富山競輪場で勝つ為の予想マニュアル!特徴と傾向を徹底分析!
競輪を楽しんでいるという人のなかで、純粋にレース観戦のみをしているという人はごく少数でしょう。
大多数の人たちは順位を予想して車券を購入し、利益を得ることを最大の楽しみとしています。
順位予想は競輪を楽しむうえで最大の醍醐味ではありますが、特にオッズの高い3連単ともなると順位を的中させることはとても難しいです。
より的確な予想をするためには、自分が車券を購入するレースが実施される競輪場の特徴をしっかりと掴んでおくことが重要です。
本記事では全国にある競輪場のひとつ、富山競輪場について競輪場そのものの特徴やコースの特徴を紹介します。
そして、それらの情報をもとにどのように予想していけばよいかについても併せて解説していきます。
富山競輪場のコースの特徴
実際に選手たちが走行するコースにはどのような特徴があるのかを見ていくと、コースの周長は「サンサンバンク」と呼ばれている333メートルとなっており、国内の競輪場ではもっとも短いタイプのコースとなっています。
そして最終コーナーからゴールまでの「見なし直線距離」は43メートルです。
これはサンサンバンクのなかでは比較的長めとなっており、コーナーを回って先頭にたった選手も決して油断できるコースではありません。
バンクに設けられている「カント」はややキツめにつくられています。
カントがきつくなれば選手はスピードを維持してコーナーを曲がれるので、富山競輪場のバンクはスピード勝負になりやすいといえるでしょう。
そして、富山競輪場最大の特徴といえるのが、「カーブのセンター幅員とバックの幅員の狭さ」です。
特にセンター幅員は改修語でも6.4メートルと、一般的な競輪場と比較すると、1メートル近く狭く作られています。
コースの幅が狭いと、ブロックされたときなどにほかの自転車と接触して転倒する可能性が高いことはいうまでもありません。
実際に富山競輪場ではほかの競輪場よりも転倒などの事故がいまだに多く、一時期は通常よりも1台少ない8車でレースを開催していたほどです。
カントを設けることによって、一般的にはコーナーを曲がる際に発生する遠心力が少なくなるというメリットが得られるとされています。
競輪においてはそれに加えて「スピードを落とさずにカーブを曲がれる」ことが最大のメリットとなっています。
富山競輪場のバンクデータ
周長 | 333メートル |
直線 | 43.0メートル |
センター部路面傾斜 | 33°41’24” |
直線部路面傾斜 | 3°26’1″ |
ホーム幅員 | 10.2メートル |
バック幅員 | 9.2メートル |
センター幅員 | 6.4メートル |
富山競輪場の気候の特徴
富山県は県全体が「日本海気候」に属していて、県内全体が冬になると一面の雪化粧に覆われます。
そして、夏場になると山の斜面から暑く乾いた空気が吹き込む「フェーン現象」によって冬の時には考えられないような暑さに見舞われます。
夏と冬の気温差が激しいのが富山県の特徴といえるでしょう。
気象条件のなかでも、競輪のレースに特に大きな影響を与えるものが「雨」と「風」です。
富山県の雨と風の特徴を確認していきましょう。
降水量
富山県は冬場は全国屈指の降雪量となりますが、それ以外の季節でも夏前の梅雨の時期や、秋雨前線が活発になる時期では、全国平均よりも多く雨が降ります。
したがって富山競輪場はシーズン中も比較的雨の影響を受けやすい競輪場といえるでしょう。
雨が降ると、晴天時の予想はまったく通用しなくなることもあるので、注意が必要です。
風
富山競輪場は日本海にほど近い競輪場ということもあって、近くの岩瀬浜から吹く海風がコース内に吹き込みます。
日本海は風が強く海が荒れるというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
実際に富山競輪場でも海から強い風が吹き込むことが多々あり、強風の日にはレースが大きく荒れることがあります。
富山競輪場で史上3番目の高配当が出た日も海からの強い強風があった日です。
富山競輪場の車券を購入する日は、風の向きと強さに注目し、レース展開に影響が出そうなら買い目を変える、または買わないという選択をすることも必要になるでしょう。
富山競輪場での予想法を徹底解説
富山競輪場は、下記の特徴があります。
・ 見なし直線距離が333メートルのコースにしては長め
・ カントはきつく、バック幅員とセンター幅員が狭い
しかし、競輪の車券の的中率を高めるためには、よりレースの予想精度を高める必要があります。
レースの予想精度をより高めていくためには、競輪場の特徴だけではなく、よりたくさんの情報を入手していくことが重要です。
本項目では、富山競輪場で勝ちやすい決まり手をはじめ、この競輪場独自のレース展開の傾向を確認していきましょう。
富山競輪場で勝ちやすい決まり手
富山競輪場で1着となった選手の決まり手でもっとも多かったのは「差し」です。
