伊勢崎オートレース場で勝つための予想法!レースの傾向や特徴について徹底解説!
オートレース場は全国に5か所あります。
レース会場では動画などのライブ中継では感じられない、エンジン音の迫力や地響きを感じることができますし、自分の目でエキサイティングなレースを見学することで、よりオートレースの楽しさが増していくことでしょう。
本記事では、伊勢崎オートレース場の特徴や、本レース場所属の有力選手について解説していきます。
伊勢崎オートレース場のオーバルコースの特徴
オートレース場は、バンクに違いのある競輪場と比べ、コースに違いがないのが特徴です。
オートレースでは、「オーバルコース」と呼ばれているコースを利用してレースがおこなわれています。
コースは楕円形となっており、コーナーには傾斜がついています。
オートレースでは、楕円形のコースを通常8台で6周し、順位を争います。
しかし、オートレースのオーバルコースは、平坦なコースとなっているわけではありません。
4つあるコーナー付近には、「バンク」と呼ばれる傾斜がついており、これによってコーナーでもバイクは速度を落とすことなく走行できます。
このバンクの存在が、オートレースをスリリングな展開にさせている要因のひとつです。
伊勢崎オートレース場で勝つための予想法
オートレースで車券の的中率をアップさせるためには、オートレース場ごとのデータをしっかりとチェックする必要があります。
伊勢崎オートレース場に限らず、全オートレース場に共通するチェックしておかなければいけないデータというものも存在するので、直前情報は常に確認しておきましょう。
本項目では、車券の予想をする際にチェックするべきデータについて解説していきます。
伊勢崎オートレース場の各コース勝率
各コースの勝率について確認すると、予想の際の参考になることもあります。
各コースで勝率はどのようになっているのかを確認していきましょう。
伊勢崎オートレース場で、2019年度に開催されたすべてのレースの各コース別の勝率は以下のようになっています。
各コース勝率
車番 | 勝率(%) | 2連対率(%) | 3連対率(%) |
1 | 9.5 | 19.5 | 28.4 |
2 | 9.7 | 24.4 | 37.2 |
3 | 13.3 | 26.6 | 38.0 |
4 | 10.2 | 20.6 | 33.4 |
5 | 9.7 | 20.8 | 32.3 |
6 | 9.6 | 20.9 | 32.8 |
7 | 10.2 | 22.7 | 39.4 |
8 | 27.9 | 45.0 | 59.3 |
(2019年データ)
全体を見てみると、8番の勝率などがほかの車番に比べるとかなり高くなっています。
つまり伊勢崎オートレース場では、8番が有利になりやすいといえるでしょう。
しかし、それでも1着の勝率が3割台となっており、際立って高い確率となっているわけではありません。
そのほかの車番は3コースが若干高めではありますが、どのコースもそこまで差はありません。
オートレースでは出目買いはあまり有効とは言えず、しっかり予想して車券を買うことが必要だということがデータからもわかります。
伊勢崎オートレース場の気候
オートレースは天候によってレース結果が激変する公営競技です。
天候はその日によって変化するため、実際の影響はその日になってみなければ予測することはできませんが、日本は地域によって気候が大きく変わります。
その為、レース場がある地域の大まかな気候を知っておくことは、決して無駄ではありません。
伊勢崎市がある群馬県は、地域によって気候が大きく異なるのが特徴で、伊勢崎市がある中部地域は「温帯夏雨気候」という気候区になっています。
夏場は、赤城山や秩父山地などからのフェーン現象と、東京都心のヒートアイランド現象によって全国屈指の猛暑日となることも多いです。
路面温度が高くなると、タイヤが柔らかくなってしまうことによって後方からの追い上げが難しくなるので、前方の選手が有利になります。
冬場は真冬日になることはあまりないものの、季節風が強く吹くこともあって、風の影響は多少あるかもしれません。
