全国の競輪場の特徴と攻略法を徹底調査!

玉野競輪場のコースの特徴

競輪は、バンクと呼ばれる専用のレース場で行われています。
全国各地にあるこのバンク。
各バンクに特徴があり、それによってレース展開も変わってきます。

競輪場の特徴を軽んじてはいけません。
ここを予想に反映させてこそ、真の競輪ファンと呼べます。
今回は、そのバンクについて徹底調査しましたので一緒に見ていきましょう!

バンクとは

バンクとは、競輪場で実際レースをする場所のことを言います。
形は楕円形で、カーブでは、スピードが緩まないよう、カントと呼ばれる斜面が作られています。
(カントの傾斜は、25°〜35°)
一周の距離は、333m、400m、500mの3種類があります。

バンク競争路のバックストレッチラインとホームストレッチライン

バンクは、スタート地点側の直線、反対側の直線、4箇所のコーナーで構成されています。
スタート地点側の直線をホームストレッチ。
反対側の直線をバックストレッチ。
スタート地点から順番に、「1コーナー」「2コーナー」「3コーナー」「4コーナー」と呼ばれ、コーナーとコーナーの間の曲線部分をセンターと呼びます。

また、バンクの内側には、「内圏線」「外帯線」というラインが2本引かれています。
内圏線とは、内側にひかれている線のことで、レース中は、危険回避の場合以外では、この線から出てはいけないことになっています。
外帯線は、外側に引かれたラインのことです。

外帯線の内側を走っている選手を、さらに内側から抜いてはいけない、というルールになっています。
また、バンクのの中心付近にある黄色い線のこと、イエローラインといい、先頭選手が一定時間以上、イエローラインの外側を走行すると、失格となることがあります。

参考 競輪道とは?競輪の違反や失格などルール初心者でもわかるように解説!

バンクの形状は、大体どこも同じような形になっていますが、直線の長さや、カントの角度など微妙に違っていて、それが、レース結果に影響を及ぼしているのは一目瞭然です!

ポイント
・競輪のレースをする場所をバンクという
・競輪場の一周の長さは3種類
・バンク内の直線やコーナーにはそれぞれ名前がつけられている
・バンク内のには複数の線が引かれていて、それぞれルールが決まっている

バンクの特徴

333mバンク

通称「サンサンバンク」と呼ばれる、日本の競輪場では一番短い距離のバンクです。
最終の直線の距離も短く、マーク選手が追いつく前に、「逃げ」の選手がゴールしてしまう。なんて傾向があります。

400mバンク

日本で一番多いバンクです。
スタンダードなバンクであり、距離による決まり手の偏りはあまりありません。
直線の長さが各バンクによって違っています。

500mバンク

最も距離の長いバンクで、最終の直線も長くなっています。
距離が長いため、後方からくる、マーク選手に有利とされています。
それは、先頭選手が長い距離空気抵抗を受けながら走行するため、最後には力尽きるということが起こるようです。

決まり手の偏り
バンクの距離による決まり手の偏りは確かにありますが、それ以外にも各バンクの特徴によっても決まり手に偏りがあります。
ポイント
・バンクは距離により決まり手に偏りがある
・333バンクでは逃げの決まり手が多い
・500バンクでは、差しの決まり手が多い

決まり手ランク

各競輪場によって、決まり手に偏りがあります。
原因は、「距離」「風」「直線の長さ」などによるもので、その特徴を把握した上で展開予想をしていきましょう!

決まり手とは

競輪の決まり手は、主に「逃げ」「捲り」「差し(追い込み)」「マーク」4種類あります。
ラスト一周で先頭を走っている選手が、誰にも抜かれることなくゴールする事。
先頭を走っているので、進路妨害をされることはありませんが、空気抵抗を受けるので最後まで脚力が持つかがポイントです。

捲り(まくり)

4コーナーまでに、外側から先頭選手を抜き去って1着でゴールすることです。
後方で脚力を温存し、タイミングを見計らって一気に爆発させ抜き去る姿は、競輪の醍醐味とも言えます。
しかし、先頭選手ラインの番手選手から妨害を受け失速させられるなんてこともあります。

ポイント
競輪では脚力温存のことを「脚をためる」と言います。
カントの傾斜を使い、一気に加速していきます。
自力選手と番手選手の力量に差があると、捲りの加速についていけず、ラインが分裂してしまう事もあります。

差し(追い込み)

先頭選手の番手選手が、最終コーナー後の直線で先頭選手を抜き去る決まり手のことです。
競輪の実況中継では、「番手絶好」という言葉が時々出てきます。
最終コーナーをあたりを2番目に通過した選手に対して、この言葉が出てくるのですが、先頭選手を風よけにしてきた番手選手が有利になるという意味です。

勝ち上がり戦などは、番手選手が先行選手を最大限までかばい、最後ギリギリで「差す」ということがよくあります。
番手選手にとって、先行する選手は不可欠ですので、勝ち上がった上位のレースでも、再度ラインを組みたいという気持ちから最大限まで先行選手をかばうようです。

マーク

差しが失敗した際の決まり手です。
前の選手を抜けなくて、2着でゴールしたという事になります。
この決まり手の多い選手は、最後「たて脚」が無いということになるのかもしれません。

