競輪における重賞とは?グレードレースの中身を紹介

競輪における重賞とは?グレードレースの中身を紹介

今回は競輪における「重賞」についてご紹介します。
そもそも「重賞」とは、一体どんな意味があるのでしょうか?

「重賞」とは競馬から派生した用語であり、英語の「Pattern Race」(パターンレース。
毎年決まった時期に決まった条件で繰り返し行う競走)が語源とされています。

18世紀のイギリス競馬では、決まった時期に決まった条件のレースがなく、有力馬も目標を定めて調整することができませんでした。
しかしこのパターンレースが設定されたことで、目標を定めて調整することが可能となり、競馬の活性化に大いに役立ったとか。

競輪もこれと同じで、決まった時期に決まった条件のレースを設定することで、各選手も目標を定めて調整することができていると言えましょう。

ちなみに「重要な賞」だから「重賞」と呼ぶのではなく、「回を重ねて賞を開催する」という意味で「重賞」と呼ばれたようです。

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レースの格付けについて

レースの格付けについて

他の公営競技と同じように、競輪のレースにも格付けが存在します。
それぞれのレースの格付けについて見ていきましょう。

GP

KEIRINグランプリ

毎年12月30日に開催される「KEIRINグランプリ」のことです。
このレースだけが、最高の格付け「GP」にランクされています。

GⅠ

以下の6競走がランクされています。

GⅠのレース
○読売新聞社杯全日本選抜競輪(2月)
○日本選手権競輪(5月)
○高松宮記念杯競輪(6月)
○オールスター競輪(8月)
○寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(10月)
○朝日新聞社杯競輪祭(11月)

GⅡ

以下の4競走がランクされています。

GⅡのレース
○ウィナーズカップ(3月)
○サマーナイトフェスティバル(7月)
○共同通信社杯(9月)
○ヤンググランプリ(12月)

GⅢ

GⅢのレース
○各競輪場における開設記念競輪
○大阪・関西万博協賛競輪
○施設整備等協賛競輪
○ナイターレース(開設記念とは別に開催)

FⅠ

FⅠのレース
○大阪・関西万博協賛競輪(GⅢ版とは別に開催)
○寺内大吉記念杯競輪(KEIRINグランプリシリーズ期間中に同時開催)
○各競輪場におけるS級シリーズ

FⅡ

いわゆる「平(ひら)開催」と呼ばれているもので、一番多い開催です。

通常はA級選手によるレースで、内容は3班選手のレース(チャレンジ)5個、1・2班選手のレース7個の合計12レース制であり、3日間開催されます。
主な開催としては、以下のような競走です。

レース名 内 容
全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 全日本プロ選手権自転車競技大会前日に開催。
S級選手のみ出走できる。
ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞) デビュー後半年経った新人選手によるレース。
S・A両級選手の混合戦。
レインボーカップ A級選手の中で成績最上位者を対象に行われる
特別昇級・昇班選考レース。
モーニング競輪・ミッドナイト競輪 早朝または深夜に開催される無観客競輪。
現在はA級とガールズケイリンのみ開催。
ガールズグランプリ その年のガールズケイリン実力日本一決定戦。
KEIRINグランプリシリーズ開催期間中の
毎年12月28日に開催される。
ガールズケイリンコレクション 成績・ファン投票・トライアルによって
選抜されたガールズ選手によるレース。
ガールズケイリンフェスティバル サマーナイトフェスティバルの中で行われる
ガールズ選手の企画レース。
ガールズグランプリトライアル ガールズグランプリ出場者を決めるレース。
ガールズフレッシュクイーン デビュー2年以内のガールズ選手によるレース。
KEIRIN EVOLUTION 通常の競輪ルールではなく
五輪等の国際大会で適用されるルールで
開催されるS級選手限定レース(休止中)。
S級ブロックセブン 7地区から選抜された選手同士によるレース。
いわゆる「地区対抗戦」(休止中)。

重賞:グレードレースとは

重賞:グレードレースとは

ここまで、各レースの格付けを見てきました。
その中で「G○」と格付けされたものがありましたが、これがいわゆる「グレードレース」であり、競輪界で「重賞」と定義されているものです。

またGⅡランク以上の競走が「特別競輪」とされており、GⅠランクの競走は「大レース」として、このレースを勝つと「タイトルホルダー」と呼ばれます。

各レースの中身について

各レースの中身について

上記で各ランクに設定されたレースを列挙してきましたが、ここでは各レースの中身について見ていきましょう。

GP(KEIRINグランプリ)

言わずと知れた、毎年12月30日に開催される、競輪界実力日本一決定戦。
毎年、実力日本一決定戦に相応しいメンバーが出走し、激しい勝負が展開されるレースです。
出走メンバーは、以下の資格を満たした選手の中から選抜されます。

GPへの出場資格
・グランプリ開催日にS級選手であること
・その年のGⅠレース優勝者6名
・獲得賞金額上位の選手

このほか、世界選手権自転車競技大会メダリストおよび五輪自転車競技トラックレースのメダリストが選抜されたことも(例:1996年アトランタ五輪銅メダルの十文字貴信[茨城])。