冬場は路面が冷たいため夏とは逆にスピードに乗りやすく、後方の重ハンデ選手が有利になる傾向にあります。
伊勢崎オートレース場の最高配当
伊勢崎オートレース場では、2006年5月22日の第12レースで、1,572万1,720円という高配当を記録しており、これは現在オートレースにおける史上最高配当となっています。
車券の賭け式は3連単で、着順は5番・8番・1番、全336通り中、332番人気という人気薄の車券でした。
ちなみにこの車券を的中させた人は、わずか1名です。
全レース場に共通する予想の際にチェックしたいポイント
オートレースの予想をする際に、まっさきにチェックしなければいけないのが「選手ごとのハンデ」です。
オートレースはオープン戦と呼ばれる横一直線でのスタートとなるレース以外は、すべてハンデ戦となり、選手の直近の成績によってスタート位置が異なります。
注目している選手がどの位置からスタートするかを確認し、前に出るのが難しそうであれば、買い目を変更することも検討しなければいけません。
もちろん、直近の成績や連対率も予想の際には重要な情報となります。
直近で高順位をキープしている選手は、調子がよいと考えておいたほうがよいでしょう。
ただし、ハンデによるスタート位置で普段通りの調子が出ない時があるのが、オートレースの予想の難しいところです。
あとは、平均STも重要です。
スタートダッシュでいかに前方に出れるかが勝負の分かれ目となるので、スタートダッシュが早い選手は基本的に有利です。
レース当日にチェックすべきは「天候」と「試走」
レース当日にチェックしておきたいのが「天候」と、「試走」です。
試走では、選手が全速力でコースを走行します。
このタイムが早ければ早いほど、マシンも選手も調子がよいことになります。
ただし、ハンデがあるのでゴール時のタイムと、実際のスピードには若干の差が出てくる点には注意が必要です。
天候についてですが、オートレースは天候によって大きくレース展開が変わります。
特に厄介なのが試走では晴れていたのに、レース直前で雨が降ってきたときです。
オートレースでは、試走時に使用したタイヤをレース本番でもそのまま使用しなけければいけないというルールがあります。
晴天用のタイヤで濡れている路面を走ると本来の走りがまったくできなくなるので、時には車券を買わないという選択も必要となってくるでしょう。
伊勢崎オートレース場所属のトップ選手を要チェック!
オートレースの選手は、それぞれ各レース場に所属しています。
地元の競艇場は普段から練習等で乗りなれているということもあり、遠征先のレース場と比べると勝率が高くなる傾向にあるので、チェックしておくとよいでしょう。
本項目では特に伊勢埼オートレース場所属の選手のうち、ランキング上位に位置している選手を紹介します。
選手ごとの勝率などは、ネットでデータベース化されているので、気になる選手は勝率や直近の順位などをチェックするとよいでしょう。
青山 周平選手
(出典: オートレースオフィシャルサイト)
青山周平選手は、もともと船橋オートレース所属の選手でしたが、本レース場が閉鎖したため、2016年より伊勢崎オートレース場の所属となりました。
オートレース転向前はロードレースライダーとして活躍し、チャンピオンにも輝いています。
デビュー前から「10年にひとりの逸材」と言われており、ファンからの注目は高かったのですが、デビュー後はその期待に恥じない活躍ぶりを発揮しています。
2020年4月には、デビューから8年8ヶ月で500勝を達成しました。
それまでの最短記録が10年4ヶ月だったので、その記録を2年近く更新したことになります。
早川 清太郎選手
(出典: オートレースオフィシャルサイト)
早川清太郎選手がオートレースを知ったのは、東京に上京後、友人と共にレースを観戦したのがきっかけでした。
その後プロのレーサーとして2004年にデビューすると、デビュー戦で1着になります。
2009年にG2レースに初優勝すると、ほぼ毎年のように重賞レースで優勝しています。
まだSG戦では優勝していませんが、優勝戦に食い込むだけの実力は十分もっている選手です。
