和歌山競輪場で勝つ為の予想マニュアル!特徴と傾向を徹底分析!
競輪場は全国に43か所ありますが、和歌山競輪場は日本でも南部に位置する近畿地区の競輪場です。
競輪場には、それぞれ特徴がありますので、和歌山競輪場も特徴などを把握することで的中率をあげることができます。
本記事では、和歌山競輪場の特徴やバンクデータ、当競輪場ならではの予想の仕方について解説していきます。
和歌山競輪場の特徴
和歌山競輪場は1949年という戦後間もない頃に近畿地区6番目の競輪場として誕生しました。
1999年に改修が行われ、日本最後となったクロソイド曲線のバンクから現在のマコンネル曲線のバンクに生まれ変わりました。
改修後は路面が軽くなり、標準的な400バンクに生まれ変わったため、選手間では走りやすいと高評価を得ています。
当項目では、和歌山競輪場のコースや気候の特徴を確認していきましょう。
和歌山競輪場のコースの特徴
1999年の改修以降は標準的な400バンクです。
これといってコースに特徴はなく、若干直線が長いかなと感じる程度です。
特徴がないということは、選手の実力がそのままレースに反映されやすいので、荒れにくいコースといえるでしょう。
ちなみにバンクデータは以下のとおりです。
和歌山競輪場のバンクデータ
周長 | 400メートル |
直線 | 59.9メートル |
センター部路面傾斜 | 32°15’7” |
直線部路面傾斜 | 2°51’45” |
ホーム幅員 | 11.4メートル |
バック幅員 | 9.3メートル |
センター幅員 | 7.7メートル |
和歌山競輪場の気候の特徴
和歌山競輪場のある和歌山市の気候は温暖で雨量が少ないです。
四季を通じて温暖な気候に恵まれているため、気候によるレースへの影響はそのほかの競輪場と比べれば比較的少ないといえるでしょう。
しかし、降水量と風についてはレースに影響する可能性があるので以下で解説します。
降水量
降水量は年間1667.5ミリで、7月の雨量がもっとも多いとされています。
ことのほか、雨が多い地域ではないのでさほど雨を心配する必要はありませんが、雨は競輪場の走路を滑りやすくしたり、選手の視界を悪くしたりとレース展開に大きく影響する可能性がありますので雨の多いとされる7月はそのあたりのことを考慮するとよいでしょう。
風
和歌山競輪場ではレース時の平均風速が2.01mもあります。
風の強さとしては、全国でみても風の強い競輪場第3位ですので、風の影響を受けやすい競輪場といえるでしょう。
風速は常に1mから3mの間で推移しており、ひどいときには4mを超えることもあります。
その理由としては競輪場の北側に奈良から和歌山にかけて流れる紀の川があることが深く影響しているようです。
特に2コーナーの真北に紀の川があるので、このあたりで展開がどう変わっていくかを事前に予想しておくことが大切です。
風が強いバンクですので、先行選手には厳しく番手がよく決まるといっても過言ではありません。
レース予想の際には風の影響を考慮しておきましょう。
和歌山競輪場での予想法を徹底解説
競輪で的中率をあげるには、事前にレース展開がどのようになるのかを予想しなければなりません。
かといって競輪ファンは神様でもなければ預言者でもないので、100パーセントの的中を狙うのは実質不可能といえます。
しかし、さまざまなデータなどを駆使して的中率を100パーセントに近い形へとし、予想精度をあげていくことは努力次第で誰にでも可能です。
各競輪場ごとに決まり手やレース展開は変わりますので、過去レースなどのデータを事前に収集し、チェックしておくと当たりやすくなるかもしれません。
当項目では、和歌山競輪場で勝つために実際のレース結果を交えながら考えていきましょう。
和歌山競輪場で勝ちやすい決まり手
和歌山競輪場で予想を的中させるためには、1着や2着の選手がどのような決まり手を用いて上位になっているかを知る必要があります。
和歌山競輪場の決まり手に関するデータは以下のとおりです。
和歌山競輪場の決まり手
着 | 1着 | 2着 |
逃げ | 20% | 15% |
捲り | 36% | 19% |
差し | 44% | 28% |
マーク | 38% |
データから読み取ると、若干ながらそのほかの競輪場と比べると捲りの確率が低いように思えます。
それもそのはずで、競輪ファンの間では近畿地区で一番捲りのきかないバンクといわれています。