第1回目(1985年)が立川で開催されたことから、開催地は立川が一番多く、あとは平塚・京王閣など関東の競輪場、ほかには2014年岸和田・2018年静岡での開催実績があります。
2022年は平塚で開催される予定です。

GⅠ

レース名 内 容
読売新聞社杯全日本選抜競輪(4日間) 各都道府県で成績優秀な選手を中心に選抜。
以前は夏に開催されるが近年は2月に開催。
2022年は取手で開催(優勝:古性優作[大阪])
日本選手権競輪(6日間) 「競輪ダービー」の別名で知られるレース。
GPを除けば賞金等で最高の格式を誇る。
2022年は5月3日からいわき平で開催。
高松宮記念杯競輪(4日間) 「東西対抗戦」の趣旨で行われるレース。
準決勝までは東西の選手が分かれて戦う。
2022年は6月16日から岸和田で開催。
オールスター競輪(6日間) ファン投票の結果を反映して選手を選抜。
近年は8月開催に変わりナイターで開催される。
2022年は8月9日から西武園で開催。
寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
(4日間)
1990年に創設され1994年から特別競輪に昇格。
開催地は持ち回りだが前橋での開催が多い。
2022年は10月20日から前橋で開催。
朝日新聞社杯競輪祭(6日間) 競輪発祥の地・小倉で開催されるレース。
2018年からはナイターで開催される。
2022年は11月22日から開催。

GⅡ

レース名 内 容
ウィナーズカップ(4日間) 例年3月開催の日本選手権競輪が5月になり
空白となったことで新設されたレース。
2022年は宇都宮で開催(優勝:清水裕友[山口])
サマーナイトフェスティバル(3日間) ナイター競走が実施されている競輪場で開催。
特別選抜予選はGP・GⅠ・GⅡ優勝者から選抜。
2022年は7月16日から玉野で開催。
共同通信社杯競輪(4日間) 一発勝負レースの「ルビーカップ」を発展させ
4日間のトーナメント方式に変更させたレース。
2022年は9月16日から名古屋で開催。
ヤンググランプリ 競輪祭で新人王戦として開催されたものを改組し
KEIRINグランプリシリーズ期間中に行われる。
2022年は12月29日に平塚で開催。

GⅢ

各競輪場における開設記念競輪がこれに該当します。
年に1回、1開催4日間で開催されるものです。
しかしその競輪場でGⅠおよびGⅡが開催される場合は、当該年度の開催はなく、翌年度以降の開催となります。

競輪場名 レース名 2022日程 2022優勝者(括弧は前回優勝者)
函 館 五稜郭杯争奪戦 5/14~17 (松浦悠士[広島])
青 森 善知鳥杯争奪戦 9/8~11 (佐々木雄一[福島])
いわき平 いわき金杯争奪戦 なし※1 (鷲田佳史[福井])
弥 彦 ふるさとカップ 7/28~31 (平原康多[埼玉])
前 橋 三山王冠争奪戦 なし※2 (小倉竜二[徳島])
取 手 水戸黄門賞 6/4~7 (郡司浩平[神奈川])
宇都宮 ワンダーランドカップ 5/19~22 (浅井康太[三重])
大 宮 東日本発祥倉茂記念杯 1/15~18 平原康多[埼玉]
西武園 ゴールド・ウイング賞 なし※3 (野口裕史[千葉])
京王閣 ゴールドカップレース 10/29~11/1 (平原康多[埼玉])
立 川 鳳凰賞典レース 1/4~7 吉田拓矢[茨城]
松 戸 燦燦ムーンナイトカップ 6/9~12 (松浦悠士[広島])
川 崎 桜花賞・海老澤清杯 4/14~17 郡司浩平[神奈川]松浦悠士[広島]※4
平 塚 湘南ダービー 4/7~10 佐藤慎太郎[福島]
小田原 北条早雲杯争奪戦 8/25~28 (松井宏佑[神奈川])
伊東温泉 椿賞争奪戦 12/22~25 (新田祐大[福島])
静 岡 たちあおい賞争奪戦 2/3~6 佐藤慎太郎[福島]
豊 橋 ちぎり賞争奪戦 1/20~23 原田研太朗[徳島]
名古屋 金鯱賞争奪戦 3/3~6 眞杉匠[栃木]
岐 阜 長良川鵜飼カップ 9/1~4 (郡司浩平[神奈川])
大 垣 水都大垣杯 3/10~13 平原康多[埼玉]
富 山 瑞峰立山賞争奪戦 8/20~23 (稲垣裕之[京都])
松 阪 蒲生氏郷杯王座競輪 10/7~10 (浅井康太[三重])
四日市 泗水杯争奪戦 11/10~13 (坂井洋[栃木])
福 井 不死鳥杯 7/7~10 (古性優作[大阪])
奈 良 春日賞争覇戦 2/10~13 松浦悠士[広島]
向日町 平安賞 9/24~27 (脇本雄太[福井])
和歌山 和歌山グランプリ 1/9~12 郡司浩平[神奈川]
岸和田 岸和田キング争覇戦 なし※5 (松浦悠士[広島])※6
玉 野 瀬戸の王子杯争奪戦 3/26~29 脇本雄太[福井]
広 島 ひろしまピースカップ 12/15~18 (松浦悠士[広島])
防 府 周防国府杯争奪戦 11/3~6 (清水裕友[山口])
高 松 玉藻賞争覇戦 1/27~30 山田久徳[京都]
小松島 阿波おどり杯争覇戦 6/30~7/3 (太田竜馬[徳島])
高 知 よさこい賞争覇戦 なし※7 (長島大介[栃木])
松 山 金亀杯争覇戦 なし※8 (橋本強[愛媛])
小 倉 小倉濱田翁カップ※9 なし※10 (松坂洋平[神奈川])
久留米 中野カップレース 6/25~28 (吉田拓矢[茨城])
武 雄 大楠賞争奪戦 4/23~26 平原康多[埼玉]
佐世保 九十九島賞争奪戦 7/23~26 (和田健太郎[千葉])
別 府 オランダ王国友好杯 なし※11 (守澤太志[秋田])
熊 本 火の国杯争奪戦 10/1~4※12 (嘉永泰斗[熊本])