以前はスタートの遅さがネックとなっていましたが、最近ではスタートで出遅れるようなことが少なくなったどころか、ここぞというときには勝負をかけてくるなど、スタート巧者になりつつあります。
高橋 貢選手
(出典: オートレースオフィシャルサイト)
高橋貢選手は、オートレース界の歴史にこれから先もずっと名前を残していくであろう、「生けるレジェンド」とも言うべき選手です。
SG優勝回数、全国ランキング1位獲得回数をはじめ、高橋選手が史上最多記録を持っている記録は数えればきりがありません。
既にベテランの域に達している選手ですが、直近では2017年にSGレースを制覇、2019年にはGⅡ戦を勝利するなど、ここぞというときの勝負強さは健在です。
吉原 恭佑選手
(出典: オートレースオフィシャルサイト)
吉原恭佑選手は、コースが好条件のときは順位に見合うような戦績は残せていません。
しかし、雨が降って湿路面となったときの強さは凄まじいものがあり、直近180日の3連対率はなんど100パーセントです。
雨が降っているレースで吉原選手が出場しているときは、買い目に加えておいて間違いありません。
新井 恵匠選手
(出典: オートレースオフィシャルサイト)
新井恵匠選手は、これまでの4選手と比べればまだ実績は少ないものの、2019年にはG1戦をはじめて制覇するなど、これからの活躍が期待できる選手です。
ちなみにG1初優勝を決めたダイヤモンドカップでは準決勝から雨が降るという悪条件であり、なおかつ新井選手は7枠から4番手スタートと、決して有利な条件ではありませんでした。
しかし、6周目で2番手に進出すると、巧みなハンドルさばきで前方の選手を猛追し、7周目最終コーナーでトップに立ってそのまま優勝を決めています。
伊勢崎オートレース場の概要
伊勢崎オートレース場は、群馬県伊勢崎市にあるオートレース場です。
本オートレース場は、ほかのオートレース場に先駆けて、2007年10月より一般観覧席を無料にしました。
そのため、スタンド席でレースを観戦するだけであればお金は一切かかりません。
有料の観覧席もあるので、じっくりレースを観戦したいという人は有料観覧席を利用するとよいでしょう。
特に特別観覧席はメインスタンドの中央に位置していて、コース全体を見渡せるだけではなく、ソフトドリンクの無料サービスもあります。
また、オリジナルグッズも多数展開していて、本オートレース場在籍のトップ選手である青山周平選手や高橋貢選手のTシャツなどが販売されています。
さらにオートレース場内にはたくさんの飲食店があります。
さまざまなグルメを楽しむのも、オートレース場での楽しみのひとつです。
売店は1号店から10号店まであり、焼きそばや味だこをはじめとした、さまざまなファストフードが売られています。
もちろんテイアウトして座席で食べることもできるので、レースの合間ごとに違ったものを食べてもよいでしょう。
また場内にはレストランも併設されており、ゆっくり食事をしたい人はそちらがオススメです。
レストランのメニューも一部テイクアウトが可能となっています。
伊勢崎オートレース場の歴史
関東地方にはもともと東京都に「多いオートレース場」というオートレース場があったのですが、当レース場は1973年に廃止されることとなりました。
その代わりとして建設されたのが、伊勢崎オートレース場です。
1976年10月8日に初レースが開催され、そののち1989年にはオートレースではじめてのナイターレースが、ここ伊勢崎オートレース場にて開催されました。
伊勢崎オートレース場のアクセス
住所 | 群馬県伊勢崎市宮子町3074 |
電話番号 | 0270-24-5780 |
アクセス | 伊勢崎駅からバス・タクシーで約10分、無料送迎バスあり |
ホームページ | https://isesaki-auto.jp |
まとめ
伊勢崎オートレース場は、群馬県伊勢崎市にあるオートレース場です。
群馬県は夏場が特に暑くなる地域であり、伊勢崎市も全国屈指の猛暑地となっています。
夏場はタイヤの食いつきが悪いため後方からの追い上げが難しく、前方の軽ハンデ選手が優勢になりやすいです。
同レース場所属の選手では、現在2強の一角である青山周平選手と、輝かしい記録を多数持っているレジェンド高橋貢選手に注目しましょう。