たて脚とは
たて脚とは、前に進む力の事で、「ある」「なし」で表されます。

逃げの決まり手の多いバンク

1位 防府競輪場 333m
2位 松戸競輪場
奈良競輪場
333m
4位 前橋競輪場
富山競輪場
333m

すべてが333mバンクとなっています。
競輪全体の決まり手として、逃げはそれほど多くありません。

「逃げ」のラインは有利ですが、ラインを牽引する自力選手がそのまま逃げ切るということは案外少ないと思います。
それでも、333バンクでは、逃げが有利なのは明らかだと言えます。

333mでのレースは、自力選手中心に予想を立てる必要があります。
全体の距離が短いというよりも、直線の短さが「逃げ」の多くなる原因ではないかと思います。

捲りが決まりやすいバンク

1位 静岡競輪場
松戸競輪場
岐阜競輪場
400m
333m
400m

松戸競輪場は333バンク、岐阜競輪場と岐阜競輪場は400バンクとなっています。
いずれも、最終の直線が短い作りとなっているようで、そこだけ見ると「逃げ」有利な気がしますが、バンクに吹く風の影響で「捲り」が多くなっています。

長い距離を先頭で走る「逃げ」の選手にとって風は最大の敵と言えます。
各バンクの風の特徴などは、各競輪場のサイトで確認できます。
サイトの情報では、冬はこういう風が多いといった情報が載ってますが、実際に予想する場合は、当日の競輪場ライブ放送で確認することを強くお勧めします。
時間帯によって風向きが変われば、決まり手も変化したりします。

差しの決まり手が多いバンク

1位 千葉競輪場 500m
2位 熊本競輪場 500m
3位 大宮競輪場 500m

いずれも500バンクです。
このトップ3は、なんと「差し」の決まり手が全体の約6割となっています!
なお、千葉競輪場は改修されますので、このデータは使えません。
最終直線も60m前後と長くなっています。
500mバンクはまさにマーク選手有利なバンクと言えるようです。

2位の熊本競輪場は、熊本地震によるバンクの損傷により現在は改修工事中となっています。
改修後は、400mバンクにするという案も出ているようなので、今後のことは流動的と言えます。

この中で、現在稼働しているのは大宮競輪場のみということになります。
大宮競輪場は、見なし直線が、66.7mもある500mバンク。
カントも緩く、逃げ捲りの選手に不利な競輪場と言えます。

各バンクの特徴まとめ
【333バンク】
他に比べ逃げが強い、差し、捲りも大差ない
【400バンク】
捲り差しが多い、逃げが若干少ない
【500バンク】
圧倒的に差しが多い

こんな形になります。
基本的に、500バンクでは、番手選手に注目していく必要があるようです。
1着2着を折り返しにできない!なんて時には、このデータを参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
特に、500バンクの差しの比率は概ね6割ほどです。
1日10レースあったとすると、その内6レース以上が「差し」で決まっているという事です。

各競輪場の決まり手データ

各競輪場のデータです。
参考程度にして下さい。

競輪場 距離(m) / 直線(m) 多い決まり手
函館 400/51.3 捲り、差し
青森 400/58.9 差し
いわき平 400 / 62.7 差し
弥彦 400/63.1 差し
前橋 335/46.7 捲り
取手 400/54.8 差し
宇都宮 500/63.3 差し
大宮 500/66.7 差し
西武園 400/46.7 捲り、差し
京王閣 400/51.5 差し
立川 400/58.0 差し
松戸 333/38.2 逃げ、捲り、差し
千葉 500/60.0 差し
川崎 400/58.0 差し
平塚 400/54.2 捲り、差し
小田原 334/36.1 捲り、差し
伊東 333/46.6 捲り、差し
静岡 400/56.4 捲り、差し
名古屋 400/58.8 捲り、差し
岐阜 400/59.3 捲り、差し
大垣 400/56.0 捲り、差し
豊橋 400/60.3 捲り、差し
富山 333/43.9 捲り
松坂 500/61.5 差し
四日市 400/62.4 差し
福井 400/52.8 捲り、差し
奈良 333/38.0 逃げ、捲り、差し
向日町 400/47.3 捲り
和歌山 400/59.9 捲り、差し
岸和田 400/56.7 捲り、差し
玉野 400/47.9 捲り、差し
広島 400/57.9 捲り、差し
防府 333/42.5 逃げ、捲り
高松 400/54.8 捲り、差し
小松島 400/55.5 捲り、差し
高知 500/52.9 差し
松山 400/58.6 捲り、差し
小倉 400/56.9 捲り、差し
久留米 400/50.7 捲り、差し
武雄 400/64.4 捲り、差し
佐世保 400/40.2 逃げ、捲り、差し
別府 400/59.9 逃げ、捲り、差し
熊本 500/69.5 逃げ、差し

競輪は、普通にいけば番手が有利です。
その為、おのずと「差し」の決まり手が多くなります。
逆に考えると、その中でも、逃げの決まり手が多い競輪場は、その他のところより圧倒的に先行有利と言えます。

このデータだけでは、先行した番手の「差し」なのか、捲りに乗った「差し」なのか分かりませんので、なんとも言えませんが、そのあたりも調査して展開予想に役立ててみてください。