競輪で回収率を上げる車券の買い方とは?計算方法や注意点をあわせて紹介
競輪に取り組む上で重要な指標として、的中率と回収率という2点があげられます。
的中率はいうまでもなく、予想の的中精度を高めることにほかなりませんが、回収率も正しく理解しておかなければ競輪で勝ち続けることは難しいといえます。
そこで当記事では、競輪における回収率の概要や回収率をあげる買い方、計算方法や注意点にいたるまで解説していきますので、ぜひ競輪予想にご活用ください。
競輪における回収率とは
例えばとあるレースでオッズが3倍の買い目を1点買いし、的中した場合の回収率は300パーセントです。
回収率は買い目点数やオッズによって異なるため、数字がずれてくればそれだけ計算は難しくなるともいえます。
競輪に取り組む際はこの「回収率」を意識して取り組むことが常勝への第一歩だといえるため、正しい理解が必要です。
回収率の計算方法
・車券代
例えばあるレースで3,000円を賭け、払戻金として9,000円が返ってきたとします。
するとこのレースにおける回収率は3,000円が3倍になりましたので、300パーセントとなります。
ここで大切なのは回収率を計算する際はとりあえずレースごとに計算しておくのがポイントです。
収支ばかりにとらわれていると、その日1日の投資金額と回収金額だけに目がいきがちという傾向にあります。
もちろん1日単位での回収率を計算すること自体は間違いではありませんが、レースごとの回収率をきちんと把握しておかなければ、どこかで回収率の把握が雑になってしまう恐れがあるので注意しておきましょう。
また、同一のレースで複数の車券を購入することもありますが、この際に抑えておかなくてはならないポイントは、合計の車券代と合計の払戻金を計算しなければならないということです。
すると自然に的中率と回収率が目に見えて把握できるようになりますので、トリガミを防ぐことができます。
競輪全体における回収率
個人の回収率の平均値は概ね75パーセントです。
もちろん1レースにフォーカスすればそれ以下の数値になることもあれば、それ以上になることもありますが計算上はこの値に落ち着くといってよいでしょう。
その理由としては公営ギャンブルであり競輪の全体の回収率が75パーセントであるということにほかなりません。
ほとんどのギャンブルには胴元というものが存在しますので、賭けているギャンブラーたちだけがお金を取り合っているわけではなく、胴元が確実に賭け金の一部を回収しているいうのは周知の事実です。
競輪などの公営ギャンブルでは胴元の回収している売り上げは全体の25パーセントと定められていますので、75パーセントはレースに賭けた観客に還元するといった取り決めがあります。
したがって、平均値である75パーセントを上回っている時点で全体からみれば勝っているギャンブラーといっても過言ではないのですが、競輪の予想で勝つためには常に100パーセント以上を死守しなければなりません。
回収率毎にみれば50パーセント未満は完全な負け、75パーセントなら普通、100パーセント以上なら勝ちなわけですが、100パーセント以上にならなければ負けということは普通では負けということになりますので、勝つためにはやはり普通ではダメだと理解しなければなりません。
競輪の回収率を上げる方法
競輪で回収率をあげるということは車券の買い方において重要なポイントを抑えた対策が必要です。
まず、もっとも重視していただきたいのは購入方法をある程度固定するということです。
そもそも「購入方法をある程度固定する」というのは言葉にすると難しい印象ですが、わかりやすくいえば購入について自分である程度ルールを決めてしまうという意味合いになります。
ここでさらに重要になってくるのはそれぞれの選んだ賭け式に対して、買い目点数(口数)を決めておくということにほかなりません。
例にあげるとワイドの購入時にはオッズそのものが高くはありませんので、買い目点数がある程度少なくなければトリガミになってしまう可能性があるため、買い目点数を少なくしなければなりません。
この際にワイドでの買い目点数は3点までとするというルール付けを自身に義務化してしまうといった対策になります。
