川口オートレース場で勝つための予想法!レースの傾向や特徴について徹底解説!
オートレース場は全国に5か所あります。
オートレースに興味を持っているのであれば、一度は実際にオートレース場を訪れて、その目でレースを見学してほしいものです。
レース会場では動画などのライブ中継では感じられない、エンジン音の迫力や地響きを感じることができるため、よりオートレースの楽しさが増していくことでしょう。
本記事では、川口オートレース場の特徴や当てる為の予想方法、さらには本レース場所属の有力選手について解説していきます。
川口オートレース場のオーバルコースの特徴
競艇や競馬の場合、各レース場によってコースの幅が違ったり、競馬場であれば坂があったりといった特徴がありますが、オートレース場においては、5つのコース場ごとの差というものはありません。
オートレースでは、「オーバルコース」というコースを利用してレースが開催されます。
コースは楕円形となっており、コーナーには傾斜がついています。
オーバルコースの形状そのものは、陸上競技のトラックを思い出してもらえれば分かりやすいでしょう。
しかし、陸上競技で使われるトラックとは大きくことなる点があります。
それは、コースのコーナー部分に「バンク」と呼ばれる傾斜がついている点です。
この傾斜を巧みに利用して、オートレースの選手はコーナー部分でも時速90キロという速度でコーナーを曲がります。
コーナー付近で熱い駆け引きが行われるのは、バンクによってスピードをそこまで落とさずに済むからだといえるでしょう。
川口オートレース場で勝つための予想のポイント
オートレースは、やみくもに車券を購入して当たることができるほど簡単なものではありません。
自分が車券を購入しようと考えているレースがどのように展開していき、最終的に誰が優勝するのかを自分なりに着順を予想することがとても重要です。
オートレースの場合、コースそのものは各レース場ごとに特徴はありません。
したがって、出場する選手や乗っているマシンに関する情報をどれだけ多く入手できるかがカギとなります。
出走表には、選手のここ「最近の成績」や「平均ST」をはじめ重要な情報がたくさん書かれているので、まずは出走表を確認しましょう。
出走表を見て大まかな予想を立てたら、レース当日の「試走」と「天候」をチェックして、最終的に購入する車番を選ぶのが、車券を購入するときの基本となります。
川口オートレース場の各コース勝率
各オートレース場では、1年間でたくさんのレースが開催されていますが、コースごとに勝ちやすいコースや、勝ちにくいコースというのは存在するのでしょうか。
もしコースごとに勝率が大きく異なるのであれば、勝ちやすいコースの車番を買いまくるというのも戦略のひとつになるかもしれません。
本項目では、川口オートレース場の各コース勝率について解説します。
2019年1月から2019年12月までに開催された全レースの、各コースごとの勝率をまとめた表が以下になります。
各コース勝率
車番 | 勝率(%) | 2連対率(%) | 3連対率(%) |
1 | 8.8 | 17.6 | 27.1 |
2 | 12.7 | 24.2 | 36.4 |
3 | 12.3 | 25.9 | 37.3 |
4 | 10.8 | 23.6 | 35.2 |
5 | 8.6 | 20.1 | 32.6 |
6 | 9.3 | 21.0 | 34.8 |
7 | 11.7 | 24.9 | 39.4 |
8 | 26.1 | 43.3 | 58.0 |
(2019年データ)
以上のデータを見て、やはり一番目につくのが「8コースの勝率」です。
1から7コースまでが8パーセントから11パーセント台となっているのに比べ、8コースの勝率は26パーセントと突出しています。
したがって、川口オートレース場では比較的8コースが有利だといえるでしょう。
そのほかを見ていくと、1コース、5コース、6コースの勝率が他と比べると若干低くなっています。
しかし、車番だけで買い目を決めるような極端な違いはデータ上は見受けられません。
車券を的中させるためには、自分でしっかりと予想することが重要であることが、データを見ても分かります。
川口オートレース場のある県の気候
オートレースは、天候によってレース結果が激変する公営競技です。