※1 2022年度は日本選手権競輪開催があるため、記念競輪の開催は行われない。
※2 寛仁親王牌の開催がない年だけ開催される。
※3 2022・2023両年度でオールスター競輪が開催されるため、次回は2024年度に開催予定。

※4 決勝戦で1着同着となった。
※5 2023年度まで高松宮記念杯開催が決定しており、次回開催は2024年度以降の予定。
※6 改修工事中のため、2021年度は和歌山競輪場で開催。

※7 2022年度中の23年2月に全日本選抜競輪が開催されるため、次回は2023年度に開催予定。
※8 次回は2023年の予定(理由は不明)。
※9 開設記念競輪としての開催ではなく、競輪発祥70周年を記念して設立されたレース。

※10 通常は2月か3月に開催されるが、不定期開催のため、次回開催予定は不明。
※11 2022年度中の23年3月にウィナーズカップが開催されるため、次回は2023年度に開催予定。
※12 2016年熊本地震で競輪場が被災し、復旧作業中のため、久留米競輪場で代替開催。

重賞と同等のレース

重賞と同等のレース

レースのグレードはGⅢでも、回を重ねて開催されるものではないことから、いわゆる「重賞」とは定義されませんが、それと同等のレースについてご紹介します。

大阪・関西万博協賛競輪

2025(令和7)年に開催予定の、2025年日本国際博覧会(通称「大阪・関西万博」)事業を整備するために、2021年度から新設されたレースです。

収益金の一部を、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に拠出するもので、1年度につき1開催4日間の日程で行い、2025年度までの5年間限定で開催されます。

2021年度は6月10日から13日まで福井で開催されましたが(優勝者:柴崎淳[三重])、2022年度は8月4日から7日まで岸和田で開催される予定です。

施設整備等協賛競輪

2021年度から2026年度までの6事業年度限定で、1節につき4日間開催されるものです。
2021年度は以下の日程で開催されました。

開催地 レース名 開催日程 優勝者
奈 良 秋篠賞 4/29~5/2 三谷将太[奈良]
武 雄 飛龍賞 11/25~28 荒井崇博[佐賀]
高 知 土佐水木賞 22年2/26~3/1 阿部将大[大分]

2022年度は以下の日程で開催される予定です(青森は開催済み)。

開催地 開催日程 優勝者
青 森 4/28~5/1 河端朋之[岡山]
富 山 11/17~20
伊東温泉 23年2/16~19

ナイター競走

開設記念競輪とは別の形で、2017年度から開催されているものです。
1事業年度に3つの競輪場で4日間開催されます。
2021年度は以下の日程で開催されました。

開催地 レース名 開催日程 優勝者
四日市 ベイサイドナイトドリーム 4/3~6 諸橋愛[新潟]
川 崎 アーバンナイトカーニバル 8/5~8 吉澤純平[茨城]
前 橋 ドリームスーパーナイトレース 10/14~17 宿口陽一[埼玉]

2022年度は以下の日程で開催される予定です。

開催地 レース名 開催日程 優勝者
函 館 ミリオンナイトカップ 8/4~7
松 山 10/13~16
松 戸 12/8~11
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まとめ

以上、競輪における重賞の定義や、グレードレースの中身について見てきました。
どんな興行やイベントにも、盛り上げるための「目玉商品」が必要ですが、こと競輪においては重賞やグレードレースがその「目玉商品」たりえると言えるでしょう。

レースのグレードが高くなれば、それだけ賞金も高くなりますし、賞金が高くなれば、それだけ選手達の勝負度合いも高まり、手に汗握るレースが展開されます。

今年も多くのグレードレースが開催されますので、新型コロナウイルス感染症の対策を万全にした上で、選手達の頑張りぶりを見に、競輪場に足を運んでみたいものですね。