内閣総理大臣杯が授与されます。
日本選手権は別名、競輪ダービーと呼ばれています。
日本選手権に出場するためには、S級に所属していること、二つ目の条件としては過去3回優勝した選手(開催時S級1班が条件)および獲得賞金が上位者となっています。
選考選手は162名、補欠は8名選出されます。
日本選手権に出場のための選考期間は、前年2月~その年の1月で、最低出走回数は48レースです。
第3位:オールスター競輪 4,494万円
オールスター競輪は、事前にピックアップされた200名のS級選手中から競輪ファンによって選ばれた選手が出場できるグレードレースです。
2021年度からは、6日間制のナイター開催となっています。
オールスター競輪の優勝賞金は、4,494万円(2021年度)で、全体の中から3番目に優勝賞金が多い大会です。
ファン投票で1位~9位までに選ばれるとドリームレース(初日)に出場し、またファン投票で10位~18位(2日目)に選ばれるとオリオン賞に出場します。
実際にファン投票で選ばれる選手は50人で残りは、競走得点の順番と残余は選考委員会が選出します。
第4位:競輪祭 3,528万円
競輪祭は、競輪発祥の地である小倉競輪場で11月におこなわれるグレードレースです。
競輪グランプリへの出場をかけた大会となっており、競輪祭の結果が、競輪グランプリのラインや選手の位置取りに大きくかかわっています。
競輪グランプリ前のG1開催となっていて、競輪ファンが絶対に見逃せないグレードレースです。
優勝賞金は3,528万円(2021年度)で、グレードレースの中で4番目に多い大会になります。
その年の獲得賞金が少なくても競輪祭の優勝により、一気に競輪グランプリへ出場できるチャンスが出てきます。
第5位:寛仁親王牌記念と高松宮杯記念競輪 2,993万円
寛仁親王牌記念は、寛仁親王が日本で行われた世界選手権自転車競技大会の名誉総裁だったことに由来し付けられた大会名です。
前橋競輪で開催されることが多く、他では青森競輪場と弥彦競輪場の3会場でしか行われていません。
高松宮杯記念競輪は、滋賀県大津市に競輪場を開設するときに近江神宮に縁がある高松宮宣仁親王に賜杯(競技の優勝者に贈るカップ)の下賜を請願し、承諾を得たことに由来された大会名です。(現在、下賜はありません)
競輪ファンからは、宮杯と呼ばれ親しまれている大会となっています。
2012年~2022年(予定)までの直近の10年間で6回目ほど岸和田競輪場で開催されています。
まとめ
競輪の生涯獲得賞金ランキングの1位は、現役の神山雄一郎です。
その金額は、28憶円7千万以上という異次元の獲得金額となっており、現在も日々更新中です。
獲得賞金差が2位の村上義弘と比べても、9憶円以上差があるので誰も追いつくことはできないでしょう。
競輪の生涯獲得賞金ランキングTOP20は以下の通りです。
名前 | 獲得賞金累計 |
神山雄一郎 | 28憶7,313万1,709円 |
村上義弘 | 19憶3,892万1,789円 |
山田裕二 | 19憶1,782万5,099円 |
滝澤正光 | 17憶5,644万0,831円 |
小橋正義 | 17憶1,073万3,488円 |
鈴木誠 | 17憶0,853万1,755円 |
吉岡稔真 | 16憶8,866万4,299円 |
伏見俊昭 | 16憶3,289万9,543円 |
井上茂徳 | 15憶6,643万4,532円 |
武田豊樹 | 15憶5,546万8,058円 |
山口 幸ニ | 13憶7,058万5,354円 |
小嶋 敬ニ | 13憶7,002万7,176円 |
佐藤 慎太郎 | 13憶3,200万0,721円 |
佐々木 明彦 | 13憶2,909万0,766円 |
中野 浩一 | 13憶2,764万0,677円 |
高木 隆弘 | 13憶1,230万6,499円 |
溝口 高彰 | 13憶0,177万6,710円 |
平原 康多 | 12憶8,669万7,700円 |
岡部 芳幸 | 12憶7,561万4,411円 |
後閑 信一 | 12憶6,420万4,933円 |
(2020年12月31日時点)