また、人気の3連単で勝負をするのであればワイドよりもトリガミになってしまう危険性は高いので、幅をきかせて勝負しなければならないということも念頭に置くことが大切です。
このようにルールを取り決め、ブレずに車券を購入することで回収率が計算しやすくもなりますし、安定しやすくもなります。
回収率をあげる予想のポイント
回収率をあげる際には以下3つのポイントを抑えなければなりません。
・予想の判断材料の増やす
・的中率とオッズから期待値を計算する
ここで言う勝てるレースというのは、開催前に事前に公開されている情報やオッズ、当日の状況などを考慮した上で自信をもって車券を購入できるレースを指します。
逆に言えば「勝てないレース」には賭けてはならないということは常に念頭におかなくてはならないといえるでしょう。
今は競輪場にいかなくてもネットからでも車券は購入できますので、何も当日行われる全てのレースで大切なお金を賭ける必要はありません。
むしろ自信も根拠もないレースに賭けることこそ無謀ですので、絶対に賭けるのはやめましょう。
また、予想の判断材料を増やすというのも回収率をあげることにつながります。
基本的にはラインや競走得点を確認して車券を購入するというのがセオリーですが、予想の精度としてはイマイチです。
より多くの情報を集め、予想の精度をあげることで的中率と同時に回収率もあがっていくといえるでしょう。
そしてレース展開がみえてくると的中率とオッズから自然とレース期待値が計算できるようになり、全体的な回収率があがります。
的中率と回収率どっちが重要?
的中率と回収率は結論からいってしまえばどちらも重要であることは明白です。
ただし、どちらかを重視するのであれば回収率を重視することが勝つためには大切であると理解しましょう。
もちろん的中させることは重要ではありますが、的中率ばかりが高くなっても回収率があがらなければ勝てないのです。
的中率が高いのにも関わらず勝てないパターンがある理由として考えられるのはやはり買い目点数が多くなってしまっているというものがあります。
1レースで購入できる点数は買い目の数だけ存在してますので、確かにより多くの点数を購入すれば的中率そのものはあがります。
しかし、買い目点数が多くなるということはそれだけ投資金額が増えてしまいますので、たとえ目のひとつが的中したとしても収支でマイナスとなってしまい回収率が低くなってしまうということになりかねないのです。
結論として競輪で勝つためには回収率のほうが重要であるといえます。
負けない考え方!勝てる回収率を維持するには
競輪は公営ギャンブルであり的中させることに醍醐味がありますので、的中率そのものをあげれば楽しめます。
しかし、的中率をあげるというだけではギャンブルに勝てるわけではありません。
そこで重要になるのが回収率を維持し、負けない考え方を持つことだといえます。
さらにトリガミにならないことを意識しつつ、万が一予想が外れてしまったときの保険も買い目として少し用意しておくとさらに回収率の維持につながる。
また、ギャンブルに負けないためには「ギャンブルは負けるもの」というのを前提にすることがとても重要です。
負けるものだと理解していないからこそ、敗北感よりも高揚感が忘れられず、もっとも大切な感覚である危機感を感じられなくなってしまうのだといえます。
実のところ競輪予想を含むギャンブルには「危機察知能力」というものが勝敗に大きく影響するため、ポジティブ思考よりもネガティブ思考のほうがよりギャンブルの才に恵まれているといっても過言ではありません。
攻めるよりも守り、守りつつ冷静にデータを分析し状況を判断した上で勝負に徹するといった考え方が重要であるといえるのです。
まとめ
競輪予想において「的中率」「回収率」「期待値」を計算することはとても重要です。
しかし、的中率と回収率のどちらかを優先しなければならない場合は勝ちたいのであれば回収率を必ず重視するようにしましょう。
回収率は賭け金と払戻金の値があれば計算することができ、レース毎、日毎、月毎と複数のケースや場面で求められます。
これらを計算しデータに残しておくことで自身の予想能力、ギャンブラーとしての質を確認することができますので、自然と勝てるようになります。
したがって「回収率」は意識するようにしましょう。