つまりは、逃げラインが有利という見解をもっている人が多く、予想の際には逃げの選手を意識して購入することも的中のために必要なことといえるでしょう。
ただし、1着が「逃げ」である確率は20パーセント程度ですので、やや多いくらいの印象です。
つまり、安易に逃げが有利だから逃げばかりを買うというのはちょっと違うといえます。
逃げの可能性もあると考慮しながら買い目を決めることが重要です。
和歌山競輪場の予想ポイント
和歌山競輪場で予想する際のポイントをまとめると以下になります。
・捲りは3コーナーあたりの仕掛けが有効
・関西一捲りがきかないバンクといわれている
・逃げが有利だが、差しも決まる
・3番手強襲もときにはある
逃げは4コーナーからもあるということなので、そのあたりも考慮すると逃げの選手はスタミナを重視しておいて問題ないです。
捲りに関しては3コーナーでの仕掛けが有効といわれていますので、一般的な仕掛けのタイミングと比べると若干遅いという印象を受けます。
つまり、ポイントは押さえていてもレース展開を予想するのが難しい競輪場というのが結論です。
ただ、一般的であるが故にどの戦法であっても、どんな脚質であっても可能性が感じられますので圧倒的にこれが有利というのはないといえます。
これらを考慮すると和歌山競輪場ではラインと個人の力量を重視し、先行ラインを少し優遇するという考えの下、予想するとよいかもしれません。
和歌山競輪場の過去レースチェック
今回は2020年7月18日の3レースをピックアップします。
当日のレースは新型コロナ感染拡大防止のために本来の9車建てのレースから7車建てのレースでした。
つまり、2対3対2という三分戦です。
各ラインの先頭選手は、「①の細沼選手」、「⑤の田村選手」、「⑦の中武選手」です。
競争得点を考慮すると⑤の田村選手が上位ですが、先行意欲では⑦の中武選手が一番強いように感じます。
ただし、⑤の田村選手は長い3車のラインに同県の先輩である③の辰巳選手を番手においているので、先行する可能性も考慮します。
すると①の細沼選手は中段を確保しないとならないのですが、競争得点的上位に食い込むのは難しく、あっても3着が限度だと予想できます。
和歌山競輪場は逃げが有利といわれていますので、逃げラインがどこなのかも考えなければなりません。
特に注目したいのは⑦の中武選手で、過去に逃げの決まり手が2回、捲りの決まり手が9回、バック回数が10回でしたので、早めのまくりでバックをとっていると予想します。
つまり逃げるラインは、第一候補として⑤の田村選手ライン、第二候補として⑦の中武選手ラインが浮かび上がります。
この構成からみえることは田村選手がたとえ逃げたとしても、中武選手が早めの巻き返しで捲り飲み込んでしまうと予想できます。
どのみち中武選手の仕掛けがやや早めと予想できますので、④の奥出選手のゴール前勝負になるといえるでしょう。
これらを考慮すると買い目は、「⑦ー④ー①③⑤」
7と4は逆になるかもしれませんので4の1着も購入しておきます。
また、押さえとして「③ー⑦④⑤ー②⑦④⑤」
これらの15点勝負とします。
レース結果
結果は以下のようになりました。
「⑦‐④‐⑤」
つまりは見事的中です。
レース展開は先行が⑤の田村選手ではじまり、⑦の中武選手が中段を成り行きで確保。
2コーナーからバック手前にかけて捲り発進。
後方の①の細沼選手も流れに乗ってついてきました。
惜しかったのは③の辰巳選手ですが、これは結果論なので致し方ありません。
このような形でレース展開を予想するマインドを持つことが大切です。
和歌山競輪のアクセス
電車の場合は大阪市南海難波駅から和歌山駅までが急行で60分。
和歌山市駅からは徒歩で8分ほどです。
自動車の場合は大阪松原JCTから近畿自動車道を通行し、和歌山ICまで60分
和歌山ICからは12分程度で着きます。
場内には混雑していなければ無料駐車場もあります。
住所 | 和歌山市5筋目10-1 |
電話番号 | 073-431-1019 |
アクセス | 和歌山市駅から徒歩8分 |
ホームページ | http://www.keirinwa.com |
まとめ
競輪場にはそれぞれ少なくとも特性があります。
特性の強さにはバラつきがありますが、これらを押さえて予想するのとそうでないのには的中率に大きく差が出ます。
和歌山競輪場も含め、クセを把握し今よりももっと楽しい競輪ライフを楽しみましょう。
予想建てをしっかりとし、的中率をあげられる意識の高いファンになっていただければ幸いです。