天候はその日によって変化するため、実際にどのような影響があるのかはその日になってみなければ予測することはできませんが、日本は地域によって気候が大きく変わります。
その為、レース場がある地域の大まかな気候を知っておくことは、決して無駄ではありません。
川口市がある埼玉県は、秩父地方をのぞいて「太平洋側気候」となっているほか、内陸部にあることから、「内陸性気候」もみられる県です。
内陸性の気候は、夏場と冬場で気温差が激しいことが大きな特徴です。
特に埼玉県は全国屈指の猛暑地である、「熊谷市」があることで有名となっています。
したがって、川口市も夏場は厳しい暑さに見舞われる場所だと考えておいたほうがよいでしょう。
そのいっぽうで、冬場はうってかわって大きく冷え込みます。
路面凍結するほど冷え込むと、レースの際に大きな危険を伴うので中止となりますが、それでも気温が下がった状態のコースは、通常時とは大きく展開が変わります。
冬場は後方から追い抜きやすくなるため、重ハンデの上位選手が有利です。
川口オートレース場の最高配当
川口オートレース場でこれまでの最高配当は、2008年1月25日に開催された第1レースで、着順は3-5-8、配当金額は275万620円となっています。
これは全オートレース場における高額配当ランキングでも、第5位にランクインするほど高額です。
また、2012年の1月27日にも274万3,720円という高額配当が出ており、こちらも第6位にランクインしています。
川口オートレース場所属のトップ選手を要チェック!
車券の予想をより正確にするためには、どれだけ選手の知識を持っているかもとても重要になります。
オートレースの登録選手数は、約400名と、競艇選手の登録選手1,600名に比べれば少ないので、全選手の特徴を覚えることもそう難しくはありません。
本項目では特に川口オートレース場所属の選手のうち、ランキング上位に位置している選手を紹介します。
選手ごとの勝率などは、ネットでデータベース化されているので、気になる選手は勝率や直近の順位などをチェックするとよいでしょう。
永井 大介選手
(出典:オートレースオフィシャル)
永井大介選手は、もともと船橋オートレース場所属の選手でしたが、船橋オートレース場閉鎖とともに、2016年4月から川口オートレース場所属となりました。
1997年に船橋オートレース場でデビューすると、2000年G1初制覇を果たします。
以降順調に成績を伸ばしていき、2008年にはオートレースグランプリで念願のSGレース初制覇を果たしました。
その年は年末のスーパースター王座も優勝するなど飛躍の年となっています。
そして2010年には史上2人目のSG完全制覇(グランドスラム)を達成するなど、数カズンお輝かしい記録を打ち立てている選手です。
池田 政和選手
(出典:オートレースオフィシャル)
池田政和選手も永井選手と同様に元船橋オートレース所属の選手でしたが、船橋オートレース場閉鎖後は、川口オートレース場を主戦場としています。
デビュー当時こそ華やかさはなく、あまり注目されませんでしたが、1997年ごろから徐々に全国的にも知名度が上昇していき、注目選手のひとりになりました。
見た目は女性のような体格をしているのですが、その身軽さを最大限に生かした走りが持ち味で、特に2000年代前半は、オートレース界のトップレーサーとして、地元船橋オートレース場では圧倒的な人気を誇っていました。
ただし、雨が降った時の成績がS級上位選手の中では極端に悪いのが特徴で、雨が降っているときは予想から外したほうが賢明かもしれません。
しかし、逆にいえば天候が良い場合の勝率はすさまじく高いということになります。
中村 雅人選手
(出典:オートレースオフィシャル)
中村雅人選手も、池田選手同様もともと船橋オートレース所属の選手でしたが、川口オートレース場に所属をうつした選手です。
2003年にデビューし、2007年にはG1レース初優勝しました。
それから3年後の2010年には年末のスーパースター王座決定戦にてSG初優勝を果たしています。
2013年にも同じくスーパースター王座決定戦で優勝するなど、着実に実績を伸ばしていきました。
中村選手にとって大きな飛躍の年となったのが2015年で、この年は15連勝、そして年間84勝という、2つの新記録を樹立しています。
中村選手は高校時代にボクシング部に所属したいたことから、自分の愛車にはボクシングにちなんだ名前を付けていることで有名です。
