競輪選手の太もも・足の太さは強さに繋がる?徹底調査!
ガールズケイリンのキャッチコピーでも「顔より太もも」と謳われるほどたくましい太ももは競輪の代名詞と言えるのではないでしょうか。
しかし、実際のところ「太ももが太い競輪選手=強い」のでしょうか?
競輪ファンなら気になるところですよね。
今回の記事では、そんな「競輪の太もも」にまつわる情報をお伝えします!
・実際にたくましい太ももをもつ競輪選手とは?
・競輪選手が勝つために必要な体力要素とは?
競輪選手の太ももが太い理由
競輪選手の太ももが太い一番の理由は「競技特異性」です。
競輪とは自転車を一番速く漕いだ人が勝つスポーツであり、勝つためにとても重要な筋肉部位が太ももとなります。
「太もも前側」はペダルを地面方向に押す、「太もも裏側」はペダルを地面方向から引き上げる際に必要とされます。
太ももが太ければ、それだけ押し引きのチカラがあると言えるのではないでしょうか。
太ももが太くなるにはトレーニングが関係している
太ももの太さは自転車を速く漕ぐ「パワー=脚力」の証。
より速く漕げるよう競輪選手は
日々ウェイトトレーニングと練習を行い肉体強化に努めています
選手の中には1日に自転車で200キロ以上走り込む選手もいるほどです。
日本の競輪選手界で一番太い太ももを持つ黒川茂高選手は
筋トレ種目のデッドリフトで300kg。
女性競輪選手界で一番太い太ももを持つ小林優香選手は
筋トレマシンで行うトレーニングのレッグプレスで500kgもの重量を扱っています。
そんな過酷な練習やウェイトトレーニングにより筋肉が発達し 太くなっています。
太ももが太いだけでは勝てない!
ここまで太ももの太さについて紹介してきましたが、
競輪は単に太ももの筋力があるだけで勝てるスポーツではありません。
レースには太ももの筋力だけで解決しない要素がたくさんあります。
一部をご紹介致します。
必要になる体力要素
つまり、筋肉がチカラを出し続けられ能力が求められます。
また、バンク内での風や他選手との接触によるグラつきに耐えうる ためにもバランス能力が求められます。
太もも以外に必要な筋力
これらの筋肉はバランスのセンセーとしての役割も担っており グラつきを察知したり修正する働きがあります。
太ももが太いことによるデメリット
ここからは競輪において太ももが太いことによる弊害をご紹介します。
重りになる可能性もある
太い太ももは、太さに比例して重さも増します。
太さの分だけ動かすためのエネルギーと筋力が必要になります。
可動域の制限 一般の人であれば、仰向けに寝て膝を抱きかかえると膝とお腹をくっつけることができますが 、競輪選手は太ももの太さがあるため膝をお腹に抱き寄せるられない方もいます。
これは柔軟性が無いからではなく、発達した太ももの筋肉の影響です。
太ももの太さは競輪選手全員に共通していますが、過剰に発達した太ももは
他の選手以上に可動域を制限するので、日頃から柔軟性を高める努力をする必要があります。
競輪選手で太ももが太い選手
競輪選手で日本一太い太ももは黒川茂高選手の80cm
(参照 : keirin.jp)
生年月日:1984年2月15日(36歳)※2020年6月時点
登録番号:014602
府県:滋賀県(97期)
級班:A級2班
身長183cm、体重120kgの恵まれた体型を活かした
パワフルな走りが持ち味の黒川 茂高選手。
背筋力は400kg、太ももは競輪界一の太さである80cmを誇ります。
レスリング出身で福岡大学在籍時代に JOC全日本ジュニアレスリング選手権フリースタイル120kg級で日本一に輝いた経歴を持つ。
縁故選手に実弟の黒川渉(滋賀 103期)がいます。
(参照 : keirin.jp)
同じくレスリング出身で
全日本学生レスリング選手権 フリースタイル96kg級にて
優勝した経歴を持つ。
太ももの太さは72.5cmである。
過去20年日本一だったのは小嶋敬二の74cm
(参照 : keirin.jp)
生年月日:1969年11月09日(50歳)※2020年6月時点
登録番号:012895
府県:石川県(42期)
級班:S級2班 ニックネーム:社長
2014年まで20年間、強靭な太ももの持ち主として競輪界では有名で 過去1万回以上の取材に対応していた小嶋敬二選手。
高校性から自転車競技を始め、オリンピック出場を目指して
大学卒業後も自転車競技で活動をしながら競輪学校に入学。
競輪学校も首席で卒業し、新人リーグとルーキーチャンピオンレースの全11場所連続優勝を果たすなど華々しいデビューを果たす。
2003年に高松宮杯記念競輪(GⅠ)で初のタイトルを獲得。 2019年には通算700勝を記録し、 同年最優秀選手章、ベストナイン、日本プロスポーツ大賞を受賞。
女子選手で太ももが一番太いのは小林優香選手の63cm
(参照 : keirin.jp)
生年月日:1994年01月18日(26歳)※2020年6月時点
登録番号:015032
府県:福岡県(106期)
級班:L級1班 ニックネーム:ユウカ
2015年にはガールズケイリン界の「絶対女王」の異名をもち、 太ももの太さは女性競輪選手トップの63cmを誇る小林優香選手。
短大在学中の2012年にロンドンオリンピック、男子スプリントをテレビで見たことがキッカケとなり競輪学校への入学を決意。
競輪学校在学中から頭角を現し、同期の石井貴子(千葉 106期)と
競輪競技と並行してスプリントにも挑戦を始める。
岸和田競輪場のデビューから驚異の22連勝を果たす。
以降、数々の大会で好成績を納めガールズケイリンコレクション6回、 ガールズケイリンフェスティバル3回、ガールズグランプリ1回の優勝を果たす。
スプリントでもUCIトラックサイクリング・ワールドカップにて 日本人史上初のメダル獲得という偉業を成し遂げる。
まとめ
今回の記事では 競輪選手の太ももが太い理由や必要な体力要素を解説しました。
・競輪界一の太ももの太さは80cm!
・「太ももが太い=競輪で勝てる」ではない。他にも必要な要素もある。
競輪の強さの秘訣は太ももの太さだけではないところに奥深さを感じますね。
しかし、競輪選手の強靭な太ももはすごい迫力があります。
ぜひ競輪場に足を運んで生で見てみてください!