競輪のギア比とは?倍数やギアにまつわるルールを徹底解説!

競輪のギア比とは?倍数やギアにまつわるルールを徹底解説!

「予想紙に書かれているギア比、ギア率ってなんだろう…」
「ギアの数字による違いはなんだろう…」
「予想するときの活かし方を知りたい…」

予想紙に書かれているけど、イマイチ意味を理解していない方も多いのではないでしょうか。
今回は、競輪にまつわる「ギア・ギア比」の秘密に迫ります!

競輪のギアとは?

一言で表すと「ペダルの重さ」です。
数字が小さければペダルは軽くなるし、数字が大きければペダルは重くなります。
選手がパフォーマンスを最大限発揮するために、自分の足や戦略にあったギア数にしています。

ギアを知るためのキーワード

ギアにまつわるキーワードをご紹介します。
知っておくと自転車の見方も変わって、より競輪を楽しめるはずです。

大ギア

足を漕ぐペダルの根本にあるギアを「大ギア」といいます。

小ギア

後輪の根本にあるギアを「小ギア」といいます。
名前の通り、サイズも「大ギア」よりも小さいです。

ギア比率

大ギアの歯車の数と、小ギアの歯車の数を割った数字です。
この数字が出走表に掲載される数字となります。
ギア比、ギア率は同じ意味です。

例: 50(大ギア)÷13(小ギア)=3.84(ギア比)

競輪の競技用自転車は「レーサー」と呼ばれており、「レーサー」は変速機が搭載されていません。
「大ギア」と「小ギア」の歯車の数で決められた単一の「固定ギア」を採用しています。

ギア数値を上げるメリット・デメリット

ギア数値を上げる事で走る際にどのように変わるのか、レースにおける変化をご紹介します。

ギア数値を上げるメリット
・ペダルを漕ぐ際、少ない回転数で走向スピードを上げやすくなる
・ギア比が小さいレーサーに比べて少ない回転数で走れるので、番手選手は体力温存しやすい
ギア数値を上げるデメリット
・ギア比の数値が高いとペダルは重くなる
・ギア比の小さい数字のレーサーに比べて、スピードが上がるまでに時間がかかりやすい
・ペダルが重い分、脚力が必要
脚の筋力がある選手ほど、ギア比の数字を大きくなる傾向にあります。
脚の筋力よりもスタミナに定評がある若手選手や持久力の高い選手は小さな数値にしているので、決まり手や成績と一緒に見比べながら予想してよう!

ギア数値のルール

ギア数も、なんでもよい訳ではなく、上限と下限の数値は男女ごとに決まられています。
ここからはギア数値に関する情報をお伝えします。

男子選手

男子選手のギア比は「4.00未満」にすることが定められており、上限ギア比は「3.93」となります。
下限ギア比は「2.75」です。

女子選手

女子選手の上限ギア比数は「3.80未満」にすることが定められており、上限ギア比は「3.79」となります。
下限ギア比は男子と同じ「2.75」です。

ギア比は男子が「3.92」、女子が「3.71」が主流な数値になります。

ルールが設けられた理由

2014年頃までは男子の上限は「4.58」でした。
しかし、同年ごろからギア比「4.0」を使用していた「山崎芳仁選手(福島/88期)」が連勝し、大会でもタイトルを総なめにしたことから男子競輪界にギア比「4.0」ブームを起こしました。

このブームがきっかけとなり、番手選手がギア比「4.0」を使用するようになりました。
レース終盤まで体力を温存して、最後に捲り・差しで上位入着するレースが目立つようになり、「レース展開がワンパターン化して面白くない」と嘆く競輪ファンもいたほどです。

このままでは良くないと判断した競輪運営側は、2014年12月31日以降に、開催初日を向けるレースにギア比の規定を設けました。

ギア比のパターン(数値)の一覧

ギア比を決める際の「大ギア」、「小ギア」の組み合わせ一覧表です。

男子

男子競輪のギア比のパターン(数値)の一覧※グレー色の部分の組み合わせは使用することができません。

女子

女子競輪のギア比のパターンの一覧※グレー色の部分の組み合わせは使用することができません。

(参照: keirin.jpオフィシャルサイト)

まとめ

ギアは重ければ良いわけではなく、選手が自分の体力レベルに合わせて調整をしています。
ライン先行の選手がギア比の数値が大きくて、決まり手に「逃げ」が多ければ、かなり脚力の強い選手です。
ラインの番手後方にいる選手でギア比の数字が大きく、決まり手に「捲り・差し」が多ければ、レース終盤での追い上げが期待できる選手と言えます。

レース予想に迷った時は、ギア比の数字に注目してみましょう!