佐藤 摩弥選手
(出典:オートレースオフィシャル)
佐藤摩弥選手は、川口オートレース場所属の選手ということもあって、本レース場を得意としています。
名前からもわかるとおり、佐藤選手は女性レーサーで、2011年にデビューしました。
実は佐藤選手は44年ぶりに女性オートレースに出場した女性選手で、オートレース界においてもずっと待たれた存在といえるでしょう。
「サトマヤ」の愛称で親しまれ、女性レーサーということもあり、男性ファンからは絶大な人気を誇っていますが、ルックスでの人気だけではなく実力も本物です。
女性選手がほとんどいないので、女子限定のレースというものはなく、常に男性と混じってレースをしている状態でありながら、S級上位を維持しています。
ただし雨のコースはあまり得意ではないようで、勝率はあまり高くありません。
大木 光選手
(出典:オートレースオフィシャル)
雨が降って湿走路になると、勝率の高い選手の顔触れは大幅に変化します。
地元川口所属の選手が圧倒的に強くなるだけではなく、どちらかといえば軽ハンデの選手が上位にランクインします。
そんななかでも、川口オートレース場の湿走路での勝率が特に高い選手のひとりが、大木光選手です。
2020年8月時点での直近のデータでは、湿走路での1着率が7回中5回、さらに連対率は100パーセントと、驚異的な数値です。
川口オートレース場だけではなく、雨の日に太田選手が出場していたら車券に絡めるよう検討しておいたほうがよさそうです。
川口オートレース場の概要
川口オートレース場は、埼玉県川口市にあるオートレース場です。
5つあるオートレース場の中でも、売り上げや入場者の数ともに第1位を誇っています。
また、「オートレースのメッカ」とも呼ばれており、重賞レースの際は大いに盛り上がります。
敷地を有効利用してバンク内には、「交通児童公園」が設置されているのが大きな特徴です。
交通児童公園は、レース非開催時に近隣の幼稚園に通う園児、または小学校に通う児童に向けて、交通安全指導をするために利用されています。
川口オートレース場では、、気軽にレースを観覧できるスタンド席のほかに、快適な環境でレースを見学できる有料席もいくつか設けられていますが、そのなかでも特に注目したいのが、1号館スタンド3階に24席設けられている、「ロイヤルルーム」です。
ここは年会費を支払っていなければ、なかに入ることすらできない場所で、施設内ではコンパニオンが案内してくれるなど、オートレース場にいることを忘れてしまうようなおもてなしを受けることができます。
座席はもちろん特等席で、レースでもっとも暑い駆け引きが行われる、第1、第2コーナーをじっくり観覧することが可能です。
川口オートレース場の歴史
川口オートレース場が開設されたのは、1952年2月1日で、その後1955年1月15日に初レースが開催されました。
しかし、当時はダートコースであり、現在のような舗装されたアスファルト道路となったのは1967年になってからです。
また、川口オートレース場は、元SMAPの森且行が所属しているということもあって、オートレーサーに移籍したばかりのデビュー戦では多くの女性ファンが殺到し、この日の川口オートレース場は入場者が3万5千人と、これまでにないほどの人数となりました。
また2018年まで8月の第1土曜、日曜日の2日間は「たたら祭り」のメイン会場として利用された経緯があり、地元の選手も各種イベントに参加するなど、とても評判がいいイベントでした。
川口オートレース場のアクセス
住所 | 埼玉県川口市青木5丁目21-1 |
電話番号 | 048-251-4376 |
アクセス | JR京浜東北線「西川口駅」からバスで25分(無料送迎バス有) |
ホームページ | https://www.kawaguchiauto.jp |
まとめ
川口オートレース場は、5ヵ所あるオートレース場の中では最も入場者数、売り上げともに多いレース場で、「オートレースのメッカ」とも呼ばれています。
本オートレース場がある埼玉県は内陸部にあることから、夏は全国屈指の暑さを誇り、冬は大きく冷え込むという、寒暖差が激しいことが大きな特徴です。
したがって夏場は前方からスタートする軽ハンデの選手が、冬場は後方から抜き去りやすいため、重ハンデの実力選手がより有利になりやすいことを考慮して予想しましょう!