競輪の決まり手でもっとも多いのが「差し」となっているので、この傾向が富山競輪場にも当てはまるといえるでしょう。
通常333メートルバンクの競輪場では、直線距離が全体的に短いこともあって、「差し」が決まりにくいというのが定説となっています。
しかし富山競輪場の場合は、直線距離が若干長めにとられているのと、日本海からの強風による影響が差しが決まりにくい要因だといわれています。
数値上では差しが多いですが、逃げも4レースに一度、捲りも35%の確率となっているので、富山競輪場は脚質による差はあまり出ない競輪場といえるでしょう。
富山競輪場では、特徴を熟知して、どこで勝負をかければよいのかを把握している選手が有利になりやすいです。
富山競輪場の決まり手一覧
着 | 1着 | 2着 |
逃げ | 25.5% | 18.8% |
捲り | 35.2% | 16.8% |
差し | 39.2% | 22.5% |
マーク | 0.2% | 42.1% |
ホームとしている競輪場は乗り慣れているということもあって、勝負どころを熟知しています。
そのためレース展開によっては、ほかの選手が想定していないような状況から勝負をしかけ、一気にそのレースを制してしまうといったケースがときどき見られます。
このような攻め方を「ホームかまし」とよんでいます。
富山競輪場のレースのポイント
決まり手を確認すると、どの決まり手もそれなりの確率となっているので、選手の脚質だけを見て買い目予想をするのは得策ではないことがわかります。
富山競輪場でより正確な予想をするためには、ほかに参考になりそうなデータを収集していく必要があるでしょう。
富山競輪場は海からの風の特徴をとらえて予想しよう
富山競輪場は、強い風が吹く日本海に近いということもあって、風の影響は決して無視できません。
脚質によってそれほど有利不利が見られないのであれば、なおさら風の吹き方によって予想を変えていく必要があります。
実際に戦っている選手によると、「南風が吹いていると、どこを走っていても追い風になるので、とにかく先行して逃げないと勝負にならない」というコメントを残しています。
南風の強い日で、実力が拮抗している選手が出場しているのであれば、逃げの選手を軸に買い目を予想しているのもよいかもしれません。
富山競輪場の過去レースを分析
富山競輪場は、「スジ違い車券が出やすい」競輪場として知られています。
競輪では、レース終盤まで縦一列の「ライン」という隊列を組み、ライン同士で順位争いをします。
そして、ライン争いに勝利したラインに属している選手で最終的な上位争いをするのが基本です。
同一ラインの選手が上位を独占することを「スジ」といいます。
いっぽう、別ラインの選手が順位争いの上位に食い込むことを「スジ違い」といい、高配当になることが多いです。
大きく勝ちたいのであれば、スジ違い車券が出そうなレースを狙うのが得策です。
富山競輪場の特徴とアクセス
富山競輪場は富山県富山市にある競輪場で、もともとは地元の酒造会社が所有していましたが、現在ではチャリロトを運営している株式会社チャリ・ロトが施設を所有しています。
北陸地方は冬になると多くの雪が降る、日本屈指の豪雪地帯として知られており、富山県もその例に漏れず冬は一面雪化粧に覆われます。
コースが雪に埋もれるとレースどころではなくなってしまうということもあり、富山競輪場でレースが開催されるのは、4月から11月までの期間に限定されています。
富山競輪場はコースの特徴や立地から、荒れやすい競輪場として知られており、特に「穴党」と呼ばれている一攫千金を狙っている人たちからは人気の競輪場となっています。
たとえば2003年には、3連単で当時最高配当金額となる「449万5120円」という車券が出ました。
現在この記録は抜かれており歴代トップではなくなりましたが、それでも歴代3位の高配当です。
富山競輪場のアクセス
富山競輪場へのアクセスは、富山地方鉄道富山港線、「競輪場前駅」を降りてすぐのところにあります。
ほかにも本場開催日には無料送迎バスが出ていますが、競輪場前駅まで電車で行く行き方が1番楽でしょう。
住所 | 富山県富山市岩瀬池田町8‐2 |
電話番号 | 076-438-3400 |
アクセス | 富山駅北口から富山ライトレールにて競輪場前電停下車、徒歩1分 |
ホームページ | http://www.toyama-keirin.com |
まとめ
富山競輪場は富山県富山市にある競輪場です。
コースは「サンサンバンク」といわれる周長333メートルのバンクとなっています。
見なし直線距離はサンサンバンクとしては長めにとられているいっぽうで、コースの幅は一般的な競輪場よりも狭くなっています。
そして当競輪場のレースを予想する上で無視できないのが、日本海から吹く海風です。
特に南風の日はコースのとこにいても追い風となるので、逃げの脚質の選手がかなり有利になります。